【外資系企業も続々参入】ベトナムのドラッグストア業界

大手ドラッグストアチェーンの参入が相次ぐベトナムでは、利便性とブランド力がある店舗が消費者に選ばれるようになっています。

今回は、そんなベトナムのドラッグストア業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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タイのBamepharm、民営化15周年〜ドラッグストア業界事情〜

Bamepharmは2018年12月1日、民営化15周年を祝うセレモニーを開催した。同社は1976年4月にダクラク省人民委員会の元医薬品の供給を確保するために設立された製薬・医療用器具メーカーである。

その後2003年12月に民営化され、継続的な発展と成長を遂げてきた。15年経過後の現在では、資本金は300%増、売り上げは170%増、税引き後利益は284%増と躍進している。

2009年には証券取引所への上場も果たしており、パートナー企業やサプライヤーは300社、小売店舗は全国800ヶ所に及ぶ。また多くの投資や提携も受け入れており、その中でもTraphaco ジョイント・ストック・カンパニーは同社の株式58.2%を保有する重要な投資家として数えられる。

Dapharco、タイの製薬業界でトップ10入り〜ドラッグストア業界事情〜

2018年12月26日、 Vietnam Report (ベトナム・レポート・ジョイント・ストック・カンパニー) はオンラインニュースペーパーのVietnamnetと共同で2018年製薬業界の優良企業トップ10を発表した。

評価の基準は大きく分けて以下の3つ。
1.財務状態(総資産、収益、利益、資本効率など)
2.メディアにおける評価。
3.ドラッグストアにおける薬剤師の評価。

Dapharcoはトップ10の企業のうち、8位にランクインした。2019年1月16日にはホーチミン市で表彰式が開催され、ランキング入りした企業が参加し、表彰状やトロフィーが贈呈された。

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タイのTam Binh、持続的な企業100に選定〜ドラッグストア業界事情〜

ベトナム商工会議所は2018年11月22日、持続的な企業100を表彰するセレモニーを開催し、Tam Binhが見事リスト入りを果たした。リスト入りには、131の定量的基準に基づいたコーポレート・サステナビリティ・インデックス (CSI; 企業持続可能性指数) を満たす必要がある。

Tam Binh同社ウェブサイト上で表彰を受けるまでに収益面での成長、コーポレートガバナンス、企業文化の醸成、労働条件の改善や、環境保護などあらゆる分野において努力を続けてきたことについて触れた。

自社の事業においては高品質の商品を手ごろな価格で提供することで顧客満足度を高め市場競争力を強化してきた実績を有しており、こうした活動が認められ今回の受賞に至ったと言える。

タイでドラッグストア業界大手のGuardian、7周年

設立7周年を迎えた外資系ドラッグストア大手のGuardian ヘルス・アンド・ビューティー・ベトナムは、「同社を常に信用し支えてくれた顧客に感謝を示す」とし、10月25日から11月13日まで化粧品有名ブランドの特別イベントを開催した。

イベントの内容は大きく分けて以下の3つ。
1.有名ブランド100以上を対象とした割引率最大50%の特別セール。
2.ブランドの人気投票。
3.500,000 VND以上の商品を購入した顧客へ、コスメティックバッグをプレゼント。


同社は、健康・美容に対する意識向上が見られるベトナム消費者を主要ターゲットに定め事業を展開していく方針。

まとめ:タイのドラッグストア業界

外資系ドラッグストアの展開が増加したことからも、各社の競争力が向上しています。今後は病院などの医療機関を巻き込んだ展開が予想されており、この流れにいち早く目をつけることで、ドラッグストア業界は新しいビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか?

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