【統計データで解説!】中国の飲食・製造業(食品)業界の最新トレンド・業界事情

china-food

この記事では、統計データを用いて中国の飲食・製造業(食品)業界の最新情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

[toc]

中国の飲食・製造業(食品)業界 業界地図はこちら!
目次

中国の外食・中食事情〜統計データ〜

中国飲食業界の収入規模

中国の飲食店市場は近年、急速な成⻑を維持していたが、コロナ禍の影響により市場規模は大きく減少し、2020年の売上規模は2019年比15.4%減の3952億7000万元となった。しかしながら、2021年は4689億5000万元と持ち直している。

また2020年はコロナ禍の影響を受け、資金繰り不足、在庫滞留などの原因により多くの小規模個人店が閉店せざるを得ない一方、チェーン店の割合が増えた。また中国のチェーンレストラン市場は、2016年の約4021億元から2020年には約5929億元に増加している。

飲食店業界全体で見ると日本や米国よりもチェーン店の割合は少なく、2020年の中国の飲食店のチェーン率は約15%となっており、伸びしろはまだまだ大きいといえる。

中国飲食業界収入規模(2022)

出典:中华人⺠共和国国家邮政局

ファストフード業界の市場規模

中国2021年の中国のファストフード業界の市場規模は、コロナ禍による影響から徐々に回復し、2021年には10994億元とコロナ禍前の水準を超えた。そんな中国のファーストフードは欧米の影響を受けながら近年急速な発展を遂げてきたが、現在中華系ファストフードが中国ファーストフード業界のほぼ7割を占めている。

中華系ファストフードのブランドジャンル別にみると、ご飯系のブランドが2418と一番多く、軽食系が1328、麺系が743、肉まん系が328、餃子雲吞系が315と続く。また中国料理協会のデータによると、中華系ファーストフードの主要消費者はホワイトカラーで全体の44%を占めている。

この要因の一つとして、中華系ファストフードは主にビジネス街やオフィスビルなどのオフィス街に多く、欧米系ファストフードは地域社会や交通の要所など人通りの多い場所に覆いといった傾向があることが挙げられている。

中国のファストフード業界市場規模(2022)

出典:乡村基招股说明书

中国のカフェ・スイーツ事情〜統計データ〜

中国のコーヒー豆消費量

現在、中国のコーヒー豆の栽培に適した自然条件の良い地域は主に雲南省で、プーアル茶で有名なプーアル市や、徳宏市、臨滄市、宝山市などが主な産地となっている。また全国のコーヒー農園の98%の面積とコーヒー生産の99%がここに位置している。

2021年、中国雲南省のコーヒー豆の栽培面積は約139万ムー、生産量は14万300トンに達し、2020年と比較して3.85%増加している。さらに中国のコーヒー豆の消費量も近年は年々増加傾向にあり2021年には、年間237,600トンとなっている。

しかしながら近年、中国産コーヒー豆よりも、ブラジルなどの中高級コーヒー豆の需要が徐々に高まっていることもあり、2020年には71,000トンであったコーヒー豆の輸入量が2021年には123,000トンに、51,000トンであったコーヒー豆の輸出量は27,000トンに減っており、今後も輸入コーヒー豆の需要アップの流れが続く可能性が高いと言われている。

出典:中华人⺠共和国国家邮政局

中国の挽きたてコーヒー市場規模

近年、中国では珈琲を飲む人が徐々に増えている。挽きたてコーヒーの市場規模は、コーヒー産業全体の規模に占める割合が2013年には3.65%だったものの2021年には7.94%と増加している。また、中国の挽きたてコーヒー産業の市場規模は、2021年に89億7000万元に達し、2020年から26億4000万元増、前年比41.71%増となっている。

しかしながら、他の先進国と比較すると、中国のコーヒー市場はまだ発展途上の段階にあり、2021年の中国大陸での一人当たりの年間コーヒー消費量はわずか8.8杯と、2013年の3.2杯と比べると増えているが、先進地域や先進国の数百杯/年の水準には遠く及ばない。しかし、今後は若年層による消費向上も期待されることから、中国のコーヒー市場は将来的に持続的に成⻑できると期待されている。

出典:产业信息网

中国の飲食・製造業(食品)業界地図はこちら!

中国の加工食品事情〜統計データ〜

コンビニエンスフード市場規模

中国のコンビニエンスフードとは、大きく分けて「調理済み食品」「冷凍食品」「即席めん食品」「缶詰」「宅食」の5つがあり、近年は、中国経済の急速な発展や食生活の変化に伴い市場規模が2017年の4133億元が2021年には5065億元と拡大している。なかでも冷凍食品は主要カテゴリーの一つであり2021年は1542億人⺠元に達し、コンビニエンスフード市場の全体の30.4%を占めている。

逆に近年成⻑が見込まれていた即席めんは、需要が減少しており、生産量も年々減少。2017-2021年、中国の即席麺生産量は1130万2000トンから513万トンに減少している。またコンビニエンスフードは人気があり、販促効果の高い食品であることから投融資額もコロナ禍に入ってからというもの上昇傾向にあり、2020年、中国のコンビニエンスフードの投融資は1兆609億元であった。2021年以降、中国のコンビニエンスフード投融資フィーバーは続いており今後も市場の拡大に期待が持てるといえる。

中国のコンビニエンスフード市場規模(2022)

出典:观研

調理済み商品の市場規模

近年、中国経済の持続的な発展と住⺠の所得水準の向上による、食品消費、社会生活パターンの変化よって、調理済みの料理が徐々に受け入れられるようになってきたこと、家賃や人件費の高騰により、レストラン側でコストダウンや効率化の要求が高まっていること、小家族化の進展と若者の調理技術や行動力が低下していること、新小売スーパーなど新しいチャネルの台頭により、調理済みの惣菜がより多くの消費者に届くようになったこと、外食チェーン率の上昇に伴い、チェーン店側が食の安全、店舗スタッフのオペレーション軽減を求め自社でセントラルキッチンを構築したり、第三者から既製半製品を購入することが増えたこともあり中国の惣菜市場規模は2017年の1457億元が2021年には3108.2億元まで拡大している。

また、一部の大型企業が市場に参入し始め、成熟した販売ルート、コールドチェーン物流システムを構築し、ECでの販売も行なっている。

中国の惣菜業界市場規模(2022)

出典:观研

中国の食品卸事情〜統計データ〜

中国飲食業界収入規模

業界の健全な発展と食品安全の質を高めることを目的に、近年中国では食品製造業の再編と最適化を促進するため、新たな国家食品基準を導入した。その結果、生産条件を満たさない多くの食品製造企業が生産の停止、生産の転換、市場からの淘汰を余儀なくされている。

そのこともあってかここ数年は食品製造企業の数は2019年まで停滞気味であったが、2020年に持ち直し、市場規模も2018年から踏ん張り、2021年には2.12兆元まで回復してきている。

また世界的に有名な食品製造会社が中国市場に参入するケースが増加し、先進的なビジネスコンセプト、豊富な管理経験、科学的な運営モデル、サービス品質基準が、中国の食品製造企業に徐々に統合されていると同時に、中国の食品製造企業は積極的に海外市場を開拓をするケースも近年はみられるようになっている。

中国の食品製造業営業収入規模(2022)

出典:中商产业研究院

中国の総合商品サプライチェーンサービス市場

中国における食品サプライチェーン統合サービスの市場は、経済成長やサプライチェーン全体で製品を監視・管理をする技術数の増加に伴い、市場規模は2017年の2241億7000万元から2020年には3兆74億元まで拡大を続けている。近年は品質管理にも力を入れており、中国政府は一連の食品安全関連法規を制定し、食品安全に関する特別な是正作業が行われている。

また、事業者は継続的な規制と日々の検査にさらされている。製品の品質は、原材料の調達、生産工程、倉庫などのサプライチェーン全体のプロセスの体系的な管理に依存しているため、新規参入者が短期間で一定の品質を達成することは困難だともいわれており、中国の食品サプライチェーンサービス統合業界は参入障壁が年々高くなっている。

中国の総合食品サプライチェーンサービス市場(2022)

出典:中商产业研究院

中国の飲食・製造業(食品)業界地図はこちら!

中国の飲料事情〜統計データ〜

中国の炭酸飲料系生産量推移

2018年以降、中国の炭酸飲料系生産量は年々増加傾向にあり、2021年の中国の炭酸飲料カテゴリー(清涼飲料水)生産量は2337万3000トンとなっている。炭酸飲料の消費は主に16〜25歳に集中しており、生産拠点は中国の東部(北京市、河南省、山東省など)や南部(広東省、上海市など)地域に偏っている。

しかし、お茶飲料や他の健康飲料を好む人が多いのに対し、炭酸飲料はここ数年値上がりが見られず、低価格帯での販売が維持されている。よって、中国の炭酸飲料市場規模は2014年の788億元から2020年には885億元と、年平均成長率はわずか1.9%となっている。

一方で、近年中国では糖尿病患者の増加や人々の健康志向の高まりを背景に、炭酸飲料も構造変化を始めており、無糖炭酸飲料系のシェアと市場規模が徐々に上昇しており、2014年から2020年にかけて、中国における無糖炭酸飲料の市場規模は6億中国元から66億9000万中国元に成長し、平均年平均成長率は41.13%となっている。

中国の炭酸飲料系生産量推移(2022)

出典:中华人民共和国国家邮政局

中国の果汁飲料業界の市場規模

近年は中国経済の安定した発展、都市化プロセスの加速、コールドチェーン物流システム構築の政府の推進により、中国の果汁飲料市場規模は安定成長を維持していて、2021年の中国の果汁飲料産業の市場規模は1287億1000万元まで拡大している。

また、中国の果汁飲料の小売チャネルは、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ECプラットフォーム、搾りたてジュース専門店、レストラン、自動販売機などで、中でも、スーパーマーケットの販路が最も多く、60.9%を占めている。

次いで、コンビニエンスストアが14.9%で、eコマースプラットフォームが13.1%となっており、フレッシュジュース店、レストラン、自動販売機のシェアはそれぞれ5.5%、5.2%、0.4%とまだまだ少ない。

中国の果汁飲料場規模

出典:中华人民共和国国家邮政局

中国の飲食・製造業(食品)業界地図はこちら!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次