インドネシアの語学学校業界は、都市部の中間層の間で外国語教育に関心が高まったことや海外留学者が増大したことなどを背景に急成長を遂げています。2022年度も語学学校大手のIALFやITCは、国内外の大学と連携して、海外留学希望者をターゲットしたプログラムを実施しました。
今回は、そんなインドネシアの語学学校業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
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2022年 インドネシアの語学学校(教育)業界
IALF、インフォセッションウィーク2023開催〜語学学校業界動向〜
海外留学を目指すインドネシア人が学ぶIndonesian AustraliaLanguage Foundationでは2023年2月19日、ホームページで「IALFGlobal-インフォセッションウィーク2023」の開催を案内した。
IALF GadingSerpongとIALF Jakartaでオーストラリアのトップ大学の学部および大学院プログラムを一般に無料で公開するイベントで、海外留学するための情報入手や相談が気軽にできるチャンス。1)オーストラリアのトップ大学の代表者とのライブ相談、2)各大学が提供する奨学金の紹介、3)学部および大学院の研究の準備方法、4)IELTSとPTEテストの詳細と準備方法などがわかる。
各大学の紹介スケジュールは、1)2月28日:Macquarie University、2)3月2日:UNSW (University of New South Wales)、3)3月4日:Australian National University (ANU)である。
出典:https://www.ialf.edu/infosession-week2023/
ITC、UPJ学生にTOEIC準備セミナー実施〜語学学校業界動向〜
インドネシアでのEducational Testing Services (ETS)のディストリビューターとしても知られているITC(インターナショナル・テスト・センター)は、2023年3月13日、ホームページでTOEIC準備セミナーを通じたUPJ学生のTOEIC理解を強化する取り組みについて紹介した。
このイベントは、南タンゲランのペンバングナン・ジャヤ大学(UPJ)からのTOEICテスト受験に対する学生の理解を深めたいという要請に基づき開会され、約200名の学生が参加した。
セミナーでは、TOEICの問題の構成と種類、回答のコツ、サンプル問題についてスピーカーから説明があり、受講した学生からは、リーディング・テストのヒントやコツが具体的によく分かったとの感想であった。
出典:https://itc-indonesia.com/itc-perkuat-pemahaman-toeic-bagi-mahasiswa-upj-melalui-toeic-preparation-seminar/
Jakarta Communication Club、2023新講座〜語学学校業界動向〜
1997年に設立されたインドネシア語コースと日本語コースのカリキュラムを持つ語学学校のJakarta Communication Clubは2023年2月&3月に開講するインドネシア語講座についてホームページで紹介した。
定員6枚の対面式一般クラスが3講座。1)入門コース(火&金)10:30-12:00、全24回受講料:Rp5,600,000、2)中級コース(水&金)8;45-10:15、全24回受講料:Rp6,000,000、3)中級コース(水14:15&金13:00)、全24回受講料:Rp6,500,000。
オンラインでのインドネシア語技能検定試験対策講座(12回)が3講座。1)D・E級(金)13:00-14:30、2)C級((金)13:00-14:30、3)C級(金)14:45-16:15である。能検定試験対策講座の受講料は問い合わせが必要とのこと。
出典:http://www.jccindonesia.com/WhatsApp%20Image%202023-02-20%20at%208.10.38%20PM.jpeg
Siki Bali、ITスキルと英語を学べる新プラン発表〜語学学校業界動向〜
日本人のためにインドネシア語レッスンを行うSikiBaliが2023年2月2日ホームページでユニークな新プラン発表。
キャッチは「ITスキルと英語を集中的に学べる新プラン登場!」「午前中はプログラミング、午後は英語の集中トレーニングで、キャリアアップしよう!」。プール付きリゾートアパート滞在、ランチ、送迎付きで2ヶ月¥598,000。
選べる3つのITスキルコース(日本語通訳サポート付きクラス)インドネシア大手IT企業でトレーニング。未経験から2か月でプロを目指すプログラム。コース1)フロントエンドコース:Webサイト構築者向け、コース2)バックエンドコース:バックエンドエンジニア向け、コース3)スマホアプリコース:スマホアプリを開発者向け。
出典:https://siki-bali.com/event/18
Wall Street、「国際的企業文化」トークショー〜語学学校業界動向〜
英語語学学校のWall Street Englishは2022年12月29日にホームページでWall Street EnglishがPurwadhika Digital Schoolと協力してウォールストリートイングリッシュBSDシティで「国際的な企業文化と環境への適応」と題する特別トークショーが開催されたことを報じた。
2022年12月20日に行われたこのトークショーは「国際企業の文化と環境に適応するための課題と戦略について」というテーマでPurwadhikaの卒業生、Wall Street Englishの代表2名によるパネルで議論された。
英語を話す能力が国際的な職場環境で成功するためにいかに重要であるか。「国際的な企業で効果的に働くためには、英語力を確実にレベルアップさせ続ける必要がある」という結論であった。
出典:https://www.wallstreetenglish.co.id/gaya-hidup/berbincang-seputar-adaptasi-di-lingkungan-kerja-internasional-bersama-wall-street-english-dan-purwadhika-digital-school/
2021年 インドネシアの語学学校(教育)業界
インドネシアのSikiBali、地元の小学校に日本語教育導入に成功〜語学学校業界動向〜
インドネシアのバリ島の日系語学学校SikiBaliは、マハルディカ小学校が同社の日本語教育を導入することになったと報じた。
マハルディカ小学校はバリ島のデンパサールにある現地の小学校で、現在同社のオンライン日本語クラスを小学校1年生から6年生まで提供している。
企業向け日本語トレーニングとして、グループレッスン、プライベートレッスン、マンツーマン子供向け日本語クラスや企業研修を手掛けてきている同社にとって、今回の現地の小学校への日本語教育導入の成功は日本語教育ビジネスの新たな拡大のチャンスとなる。
出典:https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=3603022753133166&id=828292197272916
https://www.instagram.com/p/CRnIYs_lk1a/
https://siki-bali.com/about/nihongo
インドネシアのITC、1,000名の職業高校英語教師に無料WS開催〜語学学校業界動向〜
インドネシアの語学学校のInternational Test Center(ITC)はEducational Testing Service (ETS)と協力して、1,000名のインドネシアの職業英語教師を対象に無料で国際標準ワークショップを行うことを発表した。 2021年6月から8月までの期間で開催された。
目的は競争力のある次世代のインドネシアを実現するために職業高校(SMK)の卒業生が職業スキルだけでなく国際言語でのコミュニケーション能力を持つように教育するという教育文化省の教育方針の実現を手助けすることである。
このワークショップは、www.itc-indonesia.comで直接登録でき、インドネシアのすべての職業高校の教師を対象としており、TOEICテストの準備をするための様々なテクニックと戦略を教える。
出典:https://itc-indonesia.com/1000-guru-bahasa-inggris-smk-berkesempatan-menjalani-workshops-berstandar-internasional-pada-bulan-juni-hingga-agustus-2021/
インドネシアのSelnajaya、JLPT対策オンライン日本語教室開催〜語学学校業界動向〜
インドネシアで日本語を教える日系の語学学校OS-Selnajayaは2021年7月28日に「オンライン日本語教室」について案内した。
OS-Selnajayaでは日本語能力試験(JLPT)N3~N5レベルの試験対策を行うオンライン日本語教室を開催している。スケジュールは毎週月曜日と水曜日、時間は19:30~21:00、授業回数は10回。生徒数は1クラス最大10名。参加登録はすでに開始されており、定員数に達した段階で締め切るとのこと。
N3レベルの授業料は1レッスン90分で8万ルピア×10回=80万ルピア。N4レベルは1レッスン90分で7万ルピア×10回=70万ルピア。N5レベルは1レッスン90分で6万5千ルピア×10回=65万ルピアとのこと。登録料は無料。
出典:https://www.facebook.com/OSSelnajaya/posts/4540038522674965
Kaplan Edupacインドネシア、バーチャル大学フェア開催〜語学学校業界動向〜
インドネシアで海外留学をサポートする米系外国語学校Kaplan Edupac Indonesiaは「Global University Fair」が開催されることを報じた。
バーチャルで行われるこのフェアの開催日時は8月24日19時から21時30分。参加費用は無料。ただし定員が限られているので、申し込み順で定員に達し次第締め切るとのこと。
参加する大学はUniversity Canada West、Gisma Business School、University of Law、Arden Universityなど英国、カナダ、ドイツ、シンガポールなどの大学である。参加すると、各大学の代表者にオンラインで直接質問できる。総額580万ドル以上の奨学金申し込み方法や専門家による入試準備に関するアドバイスなども得られる。
出典: https://www.facebook.com/KaplanEdupacIndonesia/posts/4104699239565408
インドネシアのIALF、GLOBAL VIRTUAL EXPO 2021開催〜語学学校業界動向〜
インドネシアで海外留学をサポートする語学学校Indonesian Australia Language Foundation(IALF)は「IALF GLOBAL VIRTUAL EXPO 2021」を開催すると報じた。
2021年3月19日・20日の両日11時から16時オンラインで開催される。参加費用は無料。今回のEXPOに参加する海外の大学はオーストラリア7校、イギリス2校、ドイツ・フランス各1校の11校。大学院はオーストラリア9校である。
各大学の代表者とビデオ会議やチャットを通して大学の概要、奨学金制度、授業・研究内容、必要なIELTS&PTEスコアレベルなどが直接確認できる。そして、留学の準備の仕方もIALFグローバルカウンセラーからアドバイスがもらえる。
出典:https://www.ialf.edu/global-expo-2021/
2020年 インドネシアの語学学校(教育)業界
インドネシアのIALF、コンピューターベースのIELTSテスト導入〜語学学校業界動向〜
インドネシアで語学教育を行うIndonesian Australia Language Foundation(IALF)は、ホームページでIALFガディン・セルポン校として初めて2020年7月18日にIELTS(International English Language Testing System)のコンピューターベースでのテストを実施することを案内した。
従来、紙ベースで実施していた聞き取り・読解・筆記テストがコンピューターベースに代わる。会話テストは従来通り試験官と面談式で行われる。
テストには、一般トレーニングとアカデミックの2種類のモジュールがある。テスト料金はRp.2,900,000で、申し込みは試験日の4日前までとなっている。ネットでの支払いは、BCA, BNI と Mandiriのクレジットカード決済で受け付けている。
インドネシアのWall Street English、7校目をオープン〜語学学校業界動向〜
インドネシアの英会話学校の一つWall Street English(WSE)は、2019年11月28日のガンダリア・シティーのグランド・オープニング・イベントをホームページで案内した。
WSEは、ジャカルタ・タンゲラン(バンテン州)・バンドン(中部ジャワ州)・スラバヤ(東ジャワ州)の4都市で教室を展開している。ガンダリア・シティー校はジャカルタで4番目、全国では7番目の教室である。
今回のイベントには、インドネシアで有名なミュージシャン、Sandhy Sondoroが出演する。参加者はネットで申し込んだ先着100名限定で、Sandhyの歌だけでなく、ウォールストリートイングリッシュを無料で体験でき、有名なインフルエンサーや他のWSEメンバーとも交流できる。
インドネシア・アメリカ友好協会、高等外国語学校学長を公募〜語学学校業界動向〜
1959年に設立され、全国16州に70以上の英語教育の教室を運営する財団法人インドネシア・アメリカ友好協会(Yayasan LIA)は、STBA LIA Jakarta(LIAジャカルタ外国語高等教育機関)の学長の求人を2020年7月25日にホームページに掲載した。
以下のような条件を掲げている。「国家の教育制度を知り、経営能力を持ち、インドネシア市民権を持つ者。採用時に35歳以上であり、文学あるいは言語学で修士あるいは博士課程を修了した者。健康で、講師以上の肩書を持ち、5年以上の講義経験がある者。現在、LIAを含む財団の管理監督者などを務めていない」など。
申請書と履歴書の提出期限はWebで2020年8月10日16:00までとのこと。
インドネシアで語学学校業界大手のGakushudo、出版事業にも注力
インドネシアで日本語教育・漫画製作教育を行い、介護士看護師送り出し機関(LPK)を担うGakushudo(ガクシュウドウ)は、2020年7月15日に同社の出版事業について紹介した。
ガクシュウドウは1987年日本語学校として設立され、現在、ジャカルタに4校展開している。自身の学校で使う教科書だけでなく、広く一般に出版物を販売している。
ガクシュウドウの本は、Gramedia, Gunung Agung, Kinokuniya, TM Book Store, Rumah Bukuといった大きな書店で取り扱われているが、近年はネット販売の普及に伴い、Shopee Mallにも出店している。現在、日本語教科書・参考書・辞書・漫画教科書など42冊が扱われている。
インドネシアのITC、2つのWebセミナーを実施〜語学学校業界動向〜
インドネシアでETS(Education Test Services)のディストリビューターとして有名なInternational Test Center(ITC)は、2020年4月27日に2つのウェブセミナーについて案内した。
一つは「The English Series Session #3」で、2020年4月27日から毎週月曜日に行われる。サブタイトルは「上手なインタビューで仕事をゲットしよう」である。もう一つは「仕事の世界におけるデジタル・リテラシー パート3」で2020年4月28日から毎週火曜日に行われる。
これらは、4月・5月に、Webベースのビデオ会議を使って、オンラインで実施するウェブセミナー。Webのため、インドネシアのさまざまな地域から参加でき、音声と画像によってリアルに内容が伝わると紹介されている。
2019年 インドネシアの語学学校(教育)業界
語学学校業界大手のBerlitzインドネシア、オンライン学習を強化
インドネシアで英会話学校を展開するBerlitzが2019年2月4日、インスタグラムでBIO-Berlitz Indonesia Online Classについて紹介した。
このオンラインクラスはいつでもどこでも英語を学ぶことができ、プライベートクラスによるインタラクティブで柔軟な学習を求める人に最適だと紹介している。
特徴は次の5つ。①エグゼクティブ、主婦、若者など対象に応じ、興味あるトピックを提供。②より積極的に学習を支援するための電子書籍およびMP3オーディオ形式の追加学習教材を準備。③明確なシラバス、継続的な評価、および成果を測定するための最終テストを実施。④いつでもレッスンを繰り返すことができるようセッションを記録。⑤定期的レポートを発行。
語学学校業界大手のEFインドネシア、最新イノベーション開始
インドネシアの英語教室EF Indonesia(EF)は2019年2月11日、ホームページに英語学習法の最新のイノベーションを開始したことを発表した。
言語発達は、子どもの発達の重要な部分であり、最新の教育研究では、生徒にとってクリティカルシンキングスキル、創造性、コミュニケーションスキル、リテラシー(情報と技術)、社会的コラボレーションが将来成功するために必要だとされている。
EF English First for Kids&Teensは、2019年1月24日にEF Small Starsプログラムを開始した。EF Small Stars は3〜6歳の子供向けの英語教育プログラム。子供の年齢に合わせ、社会的スキルおよび感情的スキル、運動能力ならびに言語能力と認知能力を最適に発達させるよう設計されている。
インドネシアで語学学校業界大手のLPK Gakushudo、日本向け実習生募集
2019年8月12日にインドネシアの日本向け実習生送り出し機関のLPK Gakushudoはインスタグラムに実習生募集の案内を掲載した。
見出しは、「日本で経験を積み重ねたいと心に決めている人に対するお世話と日本語教育は無償!」とある。無償という意味のインドネシア語「GRATIS」が大きく書かれており、まず目に飛び込む募集案内である。
LPK Gakushudoは条件を満たすSMA(普通高校)/SMK(専門高校)の卒業生にチャンスを提供するとのこと。満足すべき条件とは、①25歳以下であること②インタビューに合格すること③研修に参加する準備ができていることである。
インドネシアのIALF、留学フェア開催〜語学学校業界動向〜
インドネシアで海外への留学をサポートする語学学校Indonesian Australia Language Foundation(IALF)は2019年4月18日にブログで「ジャカルタ教育フェア2019」が開催されることを案内した。
留学したいが行き先がわからないという悩みを持つ学生にとって、オーストラリア、イギリス、アメリカ、ヨーロッパの大学の代表者と直接会って、専攻、登録プロセス、奨学金などについて尋ねることができる絶好の機会だと紹介している。
メルボルン工科大学、ライデン大学(オランダ)など10校近い海外の大学が参加する。
2018年 インドネシアの語学学校(教育)業界
WSEインドネシア、アジア競技大会で通訳サービスを提供〜語学学校業界動向〜
イタリアで設立され世界28カ国にネットワークを展開するウォールストリートイングリッシュ(WSE)インドネシアは、ジャカルタで開催された2018年アジア競技大会の公式通訳に選ばれ、国外から参加する外国人選手や指導員、役員、ジャーナリストや外国人観光客らへの英語通訳サービスを提供した。
アジア競技大会開催期間中の公式通訳としてWSEから20名以上が派遣された。8月18日から閉幕式が行われた9月2日までの間、大会会場の主要な場所に設営された案内ブースで英語を話す外国人に対応した。大会には45カ国から13,000人以上の選手、コーチ、役員団が参加した。
WSEは同社ホームページで今回の通訳を通じて参加メンバーらが非常によい経験を得られ自信と誇りを持つことができたこと、世界の国々とインドネシアをつなぐツールとしての英語に高い期待を抱いていることを報告している
ITC、インドネシアのマラン国立高専でワークショップ実施〜語学学校業界動向〜
2018年9月7-8日、ITC(国際テストセンター)はマラン国立高専で教育試験サービス(Educational Testing Service; ETS) Propell ワークショップ for TOEIC® Listening&Readingを実施した。ワークショップではETS認定トレーナーがマラン国立高専の英語教員らの指導にあたった。
同ワークショップの目的は英語教員らの教育技法や授業案レベルを高め、卒業前に受けるTOEIC®テストに学生らが十分備えられるよう教員の指導力向上を図ることにある。また、卒業生達が将来ビジネスなど実践の場において学校教育で習得した英語を活かし円滑なコミュニケーションを実現させることも見据えている。
Propell ワークショップの締めくくりでは、トレーナーは教員らに対し、より良い授業づくりのために専門領域における知見のアップデートに努めるよう要請した。
WISMA BAHASA、マラムインドネシア2018開催〜語学学校業界動向〜
2018年9月7日、文化の中心地ジョグジャカルタ特別州で設立された最初の語学学校であるWisma Bahasaが主催する文化イベントの一つ、Malam Indonesia2018が今年も開催された。同イベントはWisma Bahasaで学ぶ留学生らに多様性あふれるインドネシア文化に親しんでもらうことを目的に行われている。
イベントには約70名の留学生とスポンサー企業、ゲストとして招待された地域住民らが参加した。今年のテーマは「諸島の多様性」。地域の創造的ダンスメドレー、ファッションショー、ダングダット演奏や伝統的ゲームが行われ、伝統的な食べ物も提供された。
留学生たちはインドネシアの様々な地域で伝わる伝統衣装を着用し自らがモデルとしてファッションショーへ参加するなど、多元的な社会で調和を創造する重要性を体験した。
インドネシア語技能試験の対策講座を実施〜語学学校業界動向〜
日本語、インドネシア語コースを提供する語学学校ジャカルタ・コミュニケーション・クラブは、2018年9月第4週~12月第3週にかけて全12回におよぶインドネシア語技能検定試験の受験対策講座を開催する。同講座は2019年1月13日に実施予定のインドネシア語技能試験を受験する学生らを対象に行われる。
開催場所はJCCチバクとJCCスディルマンの二カ所。受講料はA/B級が4,2百万ルピア、C級が3.95百万ルピア、D/E級が3.7百万ルピアと教科書代28万ルピア。JCCでは年間約400名がインドネシア語技能検定試験を受験している。
2018年3月26日付けの「外国人雇用に関する大統領規則PR 20/2018」において、外国人労働者へのインドネシア語教育の提供を雇用者に対し義務化することが明記されたことを背景に、今後インドネシア語を勉強する外国人の増加が予想されている。
まとめ:インドネシアの語学学校業界
近年は、得に経済的余裕のある家庭において子どもを海外で学ばせ、質の高い教育を受けさせたいという保護者が増加しています。インドネシアの語学学校業界は今後、このようなトレンドに注目しサービスの細分化を行うことでビジネスチャンスに繋げられるのではないでしょうか。
ジャカルタ在住のインドネシア人。観光ガイドと通訳者を務め、インドネシアの観光地を日本語で案内している。日本語学科の大学を卒業し、邦人対応観光ガイド・国際イベントでの日本代表団担当連絡係員・通訳者・日本領事事務所長の地元アシスタントを経験。