【IT化と国際化で医療技術を強化】ベトナムの病院業界

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ベトナムでは、経済成長に伴い個人の年間医療支出額が大きく伸びており、今後も医療サービスへの需要が大幅に拡大するだろうと見込まれています。2022年には、大手病院Vinmecと韓国ソウル大学病院、フエ中央病院のAI開発企業との協定締結など、国際化やIT化を推進して医療技術を発展させようとする動きがみられます。

今回は、そんなベトナムの病院業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

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目次

2022年 ベトナムの病院(医療・介護)業界

バックマイ病院が LEAN SIX SIGMAを導入〜病院業界動向〜

バックマイ病院はベトナム3大病院の1つで、1,400床のベッド数があり、付属の看護婦養成学校や各種研究施設を有している。

同病院では付加価値を生まずにリソースを消費している業務を減らし、医療スタッフが付加価値を生む分野に注力するために“Lean Six Sigma”を導入し、サービス向上及び無駄の削減に取り組んでいる。

2023年3月3日の発表によると、同病院のDao Xuan Co病院長(准教授、博士)はLean Six Sigmaのパイロット・プロジェクトを実施するため、①医療検査部門、②オンデマンド検査部門、③トレーニング・指導センターの3つのユニットを対象にLean SixSigmaの導入・運用を目的にしたプロジェクトチームを発足した。

プロジェクトチームは、付加価値を生まずにリソースを消費している業務(無駄)を検出し、迅速に解決策を提案し、関連するユニットに支援を求める活動を進めている。今後は様々なユニットの支援を受けながら、ソリューションを院内に導入していく予定である

出典:https://bit.ly/3yU10N1

チョーライ病院がタイグエン中央病院と協定締結〜病院業界動向〜

2023年3月10日にNguyen Tri Thuc氏(チョーライ病院院長/医師)とNguyenCong Hoang氏(タイグエン中央病院院長/医師・博士)及び両病院の関係者が同席する中で、チョーライ病院がタイグエン中央病院と協定を締結した。

チョーライ病院はベトナム3大病院の1つで、ホーチミン市5区にあるベトナム保健省直轄のベトナム南部に位置するの中核国立総合病院である。また、同病院はベトナム南部の医療研究の中心的役割を担っており、医療分野の国際協力プロジェクトの指揮・実行に数多く関わっている。

Nguyen Cong Hoang氏(タイグエン中央病院院長/医師・博士)は協定締結により、タイグエン中央病院の医師がチョーライ病院で行われた検査及び治療の症例データにアクセスし、専門知識を向上させる機会を提供してくれることに感謝するとコメントした。

出典:http://choray.vn/Default.aspx?tabid=135&ID=10901

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Vinmecとソウル大学病院が予防医療分野で協力〜病院業界動向〜

2022年5月5日に、Vinmecとソウル大学病院はハイレベル総合健康診断センターの設立に向けた協力協定を締結した。本協定はVinmecの国際開発戦略に関する目標達成に限らず、ベトナムの予防医学分野の発展に大きく貢献すると期待されている。

Vinmecはベトナム最大のコングロマリット(Vingroup)傘下の非営利機関(Vinmec Healthcare System)が運営する大手私立総合病院である。また、医療機関を評価する非営利団体JCI(Joint Commission International)の認証を受けた、ベトナム初の総合病院である。

本協定の締結により、5年以内を目途にハノイ市内にあるVinmec国際総合病院内に韓国基準のハイレベル総合健康診断センターの設立及び運営を目指している。同センターで提供される健康診断サービスは、がんや心疾患、糖尿病、脳卒中、高齢者疾患などの病気の早期発見を目的とした、総合的かつ詳細な健康診断モデルが導入される予定である。

出典:https://bit.ly/3JA2rFc

Hue Central HospitalがAIプロジェクト展開〜病院業界動向〜

ベトナム中部のトゥア・ティエン・フエ省にあり、128年以上の歴史を持つベトナム初の西洋式医学病院Hue Central Hospital(フエ中央病院)は、2022年11月16日午後に、ベトナム最大コングロマリット(Vingroup)傘下のAI開発会社であるVinBrain社と①デジタルトランスフォーメーション、②スマートホスピタルの構築、③科学研究などの共同プロジェクトを目的とした協定を締結した。

医療分野でもAI(人工知能)は不可欠な「アシスタント」になると考えられており、具体的にはAIの高いデータ分析能力を活かして、迅速な分析や解析、改良、診断が提供できると考えられている。

同病院はベトナム3大病院の1つで、政府から特級の総合病院の1つに指定されており、ベトナム中部の高度医療センターとして機能している。同病院の医療活動にAIを導入する事で、患者が迅速かつ便利に医療サービスにアクセスできるようになると期待されている。

出典:https://bit.ly/3LBpDWf

Hanoi French Hospital が奨学金基金をサポート〜病院業界動向〜

Hanoi French Hospitalは民間企業がハノイ市内で経営・運営する最初の国際総合病院である。同病院では最新の設備が導入されており、ハイレベルな専門知識を備えたベトナム人及び外国人の医師を含めたスタッフが質の高い医療サービスを提供している。

同病院は、2022年12月2日にハノイ市内のアメリカ商工会議所(AmCham)で行われた慈善活動(Amcham奨学金)の年次資金調達イベントで、総額約2,000万VNDの支援を行った。同イベントで集めた資金を利用した奨学金(Amcham奨学金)は、学業成績や課外活動、高い英語力、リーダーシップの分野で高い評価を受けている最終学年の大学生に付与される。

同病院ではAmcham奨学金への支援やその他の慈善活動を通じて、ベトナムの困難な状況にある若い世代への支援や潜在能力の開発、将来的な成功に向けた支援に長年取り組んでいる。

出典:https://bit.ly/42rFLjb

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2021年 ベトナムの病院(医療・介護)業界

ベトナムのトゥードゥックに国際標準病院が開設〜病院業界動向〜

2021年3月18日、民間最大手のHoan My Medical Groupの関連会社であるHoan My Thu Duc International Hospitalが正式に開院した。最先端設備と機器を備え、総面積13,000平方メートル、500床を有する病院はトゥードゥックと周辺地域の人々のために高品質で手頃な価格の医療サービスの提供を目指す。

医療記録のデジタル化の実施、電子医療記録の集中管理システムの構築、ソフトウェアを利用した予約のスケジューリング、病歴の監視、遠隔医療のサポートなど病院では運用の全段階において高度な技術を適用する。

また、早期スクリーニングセンターの運用により患者が病気の早期発見・治療できる支援を行う。血管診断及び介入センター、がん治療センタなど集中治療室の設置も最大目標の1つである。

出典:https://www.hoanmy.com/en/hoan-my-medical-corporation-launches-international-standard-hospital-in-thu-duc

ベトナムのHFH、ハノイ医科大学病院と提携〜病院業界動向〜

ハノイに展開するフランス人医師が中心となる100%外資の私立総合病院のHanoi French Hospital (HFH)は、2021年6月18日、ハノイ医科大学病院と協力協定に署名を行った。

HFHの医療及び管理チームは、高度な訓練を受けた国内外の専門家で構成されており、海外及び地域の基準に従って患者に最高品質のケアを提供している。また、様々な主要病院と協力して専門知識と経験の共有を行っている。

今回の協力協定の調印により、両病院はお互いの専門能力開発をサポートし合う。特に遠隔医療の開発に焦点を当てている。

出典:https://www.hfh.com.vn/en/828/hfh-sings-broad-cooperation-agreement-hanoi-medical-university-hospital.html

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ベトナムのVinmec、整形外科外傷・スポーツ医学の施設設立〜病院業界動向〜

不動産最大手ビングループのヘルスケア部門のVinmec Health Care Systemは、ベトナム北部に整形外科外傷・スポーツ医学のためのVinmecセンターを設立、2021年8月2日から運用が開始された。

センターで実施する国内初の治療法及び技術の具体例として、3Dテクノロジーとロボットを使用した関節鏡視下手術や、集中リハビリテーションなどが挙げられる。

センターはビングループの教育機関であるVin Uniの整形外科外傷学科、3D技術研究センター、運動医学研究所、遺伝子及び骨、軟組織の研究部門と密接に連携を行う。

出典:https://www.vinmec.com/vi/tin-tuc/hoat-dong-benh-vien/thanh-lap-trung-tam-chan-thuong-chinh-hinh-va-y-hoc-thao-vinmec-khu-vuc-mien-bac/

ベトナムのBac Mai病院、特別トレーニングコースを開催〜病院業界動向〜

北部ハノイ市にあるベトナム最大級の国立総合病院のBai Mai病院が2021年8月18日、保健省の指示に従い全国の省や都市の野戦病院の集中治療室で働く医師を対象としたトレーニングプログラムを実施した。

トレーニングでは特に重症コロナ患者の緊急蘇生法担当の医療スタッフに最も必要な知識とスキルが提供された。このトレーニングには全国の633の医療機関に属する5,535名の医療従事者が参加した。

同病院はこれまでに、52のウェビナー、10,800名のスタッフを対象とした健康教育及びコミュニケーション相談、120のトレーニングコースなどを開催し、コロナに関する一連のトレーニングコースを組織するパイオニア的存在となった。

出典:http://bachmai.gov.vn/tin-tuc-va-su-kien/tin-trong-nganh-menuleft-34/7322-khoa-tap-huan-dac-biet-voi-su-tham-gia-cua-hon-5000-nhan-vien-y-te-tren-ca-nuoc.html

ベトナムのFV病院、医療機器トレーニングを開催〜病院業界動向〜

ホーチミンの私立総合病院であるFranco Vietnamese Hospital (FV病院)と、ベトナム国家大学ホーチミン市校は共同で医療技術トレーニングを実施した。

海外の医療メーカーが提供するスペシャリストのコラボレーションも含まれており、超音波、麻酔器、患者モニター、NICU機器、生化学分析装置についてのテーマで開催された。

6週間のコースは主に大学生、市内及びその周辺の病院で働く生物医学エンジニアを対象とし、多くの参加希望者から反響があった。これはFV病院と国家大学の最初の合弁事業であり、次回のセッションは2021年10月に予定されている。

出典:https://www.fvhospital.com/news/medical-equipment-training-course-official-cooperation-between-fv-hospital-and-international-university-vietnam-national-university-ho-chi-minh-city/

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2020年 ベトナムの病院(医療・介護)業界

桂名会、ベトナムのHoan Hao Holdingsの株式を取得〜病院業界動向〜

医療法人桂名会は、ベトナム南部において病院およびクリニックを運営するHoan Hao Holdingsの株式を取得し、エムスリーグループ傘下の株式会社シーユーシーは、Hoan Hao Holdingsの運営支援を行う会社の株式を取得した。

Hoan Haoが有する医療機関としての地域ブランドを活かしつつ、桂名会の地域医療への豊富な経験、CUCの持つ医療機関運営支援サービスの相乗効果が期待される。

これにより、ベトナム初となる日系病院として、日本品質に基づく良質かつ信頼・安心感のある病院医療サービスの提供を進めることで、利用顧客のニーズを創出することを狙っている。

ベトナムで治療のフォローアップにリモート相談を導入〜病院業界動向〜

ハノイフレンチホスピタルでは、慢性疾患のフォローアップまたは手術後の再診が必要な場合、患者が自宅で安心して快適に診療を受けることができるよう、医師による遠隔診療サービスを提供している。

パソコンやスマートフォンなど、インターネットに接続されたデバイスさえあればサービスが利用可能だ。遠隔診療を予約する前には、遠隔診療の利用について主治医の同意を得ること、同院が規定する「遠隔診療同意書」フォームへの入力をすることが必要となる。

医師が遠隔診療では不十分と判断した場合、直接来院し、必要な検査を受けることもある。医師の判断により遠隔診療から1週間以内に当院で同じ医師の診療を受ける場合、病院での診療費は無料となる。

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ベトナムで電子医療申告システムを導入し、待ち時間削減〜病院業界動向〜

2020年5月12日から、Vinmec Times City International Hospitalは、病院申告エリアでの待ち時間を節約するために、iVisitor電子医療申告サービスを実装した。クライアントの医療申告情報は、機密性、安全性を維持して、効率的に保管される。

iVisitor電子医療通知プログラムは、近い将来、Vinmec Times Cityで採用され、患者、請負業者、訪問者など、すべての顧客に適用される。

最新のテクノロジーを最大限に活用することで、レポート作成プロセス全体がシンプルになり、オンラインで簡単にアクセスが可能な上、常にカウンセラーが指導と回答を行うことができるようになる。

さくらクリニック、ベトナムでオンライン診察を実施〜病院業界動向〜

新型コロナウィルス感染拡大により、不安を抱えながら生活している人も多いことや、交通規制などにより、クリニックに来ることが困難な人もいることから、さくらクリニックではオンライン診察を開始した。また必要に応じて、訪問診療も行う。

自宅で、パソコンまたは携帯の画面を通した診察が可能になる。もちろん、日本人総合内科医師が対応する。

ただし、症状によりオンラインで診察できないこともあるため、まずは問い合わせが必要になる。今までクリニックに来たことのある患者だけでなく、初診の患者も利用可能だ。

ベトナムのFAMILY MEDICAL PRACTICE、オンラインで子どもの発達診断へ〜病院業界動向〜

2020年6月6日、FAMILY MEDICAL PRACTICEは、子どもの成長を測定するeFMPという発達診断がオンラインでも利用できるようになったことを発表した。

子供の発達状況を知ることは多くの点で親の助けになる。子供が特定の年齢で期待されるスキルを習得していない場合は、適切な成長をサポートするために医師に相談する必要がある。

このサービスは、子供の発達や行動について質問がある家族を支援する。家族が質問票に子どもの発達に関して記入することなどで、発達の幅広い側面で子供のスキルを評価するしくみだ。

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2019年 ベトナムの病院(医療・介護)業界

心臓血管治療で初の米国モデル導入、ベトナムのVinmec〜病院業界動向〜

2019年8月から、Vinmecセントラルパークインターナショナル病院(ホーチミン市)は、早期診断と集学的治療(サービスライン)を可能にする包括的な心臓血管治療モデルを適用している。

この優れたモデルは治療効率を改善し、入院期間と費用を大幅に削減する。また、アメリカおよび他の多くの先進国の主要な心臓血管センターでも採用されている。

包括的パッケージによる治療は、同病院での患者中心のケアを促進するために行われている活動の1つだ。これまでのように担当医または専門医1人が治療にあたる代わりに、さまざまな専門医や看護師からなる専門チームが組まれて治療が行われる。

事故の報告を可視化へ、ベトナムで病院業界牽引のHoan M

Hoan Myは2019年アジア病院管理会議において、文化と技術の変革に成功したシステムである、HM115事故報告学習システムで、ヘルスケアテクノロジーの革新カテゴリーで名誉ある金賞を受賞した。

アジアではその文化的な背景から、事故の報告が十分になされていない。そうした背景を踏まえ、報告を行いやすくするために同病院はフレンドリーなデジタルフォームを開発した。

これにより内部でのミスや事故の情報を収集し、原因究明や再発防止につなげたい考えだ。同病院では同システムの導入により紙ベースと比べて事故等の報告が37%増加している。

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海外流失を防ぐ!ベトナムで複合医療施設プロジェクト始動〜病院業界動向〜

2019年10月14日、ハノイのドンアン(Đông Anh)地区のティエンドゥオン(Tiên Dương)コミューンで、THグループはTHメディカルハイテクヘルスケア&ヘルスケアコンプレックスのプロジェクトを発表すると同時に起工式を行った。

保健省のデータによるとベトナムでは年間医療費がGDPの約7%を占めると推定されている。ベトナム人の海外での健康に関連する支出は、20億米ドル近くに上る。

同プロジェクトは、国内の患者にサービスを提供するだけでなく、治療のために海外に行く患者数を減らし、外貨を節約することに貢献することも期待されている。

ベトナムで病院業界牽引のVinmec、がん治療でICONグループと提携

2019年11月4日、Vincmecセントラルパークインターナショナル病院(ホーチミン市)とオーストラリア最大のがん治療専門集団であるICONグループとの間で協定調印式が行われた。

これは癌の診断と治療の質を高めるというVinmecの取り組みに向けた一歩となる。VinmecとICONグループのパートナーシップの目標は、ベトナムのがん治療の基準を再定義することだ。

癌の発生率は毎年上昇し続けており、ベトナムにとって大きな問題になっている。国際標準のがん治療を提供することは、Vincmecの戦略的ビジョンの1つとなっている。

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2018年 ベトナムの病院(医療・介護)業界

ベトナム初の民間ロボ手術センター開業〜病院業界動向〜

2018年7月21日、Vinmec タイムズシティ国際病院はベトナム初の民間ロボット手術センターを開業した。ガンや消化器官に関わる外科手術を専門としており、95%の成功率を誇っている。

同院は米国製の医療用ロボ、ダビンチを導入している。ダビンチは人の手の動きを再現した4本のアームを持ち、高度な作業もこなすことができる。また人の手と違い、狭く細いスペースでも必要最小限の切開で治療が可能であることから、合併症等のリスクを抑えることができるのもメリットである。

同院は1年の準備期間を経て、フランス、香港や韓国でトレーニングを積んだロボット手術の専門家を揃えるに至った。また、設備や技術などへの投資に合わせて、アジアや欧州の病院とのネットワーク拡大にも力を入れていく考えだ。

ベトナムのVINMEC、東南アジアで一番安全な病院に〜病院業界動向〜

2018年10月29日、VINMEC ヘルスケア・システム(VINMEC)は、世界麻酔科学会連合 (World Federation of Societies of Anesthesiologists; WFSA)との署名式を行なった。

署名式はヘルシンキ宣言(2010年に採用された宣言で麻酔外科に関する患者の安全性を担保するための基準)に基づき、 VINMECが麻酔外科治療において世界標準を遵守し安全性を最大化することを約束するものである。同署名を行う病院はベトナム国内でVINMECが初であり、同院は東南アジアで最も安全性の高い病院となることを目指す。

VINMECは“痛み”の管理を医療における重要な要素の1つとして捉えており、検査から治療、退院まで、患者は麻酔を活用した医療を受けることができる。今回の署名はこうした背景のもと、麻酔を活用する際の患者のリスクを最小化することを目的としている。

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脳卒中に関する情報普及が進む!ベトナムのHoan My Saigon〜病院業界動向〜

2018年11月17日、Hoan My Saigonホスピタルは「最新の脳卒中治療法」に関するワークショップを開催した。脳卒中は早急な治療を怠ると最悪死に至る非常に危険度の高い病気であり、近年はベトナムでも予防法などの情報普及が拡大している。

ベトナム国内では年間200,000人以上が脳卒中に苦しんでおり、その内半数が死に至る。仮に助かったとしても合併症等のリスクが高く、患者への経済的、精神的な影響が非常に大きい。

一般的に脳卒中が発生した場合、周囲の人間が適切な処置を行えることは稀で、結果として治療が遅れ患者が死に至るケースも多い。同ワークショップでは、その様な状況を改善するために事前に脳卒中の兆候を発見し、発症した際にも早急かつ適切な対応を周囲の人間が取れるようにしておくにはどうすべきか、と言った点に重点が置かれていた。

ベトナムで病院業界大手のACC、新リハビリサービスを開始

アメリカン・カイロ・プラクティック・クリニック (American Chiropractic Clinic ;ACC)は、ベトナムやアジア圏では新しい麻痺患者向けリハビリテーションセラピーを導入することを発表した。

本セラピーは理学療法とカイロプラクティックの手法をPneumex(最新の治療技術を用いることで痛みを和らげたり、体のバランスを整える手法)に基づき統合したものである。

通常の治療では見落とされたり、十分な注意を払われない肩や背中、膝の痛みやそれに伴う麻痺などにも同治療は有効である。同クリニックは、本院となるホーチミンから導入を開始しハノイへも順次拡大していく意向だ。

まとめ:ベトナムの病院業界

ベトナム政府は国家政策として公的医療機関の設備拡充を図っており、患者の待ち時間や診療時間の短縮など医療システムの効率化に力を注いでいます。今後は政府の動向にも注目することでビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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