シンガポール政府は製薬・バイオ産業育成のため、研究者への補助金プログラムや研究開発費の優遇税制を整備するなど、さまざまな支援に取り組んできました。2023年現在シンガポールは、日本やアメリカ、ヨーロッパの製薬企業が研究施設を設けるなど、世界の一大研究拠点となっています。
今回は、そんな製薬・バイオテクノロジー業界に関する最新情報をお届けします!バイオ医療分野で世界をリードするシンガポールの秘訣とは?
読了時間の目安:5分
[toc]
2022年 シンガポールの製薬・バイオテクノロジー(医療・介護)業界
Haw Par、2021年売上高前年比27%大幅増収〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
2022年4月5日の発表によると、タイガーバームを生産販売するHaw Par Corporation Limitedの2021年の売上高は1億4,118万SGDで、前年比27%の大幅増収であった。
これは、一部の市場で消費者支出が改善し、ヘルスケア事業が徐々に回復したことによるものであり、タイガーバームを中心としたヘルスケアセグメントの2021年売上高は1億2,440万シンガポールドルで、前年比134%となった。
地域別では、ASEAN諸国が前年より23%減少して1,650万SGDだった。これは、より毒性の強いCovid-19の菌株の出現により地域内の特定の国で移動制限が強化され、消費者の需要が抑制されたためだった。需要は依然とパンデミック前を下回っているが、他のアジア諸国へは93%回復して5,090万SGDで、アジア以外の国へは26%増の5,700万SGDとなった。
出典:https://hawpar.listedcompany.com/newsroom/20220405_171921_H02_EELBTITXM6SKKRZJ.1.pdf
杏林、住友製薬にビベグロンのライセンス供与〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
2023年3月6日、Sumitomo Pharma Asia Pacific Pte. Ltd.は、自社ホームページにおいて杏林製薬と住友製薬がビベグロン(Vibegron)の台湾およびアジアにおけるライセンス契約を締結したことを公表した。
ビベグロンは杏林製薬の過活動膀胱治療薬で尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁の症状を改善する。今回のライセンス契約により、台湾、香港、シンガポール、インドネシアとベトナムの5か国で杏林製薬は住友製薬にビベグロンの独占的な開発・製造・販売権を供与することになる。
杏林製薬は契約一時金を受け取り、住友製薬から開発および販売のマイルストーン支払いを受けることになる。さらに、杏林製薬は住友製薬による本化合物の売上高に応じたロイヤルティを受け取ることになる。
出典:https://www.sumitomo-pharma.com/ir/news/2023/20230306.html
Amgen、第1回Golden Ticket勝者決定〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
2023年3月16日、米国を本拠とするバイオ企業のAmgen Singaporeは、同社と共有研究室スペースサービスを行うNSG Biolabsが最初のAmgen Golden Ticketの勝者にAlbatrozTherapeuticsを選んだことを発表した。
最終選定は、科学的根拠、主題の専門知識、事業計画の実行可能性などが総合的に評価された。Golden Ticketはバイオテクノロジースタートアップの能力を高め、東南アジアの新たなバイオテクノロジーエコシステムを発展させるために創設された。
勝者には、NSG Biolabsの設備の整ったターンキーの認定やBSL-2研究所での1年間の無料レジデンシーに加えて、追加の施設特典とAmgenの科学およびビジネスリーダーとのつながりが与えられる。
出典:https://www.amgen.com.sg/media/news-release/2023/03/Amgen-and-NSG-Biolabs-Announce-Albatroz-Therapeutics-As-Winner-of-First-Amgen-Golden-Ticket-in-Singapore
J&J、デング熱の研究成果をネイチャーに掲載〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
デング熱は世界的に深刻な健康問題で、毎年4億人もの人がデングウイルスに感染しているが、治療のための有効な手立てがまだない状態だ。2022年にはシンガポール、ネパール、バングラデシュなどの国で記録上最悪のアウトブレイクが発生し、デング熱の脅威は今後数年間で拡大する可能性がある。
2023年3月15日、Johnson&Johnsonは初期段階の臨床候補(JNJ-1802)がヒト以外の霊長類とマウスのデング熱に対して強力な保護を提供することを示す新しいデータを、ジャーナル・ネイチャーに掲載したことを発表した。
第1相のファーストインヒューマン臨床試験で安全且つ忍容性が良好であることが示され、現在はデング熱の予防と治療のための第2相臨床試験に進んでいる。
出典:https://www.jnj.com/janssen-announces-novel-dengue-antiviral-demonstrates-efficacy-in-pre-clinical-data-published-in-nature
星MSD、新工場の地鎮祭を実施〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
2022年10月5日、グローバル製薬会社Merck & Co傘下のMSDSingaporeは、新しい工場の地鎮祭を行ったことを明らかにした。
MSD Singaporeはシンガポールで30年近く事業を展開しており、全土に事業を拡大するという約束を果たし続けている。また、シンガポールに5年間で最大5億ドルを投資するという2020年に行ったコミットメントの一環として、ワクチンと生物製剤の新しい二次包装施設を開設し、2026年に操業を開始する予定の吸入器生産施設に着工した。
これらの施設はグローバル供給ネットワークの重要な部分であり、アジア太平洋地域全体の患者と顧客に行き届くのに重要な役割を果たす。現在従業員数は約1,700名で新しい施設で、さらに100名を雇用することを目指している。
出典:https://www.msd-singapore.com/stories/breaking-new-ground-in-singapore/
2020年 シンガポールの製薬・バイオテクノロジー(医療・介護)業界
中外製薬とシンガポールのA*STAR、共同研究を開始〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
中外製薬株式会社は、中外製薬グループの在シンガポール研究拠点である中外ファーマボディ・リサーチ(CPR)が、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)とともに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗体医薬品の共同研究を開始したことを発表。
共同研究は、A*STARの関連機関であるシンガポール免疫学ネットワーク(SIgN)において、シニア主席研究員Cheng-I Wang博士の率いる研究チームにより見出された、COVID-19の治療薬候補となりうる抗体に関するものである。
リード抗体は多様性の高い人工ヒト抗体ライブラリから取得されており、COVID-19を引き起こすコロナウイルスに対する中和能を示している。CPRは、抗体研究における世界トップクラスの技術力を活かし、抗体の最適化を進め、独自の抗体エンジニアリング技術を適用することで、開発候補抗体を作製する。
出典:https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20200508150000_975.html
Santen、シンガポールのPlano社と戦略的パートナーシップを締結〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
参天製薬株式会社と Plano Pte. Ltd.は、世界の近視患者が抱える負担に対処するため、戦略的提携を締結したことを発表。この提携により、Plano社は参天製薬から資金を調達することとなる。
Plano社は、2017年に設立された眼科領域のヘルステックのスタートアップ企業。眼科研究開発プロジェクトの商業化と医療展開への加速を目指す、Singapore Eye Research Institute- Singapore National Eye Centre「眼科技術インキュベータープログラム」から初めて独立した企業である。
今回の提携により、Plano社を通じて、シンガポールにおいて日常生活における近視の予防や抑制に対する意識向上やサポートを開始するとともに、他の地域において、この革新的なソリューションの普及を図っていく。同社は、世界での近視の急速な拡大を社会的課題と認識し、眼科領域のグローバルリーダーとして、Plano社と連携し、近視に関する課題の解決と世界中の患者のQOL向上に貢献していく。
出典:https://ssl4.eir-parts.net/doc/4536/tdnet/1856285/00.pdf
HFAの結成で、シンガポールのヘルスケアイノベーションが加速〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
Alibaba Cloud, Fintech Academy, Pfizerは、アジア太平洋地域のヘルステックおよびフィンテックセクター全体の変革を促進するヘルスケアフィンテックアライアンス(HFA)の結成につながる覚書の署名を発表した。
この提携は、シンガポール、インドネシア、ベトナムがこのイニシアチブを試験的に実施し、マレーシアとフィリピンに拡大する前に、これらの地域での技術主導のイノベーション開発を促進するように設定されている。
このパートナーシップの下で、Alibaba Cloudは、ヘルスケアとフィンテックの新興企業にクラウドクレジットとメンターシップを提供し、AI、クラウド、その他のデジタルテクノロジーの力を活用して現在および将来のビジネスニーズを満たすことをサポートする。 Fintech Academyは、ベンチャー構築プログラムを通じてスタートアップの特定とトレーニングを支援し、アカデミックな事業運営とプロジェクト実行のためのタレントマネジメントサポートを提供する。
出典:https://www.pfizer.com.sg/alibaba-cloud-fintech-academy-and-pfizer-partner-accelerate-healthcare-innovations-across-asia
シンガポールで製薬・バイオテクノロジー業界大手のiX Biopharma、TGAGMPライセンスを取得
ローカル大手製薬会社のiX Biopharmaは、研究所のTGAGMPライセンスを取得したと発表。新しいGMPテストライセンスにより、製品テストを社内に持ち込み、改善することができる。また市場投入までの時間を短縮し、テストコストを節約できる可能性もある。
新たに確保されたGMPライセンスにより、グループは研究所内で商用および開発製品用に化学物質テストと分析テストを実施することができる。これらは現在第三者の研究所で行われている作業である。新しいライセンスにより、グループはテストとして市場投入までのスピードを上げることができる。
また、品質管理プロセスは、サードパーティのテストラボのスケジュールに依存することもなくなる。さらに、社内の製品テストにより、潜在的なコスト削減も可能となる見込み。
出典:https://links.sgx.com/FileOpen/Press%20Release%20-%20TGA%20GMP%20Licence%20for%20Testing%2028092020.ashx?App=Announcement&FileID=632939
武田製薬、シンガポールでデジタルトランスフォーメーションを加速〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
武田薬品工業株式会社とアクセンチュアおよびAmazonの関連会社である Amazon Web Services(AWS)は、このたび、武田薬品のデジタル変革を加速するため、5年間の戦略的提携契約を締結した。
今回の提携を通じ、武田薬品はIT基盤の刷新やデータサービスの加速、イノベーション創出に向けた社内組織の変革を推進する。また、従業員に新たなスキルの習得や働き方を許容する体制が整い、クラウド活用を前提とした事業変革を推進する方針である。
同社は今後3年間でデータおよびデジタル領域の専門人材を新たに数百人採用する計画である。かつてない人材層へのアプローチを行うほか、数千人にのぼる従業員のスキル向上を図り、データのさらなる活用力とデジタル化を推進していく。
出典:https://www.takeda.com/newsroom/newsreleases/2020/takeda-accelerates-digital-transformation-with-accenture-and-aws/
2019年 シンガポールの製薬・バイオテクノロジー(医療・介護)業界
シンガポールのスマホアプリとインセンティブで糖尿病改善へ 〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
Duke-NUS Medical Schoolはスマートフォンとヘルステクノロジーを活用したモバイルベースのライフスタイル管理プログラムを模索している。特に、2型糖尿病(T2DM)の人が自己管理し健康を改善することを目指しており、1,000シンガポールドル(SGD)相当の金銭的インセンティブも患者に与えられている。
その結果、いままでのように医療施設などのインフラストラクチャーを活用することなく、スマートフォンで簡単に健康管理するので財政面や効率化面において優位であること、そして金銭的なインセンティブを患者に与えることによりT2DM患者のアウトカムが改善しつつあることが示されている。
引き続き治験者を募集し、さらなるデータを蓄積することを行っている。
出典: https://www.duke-nus.edu.sg/allnews/media-releases/mobile-health-programme-simplifies-t2dm-self-management
シンガポールの早期乳がんへの治療に期待、 Novartis〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
2019年6月20日、スイスに本拠地を置く大手製薬メーカーNovartis International AG(Novartis)は、シンガポールにおいて進行乳癌や転移した乳癌に有効とされる薬剤「Kisqali」(一般名Ribociclib)が承認されたと発表した。
Kisqaliの作用機序はCDK4/6阻害を基礎としているものであり、上記乳癌および薬剤耐性をもつ腫瘍に有効性が示されている。シンガポールのHealth Sciences Authority(HAS)は複数の薬剤治験において効能を示し、今回の承認となった。
シンガポールにおいて、悪性新生物による女性の死因の1位は乳癌である。2015年の統計によると約9,600人が乳癌と診断されており、女性の悪性新生物疾患の3分の1を占めている。本薬剤の承認によって早期乳癌への治療に期待が寄せられている。
出典: https://www.novartis.com.sg/news/media-releases/health-sciences-authority-approves-novartis-kisqali-first-and-only-cdk46
シンガポールのEko.ai、コンペで優勝した技術とは? 〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
2019年11月15日の発表によると、世界中の臨床研究家によって構成され、シンガポールとオランダに本拠地を置くスタートアップ企業Eko.aiがEnterprise Singaporeによって主催されたコンペStartup SGにおいて優勝した。
コンペにおいてEko.aiは、心疾患の早期発見と治療のための機械学習ベースのソフトウェアでトップの座を獲得した。Eko.aiが示した技術は、費用と30分の時間を要する臨床技術をクリック後2分で診断する技術であった。
現在、世界では3人に1人が心疾患により死亡している。これを予防するには早期発見と予防が必要となっているにもかかわらず、超音波エコーは技術、費用、診断のいずれも難しく高価となっている。Eko.aiは簡便な方法によりすべての人に心疾患の早期発見と予防できる技術を提供しようと試みている。
出典: https://www.enterprisesg.gov.sg/media-centre/media-releases/2019/november/medtech-startup-clinches-top-prize-at-slingshot-2019
シンガポールのBC Platforms、APACへの業務拡大のため拠点設立〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
1997年にフィンランドで設立され、ゲノムデータ管理および分析ソリューションを提供するBC Platformsは、2019年11月7日、中国を含むアジア太平洋地域(APAC)での活動を拡大するためのシンガポールにて新たなエンティティを設立したと発表した。
当社による投資計画は、シンガポールに拠点を置く専門家チームの設立やAPACでの販売、顧客サービス、およびR&D機能である。また、事業戦略におけるアジア戦略には、実際の医療およびゲノミクス関連の研究の両方に重点を置いた医療ビジネスを目指している。これはゲノミクスが臨床意思決定のためのメインストリームとなりつつあることを反映している。
一方で当社は、様々な機関とパートナーシップを組みながら、アジアの豊かな多民族性を表すコホート研究を構築することも目指している。
出典: https://www.bcplatforms.com/news/bc-platforms-opens-new-entity-in-singapore-to-spearhead-its-asia-pacific-strategy-and-hosts-launch-event-in-precision-medicine/
2018年 シンガポールの製薬・バイオテクノロジー(医療・介護)業界
シンガポール初の事業を行う企業、ロシュ社〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
シンガポールはグローバル展開を図る企業にとって要となる地域であり、バイオ医療分野で今後さらなる成長が見込める。
たとえば、科学技術研究庁(A * STAR) は世界トップレベルの大学や地元大学の学生へ奨学金を提供するなど人材育成に注力している。また、シンガポールでは研究機関、研究所、公立病院の相互連携も容易であり、世界の企業を魅了する要因となっている。
そのひとつ、スイスのロシュ・グループは、100以上の国々で事業展開している世界的な製薬・ヘルスケア企業だ。特にがん治療や移植治療に使用される医薬品の分野で世界を牽引。神経科学や自己免疫疾患、ウイルス学などの分野でも活躍している。
2009年11月、研究開発地域トアスバイオメディカルパーク (Tuas Biomedical Park)にアジア太平洋生物製剤製造拠点を開設。シンガポールでは初となる高付加価値のバイオ医薬品の製造に取り組んでいる。
ロシュ社のシンガポール拠点では、組換DNA技術を使用した生物学的製剤を生産するという、シンガポール初の事業が行われている。世界中から結集された専門知識とロシュ社の臨床開発における知識が組み合わさり、アジア地域で病気や生物学の研究を進展させる拠点となっている。
出典:https://www.edb.gov.sg/content/edb/ja/case-studies/roche.html
シンガポールの地元企業を支援する官民連携プロジェクト〜製薬・バイオテクノロジー業界動向〜
シンガポール政府は、積極的に世界中の有力企業や研究者を誘致しているが、もちろん地元のバイオテクノロジー企業の育成にも取り組んでいる。
そんな中、バイオメディカルサイエンス研究開発地域のひとつ、バイオポリス (Biopolis)に官民パートナーシップが誕生した。
シンガポール科学技術研究庁 (A * STAR)に含まれるシンガポールゲノム研究所は、地元企業と提携しゲノム配列解読のための新しい研究施設を設立すると発表した。連携した地元企業はゲノムサービスの有力企業、Novogeneとバイオテクノロジー企業のAITbiotechだ。
両企業は、がん治療に利用する次世代シークエンシングの新たな活用法を開発するため、ゲノム配列の解読に努める。「人類に大きな利益をもたらす研究を行っていきたい」と関係者は語る。
出典:https://www.a-star.edu.sg/News-and-Events/A-STAR-INNOVATE/Index/Giving-Local-Biotech-Firms-A-Boost
製薬・バイオテクノロジー業界でシンガポールがするまでの経緯
ノーベル賞受賞者でシンガポール科学技術研究庁(A * STAR)の元主任研究官Dr. Sydney Brenner教授は、1983年にシンガポールを訪問。当時のリー・クアン・ユー首相とDr. Sydneyの2人が、シンガポールの生存をかけてバイオテクノロジーの開発拠点を構築すると決意したのだった。
それから30年。シンガポールは世界の名だたる企業が拠点を構えるまでに発展し、地元企業も大きく成長した。免疫療法の開発に特化したシンガポールのバイオテクノロジー企業ASLANファーマシューティカルズは、台北証券取引所の公開株式にて募集の29倍を上回る応募があった。
ASLAN Pharmaceuticalsの株式公開(IPO)公募価格は、NT$68.92で公開株式数は2,602,000株。同社は、IPOによって約US$3,300万を調達することに成功した。
これらの実績は国を挙げた努力が実を結んだ証であり、今後のさらなる成長に期待がかかる。
出典:http://aslanpharma.com/app/uploads/2017/05/170524-Press-Release-ASLAN-public-lottery-outcome.pdf
まとめ:シンガポールの製薬・バイオテクノロジー業界
積極的な政府の取り組みにより、大きな発展を遂げたシンガポールの製薬・バイオテクノロジー産業。
研究開発・事業展開しやすい環境が整っていることが、世界中の企業にとって大きな魅力になっています。日本企業にとっても理想的な進出先なのではないでしょうか。
2017年よりシンガポール在住の日本人。元客室乗務員。大学ではマーケティングと経済を学び、卒業後は海外での生活と旅行を重ね、さまざまな国の文化や人々、食に関する豊富な知識を身につける。シンガポール人の旦那との結婚を機にシンガポールに移住し、現地で就労。現在はライター業と翻訳業を行っている。