マレーシアのドラッグストア業界では、デジタル化が進んでおり、製品管理にロボットを利用している企業もあります。2023年には、ドラッグストア大手のアルプロが、モバイルロボットなどを提供するヒクロボットと提携をするなど、DX化が進んでいます。
今回は、そんなマレーシアのドラッグストア業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
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2022年 マレーシアのドラッグストア(流通・小売)業界
アルプロとヒクロボットが物流改善で協力〜ドラッグストア業界動向〜
2023年3月29日、国内に200超のドラッグストアを展開するアルプロ・ファーマシーは、マシンビジョンとモバイルロボットを専門とするヒクロボットと、物流効率の大幅な向上が期待できるインテリジェント・ロジスティクス・システム導入で協業することを発表した。アルプロファーマシーは、本システムの開発に1,500万リンギットの投資を行う。
本システムの導入により、アルプロの物流効率は最大で3倍程度向上する見込みであり、その結果、医薬品をより早く、正確に顧客に届けることが可能となる。
この協業より、アルプロは国内医療業界でインテリジェント・ロジスティクス・システムを使用するマレーシア初の企業となる。また、ヒクロボットとしても、本協業はマレーシアの医療業界で最初のプロジェクトとなる。
出典:https://www.hikrobotics.com/en/news/newsdetail?id=26
マラヤ大学などが不要医薬品処分啓蒙で協力〜ドラッグストア業界動向〜
2022年8月19日、マレーシア初の大学として1905年に設立されたマラヤ大学の薬学部や大手ドラッグストアのケアリング・ファーマシー、ライフサイエンス分野のバイエル・マレーシア、医薬品メーカーのデュオファーマ・バイオテック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ヴィアトリスなどの戦略的パートナーは、医薬品を正しく処分することの重要性を訴えるために協力することを発表した。
本コラボレーションは、様々な戦略的プログラムを通じて将来のリーダーとなる薬剤師を育成する上で有意義な産学連携を模索する。このプロジェクトでは、不要になった医薬品を安全に廃棄することを地域社会に啓蒙し、地球を守ることに貢献する。
また、ケアリング・ファーマシーは2年間にわたるパイロット調査を終え、不要医薬品の安全な処分を啓蒙する「ドゥー・イット・ライト」キャンペーンを正式に開始することを発表している。
出典:https://www.um.edu.my/news/um-caring-pharmacy-and-multiple-strategic-partners-collaborate-to-safely-dispose-of-unwanted-medicines
ワトソンズの持続可能な取り組み〜ドラッグストア業界動向〜
2022年6月2日、大手ドラッグストアのワトソンズ・マレーシアは、持続可能な取り組みを強化しており、環境に配慮したサステナブルな製品や素材、そして健康的な生活を提案する「グリーン・イズ・ザ・ニュー・ビューティフル」のローンチを発表した。
同社は、顧客と会員に持続可能な生活を積極的に奨励するとともに、同キャンペーンを通じてマレーシア自然協会及びマレーシアの国立動物園である「ネガラ動物園」とのパートナーシップを促進し、バクやコウノトリの保護やビーチ清掃などに参加している。
同社のキャリン・ロー代表取締役社長は、グリーン製品のようなより健康的な選択を念頭に置き、人類と地球のためになるライフスタイルを持続することの重要性を消費者と共有したいと考えているとしている。
出典:https://www.watsons.com.my/pressReleases
ベショム、2022年度は大幅減収〜ドラッグストア業界動向〜
1975年に設立され、補完医療(中医学)やヘアトニック、ウェルネス、美容、ヘルスケア製品、クリニカルサービスを提供するベショムは、2022年度の収益が前年度比で22.8%減となる2億956万リンギットとなった。また、税引後利益は前年度比で25.7%減となる2,893万リンギットであった。
同社収益は、マルチレベルマーケティング、小売、卸売の3つの主要ビジネスセグメントによってけん引され、小売は収益と税引前利益の両方で改善を見せたものの、その他の部門は2022年度上半期に実施されたコロナウイルス感染拡大による移動制限の影響を受けた。
同社は今後の不確実な時代に対応するため、第一にすべての主要な事業セグメントにおいてデジタル・インフラストラクチャー開発を推進、第二に製品の強化・開発、そして第三にコストの最適化を実施するとしている。
出典:https://disclosure.bursamalaysia.com/FileAccess/viewHtml?e=3287333
エイピアとケアリングがマーケティングで提携〜ドラッグストア業界動向〜
2023年4月13日、2012年に人工知能を使用したビジネスの意思決定ソリューションを提供する会社として設立されたエイピアは、大手ドラッグストアのケアリング・ファーマシーと提携し、マルチチャネル・マーケティング戦略全般を強化したことで、キャンペーンが成功したと発表した。
ケアリングは、ワンストップ顧客管理プラットフォーム「AIQUA」によって、複数のチャネルで顧客へ高度にパーソナライズされた体験を提供した。具体的には、エイピアAIパーソナライズ・マーケティング・クラウドを活用することで、ケアリングはオフラインとオンラインの両方のチャネルにあるすべてのデータをシームレスに統合した。また、顧客の行動や好みに基づいてカスタマージャーニーをカスタマイズすることが可能となり、同時に顧客エンゲージメントを高めてポジティブな販売サイクルを実現した。
同社はさまざまなユーザー行動に適応させた製品推奨モデルを導入したことで、6.3%の売上増を実現した。
出典:https://www.appier.com/en/press-media/appier-partners-with-caring-malaysia
2021年 マレーシアのドラッグストア(流通・小売)業界
ワトソンズマレーシア、プラスチック廃棄物削減を宣言〜ドラッグストア業界動向〜
大手ドラッグストアのワトソンズマレーシアは、プラスチック廃棄物を削減し、持続可能なパーム油の使用を約束している。これは、ワトソンズが新プラスチック経済グローバルコミットメントに署名し、環境の持続可能性に一層の責任を負うことを意味している。また、同社は『持続可能なパーム油のための円卓会議』のメンバーでもある。
同社のロー社長は「この運動をグループとして支援することで、持続可能性の問題に関する意識向上を約束し、参加できることを誇りに思う」としている。
同社は、2030年までにPVCの完全撤廃、2025年までに20%以上の再生プラスチックをプラスチック包装に使用、リサイクル又は再利用可能なパッケージ促進を約束している。
出典:https://www.watsons.com.my/pressReleases/filter/2020-10
マレーシアのハイオ、2020年度は大幅減収〜ドラッグストア業界動向〜
漢方薬を販売するハイオエンタープライズは、2020年度の収益が2億5,517万リンギットとなり、前年度から22.3%の減少となった。MLM、卸売、小売の3つの主要事業セグメントすべてが減収となった。特に、COVID-19によって個人消費が慎重となり、事業全体に大きな打撃を与えた。
MLMは30.3%の大幅な減収、小売部門も移動制限によって事業がほぼ停止したこで、前年比で9.4%の減収となった。
同社は、2021年度は効果的な製品戦略、デジタル採用の推進、流通チャネルの拡大に重点を置くとしている。また、ソーシャルメディアやデジタル広告、ライブブロードキャスト、eトレーニングを活用し、ブランド認知度と製品の存在感を高め、顧客基盤の拡大とコスト最適化を実施する。
出典:https://disclosure.bursamalaysia.com/FileAccess/apbursaweb/download?id=202618&name=EA_DS_ATTACHMENTS
マレーシアのイオンウエルネス、消費者の行動トレンドを活用〜ドラッグストア業界動向〜
イオン傘下でウエルネス事業を展開するイオンウエルネスは、2019年度の収益が1億8,020万リンギットとなり、前年度の1億6,120万リンギットから12.3%増加した。同事業は2019年度中の新規出店によって拡大したものの、会社総収益への貢献は0.4%と僅かなままであった。
医薬品販売については、COVID-19期間中の顧客行動の変化に対応してきた経験を活かし、事業戦略の再構築を図っていくとしている。
消費者個人の衛生、安全、健康維持の必要性に対する意識が高まっている。イオンウエルネスはこの新しいライフスタイルの行動トレンドを利用し、こうしたニーズに対応したより良くより適切な商品の品揃えを提供できる立場にある。
出典:http://ir.chartnexus.com/aeon/docs/ar/2019.pdf
マレーシアのアルプロ、COVID-19下でフードパンダ支援〜ドラッグストア業界動向〜
2002年設立のアルプロファーマシーはフードパンダと協力し、移動制限中に食品を届ける配達員へ感謝の気持ちとして、フードパンダヒーロークレートプログラムを2020年8月25日~8月31日まで全国で展開すると発表した。
プログラムでは、1万個の無料ビタミンポーチがフードンパンダの配達員にプレゼントされる。アルプロファーマシーのチャン・ウェイ氏は、この小さな健康ポーチが、配達員の作業時の免疫力とスタミナを高めることができると期待していると述べている。
また、フードパンダマレーシアのロジスティクス責任者は、配達員の健康、安全、幸福は最優先事項の1つであり、さまざまなパートナーと常に協力しているとしている。
出典:https://www.alpropharmacy.com/news_post/10000-free-vitamin-pouch-giveaway-for-malaysia-foodpanda-riders/
マレーシアのコズウェイが命を救うキャンペーン〜ドラッグストア業界動向〜
健康食品や化粧品の販売を手掛けるコズウェイとADCAS Lifescienceは、2019年11月30日にスンガイベシの国立防衛大学にて『Be A Hero』をテーマとした献血イベントを開催した。キャンペーンには、合計594人が参加した。
イベントでは、ADCASによる無料健康診断の他、様々な商品を販売するブース、フードトラックによる食品販売など刺激的なアクティビティが行われた。また、恵まれない学生や家族にはプレゼントが贈られ、ラッキードローも催された。
コズウェイは、全国の血液バンクに血液を供給するために、より多くの献血活動が組織されることを切に願っているとしている。
出典:https://cosway.com.my/events_happenings/give-blood-save-lives-campaign-2019/
2020年 マレーシアのドラッグストア(流通・小売)業界
マレーシアでドラッグストア業界大手のケアリング、2019年度収益が大幅拡大
国内125店舗を展開するケアリング・ファーマシーは、2019年度の収益が前年度比で18%増となる5億9,923万リンギットを記録したと発表した。
増収要因として、会計基準をマレーシア会計基準第15号へ変更したことが挙げられる。また、2年前から新規に展開している店舗の売り上げも貢献した。2019年度は新規に14店舗を開店した一方、業績が悪かった4店舗を閉鎖した。また、事業運営において無駄をなくすことで、事業効率が強化された。
今後の展望として、短期・長期的には消費者の生活費上昇によって利益率への圧力が強まると予想される。グループとしては、首都圏や主要都市以外の周辺都市に焦点を当て、年間12~15店舗を新たに開設する計画を持っている。
出典:https://www.insage.com.my/ir/cmn/downloading.aspx?sFileName=19273000033950&sReportType=AR
マレーシアのイオンウエルネス、中国伝統医療を導入〜ドラッグストア業界動向〜
健康と美容製品を販売するイオンウエルネスは2006年に設立され、国内に65店舗を展開している。2019年6月7日の発表によると、同社は1TCMの伝統的な漢方薬を組み合わせたワンストップ小売薬局コンセプトを提供することで協力するとのこと。
顧客はイオンウエルネスで健康や美容製品の買い物を楽しむと同時に、薬剤師やビューティーアドバイザーに相談したり、1TCMの医師に自然で補完的な治療について尋ねることができる。
漢方薬の専門的な相談と治療を提供する1TCMの使命は、健康と美容を通じて顧客の生活の質を向上させるというイオンウエルネスのビジョンと合致している。同社の佐藤部長は、より多くの顧客に手を差し伸べるために、同コンセプトを多くの店舗に拡大したいとしている。
出典:https://www.1tcm.com.my/about-1tcm-aeon-wellness/
マレーシアのコズウェイ、2つのブランドをローンチ〜ドラッグストア業界動向〜
2019年5月3日の発表によると、パーソナルケアやスキンケア、化粧品、日用雑貨を扱うコズウェイは、スイスの高級スキンケア製品『Royale D’or』、及び女性向け多用途化粧品『Dignità ‘Amour in the Air』のローンチイベントをベルジャヤ・タイムスクエア・ホテルで行った。
Royale D’orはゴールデンシーバックソーンオイルと肌に優しい成分を組み合わせることで、肌の修復と保湿、老化を遅らせるなどの効果が期待できる。
イベントにはビジネスオーナーや化粧品・スキンケア専門家、メディアインフルエンサーなど数百人のゲストが招待され、ステージパフォーマンスやスキンケアデモンストレーション、ライブメイクオーバーセッション、コスメティックファッションショー、ラッキードローなどが行われた。
出典: https://cosway.com.my/events_happenings/luxe-glam-royale-dor-dignita-launch-event/
ドラッグストア業界牽引のワトソンズ、マレーシアで500店舗を展開
ヘルス&美容小売業者のワトソンズは、セントラルiシティに新店舗を開設した。これは、同社にとってマレーシアで500店舗目であり、世界全体では15,000店舗目に当たる。
同店舗は環境にやさしい素材と革新的な技術を組み合わせたプレミアムコンセプトを持ち、オフラインとオンラインでの顧客体験向上を目指している。店舗は4,200平方フィートの広さを持ち、第8世代の店舗設計を採用、AR技術で最新の商品を魅力的な方法で紹介している。
マレーシアのロー社長は、25年の間に500店舗の展開達成と同時に500万人以上の会員がいることを強調した。また、同社は多様な商品だけでなく、シームレスなショッピング体験を提供するとしている。
出典:https://www.watsons.com.my/pressReleases/filter/2019-03
2019年 マレーシアのドラッグストア(流通・小売)業界
アプリで顧客と繋がる!マレーシアのケアリングファーマシー〜ドラッグストア業界動向〜
ケアリングファーマシーは、2018年5月より、モバイルアプリを介したポイントサービスを開始した。アプリを通じて顧客と繋がり、リワードの提供を目的としている。
利用者はアプリ立ち上げ後、個人情報を入力するだけで200ポイントを獲得でき、貯めた後にキャッシュバウチャーと交換できる。また同アプリでは、同社の最新プロモーション情報を取得でき、ヘルスケアの関連ニュースにもアクセスできる。更に同社の定期説明会、無料健康診断、講演、ワークショップに関する情報も取得できる。
同社は115店舗以上を展開しているものの、消費者の周辺に位置する店舗情報へのアクセスが困難だったことが指摘されてきた。同アプリは最寄りの店舗を表示することで顧客の利便性を向上できる。
出典:http://caring2u.com/corporate-news-info.php?news_id=112
マレーシア・ケアリングファーマシーの拡大戦略〜ドラッグストア業界動向〜
ケアリングファーマシーの年次報告書によると、同社の2018年度の収益は前年比10.5%増となる5億827万リンギットを記録した。また、税引き後利益は前年比38.9%増となる2,332万リンギットであった。
同社によると、収益の増加は2年超となる大通りの店舗や、ショッピングコンプレックス内の店舗が大きく寄与したと分析している。また、高い利益率を支えた要因として、同社の独占ブランドやホームブランド製品の普及率の高さを挙げている。
厳しい競争と不確実性の中、同社は慎重な店舗拡大戦略を採り、2018年度はショッピングコンプレックスに6店舗、大通りに3店舗を開店した。半島部ではクアンタンとコタバルへ、また東マレーシアのコタキナバルにも初めて出店した。
出典:http://caring.irplc.com/new-announcement.htm?NewsID=201809285500001&Symbol=5245
マレーシアでドラッグストア業界牽引のワトソンズ、キャッシュレス決済を発表
ホームグロウン・イー・ウォレットを提供する『ブースト』は、2019年1月10日、マレーシア国内の450以上のワトソンズ店舗でキャッシュレス決済が可能となったことを発表した。ブーストは1年前から利用者数が5倍に増加しており、マレーシア国内のオフラインとオンラインで6万以上のマーチャントタッチポイントを有している。
ワトソンズのキャリン・ロー社長は、ブーストとの提携を、顧客が決済時に感じるストレスを低減させ、ワトソンズのすべての店舗でも簡単にアクセスすることを可能としたものとして大きな期待を寄せており、また店舗及びオンラインでのカスタマー・エクスペリエンスを向上させるため、常に一歩先を進むことを目指していると述べている。
出典:https://www.watsons.com.my/pressReleases/filter/2019-01
マレーシアのイオンウェルネスセンター、ちふれと独占契約〜ドラッグストア業界動向〜
イオンウエルネスセンターが展開するセレクトショップの28店舗以上において、日本のちふれ化粧品のスキンケア商品及び化粧品が独占的に販売される。イオンウエルネスは国内の美容と健康意識の高まりに応えるため2006年に設立、各店舗に薬剤師と美容アドバイザーを配置している。
ちふれブランドは日本国内の1万9,000店舗だけでなく、中国とタイ、台湾でも販売されている。また、マレーシアと日本は2017年に国交樹立60周年を迎えている関係にある中で、ちふれはイオンウエルネスとの独占契約による市場参入をかねてより切望していた。
ブランドのローンチイベントは、2019年1月26日と27日の午後1時から午後8時までの間、ミッドバレー・メガモール内のイオンウエルネスにて開催された。
出典:http://www.aeonretail.com.my/corporate/news/press2019/press_id190118.php
2018年 マレーシアのドラッグストア(流通・小売)業界
マレーシアでドラッグストア業界大手のケアリングファーマシー、モバイルアプリをローンチ
ケアリングファーマシーは、5月よりモバイルアプリを介したポイントサービスを開始した。アプリを通じて顧客と繋がり、リワードの提供を目的としている。
利用者はアプリ立ち上げ後、個人情報を入力するだけで200ポイントを獲得でき、貯めた後にキャッシュバウチャーと交換できる。また同アプリでは、同社の最新プロモーション情報を取得でき、ヘルスケアの関連ニュースにもアクセスできる。更に同社の定期説明会、無料健康診断、講演、ワークショップに関する情報も取得できる。
同社は115店舗以上を展開しているものの、消費者の周辺に位置する店舗情報へのアクセスが困難だったことが指摘されてきた。同アプリは最寄りの店舗を表示することで顧客の利便性を向上できる。
ワトソンズ・マレーシア、ピンクリボンキャンペーンをローンチ〜ドラッグストア業界動向〜
ワトソンズ・マレーシアは、マレーシアの乳がん福祉協会(BCWA)と共同で、「共に健康に」をテーマとした同社のピンクリボンキャンペーンを通じて、乳がんの早期発見についての認知向上を目指している。
2018年10月2日から29日の期間中、参加ブランド商品を50リンギット以上購入すると1リンギットがワトソンズからBCWAへ寄付される。さらにワトソンズ・メンバーであれば、キャンペーンを支援してくれたお礼として同社から10リンギットのバウチャーを獲得できる。
また、乳がん予防の啓発運動のシンボルとし用いられるピンクリボンをあしらったマグネットピンも、一部店舗舗及びオンラインで購入できる。マグネットピンの売り上げはBCWAへ寄付され、購入者自身も無料の健康診断を受けることができる。
まとめ:マレーシアのドラッグストア業界
消費者にとって馴染みのあるドラッグストアでピンクリボン運動を推進することは乳がんという病気のリスクをイメージするきっかけになり社会全体において健康指数向上につながります。また日本の製薬メーカーがマレーシア国内に進出し各店舗に薬剤師と美容アドバイザーを配置し顧客サービスの発展になっています。
クアラルンプール在住4年目の日本人。大学卒業後、東京で飲料メーカーの営業を担当。その後、マレーシアのクアラルンプールへ移住し食品商社の営業及び購買のサポートを担当。