【政府と薬局の連携】タイのドラッグストア業界

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タイでは、地方における薬品、健康製品の適切な使い方について、政府と薬局との協力が進んでいます。2022年には、国民健康保険局が薬局を通じてプライマリ・ケアの推進を発表するなど、連携が強化されました。

今回は、そんなタイのドラッグストア業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

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目次

2022年 タイのドラッグストア(流通・小売)業界

ワトソンズ、化粧品ロレアルと共同でAIによるスキンケアソリューションを提供〜ドラッグストア業界動向〜

2022年10月7日、香港系ドラッグストアのA.S.Watsonは、フランス系化粧品メーカーのロレアルと共同でAI技術を用いたアプリケーション”Skinfie Lab”を開発したと発表した。

同アプリではユーザーの顔の画像を撮影するだけでAIが肌の状態を解析し、最適なスキンケア製品をワトソンズの1万以上の商品ラインナップの中から提案する。開発には皮膚科医の協力と15年の研究期間を要し、16,000人以上の顔写真を学習することで、ニキビやしわ、シミなどの肌の状態を検知することが可能となった。

まずは香港でサービスが開始され、2023年の初めまでにタイ、台湾、フィリピン、シンガポール、マレーシアでも利用可能となる。

出典:https://www.aswatson.com/a-s-watson-innovates-ai-powered-skincare-solutions-with-loreals-modiface-in-asia/

国家健康保険局、薬局を通じてプライマリ・ケアを推進〜ドラッグストア業界動向〜

2022年11月15日の発表によると、タイ国家健康保険局は、タイ薬局評議会および国内の薬局と協力し、プライマリ・ケアにおける薬剤師の役割を拡大していく。3者の協力関係は2019年から開始されていたが、国民に対してより多くのプライマリ・ケアを提供するため2023年からさらに連携を加速させていく。

具体的には、社会保障制度であるユニバーサル・カバレッジ・スキーム(UCS)に加入している国民が、国内500以上の対象の薬局にて薬剤師への相談を無料で行うことができ、頭痛、めまい、関節痛、筋肉痛、咳などの16の症状に対する薬が入手可能となる。

今回の取り組みにより、薬局がヘルスケアの最初のきっかけとなり、人々の健康維持と重大な病気のリスクの軽減へ寄与することが期待されている。

出典:https://eng.nhso.go.th/view/1/DescriptionNews/Strengthen-primary-care-through-pharmacies/480/EN-US

タイ薬局評議会、新型コロナ用の医薬品を薬局で提供へ〜ドラッグストア業界動向〜

2022年8月14日の発表によると、タイ薬局評議会はタイ国家健康保険局と提携し、軽度の症状の新型コロナウイルス患者に対して薬局での医薬品提供を推進していく。患者の生活の質を担保し、安全な処方を受けられる環境を整備することを目的とする。

新型コロナウイルス患者が多い場合、患者が治療を受けられるようになるまでに時間がかかる場合がある。できるだけ早く治療を受け、重症化することを避けるため、薬局に常駐する薬剤師が対応を行うことが可能となる。

具体的には自宅待機中の過ごし方や各症状に対する薬草・薬品の使い方に関するアドバイス、薬を服用してから48時間後の症状の経過観察、患者の容体が変化した際の病院への紹介などを行う。

出典:https://www.pharmacycouncil.org/index.php?option=content_detail&view=detail&itemid=2687&catid=1

食品医薬品局、健康製品の監視強化のため地方との連携を強化〜ドラッグストア業界動向〜

2023年4月5日、タイの食品医薬局(FDA)は地方の公共衛生部門、病院と連携し、流通する健康製品の監視を強化するためのガイドラインを整備することを発表した。

タイでは消費者が違法な健康食品を摂取したことにより健康被害を受ける例が報告されている。対抗策として、消費者保護のため状況監視チーム(SAT)と緊急対策チーム(RRT)を結成する。チームには知識、スキル、経験豊富なメンバーが集められている。

同チームは国内外の製品を監視し、リスクが確認された時には効率的かつ即時に報告・調査を行う。地方の公共衛生部門や病院とも協力し消費者を守る役割を果たす。

出典:https://www.fda.moph.go.th/SitePages/News.aspx?IDitem=1683

政府製薬機関、医療・健康に関する新規ビジネス創出を支援〜ドラッグストア業界動向〜

2023年5月22日の発表によると、政府製薬機関(GPO)は医療・健康分野でイノベーションを起こしたい起業家に対し、新規ビジネス創出のプログラムを行った。起業家が医薬品事業や医療機器事業のピッチを行い、タイや国際市場で有望と思われた事業は商業展開を目指してサポートしていく。

4月に行われた第一回では40事業の応募があり、5つのプロジェクトが選ばれた。嚥下障害を持つ高齢者のためのサプリメントや、目のケアのための薬などのプロジェクトが含まれ、GPOにて商業展開の可能性およびGPOとの提携が検討される。

GPOは今後も同様のプログラムを行い、タイの医療・健康分野でのイノベーションを促進していく。

出典:https://www.gpo.or.th/view/899

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2021年 タイのドラッグストア(流通・小売)業界

Arincare、タイで薬局向けposシステムを発表〜ドラッグストア業界動向〜

2020年10月23日、最先端のドラッグストア管理システムを提供するArincareは、薬剤師またはドラッグストア所有者向けに、多数の機能を揃えた薬局posシステム「ARINCARE e-Pharmacy Platform」を発表した。

このシステムでは、全ての患者記録をクラウド保存できるツールシステムを提供する。これにより、薬局は患者の病歴情報に簡単にアクセスできるようになる。さらに、高品質の薬剤ラベルを正しく作成する機能が搭載されている。

同社の調査によれば、軽度の病気の人の最大80%が最初に薬局を選択することが判明した。この統計は、ドラッグストアビジネスの人気の高まりを示し、今後薬局間の競争が激化することから、システム導入の重要性が高まる。

出典:https://blog.arincare.com/2020/10/23/arincare-pos/

タイのDTAC、薬局ネットワーク600店舗に拡大〜ドラッグストア業界事情〜

2020年11月24日、DTACのJaidee Pharmacyは、insuretechのスタートアップSundayIns、Fascino、およびBangkokDrugstoreと提携して、認定薬局と資格のある医療専門家へのモバイルアクセスを全国的に拡大した。

この協定により、同社の薬局ネットワークに209の支店が追加され、現在、参加する薬局の総数は600を超える。また、アライアンス内の全ての薬局は政府の認可を受けており、医療専門家からのアドバイスが向上する。

オンラインとオフラインのサービスを統合した新しいチャネルからのアクセスにより、近隣の薬局にデジタルおよびモバイルの分野をもたらした。最終目標として、同社は全てのタムボン(地方行政組織の一つ)にパートナーを持つことを目指す。

出典:https://dtacblog.co/en/dtacs-jaidee-pharmacy-gets-nationwide-boost

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Save Drug、タイに新しい薬局支店を開設〜ドラッグストア業界動向〜

2020年7月17日、Bangkok Hospital Pattaya支部のドラッグストアであるSave Drugは、BDMSグループの病院に最初の薬局支店をグランドオープンした。現在、Save Drugはタイ全土に110以上の支店を展開する。

これにより、Non-Hospital Group 7.2のCEOと、Bangkok Hospital Group3のCEOが、管理チームとともに同病院の支店の社長として加わった。また、SCG Cement-Building Materialsの事業責任者から表彰された。

店内では薬や医療機器、さらにはビジネスパートナーであるChivit-D by SCGの協力による高品質な製品を販売し、生活の質を向上させるための専門的な健康製品とホームソリューションサービスを提供する。

出典:https://www.savedrug.co.th/newsandactivities/view/49

Watsonsタイ、世界的なメーカーと提携〜ドラッグストア業界動向〜

2020年8月25日、アジアを代表するヘルス&ビューティーストアであるWatsons Thailandは、NIVEAとEucerinの世界的なスキンケアメーカーであるBayersdorf(Thailand)との提携を発表した。

これにより、病院で働くすべての従業員が、病院の従業員IDカードを提示するだけで、全国のワトソンズ店で該当する製品が無くなるまで1人1個限定の特別版NIVEAクリームなどの製品を無料で受け取ることが可能となる。

さらに、このパートナーシップによって「医療従事者に新型コロナウイルス感染症との戦いを奨励するプロジェクト」の下、チャイパタナ基金が新型コロナウイルス感染症、および様々な病気と戦うことを支援する。

出典:https://www.watsons.co.th/pressReleases/filter/2020-08

タイのFascino、新しいドラッグストアをオープン〜ドラッグストア業界動向〜

36年以上の経験を持ち、1,0000を超える医薬品などの販売を手がけるコミュニティドラッグストアFascinoは、2020年12月3日に新しいドラッグストア「Fascino Plus」のグランドオープンを発表した。

新しい薬局モデルの「Fascino Plus」は、Profascino CompanyのCEOとともに、スクンビット24の中心部にヘルスケアを目的として立ち上げられ、病気でなくてもサービスに参加できるライフスタイルドラッグストアを目指す。

同社はグランドオープンを記念して、2020年12月中は薬用化粧品およびオーガニックスキンケアなど、オープニングイベントを開催する。また、専門の薬剤師により、健康に関するアドバイスが提供される。

出典:https://www.fascino.co.th/en/activity/post/fascino-จัดงาน-grand-opening-เปิดตัวร้านขายยารูปแบบใหม่-fascino-plus

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2020年 タイのドラッグストア(流通・小売)業界

タイ保健省、マイクロプラスティック化粧品を販売禁止へ〜ドラッグストア業界動向〜

タイ保健省は、2020年1月から微細なプラスチック粒子のマイクロビーズ(マイクロプラスチック)が含まれた化粧品の製造、輸入、ドラッグストア内での販売を禁止すると発表した。

現在販売されているマイクロビーズ入りの化粧品については、2020年1月1日付で保健省の通達が発効してから180日以内に販売を中止する必要がある。通達によると、マイクロビーズは5ミリメートルより小さいプラスチック粒子を指すとしている。

タイ政府が策定したプラスチック製品の使用削減に向けたロードマップ(行程表)では、2019年末までにマイクロビーズを100%削減するという目標が掲げられており、オキソ分解性プラスチックの国内での販売、流通中止を目指している。

出典:https://www.mtec.or.th/post-knowledges/32229/

タイにも進出の資生堂とwatsons、共同製品開発〜ドラッグストア業界動向〜

2019年4月23日の発表によると、資生堂はヘルスアンドビューティ分野の世界最大のドラッグチェーンwatsonsグループと、敏感肌向けのブランド「dプログラム」の「アーバンダメージケア」シリーズを共同開発し、タイで販売を始めた。

「dプログラム」と「 アーバンダメージケア」シリーズからは、敏感肌の女性を取り巻く花粉やちりなどの微粒子の汚れから肌を守るスキンケア製品として、洗顔料の「Urban Damage Care Foaming Wash」および化粧液の「Urban Damage Care Concentrate」がラインナップされる。

ワトソンズの保有する世界各国1億3500万人以上の消費者インサイトの情報と、資生堂の長年にわたる敏感肌スキンケア研究の知見を融合させることにより、dプログラムの新シリーズ「アーバンダメージケア」を共同開発する。

出典:https://www.aswatson.com/shiseido-strengthens-strategic-partnership-with-a-s-watson-group-co-creating-a-sustainable-future-through-beauty-innovations/#.XgwVxkf7SUl

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ドラッグストアとしても認知、タイにDONKI MALL THONGLOR設立〜ドラッグストア業界動向〜

2019年11月30日の発表によると、ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、タイ・バンコクに大型総合アミューズメントモール「DONKI MALL THONGLOR」を設立した。

PPIHグループの海外事業持株会社Pan Pacific Retail Management(Singapore) Pte.Ltd.、タイ国内最大手塗料メーカーグループのTOA Venture Holding Co., Ltd.、Nippon Parking Development (Thailand)Co., Ltd. の3社によって、タイでは化粧品の販売をはじめドラッグストアとしても認知されている。

「DON DON DONKI」は、店内の商品を日本製もしくは日本市場向けの美容商品でラインナップした「ジャパンブランド・スペシャリティストア」をコンセプトとして、PPIHグループの東南アジア仕様の新業態の形をとっている。

出典:https://www.donkimallthonglor.com/shop_guide/don-don-donki.php

カネボウ、タイで化粧品新ブランド展開〜ドラッグストア業界動向〜

2019年8月21日の発表によると、カネボウ化粧品は、グローバル戦略ブランド「freeplus(フリープラス)」をタイ国内のドラッグストアでの販売によって導入する。はじめにタイでの導入を行ったあと、ASEAN地域での展開を行う。

「freeplus(フリープラス)」は、海外展開ブランドとして2005年より中国で導入されているブランドとなってヒットした。今回の発表によると、「freeplus(フリープラス)」のさらなるグローバル化を加速するためにタイでの販売が決定されたとのこと。

タイ国内の販売は日系ドラッグストアを中心に行われ、インターネット販売も行う。「敏感な肌と心」をターゲット層として積極的に発信し、大規模サンプリングや、タイ人インフルエンサーによる宣伝も行われるとのこと。

出典:https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/news_material/pdf/kanebo_plwbqaxhjy.pdf

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2019年 タイのドラッグストア(流通・小売)業界

タイのBDMS、薬業への事業拡大〜ドラッグストア業界動向〜

医療法人BDMSはグループ会社NHealthによる医薬品関連部門への事業拡大を図っている。特にヘルスチェックキットや滅菌済み医療用消耗品の製造サービス、医療工学サービスに提供される研究施設の運営事業に力を入れている。

2018年の収益予想は4,2億バーツと2017年から17%増加を掲げており、タイのヘルスケア事業が年間約5%、約3億バーツの成長をつづけるなか、BDMSの薬業での成功は著しいものとなっている。

BDMSは病院事業に加えて、高い成長率を続けるヘルスケア/医薬品事業への展開を図っているが、現在は薬局の処方薬、医療機関への卸業が9割を占めており、今後カンボジアなどの近隣諸国への進出を見据えた事業拡大をねらう。

出典:https://www.nhealth-asia.com/th/news/detail/191

タイの薬局フランチャイズFascino、今後の見通し〜ドラッグストア業界動向〜

タイ国内で350億バーツの市場規模を有するドラッグストア業界で薬局フランチャイズを展開するFascinoの店舗数が111店に達した。タイの既存の薬局と比べモダンなデザインの店内とオンラインシステムにより顧客の支持を得ている。

Fascinoが実施した調査によると、タイ国内ドラッグストア業界の年間成長率は10%で、市場全体のうち一般薬局が90%、チェーン店やフランチャイズ展開をしているドラッグストアは10%を占めている。

Fascinoはドラッグストア業界を「拡大の見込まれる市場の一つ」として位置づけており、今後3年間にわたりフランチャイズ店舗を200店に増加させる計画を立てている。一方、調剤薬局の現場が要請する薬剤師の人材マッチングサービスなどの開発も手がけている。

出典:https://www.facebook.com/fascinohealthcarethailand/

Fascino
ไม่พบหน้า ร้านฟาสซิโนเป็นร้านยาชุมชน มีสาขาทั่วประเทศกว่า 111 สาขา ด้วยประสบการณ์ 36 ปี จำหน่ายยา เวชภัณฑ์ อาหารเสริม อุปกรณ์ทางการแพทย์ และอุปกรณ์ช่วยเหลือผู้ป่วย สินค้า...
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タイの新薬事法に対する国民意識調査〜ドラッグストア業界動向〜

タイでは2018年よりオンラインでの医薬品販売が可能となる新薬事法が制定されたが、国立開発研究所(NIDA)による新薬事法の国民意識調査の結果、消費者全体のうち68%がオンライン上における医薬品の購入に不安を感じていることが分かった。

従来の薬事法では薬剤師免許を持つ者が営業時間内に限り医薬品を販売できるというものであったが、新薬事法では薬剤師免許を有する者の監督下であれば24時間体制で薬の販売が可能となる。

多くのドラッグストアにとっては営業時間を延長する事が出来、薬剤師免許を持つ者がオンラインやコールサービスを通じて服用指導等の業務にあたれる点がメリットとして挙げられるが、多くの消費者が依然新法に対し懐疑的であることが指摘されている。

出典:http://nidapoll.nida.ac.th/index.php?op=polls-detail&id=616

勢いを増す!タイのドラッグストアの成長要因は?〜ドラッグストア業界動向〜

タイ商務省流通事業開発局(DBD)は、現在ドラッグストア事業者数が国内で8690社を超えていることを踏まえ、今後も安定的な成長を続ける市場であるとの見方を示した。医療機器とドラッグストア事業の市場は2018年現在、5900億バーツにも達している。

ドラッグストア事業の成長要因として、「世界的にも高い評判を得ているタイを医療ハブとして発展させ、メディカルツーリズム市場において外国人観光客の誘致を狙う」という政府の戦略方針による部分が大きい割合を占めるという見方が強い。

現在のヘルスケア・美容ブームの傾向は依然として成長段階にあり、またそれらの関連商品がドラッグストア市場における売上の大部分を占める傾向にあるとされる。さらに、高齢化社会と相まって生活雑貨の販売数も堅調な伸びを見せており、ドラッグストア業界の成長と相関関係にあると見られている。

出典:https://www.dbd.go.th/ewt_news.php?nid=469408459&filename=index

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2018年 タイのドラッグストア(流通・小売)業界

各社の出店攻勢で競争激化!タイのドラッグストア業界

290億バーツ規模の市場となるタイの医薬品小売業界は、現在各チェーン店とも新規出店を続け、競争が激化している。他業種からの参入もあり、大型スーパーマーケットチェーンTESCOがTESCO Pharmacy、同じくスーパーマーケットチェーンであるBIG Cはpure独自のドラッグストアをスーパーの店舗内に展開している。

タイ国内ドラッグストア大手であるFASCINOは、ドラッグストア業界のカシコン銀行 (KASIKON BANK、タイ資産規模4位) から新規フランチャイズ希望者を対象とした1億バーツの追加融資を受け、さらに攻勢をかける。

出典:http://www.profascino.co.th/

http://www.franchisepremium.com/news-detail.asp?event_news=92

日系ドラッグストアのタイ市場展開〜ドラッグストア業界動向〜

日本のドラッグストア市場首位のツルハドラッグは、2011年の進出以来タイでの店舗展開に積極的であり、現在20店舗を営業している。2022年までにこの支店数を100店舗まで増やす計画。

商品ラインナップや陳列スタイルは日本式を完全輸入。また、送料無料のオンラインショップwww.tsuruha.co.thも運営している。

タイ小売大手CENTRAL傘下にあるマツモトキヨシTHAIKLANDは「黄色いドラッグストア」としてタイ人からの知名度が高い。日本式の生活雑貨や食品も扱うスタイルにより、タイに「スーパードラッグストア」というジャンルを浸透させた。

出典:https://www.thairath.co.th/content/1041999

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タイのドラッグストア業界は競争激化の一途、全国15,000店舗の競争続く

健康製品の売れ行きが好調な中、タイ保健省によれば、タイのドラッグストア市場は全国15,000店舗、296億バーツ規模となっている。大手チェーンが続々と店舗を増やす中、Bangkok Hospitalのような市立病院も参入、セブンイレブンも処方せん薬局を開店させるなどしている。

首都バンコクに約4800店、地方都市に約10500店の薬局が存在する。急速な増加に対応するための薬剤師の確保が課題であり、また競争は激化しているものの、大都市には未だ成長の余地があるため、各社はサプリメントや美容用品の開発に注力している。

出典:https://www.moph.go.th/

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オンラインで注文可能なタイのドラッグストア〜ドラッグストア業界動向〜

タイの「honestdocs」は、オンラインで医薬品のデリバリーを注文することができる、新しいタイプのドラッグストアである(※正式な薬局ではなく、オンライン注文のプラットフォーム)。SNS (LINE) で公式アカウントと友人になることで注文が可能になる。発送にかかる日数は、特急料金がTHB200~400で1日以内、普通料金がTHB200で3日以内。

同サイトでは各種の病気・症状に関するコラムや病院のレビューも掲載、サイト経由で現役の医師への健康相談を送信すれば回答が得られるサービスも提供している。

出典:https://www.honestdocs.co/is-there-a-better-brand-than-generic-medicine

HonestDocs
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まとめ:タイのドラッグストア業界

コンビニチェーン大手のセブンイレブンが店内に処方箋薬局を開店し、薬局の増加による薬剤師の人手不足に対応しています。ドラッグストアの形態もオンライン上で注文可能なシステムが誕生しコスト削減などを狙っています。またSNSの利便性を活用し、気軽に医療サービスを受けることができるシステムも広がり今後の発展に期待が高まりますね。

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