【アジアを台頭する国内企業】台湾の加工食品業界

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台湾の加工食品業界は国内だけでなく国際的な影響力を見せており、今後の活躍に期待です。特にアジアで最も競争力のある大豆加工及び植物油メーカーの1つとして地位を確立してきた大統益の2022年連結売上高は、246億7,600万台湾元で、主力製品の多くは市場シェア第1位となっています。

今回は、そんな台湾の加工食品業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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目次

2022年 台湾の加工食品(飲食・食品メーカー)業界

循環経済とグリーンエネルギーの推進を深める台糖〜加工食品業界動向〜

台湾糖業公司は、ネットゼロの波に対応するため、循環経済とグリーンエネルギーの推進を深め、近代的な養豚場の建設を加速し、太陽光発電施設の導入を拡大した。台湾糖業公司の新しい養豚場は2022年7月に完成し、年末の時点で334MWの容量の設備が完了している。また、国内中小企業のグリーン電力ニーズを満たすため、容量の30%を維持する計画である。

台湾糖業公司は積極的に資産を活性化する取り組みも行っており、政策と経済発展のニーズに合わせて、工業団地や公営住宅、長期介護施設などに土地を提供している。

台湾糖業公司の2022年の営業収入は288億2,400万台湾元、営業利益は17億5,100万台湾元であった、それぞれ3億1,000万台湾元と7億1,600万台湾元も予算目標を上回る結果となった。

出典:https://www.taisugar.com.tw/chinese/News_detail.aspx?p=1&n=10017&s=11897

2023年で創立70周年を迎える味全〜加工食品業界動向〜

味全は、2023年で創立70周年を迎え、「台湾の深耕、中国大陸の発展、グローバルビジョン」を戦略軸に、今後も海峡両岸の中華圏市場での事業を深めて行く。また、国際事業部門は、より積極的な姿勢で海外市場を拡大し、より良い業務パフォーマンスを生み出し、会社の持続的な発展のために、より強固な基盤を築いていく計画である。

台湾市場に於いては、原材料価格の上昇と保守的な消費に直面し、より高品質なカテゴリーアイテムの開発を促進し、製品の価値を高め、カテゴリー内で核となる競争上の優位性を確立して、新たな成長曲線を描くことに全力で取り組んで行く。

味全の2022年の連結売上高は200億台湾元で、年率0.8%成長、EPSは0.47台湾元であった。

出典:https://www.weichuan.com.tw/Finance/

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台湾国内唯一の日本の輸出認証を取得した台蓄工場〜加工食品業界動向〜

世界的な新型コロナウィルス流行の沈静化に伴い、国際産品の輸出入業務が再開されるなか、新たに台湾の認定食肉工場合計2社が、日本の農林水産省によって日本への輸出を承認された。

台湾の認定食肉工場が日本への輸出を承認されたのは、台湾で10年以上ぶりであり、また、国内の老舗食肉加工工場「台湾農畜産工業」は、日本へ合法的に輸出可能な“加熱食品加工設備”と“加熱食鶏肉加工設備”を併せ持つ台湾唯一の食肉工場となった。

台湾農畜産工業は10億台湾元を投資し、6年をかけて屏東農業バイオテクノロジー園区に米国と日本の輸出基準を満たす新工場を建設し、今回日本から承認された事から見ても、台湾は既にかなりのレベルに達していることが分かる。食肉加工技術と衛生管理に於ける品質保証は、台湾の家畜と家禽の生産と販売に於いて大きなマイルストーンを生み出した。

出典:https://www.tham.com.tw/edcontent_d.php?lang=tw&tb=2&id=1350

台湾TQFAと日本JFSMがパートナーシップ協定 締結〜加工食品業界動向〜

台湾品質食品協会(TQFA)と日本食品安全管理協会(JFSM)は、食品製造業界に於ける同等の自主管理検証プログラムを推進するため、2022年末にパートナーシップ協定を正式に締結した。今後は、台湾と日本の食品産業の国境を越えた協力チャネルを確立していく。

台湾TQFA協会と日本JFSM協会との相互承認計画は2段階に分かれており、2023年は第1段階である“日本の台湾承認(JFS-BによるTQF-L2の承認)”に焦点を当てており、これは台湾の高水準維持への貢献が期待される。また、JFS-B認証は日本のルートで最も信頼される認証制度となり、現在2,194社の認証メーカーが合格し、ほぼすべてのルートでJFS-B認証が認められている。

相互承認の第2段階は“台湾の日本承認(JFS-B/CのTQF-L1承認)”であり、今後は承認を通過した高品質な日本食品がさらに台湾に流入する事になる。

出典:https://www.fwusow.com.tw/news/item/4599.html

主力製品の多くが市場シェア第1位の大統益〜加工食品業界動向〜

アジアで最も競争力のある大豆加工及び植物油メーカーの1つとして地位を確立してきた大統益の2022年連結売上高は、246億7,600万台湾元で、税引後純利益は12億2,600万台湾元、一株当たり利益は7.66台湾元となった。

2023年の大統益は、原料オペレーション戦略等により競争力が向上し、全体として安定した利益を維持できると予想している。また、主力製品の2023年販売目標は、大豆粉55万トン、大豆油12万トン、その他各種植物油約6万5千トン、厳選大豆約7万トンが見込まれている。

大統益は長年にわたり国内バルク原料市場の運営に重点を置いており、競争力のある大豆関連製品に注力してきた。加えて、パーム油、キャノーラ油、ひまわり油などの各種植物油の製造・販売を行っており、主力製品の多くは市場シェア第1位となっている。

出典:https://www.ttet.com.tw/index.php?option=module&lang=cht&task=pageinfo&id=503&index=3

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2021年 台湾の加工食品(飲食・食品メーカー)業界

鹿児島黒豚に匹敵!「台糖森悅豬」とは? 〜加工食品業界動向〜

アメリカからの輸入豚肉問題が話題の中、台糖と長榮グループの子会社である長榮桂冠ホテルは台中の消費力について楽観的であり、協力して国内のトップブランド黒豚「台糖森悅豬」を推し出している。

この黒豚は、綺麗な水のある屏東大武山に生息するだけでなく、有機チカラシバやオリーブも食べており、味は鹿児島黒豚に匹敵する。

同社は国のGHP基準に準拠していることを強調しており、ISO 22000(HACCPを含む)、CAS、製造・販売履歴など、国内外の食品安全認証を用いて安心を確保するためにさまざまな取り組みを行ている。

出典:台糖 https://www.taisugar.com.tw/chinese/News_detail.aspx?p=1&n=10017&s=9653

台湾の味全食品工業の2020年営業報告〜加工食品業界動向〜

味全食品工業は2020年の営業報告を発表した。同社の収入の45%を台湾が占め、残り55%を中国本土が占めた。2020年の台湾の事業は黒字に転じ、コロナウイルスの影響を受けなかった。

コロナウイルスの流行はB2B収益に影響を及ぼしたが、B2Cは収益の最大のシェアを占めた。洗練された運用プロセス管理、効率の向上、粗利益率の改善により台湾事業は業績アップすることができた。

2021年は台湾市場で2桁の成長を目指すため、Bernachonや毎日Cなど4つの自社ブランドに焦点を当てる。

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出典:味全 https://www.weichuan.com.tw/Finance/MonthReport?sYear=2020

2020年第1四半期、台湾の加工食品の生産高が成長〜加工食品業界動向〜

2020年第1四半期における食品製造業の業績は、新型コロナウイルスの流行の影響にもかかわらず、成長を遂げる形となった。全体的な製造業の生産高は減少したが、食品製造業はコロナウイルスの拡大予防に成功したため生産と製造活動は通常通りとなった。

流行予防の需要の高まりと相まって、2020年第1四半期の生産額は1,126億台湾ドルと成長した。これは過去1年間の同時期で過去最高であり、年2.41%の増加、四期連続のプラス成長となった。

牛乳、保健機能食品、インスタントヌードル、ピクルス・漬物など長持ちする備蓄食品、白米、小麦粉、缶詰食品がプラスになっている。

出典: 経済部 https://www.moea.gov.tw/mns/dos/bulletin/Bulletin.aspx?kind=9&html=1&menu_id=18808&bull_id=7365

台湾の福壽實業の2020年売上報告〜加工食品業界動向〜

福壽實業は有機肥料、油脂產品、穀物、食品、飼料などを製造している加工食品企業。また、動物福祉と人道的な繁殖方法に焦点を当て、情報の透明性を向上させるため、生産と販売履歴を確立し、畜産物の品質を厳格に管理する養殖業界に参入した。

2020年11月10日、同社は2020年の業績を発表した。台湾はコロナウイルスによる食品製造業界への影響は少なかったことから、売上は横ばいで大幅なマイナスはなかった。同年と前年の月間売上は下記の通り。

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台湾のTTL、最新の営業売上額を発表〜加工食品業界動向〜

TTL(台灣菸酒公司)が、営業売上額を公表した。2020年上半期は、コロナウイルスのため人々の外出が減少したことで、アルコール等の売上が減少し、内需市場は下半期まで回復せず、収益性に影響を及ぼした。

幸い、下半期には徐々に売り上げが伸び、家庭で調理できるインスタントヌードルの売り上げが伸びた。健康食品も売れ行きが良く、一定の利益を保っている。

2020年10月から2021年1月までの売上は下記のようになっている。

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出典:TTL https://csr.ttl.com.tw

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2020年 台湾の加工食品(飲食・食品メーカー)業界

台湾からの加工食品輸出、英語書類の申請手続きが簡略化〜加工食品業界動向〜

2019年10月1日の発表によると、衛生福利部食品薬物管理署は、加工食品を輸出する際に必要となる英語書類の申請手続きを簡略化した。台湾の国際貿易は頻繁になっており、加工食品の輸出に必要な英語書類の申請が増加したためだ。

2019年5月15日から2019年6月15日の間に行われた、申請に関連する業者に対するアンケートによると、平均満足度は93%であった。英語書類の申請手続きにかかる時間は従来の4分の1に短縮された。

発表によると、今回、「衛生證明(衛生証明書)」、「加工衛生證明(加工衛生証明書)」、「檢驗報告書(検査報告書)」、「自由銷售證明(自由販売証明書)」の手続きが簡略化された。

出典:https://www.fda.gov.tw/TC/newsContent.aspx?cid=4&id=t549089

台湾で加工食品業界大手の大成集団、子会社が昭和産業からの出資受諾

2019年11月11日、昭和産業株式会社と台湾を拠点として食品・飼料などの事業を展開する大成集団は合弁事業を開始することを発表した。

約26億円を投じ、大成集団のグループ会社である「國成麵粉股份有限公司」および「中一食品股份有限公司」が実施する第三者割当増資にて、新たに発行される株式(國成麵粉股份有限公司:2,440万株、中一食品股份有限公司:4,200万株)を引き受ける。これにより、昭和産業株式会社は台湾において新たに「製粉事業」「飼料事業(鶏卵)」に参入する。

「國成麵粉股份有限公司」においては、小麦粉の生産性向上および品質改善に関する技術提供を行い、販売強化につなげてゆく。

出典:https://www.showa-sangyo.co.jp/news/pdf/19-32_taiseishudantonogoubenjigyounikansuruosirase.pdf

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台湾で食肉産業向けのHACCP監査プロジェクト開始〜加工食品業界動向〜

2019年3月7日の発表によると、食品医薬品局は、地方政府保健局とともに食肉加工食品産業を対象とする「HACCP食肉加工食品産業監査プロジェクト」を開始した。製造・販売された製品の衛生と安全を確保し、消費者の権利を保護するために、ランダムに検査を実施。

「HACCP食肉加工食品産業監査プロジェクト」は安全な食品を消費者に届けるため、原材料、製造過程、完成品を定期的に検査する。また、生肉および加工製品は、動物用医薬品、亜硝酸塩、防腐剤の残留を検査される。これらは安全衛生管理法の規定をもとに行われる。

食品安全に関するチェック項目はGood Food Hygiene Practice Guidelines(GHP)と食品安全管理システムガイドライン(HACCP)に準拠すべき項目が含まれている。食品安全法第8条に違反している場合は、6万元以上2億元以下の罰金が発生する。

出典:衛生福利部

輸出に対応!台湾農畜産工業の食肉加工場が完成〜加工食品業界動向〜

台湾農業団体の台湾農畜産工業(台畜)は2018年12月より、屏東県にある、医学・バイオ企業の工業団地「屏東農業生物科技園区(PABP、屏東農科)」で新たに食肉加工場を建設し、生産を始めた。

ヨーロッパ、アメリカ、日本、シンガポールへの高水準規範の輸出に対応するために建設された。投資額は10億台湾元。

将来的には、調理済みステーキ、焼き肉用肉類、調理済み食品、オーダーメイドによるメインコース料理セットなどを生産する予定。これにより国内外の販路を開き、さまざまな需要に対応できるとしている。

出典:https://www.tham.com.tw/edcontent_d.php?lang=tw&tb=2&id=915

台湾で加工食品業界大手の泰安食品、注目のインターンシップとは?

高雄市に所在する加工食品会社、泰安食品股份有限公司は、108年度建教合作考核一等機関(2019年度インターンシップ受け入れ一流機関)であることが認められた。同社には、中華民国教育部部長である潘文只から発行されたトロフィーが進呈された。

泰安食品股份有限会社は長年、中華民国教育部と協力して技術的で専門的な指導をインターンシップ生に行っており、その活動が評価された。同社は、高品質な実地指導と教育、カリキュラムを提供しており、学生が現場で実体験して学べ、また、学んだことを現場で活かせる環境である。

同社は、これからも職業訓練学校がより多くの才能ある人材を輩出する手助けをし、企業の責任を果たし続ける。

出典:https://www.taian-fd.com.tw/%E7%8D%B2%E5%BB%BA%E6%95%99%E5%90%88%E4%BD%9C%E8%80%83%E6%A0%B8%E4%B8%80%E7%AD%89%E6%A9%9

まとめ:台湾の加工食品業界

台湾の食品輸入国のうちアメリカが1位で主な輸入品は肉製品である。日本は4位につけており、メインの品目はアルコール飲料やお菓子などである。このように各国で輸入食品が棲み分けがあるため、台湾でどの日本製品の需要があるかを見極めることが重要でしょう。

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