2023年2月23日、大手ドラッグストアのワトソンズマレーシアは、同年年2月23日から3月29日まで、K-ビューティー・フェスタで韓国旅行4泊5日が10名に当たるコンテストを開催すると発表しました。マレーシアの化粧品業界は成長を続けており、特に環境やサステナビリティに関連した活動やプロモーションが活発に行われています。
今回は、そんなマレーシアの化粧品業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
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2022年 マレーシアの化粧品(製造業)業界
インネイチャーがBコープ認証取得〜化粧品業界動向〜
2023年3月13日、マレーシア、ベトナム、カンボジアでザ・ボディショップを展開するインネーチャーは、サステナブルな「良い会社」に与えられるBコープ認証を取得したことを発表した。
同社はマレーシアにおいて環境NGOとの共同キャンペーンを通じて、森林と野生生物の保護に継続的に取り組んでおり、2006年から2010年にかけてはマレーシア自然保護協会と、2016年から2019年にかけては野生生物保護協会とプロジェクトを実施してきた実績を持つ。他にも、同社はマレーシアで顧客にマイバッグを奨励する運動の先駆けとなった。
同社のダティン・ミナ・チア代表取締役社長は、ビジネスが善の力になりうるという同社の信念は、同社のビジネスと業務におけるあらゆる側面に具現化されていると述べている。
出典:https://disclosure.bursamalaysia.com/FileAccess/apbursaweb/download?id=134949&name=EA_GA_ATTACHMENTS
ササ、マレーシアの売上高が大幅増〜化粧品業界動向〜
2023年9月30日、香港を拠点とする化粧品量販店のササ・インターナショナルは、マレーシアでの2021年9月期(6ヵ月)のグループ売上高が前期比で159.1%増となる1億4,697万香港ドルと大幅に増加、既存店の売上高は57.2%増加したと発表した。
2022年3月31日時点でマレーシアは72店舗体制であったが、2022年9月30日、グループは71店舗を運営している。2022年4月1日以降のマレーシア政府によるパンデミック対策の緩和により、同社事業は急速に回復、パンデミック前の84%にまで戻した。
また、パンデミック時に同社が積極的に営業コストを削減し、生産性を向上させたたこともあり、緩和後にその利点を活かすことができたとしている。結果、マレーシアリンギット安にも関わらず、同期間にマレーシアで1,230万香港ドルの利益を記録した。
出典:https://doc.irasia.com/listco/hk/sasa/interim/2023/intrep.pdf
2022年は化粧品苦情が大幅増〜化粧品業界動向〜
2023年5月19日、マレーシアで化粧品規則を管轄する国立医薬品管理局(NPRA)は、登録製品及び届出化粧品の品質監視活動において、2022年に合計で4,488件の製品でサンプリングを行ったと発表した。また、同年には1,041 件の苦情が寄せられ、寄せられた製品苦情は評価、調査され、64件の規制措置が採られた。これには3件の届出取り消し、2件のリコール、57件の警告のほか、製品登録保持者による2件の自主回収が含まれている。
化粧品に関しては、2022年のサンプリングは2,427件で全体の54%を占めた。また、同苦情件数は120件で全体の11.5%を占め、前年からほぼ倍に増加した。また、2022年に届出された化粧品は2,393件となり、前年から20.9%の減少であった。
他方、同局は2022年8月23日に化粧品メーカーを対象とした適正製造基準トレーニングプログラムを開催、現地化粧品メーカー101社とNPRA局員の計318名が参加した。
CJオリーブヤングがマレーシア市場参入〜化粧品業界動向〜
2023年4月20日、バイオテクノロジーを活用した事業を展開するちとせグループは、マレーシアのサラワク州にて建設を進めてきた世界最大規模の藻類生産設備「ちとせ・カーボン・キャプチャー・セントラル」の開所式を2023年4月4日に開催したことを発表した。
同設備は、同社の中核企業であるちとせ研究所が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として建設したものとなっている。
生産設備は5ヘクタールの規模となっているが、NEDOのグリーンイノベーション基金に総額500億円規模の事業として採択されたことで、次に100ヘクタールの生産規模にて藻類生産技術開発、そして藻類バイオマスを原料にした化成品や化粧品、燃料、飼料、食品などの用途開発を視野に入れている。
出典:https://chitose-bio.com/jp/news/5287/
ワトソンズがK-ビューティー・フェスタ開催〜化粧品業界動向〜
2023年2月23日、大手ドラッグストアのワトソンズマレーシアは、同年2月23日から3月29日まで、K-ビューティー・フェスタで韓国旅行4泊5日が10名に当たるコンテストを開催すると発表した。
同コンテストへ参加するには、SomebyMi、One Thing、Manyo Factoryなどの参加ブランドをオンライン、又は店頭で120リンギット以上購入するだけとなっている。エリート会員は2回、会員は1回の応募が可能となっている。
本コンテストは、Kビューティ・マニアにとっては済州島を訪れる最高の機会であり、また、済州島は世界で最も植物が多様で汚染が少ない地域の一つで、ユネスコの世界遺産に認定されていること、他にもアルテミュージアムや9.81パーク、オソルロックティーミュージアム、スヌーピーガーデンといった観光スポットを紹介している。
出典:https://www.watsons.com.my/blog/social-media/giving-you-seoul-with-k-festa
2021年 マレーシアの化粧品(製造業)業界
CJオリーブヤングがマレーシア市場参入〜化粧品業界動向〜
韓国を拠点とするヘルス&ビューティーストアのCJオリーブヤングは、東南アジア最大のeコマースプラットフォームであるショッピーに、ブランドストアを開業したことを発表した。対象となる市場はマレーシアとインドネシアの2ヵ国。
また、同社は2019年末に東南アジア最大の流通会社であるデイリーファームグループとMoUを締結し、現地のガーディアンで製品販売を展開している。
同社担当は、競争が激しい東南アジアのビューティ市場で、オンラインとオフラインの両方の流通プラットフォームで成長できる足掛かりを築くことができたとし、今後韓国化粧品のグローバル市場での取り組みを主導するとしている。
出典:https://english.cj.net/cj_now/view.asp?bs_seq=14630&schBsTp=1&schTxt=Interview
マレーシアで化粧品業界大手のインネーチャー、2019年度収益は3.9%増
ザ・ボディショップを展開するインネーチャーは、2019年度の収益が前年度比で3.9%増となる1億9,168万リンギットを記録した。
同社にとって、2019年はザ・ボディショップをマレーシアで開業して35周年の節目の年であり、新たに「ナチュラ」ブランドを展開した。さらに同年8月にはeコマースサイトを立ち上げた。2019年末時点で、同社グループはマレーシアとベトナム、カンボジアで124店舗を運営している。
2020年度は、COVID-19の影響でマレーシアとベトナムは移動規制が出され、原油価格の低迷、景気後退の見通しなど、経営環境は厳しい状況にある。同社は移動規制期間中も、電子商取引を通じて顧客ニーズに応えており、全体として2020年度も利益を確保できると見込んでいる。
出典:https://innature.com.my/pdf/innature_berhad_ret1852p_ar2019_fullbook_290520.pdf
ササマレーシア、2020~2021年度は減収〜化粧品業界動向〜
香港を拠点とする化粧品量販店のササインターナショナルは、マレーシアでの2020~2021年度上半期のグループ売上高が1億2,670万香港ドルとなり、現地通貨ベースで前年比35.4%減少したことを発表した。既存店売上高も、現地通貨ベースで20.1%減少した。2020年9月30日時点で、同社はマレーシアでは77店舗を運営しており、前年同期の80店舗から3店舗減少した。
COVID-19の拡大でマレーシア政府によって発令された移動制限が大きな打撃となり、同年度第1四半期の小売店売上高は42.4%減少した。第2四半期は改善が見られ、売上高の減少幅は28.9%に縮小した。
小売業は引き続き不透明な状況であることから、同社は新規出店については慎重とし、既存店舗のネットワーク最適化に努める。
出典:http://corp.sasa.com/wps/wcm/connect/dd6c5248-a095-4ea9-ae25-845abe1e43b9/EW00178.pdf?MOD=AJPERES
マレーシア国立医薬品管理局が5つの化粧品で警告〜化粧品業界動向〜
マレーシアで化粧品規則を管轄する国立医薬品管理局は、有害物質が含まれていることが判明した5つの化粧品の購入と使用を控えるよう発表した。
関連する化粧品の届出は保健省医薬品サービスのシニアダイレクターによって取り下げられ、これら化粧品のマレーシア販売は許可されなくなった。
対象となる化粧品に含まれていた有害物質であるクロトリマゾール、ハイドロキノン、そしてトレチノインは薬物管理当局に登録する必要があり、副作用を引き起こす可能性があるため医療専門家の助言がなければ使用できない。また、水銀が含まれた製品もあり、健康に害を及ぼす可能性があるため、化粧品への使用は禁止されている。
出典:https://www.npra.gov.my/index.php/my/component/content/article/428-english/press-release/press-release-2021/1527187-kenyataan-akhbar-produk-kosmetik-dikesan-mengandungi-racun-berjadual-januari-2021.html?Itemid=1392
マレーシアにも展開するワトソンズがミジャンセンのハローバブル展開〜化粧品業界動向〜
ヘルス&美容小売業者のワトソンズは、カラー剤を展開する韓国ミジャンセンのハローバブルとのコラボレーションを発表した。
ワトソンズは、同店でしか手に入らないハローバブルXブラックピンクシリーズを紹介。非会員は45リンギット、会員は43リンギットで店舗とオンラインの両方で購入できる。同社のキャリン・ロー社長は、韓国の最高級ヘアカラー製品であるミジャンセンとのコラボレーションを誇りに思うと述べた。
また、両社はTikTokチャレンジで2万リンギット相当の賞品が当たるキャンペーンを実施するとしている。参加者はTikTokで@miseensccenemyをフォローし、クリエイティブな方法でハローバブルを紹介することとなっている。
出典:https://www.watsons.com.my/pressReleases/filter/2020-12
2020年 マレーシアの化粧品(製造業)業界
マレーシアでIPOを目指すインネイチャー、今後の動きは?〜化粧品業界動向〜
2020年1月29日、マレーシア及びベトナム、カンボジアでザ・ボディショップ製品の流通と販売を手掛けるインネイチャーは、マレーシア証券取引所のメインボードに上場する目論見書を提出した。
1株当たり68セントを初期公開価格として設定し、新規発行普通株74,074,000株、既存の株式売却103,200,000株の合計177,274,000株、金額にして1億2,050万リンギットの調達を目指す。
今後の計画と戦略については、まずマレーシア国内でオンラインショッピングとオフラインショッピングをシームレスに統合する。またベトナムとカンボジアの小売店ネットワークを拡充し、マレーシア国内でナチュラブランドを新規事業として展開し、グループにおけるポートフォリオを拡大する。
ワトソンズ、マレーシアにも進出の韓国美容ブランド展開へ〜化粧品業界動向〜
2019年6月18日、ヘルス&美容小売業者のワトソンズは、韓国のスキンケアブランドであるエステティック・ハイドレーション・コメティックス(AHC)とのコラボレーションを発表した。
マレーシアには多くの韓国美容ブランドがあるが、AHCは韓国の高級美容クリニック向けに開発された唯一のブランドである。20年以上の実績を持ち、最高の素材と最先端技術、そしてラグジュアリーでありながら手頃な価格のスキンケアとして知られている。
ワトソンズ・マレーシアは女性のために最新の市場動向と需要に対応しており、韓国の美容文化はその一つである。キャリン・ロー社長はAHCがワトソンズ・K-ビューティ・ファミリーに参加したことを歓迎すると述べた。
トランスコスモス、江原道のマレーシアでの化粧品販売へ〜化粧品業界動向〜
2019年12月13日、ITアウトソーシングサービスを展開するトランスコスモスは、自然派基礎化粧品メーカーである江原道のマレーシア及びタイでの現地販売代理店として事業を展開することを発表した。
まずは越境EC・機内販売を行い、現地での実店舗及びECサイトを開設し、PRやマーケティング・プロモーションなどを含め、オフラインとオンラインで市場を開拓する。2019年10月には、メディアやキーオピニオンリーダーを招待し、マレーシアでローンチイベントを開催した。
江原道海外事業部の張部長は、アジアを中心にリピーターの顧客が年々増加しており、今後はさらに各国の動向やニーズを分析し、江原道しかできない展開を開拓していきたいとしている。
マレーシア保健省、発売禁止化粧品を公開〜化粧品業界動向〜
2019年8月6日、マレーシア保健省の国立医薬品規制庁は、7つの化粧品について有害であるため購入と使用を控えることを促すと発表した。
対象となったのは、Thefjuraマーケティング、ローバン・トレード、カルブ・オーシャン・エンタープライズ、グローウイング・エキスパート・アップル・ダイヤモンド、ルベヤといった5社の製品で、いずれも’検査で水銀が検出されている。これら化粧品は『1984年薬物及び化粧品規制』に違反しており、マレーシア国内での販売と流通を停止しなければならない。
規則に基づき、有罪判決を受けた会社は初犯に対して最大5万リンギット、再犯に対しては最大10万リンギットの罰金が科せられる。
2019年 マレーシアの化粧品(製造業)業界
マンダム、マレーシアのACGインターナショナルを買収〜化粧品業界動向〜
2018年11月22日、男性向け化粧品大手のマンダムは、マレーシアの化粧品メーカー『ACGインターナショナル(ACGI)』を買収したと発表した。
ACGIは、10代~20代の女性向けメイクアップブランド「シルキーガール」をマレーシア、シンガポール、インドネシアなど東南アジアで展開しており、ハラール認証を取得した商品などもある。
2018年11月22日付で、マンダムはACGIの全持分を取得するため株式譲渡契約を締結した。同社は2027年のありたい姿『ビジョン2027』の実現に向け、国内外で積極的な事業展開を行っており、ACGI社の 100%株式を取得することで、今後、東南アジアにおける同社グループの存在感を高めることを目指している。
ワトソンズ・マレーシア、パンテーンと提携〜化粧品業界動向〜
マレーシアの湿度は、清潔で健康的な頭皮を維持する上で課題である。この問題を解決するために、ヘアケアブランドのパンテーンはパンテーン・ミセラーを開発した。
パンテーンのシャンプーシリーズは、国内大手ドラッグストアー『ワトソンズ・マレーシア』との提携を通じて特別イベントでローンチされ、国内のワトソンズ店舗にて販売される。同社のロー社長は、手ごろな価格でパンテーン・ミセラーを最初に販売することで、顧客から好意的な反応があると期待していると述べている。
また、ワトソンズのオンライン店舗では、2019年1月15日~1月18日の期間中にシャンプーとコンディショナーをセットとした530mlのパッケージを、50リンギットで提供する。
マレーシアのウィプロアンザ、世界最先端のハラールスキンケア研究開発施設の成果〜化粧品業界動向〜
ウィプロアンザは、ハラール認証を取得したスキンケアやパーソナルケア、トイレタリー製品を開発・製造・販売する企業であり、同社のサフィブランドはマレーシア国内で製造されている。
同社は2013年6月に1,000万リンギットを投じて、サフィ・エクセレンス研究革新センターを設立した。そして、過去5年間で同センターは最先端のハラールスキンケアラボとして世界中から3,000万リンギット超の投資を受けている。
同センターの製品開発は、アジア人の肌や地域の気候の影響を考慮し、自然と科学を融合させた技術で消費者に感動を与えている。例えば、同社のアンチエイジングのサフィ・ラニア・ゴールドシリーズは、ナノテクノロジーを組み込むことで浸透効果を高めている。
ユニリーバマレーシアの奨学金、フェア&ラブリー〜化粧品業界動向〜
世界有数の一般消費財メーカーであるユニリーバは、2018年度フェア&ラブリー奨学金を通じて公立大学に通う40名の女子学生に20万リンギット相当の奨学金を授与した。2017年には12,044件の応募があったが、2018年は20,100件の申請があった。
2016年以来、フェア&ラブリー奨学金は80名の若い女子学生を支援してきている。奨学金授与式では、授業料や書籍など必需品を支援するために、各自に5,000リンギットが授与された。
フェア&ラブリーは単なる美容ブランドではなく、女性に夢を達成させ、自らの運命を切り開くという哲学を共有するブランドでもある。フェア&ラブリー奨学金プログラムは、若い女性が教育を受け、自信を持てるようにすることを支援している。
2018年 マレーシアの化粧品(製造業)業界
マレーシアの若者層をターゲットに展開「Alliance Cosmetics Group」〜化粧品業界動向〜
2005年に発売したブランド「Silky Girl」が手ごろな価格と、ポップなデザインで若者に人気。現在マレーシア以外に4ヶ国で展開している。
同社は、Revlon 製品のディストリビューターでもあり、マレーシア、シンガポール、ブルネイでは独占販売権を持っている。豚由来、アルコール由来の原材料を製造工程で使用していないことが確認済みであるため、両ブランドとも有名ドラッグストアには必ず並んでいる(一部製品を除く)。
大型ドラッグストアチェーンの Watson と提携、また若い年代へのターゲッティングのため今年から新進気鋭のマレー人女優 Eyka Farhana をPR役に採用。彼女のSNSを通して広告宣伝にさらに力を入れる。
マレーシアのムスリム女性を照準に市場拡大を狙う「Tohtonku」〜化粧品業界動向〜
1964年創業、1983年にヘアケア製品「Follow Me」ブランドを売り出し大ヒット。200以上のラインアップを展開し、ハラール製品も取り扱うペナン発のローカルブランド。
現在は海外ブランドの進出が続くマレーシア国内市場で苦戦中。しかしながら、同社にはハラール認証を得た製品も少なくないため、敬虔なムスリム女性にターゲット攻勢をかけている。
近年はスキンケア製品「Nutox」と「Nanowhite」に注力しており、美意識の高いムスリム女性のニーズに応えている。広告には2014年からマレー女性に絶大な人気を誇る女優 Nur Fazura を起用している。
マレーシアの美容チェーン、ハラール対応スキンケア製品を販売「Clara International Beauty Group」〜化粧品業界動向〜
1977年設立、総合スキンケアを提供するマレーシア最大の美容チェーンの1つ。海外7ヶ国にも展開、国内外合計で50以上の美容センターを持つ。
同社の最大の特徴は、ハラール認証機関であるJKTIMの認証を受け、HDC (ハラール産業開発公社) のホームページにも掲載されている独自開発の製品群。化粧品市場ではハラール製品がまだ少ない中で、ムスリム女性の心をとらえている。また並行して美容アカデミーも展開しており、同社製品を使用してのエステティシャン育成にも力を入れている。
マレーシアでハラール対応オリジナルブランドを投入「Watsons Personal Care Stores (Malaysia) 」〜化粧品業界動向〜
香港発の一大ドラッグストアチェーン、Watsons Group。現在は24ヶ国で14,000以上の店舗を展開。マレーシアでのビジネスは1994年に開始、450店舗以上を構える。
近年は独自のR&Dチームを持ち、自社ブランドも開発・販売。マレーシアだけでも7カテゴリーを展開している。
数は少ないながらハラール製品も展開しており、昨年発売したWatsonsブランドのハラール認証シャンプーも好評。今後はハラール製品のイスラーム圏の国々への展開も見込んでいる模様。
まとめ:マレーシアの化粧品業界
ハラール化粧品は世界的にみてもマレーシアがダントツの売上を誇り、ハラール製品のハブと言えます。ハラール製品がマレーシア化粧品市場で成功すれば世界へ進出することも可能になるかもしれません。
クアラルンプール在住4年目の日本人。大学卒業後、東京で飲料メーカーの営業を担当。その後、マレーシアのクアラルンプールへ移住し食品商社の営業及び購買のサポートを担当。