フィリピンは2023年、驚異的な観光数を誇り、LGBTQIA+に優しいアジアの旅行先として躍進しました。また、2024年上半期に観光ビザ延長が20%増加する見通しを示し、オンラインでのビザ延長が外国人観光客にとって利便性を高め、フィリピンの長期滞在を促進しています。フィリピンは新たな観光のトレンドを牽引する期待の高まる地となっています。
今回は、そんなフィリピンの旅行業界に関する業界情報をお届けします。
読了時間の目安:5分
2023年 フィリピンの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
3500万人の旅行者が注目!フィリピン、アジアで最もLGBTQIA+にオープンな観光地へ
観光省のフラスコ長官は2023年フィリピン金融・産業間(PFIP)プライド・サミットの中で、フィリピンをアジアで最もLGBTQIA+に優しい目的地の一つとして位置づけることを含めた包括的な観光開発を目指すマルコス政権の計画とプログラムを発表した。
LGBTQIA+のコミュニティは急成長を遂げており、旅行者は3500万人を超えていると言われている。また、フラスコ長官はセブで初めてリローン LGBTQ を組織して連合させた経歴も持っている。
さらにサミット中にはコミュニティ内の恵まれない学生のためのPFIPの教育奨学金を支援するために、自身と夫のデューク・フラスコ下院副議長から50万ペソ相当の個人寄付を約束した。
イロイロ市、新たな観光スローガン「Fun, Foodie, Friendly Iloilo」の魅力とは?
アーサー・ディフェンサー・ジュニア知事は、自ら構想した「Fun, Foodie, Friendly Iloilo」をイロイロ市の新たな観光スローガンとすると発表した。このスローガンにはイロイロ市民が何者であるかが表現されている。
Funは州内1721以上のバランガイで祝われるお祭りやその他のアクティビティを指し、Foodieはイロンゴ族の食が反映されている。イロイロ州にはまた来たくなるような美味しい料理を提供するレストランが数多くある。
Friendlyはフィリピン人固有の特徴であり、スローガンの中でも強調されている部分である。イロンゴ族はゲストを家に迎え入れ、世話を焼くのが得意であると知事は語った。
TIEZA発表:2022年に記録的な23億8000万ペソの旅行税収、前年比躍進
観光インフラ・企業圏庁(TIEZA)によると2022年に徴収された旅行税23億8000万ペソであり、ロックダウンと航空機運行停止の影響を受けた2020年と2021年の合計額を上回る結果となった。
他国の規制があらゆる面で緩和していることから、パンデミック前の約70億ペソに近づくのではないかと期待されている。また、2023年2月からは旅行税をオンラインで支払えるようになった。
電子ウォレットやオンライン銀行振込など9万以上の支払い方法があり、ウェブサイトにアクセスして旅行税のメニューを選べば支払いページに繋がる。このサービスは、これまで課題であった空港ターミナルの混雑緩和にも役立つと見ている。
フィリピントラベル市場(PTM):1994年以来フィリピントラベル市場の成功を組織、管理、運営してきた秘話
フィリピントラベル市場(PTM)は34年前に観光省主導のもと貿易市場と消費者市場を対象とした展示会としてスタートした。そして1994年以来、PHILTOAが旗艦施設を組織、管理、運営を行っている。
LGUと業界パートナーが提供する展示品は国内およびアジア諸国に焦点を当て、製品と共に厳選されている。そのため持続可能な観光とコミュニティとの関わりを念頭に置いたパッケージとなっている。
毎年開催されるPTMには幅広い分野から200を超える出展者が参加し、従来の防水シートの代わりに電子看板を使用するなどハイテク化も進んでいる。来場者はQRコードで所在地を確認したり、ペーパーレス取引を行ったりできる。
タンシンコ委員の予測:2024年上半期には観光ビザ延長が20%増加の見込み
移民局は年末までに外国人観光客が大幅に増加する予想を発表した。2023年上半期には9万1000件以上の観光ビザの延長があり、これは2022年下半期の7万7000件と比べて大幅な増加となっている。
また、タンシンコ委員は今後6ヶ月で観光ビザの延長が20%増加する予想であると明かした。観光省が外国人観光客にフィリピンを訪れ、長期滞在してもらう取り組みを行なっていることも影響している。
彼は、最近になってオンラインでビザ延長が可能となり、オーバーステイを防ぐ重要な一歩になっていると付け加えた。現地かオンラインかに関わらず、延長申請が容易になったことは外国人観光客にとってプラスであることは間違いない。
2021年 フィリピンの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
フィリピン観光省、観光業の回復へ〜旅行業界動向〜
フィリピン観光省(DOT)の長官は、パラワンの人気観光都市であるプエルトプリンセサ市(PPC)において、最低限の健康と安全基準を備えた国内観光客の受け入れを再開するという決定を支持すると述べた。
PPCを訪れる観光客は、48時間の有効期間で旅行前にRT-PCRテストを受ける必要がある。また、ガイド付きツアーについては、DOT認定の宿泊施設および旅行代理店からの確認済みの予約が必要となり、連絡先追跡アプリケーションとしてStaySafe.phシステムを使用することも必須である。
ユネスコの世界遺産に登録されている地下河川で知られるPPCは、パラワンとその地域への観光客の50%を占めており、経済成長に最も貢献している。観光業を回復させ地域経済が循環するような取り組みが今後も推進される予定。
出典:http://www.tourism.gov.ph/news_features/PuertoPrincesaReopening.aspx
フィリピンKlook、「KlookHome」のサービスを開始〜旅行業界動向〜
香港で設立されアジア全域にサービスを拡大しているKlookは、COVID-19の影響により旅行に出られない顧客が、家にいる間もKlookのサービスを通じて楽しめるよう、新しい在宅体験イニシアチブである「KlookHome」を立ち上げた。
Klook Homeは、世界中でフィットネスとウェルネスのオンラインクラス、デジタル学習ワークショップ、日曜大工(DIY)ガーデニング、ベーキングキットなどの在宅オンライン体験のほか、どこにいても旅行気分を味わえる無料のバーチャルツアーで構成されている。
これは、旅行業界におけるCOVID-19の影響に対抗するため、同社のあらゆる回復努力におけるベンチャー事業の1つである。 Klook Homeは、旅行者に新しい体験を提供しながら、旅行に対する情熱を持ち続けさせることを目的としている。
出典: https://www.klook.com/promo/klookhome-ph/
フィリピン・シャルガオ島のピラー町が観光地を再開〜旅行業界動向〜
サーフィンのスポットとして有名であり国内外から観光客が多く訪れるシャルガオ島のピラー町は、COVID-19による数か月の閉鎖の後、観光地と観光招致活動を再開すると発表した。
この発表の中で、ピラー町の地方自治体(LGU)は訪問者に目的地への訪問2日前に予約するように促した。今回訪問者を受け入れる観光名所の中には、有名なマグプパンコ岩層と潮溜まりが含まれている。
町で人気のある2つのビーチリゾートであるビトビーチリゾートとカリダッドビーチリゾートもオープンする。ピラー町居住者は有効な身分証明書とe-ヘルスパスを提示する必要がある。
出典: https://www.pna.gov.ph/articles/1134812
フィリピンRajah Travel、創業49年に突入〜旅行業界動向〜
旅行代理店業界シェアを高く維持し、アジアだけではなく欧州、北米、南米へのツアーも充実しているRajah Travelは、創業49周年を迎え、今までとこれからについてのコーポレートメッセージを公開した。
2020年はCOVID-19のパンデミックが観光業界全体に大きな打撃を与え、同社の能力が試された試練の年でもあった。このような状況の中で事業を継続することは偉業であったと自負し、未だに根強いファンの顧客とパートナーがいることを自覚している。
同社はまたこの時間を使ってサービスを改善し、ソリューションを革新させる。旅行と観光産業を再び繁栄させることができるよう企業努力を続ける。
出典:https://www.rajahtravel.com/news/rajah-travel-the-past-our-today-and-beyond-49-years
フィリピンのおもてなしの水準引き上げへ〜旅行業界動向〜
観光局(DOT)は、世界的に有名なTEDTalksに触発されたハイブリッドトレーニングプログラムであり、3Dおよびグリーンスクリーンテクノロジーを通じた360°の仮想学習体験を特徴とするリーダーシップエクセレンスシリーズ(LES)2021を開催した。
本プログラムは、フィリピンの有名なホテル・カジノブランドのおもてなしの水準を一流のレベルに引き上げることを目的とした業界原則を共有することで、ニューノーマル下で成功するための新しいスキルを身に付けることをコミットメントとしている。
LESが開催されるのは今回で2回目。観光業の従事者に、前例のない時代を生きるためのグローバルリーダーシップのアイデアおよび新しいデジタルテクノロジーを提供するオンライントレーニングプログラムとなっている。これは観光業界の企業、プレーヤー、およびフロントライナーを優先して、無料で一般に公開される。
出典:http://beta.tourism.gov.ph/news/raising-bar-filipino-hospitality-leadership-excellence-series-2021
2020年 フィリピンの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
フィリピンのRajah TravelCorp、観光業の雇用確保に賛同〜旅行業界動向〜
旅行代理店業界国内シェア2位で、アジアだけではなく欧州、北米、南米へのツアーも多数展開しているRajah Travel Corpは、世界トラベル&ツーリズム評議会(WTTC)の公開文書を自社ホームページにも掲載した。
公開書簡はCOVID-19による観光業の壊滅的な影響における観光業界の雇用確保への嘆願に関するもので、世界中で5000万人の雇用が危険にさらされていると推定されている。同社はこの公開文書に賛同し、旅行・観光業の生き残りをかけた状況を伝えている。
WTTCの調査によると、旅行・観光業は世界のGDPの10.4%と、3億2千万人の雇用に貢献しており、5人に1人の新規雇用を創出し、8年連続で世界経済の成長率を上回っている。旅行・観光部門の貢献を維持し、保護するために、抜本的かつ断固とした行動を取ることを政府に要求した。
出典: https://www.rajahtravel.com/news/open-letter-from-the-world-travel-tourism-council-wttc
フィリピン入国管理局、ビザを不正複製した旅行代理店に営業停止命令〜旅行業界動向〜
2020年1月21日の発表によると、入国管理局(BI)は、承認されたビザの申請を不正に複製したとされる旅行代理店の営業許可認定を一時停止した。調査の結果、一部の中国国民が詐欺、不実表示、または虚偽の情報により到着時のビザの発給(VUA)を許可されたという証拠を入手したと述べた。
昨年初めからVUAの記録をシステムに組み込んでいるため、ビザは警官に提示されるとすぐに確認できるようになった。そのため空港のBIスタッフにより偽のVUA指示書を持つ多くの違法入国を試みる中国国民の入国を阻止した。
改ざんを検出するための安全対策が講じられていることを強調し、このような計画がとられることを外国人に警告した。また司法省(DOJ)は、中国国民へのVUAの付与に関する厳格な手続きを命じた。これにより、VUA保有者の許可された滞在期間が最大30日に短縮され、延長不可能になった。
出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1091476
フィリピン観光省、2019年の海外からの観光者数を公表〜旅行業界動向〜
フィリピン観光省(DOT)は、2019年のフィリピンへの海外からの観光者数は過去最高の820万人となり、観光収入は93億1,000万ドル、つまり4,821億5,000万PHPを貢献し、2018年の77億1,000万USDの数字を20.81%上回ったと発表した。
観光長官は、インバウンド訪問者の数値が常に上昇していることと、それに対応する消費総額から得られる観光収入が、フィリピン経済に観光産業の重要性を裏付けていると述べた。これは2016-2022年の国家観光開発プログラム(NTDP)の目標の実現における政府、産業界、市民社会の間の協力と努力の成果を示している。
観光客数トップの国は韓国で、次に中国、米国が続いた。更に次いで、日本、カナダ、オーストラリア、台湾、イギリス、ドイツ、マレーシアの順となった。
出典:http://www.tourism.gov.ph/news_features/VisitorReceipts.aspx
ロックダウンの影響を受けた観光客の帰国支援、フィリピン観光省〜旅行業界動向〜
観光省(DOT)は3月25日時点で、COVID-19に対するコミュニティ検疫強化によって影響を受けた10,829人の現地人及び外国人観光客の帰国を援助した。フィリピン航空、セブパシフィック、エアアジア、エアスイフトと連携し、立ち往生した観光客をさまざまな目的地からマニラ国際空港(NAIA)やクラーク国際空港まで輸送する便が用意された。
ボゾン島、シキホール島、ネグロス島からセブまでフェリーで輸送するため、フィリピン沿岸警備隊の船などの島間船を手配した。また、一部の立ち往生している観光客へのシャトルサービスやホテルの宿泊施設のほか、NAIAターミナルでの無料の食品や衛生用品が提供された。
COVID-19の拡散防止のため、コミュニティ検疫(ロックダウン)がマニラ首都圏で実施され、最終的にルソン島全体に拡大されて以来、影響を受けた旅行者を支援するための公的部門と民間部門による取り組みが続いている。
出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1097825
フィリピンPTAAが旅行EXPOを開催、最大70%の割引実施〜旅行業界動向〜
フィリピン旅行代理店協会(PTAA)は、2020年2月7日から9日まで第27回トラベルツアーエキスポを開催し、最大70%割引の旅行商品とサービスが提供された。このエキスポには400を超える代理店および観光事業産業などの出展者からの1,000のブースが出展された。
ブースではクルーズ旅行、ホテル、テーマパーク、そしてグループ旅行と個人旅行などが展示され、最大70%割引が実施された。海外旅行も手頃な価格になり、ミレニアル世代だけでなく、旅行慣れしている層もアクティブな観光客になることが期待される。
このエキスポ実施により、顧客に提供する国内外の新しい目的地が増加した。国内最大級のエキスポとなり、10万人を超える来場者が見込まれた。
出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1090568
2019年 フィリピンの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
フィリピンで旅行業界大手のRajah Travel Corporation、記念プロモーション
旅行代理店フィリピン国内業界シェア2位のRajah Travel Corporation(RTC)は、設立45周年を迎えるにあたり自社ブランド「 EPIC」の国内外の旅行におけるプロモーション販売を開始した。
EPICと提携している「Insight Vacations」の「Red Hot Deals」と「早期支払割引」を使用すると、ヨーロッパ旅行における割引が最大20%適用される。 また「Contiki」では18〜35歳の方を対象に、直前割引として最大25%まで割引を提供する。
RTCはプロモーション、イベント、パートナーシップ支援、および業界とのより強固な連携などによる1年の祭典を通じて、この記念すべき45周年を盛り上げる。
フィリピンで旅行業界大手のUni-Orient Travel Inc、卓球トーナメントカップを主催
旅行代理店業界シェア6位のUni-Orient Travel Incは、第16回ユニオリエンタルカップインタースコラスティック卓球リーグを主催し、フィリピン人の若手選手の育成に協力した。
本大会は、フィリピン全国開発協会(TATAND)とUni-Orient Travel Incが主催し、全国295チームから1,180人のプレーヤーが集う。ユニオリエンタルカップの10代の部のチャンピオンの数十人が、経験豊富な中国の卓球選手とのトレーニングのために中国に招待される。
本社の副社長は、本大会は非常に競争力があり、影響力のある大規模な卓球トーナメントとなり、多くの若いフィリピン人が参加することで、フィリピンと中国の卓球交換を発展させることを望むと述べた。
フィリピンのTravelOnline、AirAsiaと提携〜旅行業界動向〜
フィリピンにて主に国内旅行販売を展開する旅行代理店のTravelOnlineは、 大手LCC航空会社であるAirAsiaと業務提携を結び、 アラバンにAirAsia発券オフィスフランチャイズの支店を開設し、リボンカットセレモニー を行った。
TravelOnlineはフィリピン国内で低予算旅行代理店として有名である。ボラカイ、ボホール、パラワン、セブなどの国内パッケージのみならず、香港、バンコク、タイ、マレーシア、シンガポールなどの海外パッケージも販売。
この業務提携はTravelOnlineの信頼性を高め、10年間の世界最高の低コスト航空会社であるAirAsiaとの新しい事業の将来性への確信を高めるものとなる。
フィリピン観光省、フードトラベルフェスを開催〜旅行業界動向〜
2018年12月の発表によると、フィリピンの観光促進を行う政府組織である観光省(DOT)は、 Ayala Malls Groupとバコロド市にてフードトラベルフェスを共催した。 ネグロス島の豊かな料理の多様性を通じて、人々の団結と食べ物への想いを表現するためのイベントとなった。
DOTのリージョン6事務局長は、地方自治体、ホテルやリゾートの経営者、そして農場のエコパークの起業家などのステークホルダーに対し、DOTと協働してフードツーリズムを持続可能なツーリズムプログラムへ推進するための重要な貢献者として称賛した。
DOTはまた、農産物と国内の「新興観光地」が展示されている農業観光フェアを同時開催した。フードツーリズムを後押しするため、 Ayala Malls Groupはバコロド以外の主要都市でも3日間のイベント、無料の会場を設置することで協力した。
2018年 フィリピンの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
多種多様なサービスを提供、フィリピンで旅行業界大手のFar Travel
Far Travel Inc は1983年に旅行代理店として設立。政府が管轄している観光産業促進団体(The Philippine Travel Agency Association)等と提携を結び、事業を拡大。現在、旅行パッケージ販売、航空券チケット予約、ビザ取得のサポート、移民局の手続きサポートなどのビジネスを国内にて展開している。
2018年10月25日から11月8日の14日間でイタリアを巡る聖地巡礼の旅のパッケージツアーを企画したが、高い人気を博している。その理由の1つには、フィリピン人口の約9割がキリスト教徒であること、また現職の牧師と同行しての聖地巡礼ができることが挙げられる。
2018年2月9日から2月11日の3日間には、SM モール (モール・オブ・アジア) で開催された観光博に出展。アフリカツアーのPRに注力した
アウトバウンド事業に注力、フィリピンで旅行業界大手のRajah Travel
Rajah Travel は1972年に設立。同社の強みは、世界中に広がる多種多様な企業とのパートナーシップの形成。海外ツアーを取り扱うContiki Tour、海外クルーズツアーを専門に扱う Norwegian Cruise Line、ヨーロッパ周遊鉄道ツアーを企画する Rocky Mountaineer 等と提携を結ぶ。
2018 年4月20日、Citi Bank主催のイベント Cathay Pacific Citi Summer Sale がシャングリラホテルにて開催された。航空会社Cathay Pacific とCiti Bank は2018年4月20日から12月15日までの期間、航空券をクレジットカードで購入した顧客に対するプロモーションを展開。顧客の取り込みを図って、そのイベントにRajah Travel はブースを出展、多くの人で賑わいを見せた。
フィリピン・ダバオ市にビジネス・ツーリズムの潜在需要〜旅行業界動向〜
TRAVELITE TRAVEL & TOURS は国内3ヶ所(セブ、マニラ、ダバオ)に拠点を置く旅行代理店である。観光省と協働し、MICE(Meeting、Incentive、Convention、Exhibition の頭文字)の誘致にも力を入れている。
2018年2月6日、ASEAN Clean Tourist City Award という街の美しさ・環境保全等の取り組みに関する賞を、フィリピン・ダバオ市、パシッグ市、サンカルロス市が受賞した。 観光省が発表したMICE Roadmap 2030によれば、今後ダバオ市はビジネス・ツーリズムの発展において重要な位置を占めると指摘されている。
フィリピン観光省の Alma Rita Jimenez氏はこの受賞を受け、「今後のフィリピン経済はインバウンドにおけるツーリズムの発展、各都市とのパートナーシップの強化、ホテルサービスの向上に優先して取り組まねばならない」と述べた。
24時間・365日営業、フィリピンのWOW Philippines Travel Agency〜旅行業界動向〜
WOW Philippines Travel Agency は2005年に旅行代理店としてオルティガスセンターに設立。フィリピン国内のパッケージツアー販売に力を入れており、ボラカイ島におけるパッケージツアーは約350種類とフィリピンの旅行代理店の中で最多である。
同社の強みとして、ローカルの旅行代理店の中で唯一コールセンターを完備していることが挙げられる。24時間・365日、顧客の要望に直接応えることを可能とし、1,000を越すフィリピン国内の提携ホテルをダイレクトかつ迅速に紹介することができる。
なお、同社が強いボラカイ島では2018年4月5日、政府が2018年4月26日より住民や、ホテルリゾート等の従業員の強制退去を命じた。環境汚染を受けてのもので、汚染除去作業を進めることが発表された。
まとめ:フィリピンの旅行業界
観光客を重視しサービスを多様化することで一定の層からだけでなく様々な層から観光客誘致を可能にしているフィリピン旅行業界。またアウトバウンド事業にも積極的な姿勢をみせており今後さらに諸外国に旅行するフィリピン人が増えていくと考えられます。
マニラ在住5年目の日本人。法政大学経済学部卒業後、2010年4月よりWeb業界を目指す社会人向けのスクールのインストラクターとして主にコーディングソフトや画像編集ソフトの授業を担当。2015年より海外での生活とキャリア形成を目的に、青年海外協力隊に参加。