【タイ金融業界の未来予測】KBank、IBMDT、MUFG&クルンスリ、TMB銀行の最新動向

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タイの金融業界は、急速な変革と国際的な展望に向けて前進しています。その中で、KBankが展開するK PLUSを通じた金融取引の新しい一翼として、ミャンマー国籍の住民向けにキャット送金サービスを導入しました。一方で、IBMDTは銀行のITワークフォースのスキル向上に焦点を当て、新しいテクノロジーとデジタルの才能を銀行の運用向上に結びつける取り組みを進めています。MUFG&クルンスリは提携10周年を迎え、共感と持続可能性をテーマにしたイベントを開催。過去10年の成長を祝いつつ、今後10年以上にわたりコミュニティと国々により持続可能な未来を築く約束を交わしました。最後に、TMB銀行は「ヒューマナイズド・デジタル・バンキング」のコンセプトを通じて、金融革新の認識と発展を促進し、デジタルソリューションを通じて顧客の金融生活を向上させる取り組みを積極的に進めています。これらのトレンドが、タイの金融業界の未来を明るく彩ることが期待されます。

今回は、そんなタイの銀行業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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目次

2023年 タイの銀行(金融・法人サービス)業界

SCBとFWDタイランドが​ バンカランス契約をさらに2年延長​

サイアム・コマーシャル銀行(SCB)とFWDライフインシュアランスパブリックカンパニーリミテッド(FWDタイランド)は、ますます裕福でデジタル化が進むタイ国内の保険および保護ニーズに応えるために、長期の独占的なバンカサランス契約をさらに2年間延長および強化した。​

新しい契約は、SCBとFWDタイランドの成功した協力関係を基にしており、近年大幅な成長を遂げている。FWDタイランドは、2019年から2022年までの期間において、新ビジネスの価値を年平均67%の複利で成長させ、2022年には2億7000万米ドルに達した。FWDタイランドは新規ビジネスセールスにおいてバンカサランスチャネルで市場トップの評価を受けている。​

SCBは、2022年12月31日現在で660の支店を持つタイ国内の重要な銀行の1つ。FWDタイランドの保険商品とサービスは、SCBのデジタルツールに完全に統合され、銀行の顧客の78%がアクセスできる。2022年末時点で、FWDタイランドはSCBとのパートナーシップを通じて約140万人の保険契約者を持つ。​

​出典:https://www.scb.co.th/en/about-us/news/apr-2023/scb-fwd-partnership.html

KBank、ミャンマーのKBZ Bankと​ 提携し、キャット送金サービスを開始

カシコーン銀行(KBank)は、K PLUSを通じて地域内の金融取引を結ぶ取り組みの一環として、タイに住むミャンマー国籍の人々のニーズに応えるため、キャット(Kyat)送金サービスを立ち上げた。​

タイに住むミャンマー国籍の人口は現在200万人以上に達している。顧客は、2023年10月31日まで手数料なしで取引を行うことができ、このイニシアティブは、KBankとミャンマーで最大の民間銀行であるKBZ Bankの協力のもとに行われている。​

KBankは、2023年末までにK PLUSを介した国際送金取引で200億バーツ以上が実施され、K PLUSが2024年までに世界中のさまざまな通貨の送金を容易にすることができると期待している。​

出典:https://www.kasikornbank.com/en/News/Pages/KBZ.aspx

クルンタイ銀行とIBMが​ 合弁事業IBMDTを設立​

クルンタイ銀行とIBMは、新しく合弁事業であるIBMデジタルビジネス人材(IBMDT)を設立し、クルンタイのテクノロジーワークフォースとインフラストラクチャー開発を加速させる戦略的協力を発表した。​

この取り組みにより、銀行は効率的に顧客の要望と期待に応えながら、強力で持続可能な成長を実現するために、通常の銀行業務を強化することができる。​

IBMDTは、銀行のITワークフォースのスキルと能力を開発・向上させ、銀行の運用をサポートする新しいテクノロジーとデジタルの才能を獲得することに焦点を当ている。この協力は、クルンタイの「7つの北極星」戦略と調和し、前進するための主要なアクションの一環。これにより、銀行は顧客とパートナーに最大の利益をもたらすことができる。​

出典:https://krungthai.com/en/krungthai-update/news-detail/2616

MUFGとクルンシィ銀行、提携10周年を迎える​

クルンシィ銀行と三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は、MUFGバンクの社長兼CEO、半沢淳一氏およびアユタヤ銀行の社長兼CEO、大和健一氏を中心に、取締役会、取締役会の顧問、および幹部陣と共に、MUFG&クルンスリ提携10周年を記念してイベントを開催。​

このイベントのコンセプトは、「明るく持続可能な未来への共感」で、過去10年間の強力な成長を祝い、両組織が今後10年以上にわたり、コミュニティと国々により明るく、持続可能な未来を築くことを約束した。この祝賀イベントはザ・大倉プレステージ・バンコクで開催された。​

タイの大手銀行であるクルンシィは、2013年12月に、三菱東京UFJ銀行(当時)の連結対象子会社となり、また2015年1月に、同バンコック支店と統合。クルンシィはタイにおいて約70年の歴史を有し、同国第5位の資産規模を誇る総合商業銀行。タイ国内外における約700の支店を通して、個人のお客さまから中小・大企業のお客さまに対して、法人金融、消費者金融、証券業務、投資、資産運用等の包括的な金融サービスを展開。中でも、日系企業取引及びクレジットカード、オートローン等のリテール分野において、タイ国内トップクラスのマーケットシェアを占めている。​

出典:https://www.krungsri.com/en/newsandactivities/krungsri-banking-news/krungsri-mufg-celebrate-10th-strategic-partner

TMB銀行、良い金融生活を送れるように​ 金融ソリューションを披露​

TMB銀行、またの名をTTB銀行、は「BOT Digital Finance Conference 2023 責任ある革新のエコシステム構築」で革新的な金融ソリューションを披露した。​

目標は、すべての参加者のために金融革新の認識と発展を促進すること。「ヒューマナイズド・デジタル・バンキング」というコンセプトを通じて、顧客の金融生活を本当に向上させるデジタルソリューションを紹介。​

TMB銀行はデジタルソリューションを活用して銀行をあらゆる可能性に向けて前進させており、顧客のさまざまな側面でより良い金融生活を創造することに焦点を当てている。 「ttb touch」というアプリは、生活の重要な側面を包括的に管理するのに役立ち、さらに、慈善団体や非営利団体が包括的な管理をサポートする「Pun Boon」というプラットフォームを紹介し、寄付者が貢献しやすく、税金控除も提供。また「ttb spark academy」を提供し、若い世代の成長を育むためにテックとデータのスキルを育てている。​

出典:https://www.ttbbank.com/th/newsroom/detail/bot-digital-finance-conference-2023

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2021年 タイの銀行(金融・法人サービス)業界

タイのBangkok Bank、他企業と提携し新サービス開始〜銀行業界動向〜

Bangkok Bankは、Kerry ExpressとAIAタイのそれぞれと新サービスを開始することを発表した。

宅配企業大手であるKerry Expressとは、電子銀行口座の開設を推進するためのサービスを開始した。Kerry Expressの窓口でBe My IDを利用して電子銀行口座を開設することができ、Kerry Expressの支払いをすることが可能になる。2021年7月末までに口座開設するとバウチャーが配られる。

タイの保険会社大手であるAIAタイとは、保険商品「AIAヘルスハッピー」の販売を行う。AIAヘルスハッピーは最大で2,500万バーツの補償があり、Bangkok Bankの窓口で気軽に申し込むことが可能。費用対効果が高い医療保険となっている。

出典: BANGKOK BANK

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タイのKrung Thai Bank、引当金が88.6%増加〜銀行業界動向〜

Krung Thai Bankは2020年の業績を発表した。2020年の利息収入は1,128億バーツであり、2019年の1,229億バーツと比較して8.2%減少した。2020年の最終利益は194億バーツであり、2019年の321億バーツと比較して39.5%減少した。

最終利益が減益になった原因は、新型コロナ感染症による経済状況の悪化に伴う予想信用損失(貸倒損失)へ備えるための引当金が要因である。

2020年は449億バーツを引き当てた。引当金への繰入額は前年の238億バーツと比較して88.6%増加した。

出典:Krung Thai Bank

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タイのSiam Commercial Bankの2020年の業績〜銀行業界動向〜

Siam Commercial Bankは2020年の業績を発表した。2020年の利息収入は1,183億バーツであり、2019年の1,350億バーツと比較して12.3%減少した。2020年の最終利益は270億バーツであり、2019年の402億バーツと比較して32.9%減少した。

同社は、利息収入の減少に伴い営業費用を62億バーツ削減したが、経済悪化に備える予想信用損失を466億バーツ計上したため最終利益は大きく減少した。

予想信用損失は将来の損失に備えるものでキャッシュアウトする費用ではないため、キャッシュフローは40億バーツプラスになり改善している。

出典:Siam Commercial Bank

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タイのKasikorn Bank、金利引き下げの恩恵を受ける〜銀行業界動向〜

Kasikorn Bankは2020年の業績を発表した。2020年の利息収入は1,276億バーツであり、2019年の1,301億バーツと比較して1.9%と微減にとどまった。2020年の最終利益は337億バーツであり、2019年の434億バーツと比較して22.3%減少した。

Kasikorn Bankの最終利益は前年比97億バーツ減となっているが、現金の支出を伴わない予想信用損失を前年と比べ95億バーツ上乗せして計上しているため、2020年の実質的最終利益はほとんど変わらないと言える。

同社はまた、政策による金利引き下げが利益の確保につながったと捉えている。

出典:Kasikorn Bank

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タイのBank of Ayudhya、前年比30%の利益減〜銀行業界動向〜

Bank of Ayudhyaは2020年の業績を発表した。2020年の利息収入は1,080億バーツであり、2019年の1,104億バーツと比較して2.1%と微減にとどまった。

2020年の最終利益は233億バーツであり、2019年の331億バーツと比較して29.6%減少した。最終利益の減少理由は予想信用損失の計上である。

Bank of Ayudhyaは三菱UFJフィナンシャル・グループが2013年にTOBにより株式を取得し連結子会社化された。2015年にはミャンマーに駐在員事務所を開設してミャンマー進出、翌2016年にはカンボジアのマイクロファイナンス「ハッタ・カクセカー」の買収に成功している。

出典:Bank of Ayudhya

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2020年 タイの銀行(金融・法人サービス)業界

タイで銀行業界大手のバンコク銀行、純利益が前年比1.4%増

タイ最大の商業銀行であるバンコク銀行(BBL)は、2020年2月27日に2019年度の業績を発表した。2019年の純金利収入は前年比0.4%減となる71,071百万バーツとなり、銀行の収益性を示す純金利マージンは前年比0.05%減の2.35%に僅かに下落した。

BBLとその子会社のその他の営業利益は、投資利益の増加に牽引され、前年比52.3%増となる34,171百万バーツの大幅増益となり、新型コロナウイルスによる経済不況の中、2019年に前年比1.4%増となる35,816百万バーツの銀行所有者に帰属する純利益を計上した。

銀行の戦略により、2019年はバンカシュアランス(銀行窓口による保険商品販売)およびミューチュアル・ファンド(米国におけるオープン・エンド型投資信託)において好業績を収めた。

出典:https://www.bangkokbank.com/en/Investor-Relations/Investor-Related-News

タイで銀行業界大手のクルンタイ銀行、純利益は前年同期比16.7%減

タイ財務省直轄の国営銀行であるクルンタイ銀行(KTB)は、2020年3月31日に2020年第1四半期の業績を発表した。銀行株主に帰属する連結純利益は、純金利収入ならびにその他の営業利益の減少を受け、前年同期比16.7%減となる6,082百万バーツの大幅減少となった。

2020年第1四半期の連結純金利収入は、2020年初めのタイ銀行(BOT)による政策金利引き下げの影響により、前年比5.9%減となる23,197百万バーツの減収となり、純金利マージンは3.17%であった。但し、資金管理費の改善により、前四半期に比べ12.0%増加した。

2020年第1四半期のその他の営業利益は、TFRS 9ごとの損益を通じて公正価値で測定される金融商品の損失により、前年比29.2%減となる2,334百万バーツとなり、前四半期比では52.5%大幅に減少した。

出典:https://krungthai.com/en/investor-relations/financial-information/analysis-executives

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タイのSCB、前四半期比の純利益が68.0%大幅超過〜銀行業界動向〜

タイ国内で資産規模第3位であるサイアム商業銀行(SCB)は、2020年4月20日に2020年第1四半期の業績を発表した。OPEXの低下、純金利収入の増加により、銀行株主に帰属する純利益は前四半期比68.0%増の大幅増益となった。

SCBおよびその子会社による2020年第1四半期の銀行株主に帰属する純利益は、前年同期比9%のトップライン(売上高)成長と営業費用の減少に牽引され、前年同期比1.0%増となる9,251百万バーツの増加となった。

2020年第1四半期の純金利収入は、利益率の高い事業に向けて融資ポートフォリオを再調整するというSCBの戦略、資金調達コストの改善、および住宅ローンからの収入認識の増加を反映して、前年比4%増となる258億バーツの増収となった。

出典:https://www.scb.co.th/en/investor-relations/financial-information.html

タイのアユタヤ銀行、純利益が前年同期比44.8%減〜銀行業界動向〜

タイで資産規模第5位の商業銀行であるアユタヤ銀行(クルンシイ)は、2020年4月21日に2020年第1四半期の業績を発表した。純金利収入は、前四半期16.8%増となる22,333百万バーツの大幅増収となり、純金利マージンは3.94%であった。

2020年第1四半期の営業利益は、株式50%の売却により一時的に投資利益がないため、前年同期と比べ19.0%減少したが、ローンポートフォリオの拡大による純金利収入の増加に牽引され、前四半期比13.4%増となる18,253百万バーツの大幅増益となった。

2020年第1四半期の純利益は、前年同期比44.8%減となる7,033百万バーツの大幅減少であったが、2020年1月1日以降に有効になったTFRS9の採用に基づく予想信用損失(ECL)の増加により一部相殺されたものの、営業利益が増加したことから、前四半期比9.3%増加となった。

出典:https://www.krungsri.com/bank/en/InvestorRelations/FinancialInformationandReports/ManagementDiscussionAnalysis.html

タイのカシコン銀行、純利益が前年比0.70%増〜銀行業界動向〜

2020年2月27日の発表によると、タイの大手商業銀行であるカシコン銀行と子会社の純利益は、前年比0.70%増の38,727百万バーツとなった。また、カシコン銀行の資産管理会社であるKassetは、2019年8月にタイ初のオンライン投資信託口座開設サービスを開始した。

2019年の純金利収入は、主にローンからの受取利息の増加と、平均収益および平均投資の増加に伴う投資からの受取利息への増加により、前年比4.21%増の102,688百万バーツとなり、純金利マージンは3.31%であった。

2019年のタイの商業銀行の全体的な業績によると、純利益は主に投資により前年と比較して増加を示し、また、金利の低下と銀行システムの貸出の鈍化の影響により、純金利マージンが低下したにもかかわらず、純金利収入は成長を維持した。

出典:https://kasikornbank.com/en/IR/FinanInfoReports/Pages/financial-reports.aspx

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2019年 タイの銀行(金融・法人サービス)業界

タイのKasikorn Bank、LINEと金融サービスを提供〜銀行業界動向〜

ネイバー株式会社傘下のウェブ・インターネット関連事業の株式会社LINEは、タイの大手商業銀行Kasikorn Bankと共同でLINEフィナンシャル・アジア・コーポレーションとKASIKORN VISIONカンパニーの出資によるKASIKORN LINEカンパニーの設立を発表した。

2019年後半にサービス開始が予定されているKASIKORN LINEは、金融商品の申し込みや送金サービス、個人消費者向けのローンサービスなど、タイの4400万人のLINEユーザーに向けて、利便性が高く使いやすい金融サービスを提供する。

KASIKORN LINEは今後、フィンテック分野をリードする存在を目指し、事業展開の加速やサービス強化に向けた取り組み、体制づくりを積極的に行う。さらに、キャッシュレス化・ウォレットレス化社会の実現に向けて歩みを進める。

出典:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2548

タイ中央銀行、迅速な決済が可能に〜銀行業界動向〜

タイの中央銀行であるタイ中央銀行(BOT)は、ブロックチェーンベースの暗号資産プロジェクトを進めていることを発表した。タイ国内ではこの取り組みにより、将来的に8つの商業銀行間での取引を暗号資産で決済できるようになる。

タイ中央銀行(BOT)は技術パートナーであるWipro社によってタイ中央銀行(BOT)が発行する仮想通貨『lnthanon』というデジタル通貨によるフィンテック事業の一環として開発を行っている。

暗号資産を搭載した迅速な決済手段の普及に向けてデジタル通貨を導入することで、金融サービス間のリアルタイムのグロス決済(RTGS)が可能となる。また、分散型台帳テクノロジー(DLT)による、24時間365日の銀行間決済を可能にし、支払い効率の大幅に向上させるという目的の達成に向けて取り組みを進めている。

出典:https://www.etda.or.th/content/project-inthanon-wholesale-cbdc-for-interbank-and-cross-border-payment.html

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タイのKasikorn Bank、新たなスマホ決済サービス提供へ〜銀行業界動向〜

タイの商業銀行大手Kasikorn Bankは、東南アジアの配車サービス大手Grab社へ5000万ドル(約57億円)の出資を行い、Grabの決済サービスとKasikorn Bankのモバイルバンキングアプリを接続させ、2019年にも新たなスマホ決済サービスを始める。

新決済サービスの名称は「grabpayby K bank」となり、grabが提供する配車サービスやフードデリバリーの支払いの他、タイ政府が主導する金融機関の統一決済システム「prompt pay」を導入している店舗で使用可能となる。

Grabが現在提供しているスマホ決済サービスGrabPayは、クレジットカードとひも付ける必要があり、クレジット保有率が10%にとどまるタイではユーザー数の増加が鈍足であったが、Kasikorn Bankと連携することによって銀行口座などから直接入金できるようになり、市場シェアの拡大を見込んでいる。

出典:https://www.kasikornbank.com/TH/promotion/Pages/KDebitCardEnjoyDiscountWithGRAB.aspx

タイで銀行業界大手のSCB、モバイル決済アプリによる手数料無料化へ

タイの大手銀行であるSiam Commercial Bank (SCB)は、インターネットバンキング及び、SCBのモバイル決済アプリケーションを利用した銀行間送金手数料を無料化すると発表した。

従来は送金ごとに発生していた手数料25~35バーツ(約88~123円)が無料となる予定で、今後インターネットバンキングのユーザー数増加が期待される。

一方、これまで売り上げの3割を占めていた手数料収入がなくなることから、収益構造やビジネスモデルの大幅な変革が求められており、SCBは2020年までに従業員を2万7,000人から1万5,000人へ、支店数を1,170店から400店へ削減すると公表している。

出典:https://www.scb.co.th/scbeasy/feesandlimits

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2018年 タイの銀行(金融・法人サービス)業界

タイのアユタヤ銀行がキャッシュレス推進〜銀行業界動向〜

アユタヤ銀行(現地呼称はKrungsri“クルンシィ”)と液体石油ガス(LPG)、石油事業を展開するタイ石油公社(PTT)は「アユタヤ・キャッシュレスチェーン・ソリューションズ」を共同で立ち上げ、デジタル分野においても期待度の高い企業として、キャッシュレス化の効率的かつ迅速な普及に向けて協力関係を結んだことを明らかにした。

PTTのLPG事業部門とアユタヤ銀行は互いに良好な関係を構築しており、BtoBキャッシュレス取引事業の円滑な展開が期待される。

PTTのガソリンスタンドではアユタヤ銀行が発行するQRコードをスマートフォンで読みこむことによって支払いが可能と可能となる。今後もキャッシュレス推進のためのパートナーは随時追加される予定。

出典:https://www.krungsri.com/bank/th/NewsandActivities/Krungsri-Banking-News/krungsri-cashless-chain.html

タイのバンコク銀行が簡易支払いシステムを導入〜銀行業界動向〜

銀行最大手バンコク銀行は、小売業大手テスコ・ロータスと協働でキャッシュレス決済システムの導入を始めた。タイでは国を挙げてキャッシュレス化が進められており、バンコク銀行が提供するモバイルバンキングの口座数は800万に達している。

今後、QRコードの読み取り機能を搭載した10,000台以上の電子データ収集(EDC)端末を全国のテスコ店舗内に設置する。バンコク銀行でもテスコで同サービスを利用した顧客に対してクラブポイントを付与するなど電子決済システムの使用を促している。

2015年に発行された長期経済開発計画『タイランド4.0』では「イノベーション」「生産性」などを掲げ、金融やテクノロジー分野などで東南アジア周辺国をリードする国としてタイを発展させていくことが明記されており、今回のパートナーシップ締結もその一環として進められるもの。

出典:https://www.bangkokbank.com/th-TH/About-Us/News-and-Media

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タイのカシコン銀行がDJSIインデックスに選出〜銀行業界動向〜

カシコン銀行は金融インデックス開発世界大手S&Pダウ・ジョーンズによるESG投資指標『ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)2018』に3年連続で選出された。これは数多くある格付け指標の中でも特に注目の先進国・新興国双方が対象となる「DJSI World」の一つ。

DJSIの選定基準は持続可能な開発計画と戦略、業績等によって評価される。さらに、社会や生活水準の向上や従業員及び地域社会との良好な関係構築なども審査基準となるなど厳格な格付け指標として知られる。

2018年の銀行セクターでは世界200以上の主要銀行が選考対象となり、DJSI Worldでは選考基準を満たした上位10%の銀行が選ばれるが、カシコン銀行は新興市場(DJSI Emerging Markets)銀行分野でも選出されている。

出典:https://www.ktb.co.th/th/krungthai-update/news-detail/171

クルンタイ銀行ののデビットカード市場〜銀行業界動向〜

タイ財務省直轄のクルンタイ銀行はデビットカード市場の拡大に向け高速鉄道網バンコク・メトロ(MRTA)と提携する。バンコク市内の地下を結ぶ鉄道改札でクルンタイ銀行が提供するデビットカードの使用が可能となることで、顧客層の拡張を図る狙いだ。

クルンタイ銀行は移動輸送分野におけるデビットカード決済システムの導入を皮切りに、将来的には学費や行政サービスなど他方面において同サービスを拡大したい考えを示した。

クルンタイ銀行はスタートアップなど中小企業の起業家育成支援事業にも積極的で、2018年8月2日には産業振興局と協働で展示会イベントを開催しており、中小企業の競争力を底上げするための組織づくりも同時に進めている。

出典:https://www.ktb.co.th/th/krungthai-update/news-detail/144

まとめ:タイの銀行業界事情

キャッシュレス決済は運賃の支払いの場合にも適用され、これから様々なs上へ拡大していくと予想されます。モバイルアプリとも連携していることにより簡易的かつ利便性にも優れています。今後国内銀行はキャッシュレス決済に続々と移行していくのでしょうか?

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