AirAsiaはマレーシア国内に初となる顔認証搭乗システムを導入しました。これにより、搭乗システムが効率化し搭乗にかかる時間の短縮にもなります。
今回は、そんなマレーシアの空運業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
読了時間の目安:5分
2024年 マレーシアの空運(運輸・物流)業界
ERLがバティック・エアと提携
KLIAトランジットを運営するエクスプレスレールリンク(ERL)は、航空会社のバティックエアとの提携を発表した。この提携により、バティック・エアの乗客は、バティック・エアのウェブサイトを通じてフライト予約とともにKLIAエクスプレスのチケットをシームレスに購入できるようになる。
さらに、バティック・エアはKLセントラルにフライトチェックイン及び手荷物預け施設を再導入した。KLセントラルでのフライトチェックイン施設は午前6時から午後6時の間に運営される。
ERLのヌルマ・モハド・ヌー最高経営責任者は、本提携はERLとバティック・エアの両方の乗客にシームレスな旅行体験を提供するという当社の揺るぎない取り組みを強調するものであると述べている。
マレーシア航空が無料Wi-Fiを提供
航空大手のマレーシア航空は、機内体験を向上させるための継続的な取り組みの一環として、2023年11月1日より、一部のワイドボディ機で旅行するすべての乗客に無制限の無料Wi-Fiサービスを提供することを発表した。本サービスはまず20機のワイドボディ機で利用可能となり、その後、段階的に一部のナローボディ機にも展開される予定となっている。
乗客は自身のデバイスを「MHconnect」ネットワークに接続するだけで、航空会社の無料の機内Wi-Fiを利用して、愛する人たちと連絡を取り合ったり、インターネットを閲覧したりすることができる。
マレーシア・アビエーション・グループのアフマド・ルクマン・モハド・アズミ航空会社最高経営責任者は、乗客の旅行が可能な限りシームレスで、手間がかからず、楽しいものとなるよう、サービスのあらゆる面において引き続き尽力していくとしている。
出典:https://www.malaysiaairlines.com/my/en/mh-media-centre/news-releases/2023/free-wi-fi-across.html
エアアジアXのPN17指定を解除
エアアジアXは、2023年7月1日から9月30日までの2023年第3四半期の決算、およびPN17(注意銘柄指定)解除につき、マレーシア証券取引所に対して行った申し立ての結果を発表した。
同社は2023年第3四半期において560万リンギットとなる純利益を計上、また、PN17解除となる条件を満たしたことにより、同社は2023年11月22日よりPN17指定を解除されることになった。
過去12ヵ月間に渡って運航の正常化を図ってきたことで、収益は前年同期比で6倍以上となる6億4,840万リンギットを記録し、2019年と比較し約64%のレベルまで回復した。定期運航便の復便が進み、提供座席数も増加した結果、米ドルに対するマレーシアリンギット安も影響して運航経費は増加したものの、560万リンギットの純利益を計上した。
バティック・エアがエミレーツ航空と協力
航空会社のバティック・エアは、エミレーツ航空とのコードシェア契約を発表、エミレーツ航空の顧客がクアラルンプール国際空港(KLIA)経由でバティック・エアが運航するマレーシア国内5都市と東南アジア地域の3地点にアクセスできるようになった。
本合意に基づき、エミレーツ航空はペナン、クチン、コタキナバル、ランカウイ、ジョホールバル、デンパサール、ジャカルタ、シンガポールへのバティック・エア運航便にコードを掲載し、1枚の航空券で新たな目的地に乗り継げるシームレスな旅行体験と、便利な手荷物ポリシーを顧客に提供する。
エミレーツ航空のオルハン・アッバス上級副社長は、マレーシアは極東ネットワークにおける重要な目的地であり、同社の顧客へ新たな目的地への接続性を高め、より多くの選択肢を提供できることを嬉しく思うとしている。
マレーシア空港、Q3収益は堅調
マレーシア空港は、2023年第3四半期及び年初来9ヵ月(9M23)の決算を発表、9M23は前年同期の1億7,190万リンギットの純損失に対して2億5,550万リンギットの純利益を計上した。
旅客数の継続的な回復に加え、商業および小売業が改善したことから、収益は66.8%増の35億リンギットとなり、グループのEBITDAは前年同期の8億6,000万リンギットから倍増の16億リンギットとなった。また、税引前利益は2億8,430万リンギットを計上した。さらに、同社グループのマレーシア事業における9M23の旅客数は6,070万人で、前年同期から72.1%増加した。
グループ最高経営責任者代理のモハメド・ビン・ラスタム・シャーロム氏は、現在進行中の空港の近代化、商業の活性化、デジタル化、サービス改善とともに、同グループは短期的に価値の向上を維持できると確信しているとしている。
2021年 マレーシアの空運(運輸・物流)業界
マレーシア航空がReveMAXと提携〜空運業界動向〜
マレーシア航空は、デジタル戦略ソリューションの大手プロバイダーであるReveMaxとのパートナーシップにより、航空会社の商業上の意思決定とビジネスプロセスを強化・発展させる「航空会社の収益最大化ソリューション(ARMS)」を導入することを発表した。
プラットフォームは人工知能と機械学習を搭載しており、予測的・予見的なインテリジェンスを提供し、よりスマートな戦略的意思決定によって組織の収益性と健全な財務を目指す。
マレーシア航空のイザム・イスマイル最高経営責任者は、ARMSによって関連するすべての部門で標準化と透明性を確保し、収益の最大化とコストの最適化を迅速に行えることを嬉しく思うとしている。
出典:https://www.malaysiaairlines.com/my/en/news-article/2021/malaysia-airlines-revemax.html
エアアジアマレーシア、固定費削減で経営のスリム化へ〜空運業界動向〜
エアアジア・グループは、2021年度第1四半期の収益が前四半期比で12%増となる2億9,800万リンギットを記録した。ただ、航空収益はロックダウンの影響もあり、前年同期比で91%、前四半期比で12%の減少となった。
同社グループは、2021年第1四半期に固定費を前年同期比で54%削減することに成功しており、固定維持費は資産の最適化で73%削減されている。また、人件費は前年同期比で62%の削減となった。この他にも、非接触型手続きやデジタルチェックインの導入により、地上処理費用が削減されている。
同社のトニー・フェルナンデス最高経営責任者は、2020年に行った努力が実を結び、航空会社の運営はよりスリムで最適化されたとしている。
出典:https://newsroom.airasia.com/news/aagb-1q2021-financial-results
マレーシアのマリンドエアがIATAトラベルパス試験に参加〜空運業界動向〜
マリンドエアは、国際航空運送協会(IATA)との提携でトラベルパス試験を開始することを発表した。これは、COVID-19検査やワクチン情報を政府の要求に沿って、乗客が簡単且つ安全に旅行を管理できるモバイル・アプリとなっている。
本試験は、マリンドエアの一部のフライトで行われており、最終的にはすべての国際路線で展開する計画となっている。クアラルンプールでは、同社が提携しているヘルスケアラボを通じて検査結果を乗客へ送信することができる。
同社のムシャフィズ・ビン・ムスタファ・バクリ最高経営責任者は、IATAとの提携でこのイニシアチブをリアルタイムで試行する地域のパイオニアとなれることを非常に嬉しく思うと述べている。
出典:https://www.malindoair.com/news-events/2021/06/15/MALINDO-AIR-JOINS-IATA-TRAVEL-PASS-TRIALS
マレーシアのADE、航空機整備を拡大〜空運業界動向〜
エアアジア・グループの子会社であるアジア・デジタル・エンジニアリング(ADE)は、マレーシア民間航空局からベースメンテナンス承認を取得したことを発表した。
この承認により、同社はエアアジア・グループの航空会社に対して通常のラインメンテナンスだけでなく、ベースメンテナンスも行うことが可能になる。また、サードパーティの航空会社に対しても、航空機のメンテナンス・修理・オーバーホールをサポートできるようになった。
同社の最高経営責任者は、需要に応じて既存の格納庫を利用したり、新しい格納庫を建設することで、KLIAやジョホール空港などマレーシアの他の空港での航空機整備施設やサービスを拡大していきたいとしている。
出典:https://newsroom.airasia.com/news/ade-set-for-further-expansion-with-caam-base-maintenance-approval
マレーシアのファイアフライがジェット機運用開始〜空運業界動向〜
マレーシア航空グループの子会社であるファイアフライは、2021年第1四半期よりジェット機の運航を開始することを発表した。同社は段階的に最大10機のナローボディジェット機を導入し、ペナン国際空港から国内線、東南アジア諸国、アジア太平洋地域への運航を行う。
マレーシア航空グループのイザム・イスマイルCEOは「本事業はCOVID-19以降の環境に合わせて再編成された長期事業計画に沿ったものであり、各子会社の収益源を強化することに重点を置いている」と述べている。
また、ファイアフライのフィリップ・シーCEOは、COVID-19以降に世界は大きく進展しており、航空会社はその変化を受け入れ、市場のニーズや要望に適応していかなければならないとしている。
出典:https://www.fireflyz.com.my/firefly-launch-jet-operations-1q21
2020年 マレーシアの空運(運輸・物流)業界
安全性強化で回復を目指すマレーシア空港〜空運業界動向〜
国内旅行が許可された『回復のための活動制限令』により、国内主要航空3社が国内路線を再開したことで、マレーシア空港は利用者の安全性対策と健康保護を強化していることを発表した。同社のモハマド・シュクリ最高経営責任者は、制限緩和を受けて空港利用者が数日で3倍に増加したと述べている。
最新の報告書によると、マレーシア空港グループの2020年5月の総旅客数は前年同月比で97.8%の縮小であった。便数も前年同月比で88.5%減少し、主に本国送還と貨物便となっている。
同社はパンデミック以降から厳しい安全対策を実施しており、顔認証や非接触型セキュリティスクリーニングに加えて、空港環境をより効率的に清潔に保つ追加技術を模索している。
出典:https://www.malaysiaairports.com.my/media-centre/news/malaysia-airports-gain-back-momentum-passenger-numbers
マレーシアのMABカーゴ、ハラール物流に対応〜空運業界動向〜
マレーシア航空グループの子会社であるMABカーゴは、2019年5月1日にイスラーム開発局からハラール認証を取得した後、ハラール物流サービスを開始したことを発表した。マレーシア航空アカデミーで行われたローンチイベントでは、最初の顧客として韓国のセジュングループと日本通運、ラブアン・ハラールハブ、セルナイ・コマースと契約を締結した。
同社のイブラヒムCEOは、2020年までに500億リンギットのハラール輸出という国家目標を達成するため、市場を開拓していくと述べている。また、同社は世界のハラルビジネスをつなぐ貿易ネットワークを強化する主要なハラール回廊として、国の競争優位性を生み出すことを目指している。
出典:https://www.maskargo.com/media-centre/press-release/mab-kargo-launches-halal-logistics-service
エアアジアがマレーシア国内観光産業を支援〜空運業界動向〜
大手LCCのエアアジアは、国内観光産業復興に向けた取り組みとして現地ホテルと直接提携し、航空券とホテルをパッケージ予約できる『SNAP』において最安値を保証したプランを提供している。本パッケージは2020年6月16日から7月15日まで購入可能。
本提携によって、消費者は利便性や節約などの直接的なメリットを享受でき、国内観光回復をさらに加速する。同時に、ホテルパートナーはエアアジアの強固なエコシステムを活用することができる。
同社のカレン・チャンCEO は、現地ホテルとの提携はパンデミックの影響を大きく受けている旅行業界を支援するエアアジアの取り組みに合致していると述べている。
出典:https://newsroom.airasia.com/news/2020/6/16/airasia-partners-with-local-hotels-to-offer-flight-hotel-combo-on-snap
データ漏洩に対応するマレーシアのマリンドエア〜空運業界動向〜
2013年3月22日より運航を開始したプレミアム航空会社のマリンドエアは、2019年9月18日にクラウドベースの環境でホストされている顧客の個人情報が漏洩した可能性を発表した。
調査の結果、eコマースサービスプロバイダーであるGoQuo社の元従業員2人が、インドの開発センターから顧客の個人情報に不正にアクセスしたことが判明した。同社はマレーシアとインドの警察に被害届を提出している。ただ、本件はAWSのセキュリティーには関係しておらず、顧客の支払い情報は漏洩していない。
同社は対策として、データフォレンジックとサイバーセキュリティ専門家を招き、既存のデータインフラとプロセスをすべて見直した。
出典:https://www.malindoair.com/news-events/2019/09/23/MALINDO-AIR-DATA-BREACH-UPDATE
マレーシア航空グループが安全対策を啓蒙〜空運業界動向〜
マレーシア航空とファイアフライ、マスウイングスを運営するマレーシア航空グループは、『自信を持って飛ぶ』(Fly Confidently)キャンペーンを発表し、グループ各社のウェブページやソーシャルメディアで安全対策を示した。
キャンペーンの一環として公開された動画では、マレーシア空港と出入国管理局、税関が協力しており、非接触チェックインやクアラルンプール国際空港における強化された安全・健康対策を紹介している。安全措置については、関連国際機関とマレーシア保健省が設定したガイドラインに準拠している。
イザム・イスマイルCEOは、乗客と従業員の安全と健康は最重要であり、乗客はキャンペーンを通じてCOVID-19の蔓延を防ぐ手順を理解できるとしている。
出典:https://www.malaysiaairlines.com/my/en/news-article/2020/malaysia-aviation-group-invites-passengers-fly-confidently.html
2019年 マレーシアの空運(運輸・物流)業界
マレーシアNADI社が協力、マリンドエアが北海道へ就航〜空運業界動向〜
インドネシアのライオンエアとマレーシアのNADI社が共同設立したマリンドエアは、2019年3月23日から北海道への就航を発表した。
毎週火曜日・水曜日・土曜日にクアラルンプール国際空港(KLIA)から就航する。OD0888はKLIAを午前7時40分に出発し、午後12時30分に桃園空港に到着。同空港を午後1時45分に出発し、午後6時20分に千歳空港へ到着する。千歳空港からは、OD0889が午後7時20分に出発、午後11時に桃園空港に到着。午前12時5分に同空港を出発し、午前4時55分にKLIAへ到着する。
ビジネスクラス12席とエコノミークラス150席で構成されており、料金は片道でエコノミークラスが799リンギットから、ビジネスクラスが1,999リンギットからとなっている。
マレーシア航空とTUI、MHホリデーを発表〜空運業界動向〜
2019年7月24日、マレーシア航空は、ドイツを拠点とする最大手の旅行代理店であるTUIとMHホリデーを発表した。これにより、旅行者はマレーシア航空のフライトとホテルを組み合わせた旅行を計画することができる。
MHホリデーでは、世界中の50以上の目的地から5,000以上のホテルを選択することができ、最大80%の割引を受けられる。また、MHホリデーでのパッケージ予約は、マレーシア航空のエンリッチマイルに反映される。将来的には、送迎やツアーなども含むことが計画されている。
この発表を祝して、MHホリデーは2019年8月6日までインスタグラムでコンテストを開催する。応募者は、バンコクやコタキナバル、ペナンなどの旅行パッケージを獲得する機会を得る。
マレーシア航空と日本航空が提携。利便性向上へ〜空運業界動向〜
2019年5月27日、マレーシア航空と日本航空は、マレーシア-日本間の運行で両キャリアが提供するサービス品質を向上させ、顧客の利便性を改善することを目的とした共同事業契約の覚書に調印したと発表した。
両社は2012年にワンワールドに加盟したことで日本とマレーシア間でコードシェアの運航を開始しており、今回の契約よってより多くの価値を提供することが可能となる。更に、両社はベストプラクティスの交換、貨物など他事業分野での協力、そして日本とマレーシアにおける観光開発を共同で行うなど、幅広い協力を目指している。
現在、両社はマレーシア航空委員会と国土交通省に対して独占禁止法の免除・免責を求める申請書を提出している。
マレーシアでもシェア拡大のエアアジア、収益が106億リンギットに〜空運業界動向〜
2019年2月2日、大手格安航空会社のエアアジア・グループは、2018年第4四半期の収益が前年同期比で6%増となる28億リンギットを記録したと発表。キャパシティを21%追加したことで、市場シェアが拡大したことが寄与している。
また、通年のグループ連結収益は前年比で9%増となる106億リンギットであった。税引き後利益は、高騰する燃料費やアセアンの通貨安、インドネシアの自然災害とボラカイ閉鎖の影響もあったが、前年比で9%増となる17億リンギットを記録した。
有効座席キロ数あたりの収入(RASK)は、前年同期比で4%減少して14.82セントであった。キャパシティー拡大によって平均運賃が下がったが、フィリピンにおける市場シェアは20%、マレーシア国内は58%に拡大している。
2018年 マレーシアの空運(運輸・物流)業界
マレーシア航空、2018年第1四半期は業績改善〜空運業界動向〜
2018年第1四半期におけるマレーシア航空の利益は前年同期比で6.6%の増加、 RASK (座席・運行距離あたり旅客運賃収入) も同3.5%の増加を記録した。また、総収益も前年同期比で2%の増加となった。
同社のコスト構造は50%以上が米ドルであることから、昨年度はリンギットが米ドルに対して下落したことで業績不振に陥った。2016年初頭からほぼ100%上昇している燃料価格は引き続き懸念事項であり、コスト増部分を吸収するべく、高付加価値路線に焦点を当ててきた。
今期はビジネスクラスと法人向け販売に重点を置いたことが功を奏し、国際部門と国内部門の両方で業績が好転している。
マレーシア航空、アンダルシア社と巡礼者向けツアーで合意〜空運業界動向〜
マレーシア航空は、2018年8月から2021年までのウムラ(マッカへの小巡礼)シーズン中、マディーナ・ジッダへのマレーシア巡礼者用のチャーター機を手配する契約につき、アンダルシア・トラベル・アンド・ツアーズと合意した。
マレーシア航空によるチャーター・サービスは、アンダルシア社を通じて競争力のある価格で、巡礼者専用のプランが提供される。また、マレーシア航空はサウジアラビア国内の主要空港での発着枠割り当て確保を行う。
機体にはエアバスA380-800が使われ、3年間で200便がチャーターされる。アンダルシア社との間で、今年は65便 (42,000席以上) がコミットされている。
セールスフォース、マレーシアにも展開するエアアジアの戦略的技術パートナーに〜空運業界動向〜
エアアジアは、顧客関係管理ソリューションを提供するセールスフォースを、戦略的技術パートナーとすることを発表した。顧客ケア・チームを「カスタマー・ハピネス」に改名した同社は、より迅速でパーソナライズされた顧客向けサービスの一環として、Salesforce Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud、Community Cloud を展開する。
8ヶ国に展開するエアアジアの代理店は、ウェブや電話、電子メール、ライブチャット、空港の通信などあらゆるサポート・チャンネルの全事例を一元管理し、より高度でパーソナライズされたサービスを提供できるようになる。Salesforce Community Cloud は8つの言語で展開するデータベースで同社のサポートを支援し、代理店のサービス水準と生産性を高める事が期待されている。
エアアジア、マレーシア初の顔認証搭乗システムを導入〜空運業界動向〜
エアアジアは、ジョホール州のセナイ国際空港にマレーシア初となる顔認証搭乗システム「Fast Airport Clearance Experience System (FACES)」を導入した。最新のバイオメトリクス技術によって、搭乗者は旅券を提示することなくチェックインから搭乗までをシームレスに進めることができる。
エアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEOは、FACES による搭乗者認証は搭乗者のストレス低減に繋がるため、今後はマレーシア国内の他空港とも協力してシステムの利用を求めていく。
セナイ国際空港を所有するMMC社も、セキュリティーとスクリーニングの高速化による空港の運航効率向上に対する期待を述べている。
まとめ:マレーシアの空運業界
落ち込み気味であったマレーシア空運業界も高付加価値路線に力を入れたことで業績は回復しつつあります。今後は一般部門にも尽力して売上を伸ばしていくのでしょうか?また国外の企業ともツアーを組み、観光業にも力を入れている姿勢が見られ業界は盛り上がりを見せています。
クアラルンプール在住4年目の日本人。大学卒業後、東京で飲料メーカーの営業を担当。その後、マレーシアのクアラルンプールへ移住し食品商社の営業及び購買のサポートを担当。