【新たな挑戦】シンガポールの外食・中食業界

Jumbo Groupは、シンガポールの人気料理である肉骨茶とチキンライスを上海の高級ショッピングモールに出店します。台湾での成功を背景に、海外展開を加速。新店舗は110席を備え、シンガポールの味を世界に広める一環として期待されています。

今回は、そんなシンガポールの外食・中食業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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Jumbo Group、肉骨茶とチキンライスを海外へ 

2019年12月15日、Jumbo Group Limitedは、傘下企業で子会社のNG AH SIO BAK KUT TEH (黄亞細肉骨茶)とXINYAO Hainanese Chicken Rice(新肴海南鶏飯)を上海の高級ショッピングモールShanghai One ITCに出店すると発表した。

両店を合わせた座席数は110席、2,800sqftの店舗となる予定。海外進出の背景には、NG AH SIO BAK KUT TEHの台湾進出が順調なことが挙げられる。

2019年11月21日は、Jumbo Group Limitedの完全子会社Jumbo F&B Services Pte. Ltdが台湾の Baipin Co., Ltd. とJV会社 Jumbo F&B Services (Taiwan) Co., Ltdを設立し、同社が今後メインブランドであるJumbo SeafoodとNG AH SIO BAK KUT TEHの台湾事業を行なっていくと発表している。

銀だこ、シンガポール再進出 

シンガポール国内6店舗目となる 「DON DON DONKI JCube」の店内には、DON DON DONKI 初となる寿司バーが設けられ、握りたてのお寿司を楽しめる純和風スタイルのイートインスペースが設置されている。

さらに、同フロアには360席を用意したDON DON DONKI最大規模のフードコートが併設され、ラーメン店をはじめとした、日本でも人気のメニューを提供する飲食店を10店舗展開する。

イートインスペースには同国再進出となる「銀だこJ Cube」が出店。シンガポールで人気のたこ焼きを日本と同じ味で提供する店は少なく、手頃な値段も受けてオープン直後は長蛇の列ができ、人気が安定した後も客足が途絶えない。

Singapore-eatingout

BreadTalk Group、Song Faと共に台湾へ

BreadTalk Group Limitedは肉骨茶(バクテー)の老舗有名店Song Fa Holdings Pte LtdとJVで、完全子会社の BTG-Song Fa Venture Pte Ltdを2017年7月3日に設立した。このJVでこれまで上海、北京に計6店舗、バンコクに1店舗、合計7店舗展開してきた。

2019年5月30日の発表によると、この成長をテコ入れする為、BreadTalk Group Limitedは、同社完全子会社のFood Republic Taiwan Co. LtdとSong Fa Holdings Pte Ltd.が台湾でのフランチャイズ契約を結び、今後10年に渡って Food Republic Taiwan Co. LtdがSong Fa肉骨茶の台湾進出・拡大を図ることになった。

Song Fa肉骨茶(ソン・ファ・バクテー)は1969年にシンガポールで創業された。この50年でシンガポール国内に10店舗、インドネシアに7店舗を独自で展開。2016から2019年のシンガポール・ミシュランガイド ビブグルマンにも選出されている。今後は台湾でも潮州スタイルの肉骨茶を多くの顧客に展開していく。

ミシュランガイド2019、選ばれたのは?

ミシュランガイドシンガポール2019が発表された。2018年は該当が無かった3つ星は、共にフランス料理のOdetteとLes Amisが受賞した。2つ星は5店、内2店は初の獲得となるSaint PierreとZénである。1つ星は37店、内7店が初の星獲得店だ。ビブグルマンは58店、内12店が新規に選出された。

ミシュラン2つ星の内、3店が日系のレストランである。(四川飯店、小康和、ワクギン)1つ星の日系は5店で、内4店が寿司屋であった。(すし道真次、ブラバサ・ロード店、同タングリン・ロード店、 鮨一、 鮨 来村、Terra)

ビブグルマンはシンガポールの食事情を反映するかのように、選出された58店の内、33がホーカーセンターのストール、6店がストリートフードを提供する店であった。レストランも中華、洋食、インド、日本、プラナカン、シンガポーリアン料理など様々な国や地域の料理を提供する店が選ばれた。

まとめ

スマートフォン普及率の高いシンガポールで、新たに発掘されたデリバリーサービスの需要拡大も手伝い、外食市場全体の勢いは今後も止まらないものと思われます。同国の外食・中食業界は今後も目が離せません。

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