【政府と企業の連携が進む】シンガポールの携帯電話事業者業界

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シンガポールの携帯電話業界が進化する中、Singtelのデータセンター拡充や新たなデジタルハブの誕生は、国のデジタルインフラの向上を牽引しています。2025年に完成予定のテゥアス・データセンターにより、データ容量は驚異の118MWに増加し、シンガポールが持続可能なデジタルハブとしての地位を強化するでしょう。同業界では3Gから5Gへのモバイルネットワークの進化が進んでおり、最新技術へのアップグレードが不可欠です。

今回は、そんなシンガポールの携帯電話事業者業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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目次

2023年 シンガポールの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界

Singtel、テゥアスデータセンター起工式実施​

シンガポール政府が所有する投資会社TEMASEKが過半数以上の株式を保有する電話会社Singapore Telecommunication(Singtel)が2023年8月8日、ホームページでテゥアス・データセンターの起工式を行ったことを明らかにした。​

テゥアス・データセンターは12万平方フィートの8階建ての施設で効率的な液体冷却方式が採用されるため、低電力利用効率(PEU)が1.3未満となり脱炭素化目標もサポートする。​

また、Singtelは現在データ容量60MWのデータセンターの運営を行っているが、2025年にテゥアス・データセンターが完成すると総容量は118MWに増加する。持続可能な世界的なデジタルハブとなるというシンガポール国の野望をサポートする取組みでもある。 ​

​出典:https://www.singtel.com/about-us/media-centre/news-releases/singtel-begins-construction-of-singapore-s-highest-power-density

Star Hab、2024年7月31日3Gサービス廃止

Star Habは2023年7月26日、ホームページで、「M1、Singtel、StarHubの3社が、音声、メッセージング、データを含むすべての3Gサービスを2024年7月31日をもって廃止する。」ことを明らかにした。​

3G ネットワークの廃止により、携帯電話事業者は、解放されたスペクトルの一部を再利用して、より高速、より高いデータスループット、および強化されたセキュリティと信頼性を提供する5Gサービスを改善できるようになる。​

ここ数年、携帯電話会社は3Gから4Gおよび5Gモバイルネットワークへの移行を促すアウトリーチ プログラムを実施してきた。今後数か月間で、3G ユーザーに移行を伝え、移行に支援が必要なユーザーに支援を提供するための積極的措置を講じることになる。 ​

​出典:https://corporate.starhub.com/about-us/newsroom/2023/jul/singapore-3G-services-to-retire-on-31-july-2024.html

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SIMBA Telecom、SIMBA Romingを紹介​

豪州系の電話会社TPG Telecom Pte Ltdが運営するSIMBA Telecomは2023年8月31日、フェースブックで「SIMBA Roming」のプランを紹介した。​

フェースブックのフォロワーに対して「さー!学校は休みだね!SIMBAのローミングを持たずにシンガポールから出ちゃだめだよ!君のローミングはSIMBAのSuperRoam 50GBかSuperRoam Maxに決めてね!今すぐ@ www.simba.sgにサインアップしよう!」と呼びかけた。​

SuperRoam 50GBはシンガポール国内データ通信130GB、ローミング10GB(6か国、マレーシアのみ50GB)30日間有効で20SGD。SuperRoam Maxはシンガポール国内データ通信100GB、ローミング10GB(57か国)30日間有効で25SGDと手ごろな価格。 ​

​出典:https://www.facebook.com/photo?fbid=309881585050964&set=pcb.309882475050875

SBシンガポール、「統合データ」ウェビナー開催​

SB TELECOM SINGAPOREはホームページでウェビナー開催の案内をした。​

日時は、2023年8月29日火曜日、午後2時~3時。テーマは「統合データで顧客ロイヤルティと ROI を向上させる戦術と戦略」。デジタル変革と顧客データプラットフォーム (CDP)の使用を通じて顧客エクスペリエンスを向上させる方法について学ぶことが目的で、消費者の習慣や好みが常に進化している今日の市場において間違いなく重要なトピックだということ。​

このセッションでは、デジタルマーケティングキャンペーンのROIと CLV (顧客生涯価値)を最大化する方法についての洞察が得られ、革新的でパーソナライズされた顧客エクスペリエンスを提供するための戦略についても説明があるとのこと。 ​

​出典:https://www.sg.sb-telecom.com/news/webinar3

KDDI、Asuzero Singaporeと業務提携​

KDDI Asia Pacific Pte Ltdは2023年7月11日、ホームページで「日本の先駆的な気候変動技術企業であるアスエネ株式会社と、通信業界のリーダーとして知られる KDDI株式会社が、シンガポールの子会社であるAsuzero Singapore Pte Ltd と KDDI Asia Pacific Pte Ltdとの間の戦略的業務提携を締結したことを発表した。」ことを明らかにした。​

この提携によってKDDIアジア太平洋地域の顧客は、クラウドベースの気候プラットフォーム「Asuzero」と包括的な脱炭素ソリューションを通じて、CO2 排出量を効率的に可視化し、削減できる。​

さらにKDDIの先進的IoTソリューションと組み合わせて、顧客企業はネットゼロエミッション目標を達成できるようになる。 ​

​出典:https://sg.kddi.com/company/news/detail/asuene.html

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2021年 シンガポールの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界

シンガポールのSingtelとSurbana Jurongが提携〜携帯電話事業者業界動向〜

SingtelとSurbana Jurongは、スマートシティを加速するための戦略的提携を発表した。パートナーシップを開始するために、両社はまずスマートで持続可能な統合施設管理に焦点を当てる。

世界最大の都市施設とインフラ施設のいくつかを設計、計画、管理するSurbana Jurongは、テクノロジーソリューションのアプリケーションを試験的に導入するために必要な知識を提供する。一方、アジアの大手通信グループSingtelは5Gと産業の変革を促進するソリューションを設計するための新しいテクノロジーを提供する。

Surbana JurongのグループCEOであるWong Heang Fine氏は「Singtelの専門知識、Surbana Jurongの学際的な機能、5G、および高度なテクノロジーを活用することで、2つの業界リーダーのパートナーシップは、スマートで持続可能な都市の創造を世界的に加速する可能性を秘めている」と述べた。

出典:https://www.singtel.com/about-us/media-centre/news-releases/singtel-and-surbana-jurong-forge-first-of-its-kind-strategic-alliance

シンガポールM1、シニアフレンドリープランを開始〜携帯電話事業者業界動向〜

M1は、Infocomm Media Development Authority(IMDA)が開始したSeniors Go Digitalプログラムに沿った新しいモバイルプランを発表した。

Senior Go Digital Programは、コミュニティでのデジタル化を加速するためのIMDAの大規模な推進プログラムの一部である。このプログラムは、シンガポールのシルバー世代が、デジタル化に対応するために必要な支援を確実に受けられるようにすることを目的としている。

このイニシアチブの一環として、M1はIMDAと協力して、新しいプランを提供し、デジタルサービスの利用を奨励していく。このプランは、60歳以上のシンガポールのすべてのシニアが利用できる。例えば、Plan with DeviceおよびSIMのみのユーザーは、月額サブスクリプション価格が25%オフになり、ストリーミングサービスViuPremiumおよびTVBAnywhere +を3か月間無料で利用できる。

出典:https://www.m1.com.sg/about-us/news-releases/2020/m1-launches-senior-friendly-plans-to-support-imda-seniors-go-digital-programme

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シンガポールStarhubとNokia、5GSAの促進を目的に提携〜携帯電話事業者業界動向〜

StarhubとNokiaは、シンガポールの顧客向けにスタンドアロン5Gサービスを促進するための提携を発表した。両社は新しいクラウドネイティブ5Gコアネットワークを展開し、急速な成長を目指す。

5G SAネットワークの展開は順調に進んでおり、現在はラジオ、ソフトウェア、セキュリティ、プロフェッショナルサービスにまたがっている。2021年後半にはStarHubの顧客向けに5GSAデータサービスが開始される予定。

この5GSAアップグレードにより、StarHubは既存の4Gネットワ​​ークテクノロジーから独立して5Gテクノロジーを実行できるようになる。

出典:https://www.starhub.com/about-us/newsroom/2021/february/starhub-and-nokia-partner-to-expedite-standalone-5G-services-for-Singapore-customers.html

楽天モバイル、シンガポール拠点を設立〜携帯電話事業者業界動向〜

楽天モバイルは、 Rakuten Mobile Singapore Pte. Ltd. の設立を発表した。携帯キャリアサービスにおける国際サービスの提供と、「Rakuten Communications Platform」(RCP)の開発およびグローバルでの販売・マーケティング本社として機能させる。

今後、同社は、楽天モバイルが開発を進める4G(第4世代移動通信システム)および5G(第5世代移動通信システム)のモバイルネットワークを提供するコンテナプラットフォームである「RCP」のグローバルな展開を目指す。

同社は、イノベーションに対する明確なビジョンを持ち、顧客志向、品質向上に向けた取り組みを続けている。今後、RCPを通じてテレコム企業や事業会社の顧客へ価値提供していくことが期待される。

出典:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2020/0630_01.html

シンガポール初の5G Industry 4.0 Studio〜携帯電話事業者業界動向〜

IBM、Samsung、M1は、IBM Industry 4.0 Studioをオープンした。これは、高度な5G接続と人工知能(AI)、ハイブリッドクラウド、およびエッジコンピューティング機能を組み合わせて、シンガポールでIndustry 4.0を試験的に導入、開発するためのものである。

Studioは、ハイブリッドクラウドとAIテクノロジー、5G機能を活用して、生産ラインの品質と生産性の向上などを実現させ、新しい価値を推進する方法を示す運用ユースケースをシミュレートしていく。また、自律誘導車両、協働ロボット、3D拡張現実などを含むインダストリー4.0のユースケースを開発、テスト、ベンチマークする。

同社はこれまでSamsungおよびM1と協力して、5G接続の超低遅延、高信頼性、およびセキュリティを活用するソリューションを提供してきた。

出典:https://www.samsung.com/sg/news/local/ibm-samsung-electronics-and-m1-unveil-singapores-first-5g-industry-4-0-studio-supported-by-imda/

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2020年 シンガポールの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界

シンガポールSingtel、5Gの試用版提供へ 〜携帯電話事業者業界動向〜

携帯キャリア大手のSingtelは、5G非スタンドアロン(NSA)ネットワークを立ち上げ、消費者および企業顧客向けに3か月の試用版を導入した。同社の5G NSAネットワークは、3.5GHzの周波数と既存の2100MHzスペクトラムを利用しながら、デュアル接続などの高度なテクノロジーを採用することにより、1Gbpsを超える5Gを提供できる。

試用版では、顧客は超高速のインターネットで映画やゲームなどの豊富なサービスにアクセスできる。まず、Singtel 5Gはハーバーフロント、ブギス、ドビーゴートなどのエリアをカバーしていく。

COVID-19の影響により、デジタルサービスへの依存度が劇的に高まった。5Gはこの新しい常識の中で大きな可能性を秘めている。同社は、仮想現実などのアプリケーションと組み合わせて5Gの可能性を引き出していく。

出典: https://www.singtel.com/about-Us/news-releases/singtel-first-to-ofer-5g-speds-of-more-than-1gbps-on-35ghz-

整備が急がれる!シンガポールの5G政策 〜携帯電話事業者業界動向〜

シンガポール政府は次世代通信規格「5G」の事業免許をSingtelなど2社・連合に交付すると発表した。2021年1月からサービスを開始し、22年末までに国土の50%、25年末までには全土で使えるようにする。新型コロナウイルスの感染拡大で経済が停滞するものの、通信インフラは競争力の維持に重要であると判断され、整備が急がれている。

政府はシングテルのほか、通信2位スターハブと3位のM1(エムワン)の連合に対しても予備免許を交付した。今後、周波数の割り当てや機器メーカーの決定などを経て、6月以降に本免許を出す予定だ。オーストラリア系のTPGテレコムも入札したが、免許は交付されなかった。

免許料のほか、通信網の拡大計画やサイバー攻撃対策などを総合的に評価し、適正な会社が判断された。免許とは別に、特定の区域や施設内に限ったローカル5Gのサービスに関してはTPGを含めた通信4社が提供できる。

出典:https://www.imda.gov.sg/news-and-events/Media-Room/Media-Releases/2020/Singapore-on-track-to-develop-vibrant-5G-ecosystem-underpinned-by-a-world-class-secure-and-resilient-5G-infrastructure

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シンガポールのM1やエアバス、沿岸5Gネットワーク試験を実施〜携帯電話事業者業界動向〜

Infocomm MediaDevelopment Authority(IMDA)、M1 Limited(M1)、海事および港湾局(MPA)は、エアバスと提携し、シンガポールで沿岸5Gスタンドアロンネットワーク試験を実施すると発表した。

IMDA、M1、MPA、およびエアバスは、無人航空機が指定されたドローンフライゾーンでの運用を含むすべての段階で安全かつ効率的に動作するように、実際の環境で5G SAの試験を実施する予定。また、M1はローカル企業であるTeamOne Technologies Pte Ltdと協力して、シンガポールの中小企業におけるローカル機能の開発をサポートする。

TeamOneは、都市型の航空モビリティ(UAM)運用向けに世界初の航空認定5G SA通信モデムを設計・開発することを目的としている。この5Gモデムは試験中にテストされ、最適化される。

出典:https://www.m1.com.sg/about-us/news-releases/2020/imda-m1-and-mpa-to-conduct-coastal-5g-network-trials-with-airbus-for-urban-air-mobility-operations

シンガポールのStarHub、持続可能性のタームローン契約へ〜携帯電話事業者業界動向〜

シンガポールの大手プロバイダーであるStarHubは、子会社のMalaren International Sdn Bhdが、CIMB Bank Berhad(CIMB)と2億7000万リンギットの持続可能性に関連したタームローン契約を締結したと発表した。

StarHubは、持続可能なビジネスになるための取り組みと変革を2008年に開始した。それ以来、電子廃棄物(e-waste)への取り組み、エネルギーと水の消費量の削減、気候変動への取り組みの推進など、ビジネス全体で多くの持続可能なグリーンプラクティスを実施している。

CIMBは、環境の透明性とパフォーマンスにインセンティブを与えるために、2021年度から2023年度の年間CDP気候変動スコアにおけるStarHubのパフォーマンスに基づいて、ローンの金利に対するリベートを付与する。 StarHubは、CDP気候変動スコアの事前に合意された年間目標を達成できる場合、毎年利息節約の対象となる。

出典:https://www.starhub.com/about-us/newsroom/2020/september/starhub-first-sustainability-linked-loan-cimb.html

IMDA、シンガポールStarhubとM1に罰金〜携帯電話事業者業界動向〜

シンガポールの情報通信メディア開発庁(IMDA)は、ローカル携帯キャリア会社のStarHubとM1に対し、通信障害を引き起こしたとして計61万Sドル(約4,750万円)の罰金を科したと発表した。Circuit Breaker期間中の通信業者2社によるサービス中断は、在宅勤務やオンライン学習に参加者が多い中、大きな混乱を招いた。

M1は2020年5月12日と13日にプロファイルデータベースの破損やソフトウェア障害により、インターネットサービスが中断した。2回目の中断では加入者のうち約2万人が6時間にわたりネット利用が出来なかった。StarHubは同年4月15日にネットワーク移行中のスタッフによる設定エラーにより混乱が発生し、約25万人に影響を与えた。

罰金額は、中断による影響、顧客サービス対策および影響を軽減するために事業者が要した時間など関連要因を考慮して決定された。

出典:https://www.imda.gov.sg/news-and-events/Media-Room/Media-Releases/2020/IMDA-Imposes-Financial-Penalties-On-Starhub-And-M1-For-Internet-Service-Disruptions

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2019年 シンガポールの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界

5G利用ロボットの共同研究へ、シンガポールのM1とSUTD〜携帯電話事業者業界事情〜

M1 Limited(M1)とSingapore University of Technology and Design(SUTD)は、5Gテクノロジーを使用した触覚ロボットの遠隔操作に関する覚書(MoU)を交わした。共同研究を開始し、政府が掲げるスマート国家へ貢献する計画である。

このパートナーシップにより、高度なロボットシステムに向けた5Gテクノロジー開発の進展が期待される。M1とSUTDは、それぞれの専門知識を通じて、5Gロボットの開発におけるイノベーションを加速させる。

開発の焦点は、触覚セキュリティ、リアルタイムリモートセンシング、ロボットおよびe-スクーターのリアルタイムリモート操作、バーチャルリアリティ(VR)および拡張現実(AR)コンテンツ配信がなどが含まれる計画である。

出典:https://www.m1.com.sg/about-us/news-releases/2019/m1-and-sutd-unveil-joint-research-to-advance-5g-robotics-technology-and-innovation

シンガポールで携帯電話事業者業界大手のStarHub、ブロードバンドの光ファイバー化を完了

2019年9月30日、StarHubは、テレビおよびブロードバンドサービスのケーブルからファイバーへの移行を完了したと発表した。同社は過去10か月にわたり、数十万の顧客に対し、ケーブルサービスからより高速なファイバーサービスに移行する作業を行っていた。

StarHubは、テレビおよびブロードバンドの全ての顧客にStarHub TVおよびStarHub Goストリーミングアプリのプレミアムチャンネルの期間限定無料プレビューを提供している。beIN SPORTS、Cartoon Network、Hub VV Drama、Hub Sensasi、Lifetime、tvN、Vannathiraiなどが対象となっている。

StarHubは顧客に対し、不要となったケーブルやルーターを450ヶ所に設置された収集ボックスに廃棄するよう呼びかけている。これはリサイクルおよび有害物質の処理をするプログラムの一環である。

出典:https://www.starhub.com/about-us/newsroom/2019/september/starhub-hello-fibre-goodbye-cable.html

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強力なサイバーセキュリティを提供、シンガポールのTrustwave〜携帯電話事業者業界動向〜

2019年10月1日、Singtelのサイバーセキュリティ部門であるTrustwaveは、サイバーセキュリティ製品の基盤となる同社の新しいクラウドプラットフォーム、「Trustwave Fusionプラットフォーム」を発表した。

このプラットフォームにより、強力なサイバーセキュリティ機能を提供し、シンガポールのデータ取り扱いに関する法律や規制を順守しながら、絶え間なく進化する脅威に対応する。

Trustwave Fusionプラットフォームは、シンガポールの企業や政府機関をセキュリティクラウドに接続し、さらに、同社のセキュリティ専門家チームであるTrustwave SpiderLabsに直接つなぐことが可能となる。

出典:https://www.singtel.com/about-Us/news-releases/singtels-trustwave-localises-cloud-based-cybersecurity-platform-for-singapore

MVNO市場へ新たに参入、シンガポールのGridMobile〜携帯電話事業者業界動向〜

2019年6月27日の発表によると、GridMobileは、 5番目のモバイル仮想ネットワーク事業者(MVNO)として市場に参入した。こちらはミレニアル世代をターゲットとしている。

GridMobileは、SingtelとST Telemediaのジョイントベンチャーである。消費者はロイヤリティプログラムや友人への紹介などでもらえるポイントシステムで顧客を引き付けている。顧客はそのポイントを使用して料金の支払いに充当させたり、キャッシュバックを得ることが可能となる。

しかしながら、MVNOはすでに競合も多く、4番目にマーケットに参入したTPG Telecomは、マレーシアやインドネシアでデータ制限なしでローミングフリーのプランなどを提供しており、競争が加熱している。

出典:https://gridmobile.com.sg/tnc/PressRelease.pdf

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2018年 シンガポールの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界

進化を遂げるM1チャットボット、シンガポールのMindy〜携帯電話事業者業界動向〜

2018年8月16日のプレスリリースによると、通信業界大手のM1 は、9ヶ月前に開始されたチャットボットが様々な顧客サポートを務めていることを発表した。

チャットボット「Mindy」は、M1の顧客に同社製品・サービスに関する質問を24時間体制で提供するために立ち上げられた。9ヶ月経った現在、データプランや海外ローミングサービスに関する事項もサポートできるようになった。Mindyは、この種のサービス拡張に対応するのはシンガポールでは初となる。

「デジタルに精通した顧客に対してより良いサービスを提供するための継続的な取り組みが、成果を上げている。Mindyは現在、取引を処理することのほか、顧客の製品・サービスへの問い合わせ対応、複雑な意思決定を必要とする付加価値の高い情報提供が可能になった」とM1のカスタマーサービス担当者はコメントしている。

出典:https://www.m1.com.sg/AboutM1/NewsReleases/2018/M1%20Mindy%20becomes%20more%20intelligent%20after%20nine%20months.aspx

シンガポールで携帯電話事業者業界大手のStartHub、アジア最大のサイバーセキュリティ企業設立へ

通信業界大手StarHubは、LeoneはTemasek Holdings の完全子会社Leone Investments との間で合弁会社設立に合意した。社名はEnsign InfoSecurityとなる。

この合弁会社は、StarHubのサイバーセキュリティセンターおよびその子会社のAccel Systems&Technologies 、ならびにTemasek 所有のQuannを吸収し、アジア最大級のサイバーセキュリティ企業を形成する。

新たに設立されたEnsign のチームには約500人のアナリスト、コンサルタント、リサーチャーが在籍する。シンガポールを本拠地に、最新鋭のセキュリティオペレーションセンターも設置。当初は政府および民間の顧客へのサポートからスタートし、サイバーセキュリティソリューション、システムインテグレーション、などによって年間1億米ドル以上の収入をもたらす予定である。

出典:http://www.starhub.com/about-us/newsroom/2018/september/starhub-and-temasek-subsidiary-form-joint-venture-cyber-security.html

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ICTを推進するシンガポール政府の取り組み、DGBとは?〜携帯電話事業者業界動向〜

「スマート国家(Smart Nation) 」推進の一環として「Digital Government Blueprint (DGB) 」の取り組みが始まった。これは、スマート国家・デジタル政府事務局が首相官邸の下で「スマート国家」構築を目指すプロジェクトである。

DGB は、スマート国家推進を目的としたデータ活用と新技術の活用、デジタル経済とデジタル社会構築のための様々な取り組みを推進するという声明である。政府は、市民、企業、公務員に利益をもたらすデジタルサービスの提供を加速するため、各業界と提携を進めている。

政府はDGB を実施のための方策を講じるとともに、2018年度に広範囲のICTプロジェクトに投資する予定である。政府は、コミュニケーションインフラストラクチャ、データ分析、ロボット、サイバーセキュリティなどの技術分野で各業界と提携を進めていく。

出典:https://www.tech.gov.sg/Digital-Government-Transformation/Digital-Government-Blueprint

デジタル化を推し進める!シンガポールのSingtelによるプラットフォーム、FIC〜携帯電話事業者業界動向〜

携帯電話事業者業界大手のSingtelは、企業のデジタル化促進という政府の目標に沿って、企業がデジタルトランスフォーメーションを加速してデジタル経済において競争力を保つためのプラットフォーム、FutureNowInnovation Center(FIC) を立ち上げた。

FIC は、国内の主要6産業に焦点を当てた政府の産業変革マップ(ITM)を支援するために設計されたイノベーション・プラットフォームである。クラウド、SDN (Software Defined Network)、データ分析、人工知能(AI)、サイバーセキュリティ、IoT(Internet of Things)、ロボット産業、5Gなどの最新テクノロジーが含まれている。

また、FICはシンガポール国立大学と南洋理工大学との協働も含め、Singtel の研究開発部門ともリンクする。

出典:https://www.singtel.com/about-Us/news-releases/singtel-launches-futurenow-inovation-centre-to-help-acelerate-enterprises-dig 

まとめ:シンガポールの携帯電話事業者業界

スマート国家を始めとする政府の取り組みによって、世界屈指のデジタルハブとなりつつあるシンガポール。通信業界では今後、ICTなどの新情報技術の導入に伴い、技術及び価格戦略も多様化するだろうと予想されています。新情報技術と政府の取り組みに注目することで、大きなビジネスチャンスに発展するのではないでしょうか?

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