【急成長するデジタル市場】インドネシアの通販・ネット通販業界

インドネシアのネット通販業界は利用者数が急増し、新しい配達サービスやデジタル決済の導入が進んでいます。主要企業は多様なプロモーションや戦略的パートナーシップを通じて市場を拡大しています。利用者数はまだ少ないものの、その成長率は著しく、今後の市場拡大に大きな期待が寄せられています。

今回は、そんなインドネシアの通販・ネット通販業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

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目次

2022年 インドネシアの通販・ネット通販(流通・小売)業界

LAZADA、最新デジタルコマース信頼指数発表〜通販・ネット通販業界動向〜

東南アジアに展開するe-commerceのLAZADAグループは、2022年9月13日、ホームページでデジタルコマースの成長が正常化する中、東南アジアのオンライン販売者は慎重ながらも楽観的であることを明らかにした。

Lazadaは、最新のデジタルコマース信頼指数(調査対象:東南アジア全土の619社のオンライン販売者)から経済的圧力と世界的な不確実性の中で売り手の信頼が低下していることを明らかにした。

一方で、新型コロナウイルス感染症による制限のさらなる緩和、デジタルコマースの成長の正常化、外圧の増大により、東南アジアの販売業者は事業の成長について慎重ながらも楽観視しており、オンライン販売業者の70%が次の四半期の売上高が10%以上増加すると予想している。

出典:https://lazada-com.oss-ap-southeast-1.aliyuncs.com/177-press-release.pdf

Bukalapak、2023年Q1業績好調〜通販・ネット通販業界動向〜

インドネシアのネット通販会社の一つPT Bukalapak.com Tbkが2023年4月28日、2023年Q1(3月31日終了)の財務結果を公表した。

2023年Q1のTPVは前年比19%増の40.5兆ルピアであった。TPVの増加は、マーケットプレイスおよび専門分野の成長によるもの。また、TPVの72%はインドネシアのTier 1(メトロポリタン)地域外からのものであり、オールコマースの浸透とオフラインの小規模小売店のデジタル化が力強い成長を続けている。また、Bukalapakの2023年Q1の収益は前年同期比28%増の1兆600億ルピアであった。

一方、ミトラ(協力会社)・ブカラパックの2023年Q1のTPVは前年比9%増の18.7兆IDR、収益は前年同期比9%増の5,150億ルピアであった。

出典:https://blog.bukalapak.com/berita/bukalapak-announces-its-financial-results-for-first-quarter-of-2023-121366

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Blibli、ラマダン効果を分析〜通販・ネット通販業界動向〜

インドネシアのネット通販Blibliが2023年4月20日、ラマダン効果について明らかにした。

一般に、ラマダン期間中に参加した新規顧客のバスケットサイズは、既存の顧客より 16% 高くなる。この傾向は、ラマダンに提供される豊富なプロモーションや割引により新規顧客が大量の購入をするよう引き付けられていることを示している。さらに、通常は女性の方がバスケットサイズは大きいが、ラマダンのプロモーション期間中は、男性の方が女性よりバスケットサイズが大きくなる傾向にある。男性はラマダン期間中にプロモーションを利用してより多くの商品を購入する傾向にある。

プロモーションセールに加え、多くの人がホリデー・ボーナスを受け取るためより購買力が上がることも要因。

出典:https://www.blibli.com/friends/blog/the-ramadhan-effect-how-online-shopping-behaviors-change-00/

Traveloka、創立11周年を記念し消費者に感〜通販・ネット通販業界動向〜

旅行のネット販売会社Travelokaが、2023年2月23日、創立11周年を記念してTraveloka EPIC Salebrat11onを発表した。

観光創造経済省が観光による外貨収入を2023年に20億7,000万ドルから59億5,000万ドルに増やすことを目標に海外観光客の訪問者数は350万人から740万人、国内観光客を120万人から140万人に増やすことを目指している。

今回、発表されたTraveloka EPIC Salebrat11onは、消費者が2023年2月24日から3月3日までTravelokaプラットフォームのすべての製品およびサービスカテゴリを最大80%割引で楽しめるようにした。さらに、世界中の11の観光地を巡る旅行ガイド「Let’s Go with Traveloka」を2月27日から開始した。

出典:https://www.traveloka.com/en-id/explore/news/traveloka-11th-anniversary-fulfilling-the-commitment-of-consumer-centric-innovation-for-ease-of-travel-planning/218183

尼Shopee、Big Ramadan Sale 2023開催〜通販・ネット通販業界動向〜

東南アジアでe-commerceを展開するShopeeグループのShopeeIndonesiaは2023年3月14日、ホームページでインドネシア最大のプロモーションを伴うShopee Big Ramadan Sale 2023の開催について紹介した。

このキャンペーンは、2023年3月13日から4月22日まで実施される。Shopeeでは、ライフスタイルとエレクトロニクスのカテゴリーで総商品売上高が2倍以上増加し、日用消費財カテゴリーでも昨年末には3倍に増加した。

そこで、コミュニティのさまざまなニーズを満たすために、Shopeeはインドネシア最大のプロモーションを伴うキャンペーンとして、Shope Big Ramadan Sale 2023が規模だけでなくより長いキャンペーン期間で開催される。

出典:https://shopee.co.id/inspirasi-shopee/press-release-shopee-big-ramadan-sale-2023/

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2021年 インドネシアの通販・ネット通販(流通・小売)業界

インドネシアのBlibli、DANAのデジタルウォレットを採用〜通販・ネット通販業界動向〜

インドネシアでモールスタイルのオンラインショッピングサイトを運営するBliBliは、新たな支払方法としてデジタルウォレットサービスのDANAを追加したことを2020年8月24日に発表した。

これは電子マネーを使用して商品やサービスを取引することを好むミレニアル世代の顧客の利便性を高めるために導入された。BliBliでは、現在支払方法として、電子マネー、クレジット/デビットカード、インターネットバンキング、ストアネットワークを介した支払いなど様々な方法を取り入れている。

一方DANAは、BliBliとのコラボを通じてデジタルの非現金取引の標準として同社サービスが消費者に定着することを狙っている。

出典:https://www.blibli.com/page/press-release/tambah-dana-blibli-jadi-e-commerce-dengan-opsi-pembayaran-digital-terlengkap-bagi-pelanggan/ 

インドネシアで通販・ネット通販業界大手のTokopedia、第3四半期販売動向を発表

インドネシアで最大手のマーケットプレイスを運営するPT Tokopedisは2020年10月8日、2020年第3四半期の販売動向を発表した。

2020年7月~9月に人気のあった5つの商品カテゴリーは、①食料品と飲料、②健康商品、③家庭用品、④電子機器、⑤モバイル&タブレットであった。

①食料品と飲料:パンデミックトレンドで売上高はほぼ3倍。②健康商品:マスクとフェイスシールドを含め売上高はパンデミックトレンドで約2.5倍。③家庭用品:靴とスリッパのホルダー、空気清浄機、枕が人気の商品で売上高はパンデミックトレンドで約2倍。④電子機器:イヤホン、アンテナ、TVレシーバーなどが売れ筋商品。⑤モバイル&タブレット:携帯電話用のスタンドや三脚、パワーバンク、データケーブルなどが売れ筋であったとのこと。

出典:https://www.tokopedia.com/blog/tokopedia-rilis-tren-transaksi-kuartal-iii-2020/  

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2020年のHARBOLNAS、インドネシアで250社以上が参加〜通販・ネット通販業界動向〜

2012年12月12日に始まった「全国オンラインショッピングデー(HARBOLNAS)」が2020年は12月12日に行われる。

HARBOLNASは6つの主要なe-コマース企業(Lazada Indonesia, Zalora, Blanja, PinkEmma, Berrybenka とBukalapak)が共同で始めた恒例行事。HARBOLNAS2020にはインドネシアe-コマース協会(idEA)に加入している250社以上が参加する。

このイベントの規模は毎年拡大している。特に今年のHARBOLNASは新たな取り組みとして、前日の12月11日に特別プロモーションが実施される。具体的には、「HARBOLNASローカル製品バージョン」ということで、ファッション、食品、電子機器、家庭用品、インドネシア旅行などのローカルおよび中小企業製品のプロモーションが行われる。

出典: https://harbolnas.idea.or.id/tentang-harbolnas 

インドネシアで通販・ネット通販業界大手のBukalapak、新社長就任を発表

インドネシアの大手マーケットプレースBukalapakは2020年7月20日付けでTeddy Oetomo氏が同社の社長に就任したことを発表した。

オエトモ氏は2018年から最高戦略責任者として戦略と投資機能、企業会計、顧客満足度管理、投資ソリューションと財務さらには法務を担当していた。BukalapakのRachmat Kaimuddin CEOは同氏に対して「強力で持続可能な成長を続ける組織を形成できる力を発揮することを期待している」としている。

オエトモ氏は2005年にシドニー大学経済学部を卒業後、大学講師を務め、資本市場と資産管理の分野で11年の経験を積み、Bukalapak入社前には株式調査責任者を8年間務めた。

出典:https://blog.bukalapak.com/berita/cso-bukalapak-ditunjuk-sebagai-presiden-bukalapak-112381  

インドネシアにも展開するShopee、給料日セールで購買意欲を刺激〜通販・ネット通販業界動向〜

シンガポールを本拠として東南アジア諸国に展開するECモールのShopee Indonesiaは、ホームページで、2020年11月25日に「Shopee給料日セール」を行うことをアナウンスした。

これは江戸っ子と同じ「宵越しの銭を持たない」気質のインドネシア人の心に突き刺さるセールスプロモーションである。

次のようなセールストークを謳っている。「給料日に口座残高が増えたのを見るよりも幸せな笑顔はありません。」「一部は節約のため、一部は請求書と分割払いのため、そして一部は日常生活費とリフレッシュのため。」「賢く給料の使い道を管理する必要があります。だから、給料日セールを活用しよう」「何を買っても送料無料」「最大250RBのインスタントキャッシュバックの特典が付いてきます」など。

出典:https://shopee.co.id/inspirasi-shopee/shopeegajiansale/  

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2020年 インドネシアの通販・ネット通販(流通・小売)業界

インドネシアで通販・ネット通販業界大手のZALORA、支払方法にGoPayを追加

2019年11月4日、インドネシアでECサイトを運営するZALORAは、支払方法としてGoPayを利用できるようになったと発表した。

ZALORAはアジアの主要なオンラインファッションサイトとして、顧客の心に常に最高の印象を与え続けることができるよう、簡単で快適なショッピング体験を提供するよう努めている。

その1つの方法として、最新の非現金支払いオプションであるGoPayを追加することを説明した。GoPayは、インドネシアの主要なデジタル決済である。

出典:https://zaloraid.s3-ap-southeast-1.amazonaws.com/PR/Press+Release+-+ZALORA+X+GOPAY.pdf  

インドネシアで規模拡大中!オンラインショッピングの日〜通販・ネット通販業界動向〜

2019年も、12月12日はインドネシア全土でオンラインショッピングの日となった。

この特別な日は2012年12月12日に始まり、6つの主要なe-コマースサイト( Lazada Indonesia、 Zalora、 Blanja、 PinkEmma、 Berrybenka とBukalapak )が最初にオンラインショッピングの日を実施した。その後に年次活動となり、2019年で8回目を迎えた。

最大の割引が楽しめるこのショッピングパーティーは、電気通信、銀行、物流、メディアプレーヤーなどの多くのパートナーによってサポートされている。 現在、インドネシアのEコマース協会(idEA)によって主催されているHarbolnas2019には、250を超えるオンラインショッピングプラットフォームが参加する。年々大きく規模が拡大している。

出典: https://harbolnas.idea.or.id/ 

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インドネシアのTokopedia、GoApotekと提携!市販薬の販売へ〜通販・ネット通販業界動向〜

インドネシアでオンラインマーケットプレースを運営するTokopediaは、インドネシアの人々が市販薬、処方薬と健康機器をより確実に、簡単に、安全に手に入れられるようにするため、2019年11月19日にGoApotekと戦略的パートナーシップを締結した。

Tokopediaの内部データによると、健康カテゴリのトランザクション数は、2019年7月から9月にかけて200%以上増加している。

GoApotekの持つ多数の薬局パートナーがTokopediaのプラットフォームに乗ることで、インドネシアの多くの人々に市販薬、処方薬と健康機器をより確実に、簡単に、安全に届けようという意図がある。

出典:https://www.tokopedia.com/blog/press-release-tokopedia-bersama-goapotik-permudah-masyarakat-beli-obat/  

インドネシアのBukalapak、トップ交代を発表〜通販・ネット通販業界動向〜

2019年12月9日、インドネシアでオンラインショッピングプラットフォームを運営するブカラパックは、CEOを創始者の1人のアフマド・ザキーから、ラフマット・カイムディンに継承することを発表した。

CEO交代は2020年1月6日に行われる。新CEOラフマット・カイムディンはマサチューセッツ工科大学で理学士号を取得した後、スタンフォード大学で経営学修士号を取得している。

ブカラパックに入社する直前は、2018年からPT Bank Bukopin Tbkの財務計画担当取締役であった。ボストンコンサルティンググループのシニアアソシエイトとしてキャリアをスタートした彼は、その後、様々な会社で重責を担ってきており、その経営手腕が期待されている。

出典: https://blog.bukalapak.com/berita/siaran-pers-ceo-bukalapak-rachmat-kaimuddin-achmad-zaky-110662 

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2019年 インドネシアの通販・ネット通販(流通・小売)業界

インドネシアにも進出のアリババ、通販・ネット通販業界大手のラザダグループに追加投資

インドネシアを含む東南アジア6カ国でネット通販事業を展開するLAZADAグループは2018年3月19日、同社ホームページで、アリババがLAZADAへ20億ドルの追加投資を行ったことを報じた。これにより、アリババのLAZADA社に対する投資金額は40億ドル以上となる。

2016年にアリババが初めてLAZADAグループに投じた資金は10億ドル。さらに1年後、10億ドルを追加投資しLAZADAグループの株式を83%取得した。2018年には投資金額を倍増している。

当初LAZADAグループのCEOを勤めていたマックス・ビットナーは現在、アリババ・グループのシニア・アドバイザーに就任しており、アリババの創業者18人のうちの1人であるルーシー・ペンがその引き継ぎとしてLAZADAグループのCEOに就任している。

出典:http://www.lazada.com/sites/default/files/press-releases/PR_Release_Alibaba_Invests_Additional_USD2_billion_in_Lazada_0.pdf

インドネシアで通販・ネット通販業界大手のトコペディア、ソフトバンクとアリババグループが主導し出資

インドネシアのネット通販会社トコペディアは2018年12月12日、同社ホームページで資金11億ドルを新たに調達したことを発表した。今回の資金調達は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドとアリババグループが主導する投資家グループによるもの。

トコペディアは今回調達した資金について、商取引や物流システム、支払いおよび金融サービスのエコシステムをサポートするための技術およびインフラ開発に投資することを公表している。

トコペディアはインドネシア市場に焦点を当て事業展開を継続しており、インドネシア経済と金融サービスの発展に貢献している。トコペディアはすでに1億種類以上の製品を提供、約17,000の島からなるインドネシア国内の93%の地域をカバーし、販売の25%は購入当日の配送を実現している。

出典:https://www.tokopedia.com/blog/press-release-tokopedia-umumkan-pendanaan-baru-di-2018/

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インドネシアのBLANJA.com、農業のデジタル化を支援〜通販・ネット通販業界動向〜

ジョコウィ大統領が目玉政策として掲げる、国有企業省、地方省、農業省、地方自治体とインドネシアテレコムセルやヒンバラ銀行といったインドネシアを代表する国有企業がイニシアティブを握る「農業の生産性と農民の福祉向上を図るためのデジタル化パイロットプログラム」。その一環として、ネット通販会社BLANJA.comは2018年7月9日、西ジャワ州インドラマヤ県スリイェグの村営協同組合(MBB)による取り組みを同社ホームページで紹介した。

ジョコウィ政権は起業家精神に支えられた農業のデジタル化を重要な経済政策のひとつとして位置づけており、農業従事者らがオンラインで直接製品を販売することで利益率を高められるよう、デジタルインフラの整備を急いでいる。

MBBスリイェグの製品はすでにBLANJA.comのマーケットプレースで販売されている。

出典:https://blog.blanja.com/mitra-bumdes-bersama-mbb-indramayu-pasarkan-beras-secara-online-di-blanja-com/

12月12日、インドネシアの大手6企業がプロモーションを実施〜通販・ネット通販動向事情〜

インドネシアでは2012年より、ラザダインドネシア、ザローラ、ブランジャー、ピンクエマス、ベリーブンカとブカラパックの6つのネット通販会社が中心となって、12月12日をナショナル・オンライン・ショッピングデー(Harbolnas)と定めた。この日には各社より特別なプロモーションが提供されてきた。

2018年は250以上のe-コマース運営サイトがプロモーションへの参加を表明しており、支援行政機関は商務省、産業省、通信情報省となっている。オフィシャルスポンサーはマンディリ銀行とオンライン支払いシステムのミッドトランスだ。

現政府の掲げるデジタル化・キャッシュレス化の政策とも協調し、インドネシアe-コマース協会(idEA)が後援している。

出典:https://harbolnas.com/

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2018年 インドネシアの通販・ネット通販(流通・小売)業界

インドネシアの利用者、1年間で3倍超の伸び〜通販・ネット通販業界動向〜

財務大臣のSri Mulyani Indrawati氏は、オンラインショッピングはもはや単なるライフスタイルではなくコミュニティに欠かせない存在となっており、eコマースは今後も急速に成長するとの見解を示した。

2014年の時点でインドネシアでは2,000万人もの国民がオンラインでの取引に関わっていたが、2015年には7,000万人にまで急増している。インドネシアの人口2.6億人と比較すればまだ小さい数字ではあるが、その伸びには目を見張るものがある。

出典:https://www.kemenkeu.go.id/publikasi/berita/menkeu-belanja-online-sekarang-bukan-lifestyle-tapi-kebutuhan/

インドネシア政府主催の大規模eコマースイベント開催〜通販・ネット通販業界動向〜

電子取引開発局 (ETDA)は2017年11月24~26日、Queen Sirikit National Convention Center(QSNCC)にて「Thailand e-commerce Week 2017」と題するイベントを1億5300万バーツの費用をかけて開催した。小売業者、ロジスティック関係者など7,066名がこのイベントに参加した。

ロジスティック系企業 Kerry, タイ郵便公社, Lalamove 他
電子取引関連企業 Thai commercial Bank , PayPal 他

2017年度のタイeコマース市場の最終取引額は2.8兆バーツ規模になると予想され、2018年度にはさらに10%の成長が期待されている。

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イスラム文化に根差したイベントや商品の展開、インドネシアで通販・ネット通販業界大手のZalora

アジア最大のオンラインファッション企業であるZaloraは2017年4月7日に、他のオンラインファッション会社と共同でデジタルファッションのイベントを開催した。

このイベントでは、イスラムファッションのデザイナーとして有名なAnniesa Hasibuan氏などを迎え、イスラムの断食明けを祝うIdul Fitriをテーマとした各種ブランドのコレクションのショーが企画された。

また、2018年2月8日にはNIKE社とのコラボレーションでムスリムのアスリートやスポーツ愛好者を対象としたヒジャブを発表。イスラム文化に根差したイベントや商品の展開を行なっている。

出典:https://www.zalora.co.id/press/

インドネシアで通販・ネット通販業界大手のZalora、ファッション業界の発展を支援

Zaloraはインドネシアのファッション業界を発展させるため、「Zalora Style Awards 2017」と題した、同国ファッション業界の若手を表彰するイベントを開催した。2度目となるこのイベントは、インドネシアのみならず、香港・台湾・マレーシア・フィリピンにおいても開催されている。

このイベントは、Samsungとインドネシアの国営銀行BNIがメインスポンサーを務め、ファッション業界の著名人が顔を揃えた。

2012年に創業のZaloraは上記の他、シンガポール・ブルネイにも展開。アジア新興国のファッション業界におけるオンラインショッピングの分野で最大の企業となっている。

出典:https://www.zalora.co.id/press/

通販・ネット通販業界大手のアリババから資金調達、成長を続けるインドネシアのTokopedia

Tokopediaは、オリンパスやワコールといった日系の著名企業も利用する、インドネシアの大手オンラインマーケットプレイスである。各企業がTokopedia内にオンラインストアを開設する形式。2009年の設立後は順調に成長を続け、2017年8月には1億4700万米ドルの資金をアリババ社から調達した。

Tokopediaのオンラインストアでは消費者に対する様々なプロモーションの仕組みが充実しており、競合サイトに比較してスムーズに商品の販売ができるとしている。

出典:https://www.tokopedia.com/blog/tokopedia-instagram-seller-acquisition/

インドネシアで通販・ネット通販業界牽引のVIP PLAZA、GO-PAYでの支払に対応

インドネシア最大のオンライン・ディスカウントモールであるVIP PLAZAでは、GO-PAYの仕組みを利用しての商品購入が可能であり、割引も適用される。

なお、GO-PAYはインドネシア版Uberと言えるバイクタクシー予約アプリ、GO-JEK(インドネシア語で「Ojek」はバイクタクシーの意)に含まれる独自決済サービスの呼称。

GO-JEKの利用で溜まるポイント、GO-POINTSのセクションにアクセスすることでVIP PLAZAの割引コードを入手。GO-POINTSで支払いを行なうことで割引を受けることができる。

出典:https://blog.vipplaza.co.id/2017/09/06/go-point-bisa-bikin-kamu-makin-kece-begini-caranya/

まとめ:インドネシアの通販・ネット通販業界

利用者数のみでみると少ないとは感じるものの、伸び率は大きく今後のネット通販業界に期待が高まります。また新しい配達サービスも始まったりと今後どのように成長していくかがとても楽しみです。

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