【成長を続けるEC市場の最新トレンドを解説】韓国の通販・ネット通販業界

韓国 通販 ネット通販

韓国ではAI技術の活用や個別化されたショッピング体験が消費者の心を掴む中、各企業のeコマース化が進んでいます。eコマース化は競争が激化する韓国市場での差別化を図るための鍵となっています。本記事では、韓国の通販・ネット通販業界を変革する最新トレンドを深掘りし、未来の市場を見据えたインサイトをお届けします。

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目次

2022-2023年 韓国の通販・ネット通販業界

クーパン、「ロケットラグジュアリー」を発売〜通販・ネット通販業界動向〜

2023年7月、クーパンはラグジュアリービューティーブランド専用館「ロケットラグジュアリー」を公式に発売した。ロケットラグジュアリーにはヘラ、ロクシタンなど計16の国内外の名品ビューティーブランドが入店する。 すべての商品は100%正規品であり、オフライン売り場を訪問しなくても同じ商品をオンラインで購入ができる。

ギフト館、新商品、ベスト商品などに分け、ショッピングの目的に応じて素早く希望する商品を確認できるように構成されている。またロケットラグジュアリー限定の商品も発売され予定である。


クーパンリテール部門のイ·ビョンヒ代表は「忙しい日常でデパートを訪問しなくともネットを通じたラグジュアリーショッピングでストレスを解消し、ニューノーマルに位置づけられるよう期待している。」と話した。

出典:https://news.coupang.com/archives/29123/

ネイバー4分期Eコマース事業前年比21.0%〜通販・ネット通販業界動向〜

ネイバーが2023年の10~12月期の営業成績を発表した。企業全体の売上は1兆9277億ウォンであり、昨年度比20.6%の大幅な増加を見せた。


部門別にみてみると、eコマース部門の売上は4115億ウォンで、昨年度比21.0%の増加をみせた。 eコマース部門は着実に成長を見せており、取引額も2021年7~9月期の8.8兆ウォンから11.2兆ウォンの2倍以上の成長率である。

ネイバーは成長の要因として、仲介及び販売売上高の手数料率がより高いブランドストア、旅行の取引額内の比重の拡大、さらにメンバーシップ加入者数の増加による購読料売上高およびメンバーシップ基盤取引額の増加を挙げたと説明した。

出典:https://www.navercorp.com/navercorp_/ir/earningsRelease/2023/4Q22%20Naver_Earnings_Kor.pdf

11番街、成長加速2022年売上高41%増〜通販・ネット通販業界動向〜

11番街株式会社は2022年の年間売上高が昨年比41%増加したことを発表した。 23日公開されたSKスクエアの公示とIR資料によると、11番街の2022年の年間売上高は前年(5,614億ウォン)対比41%(+2,276億ウォン)増加した歴代最大の売上高7890億ウォンを記録した。

11番街が昨年に推進した翌日配送サービス「シューティング配送」は急激な成長傾向を見せ、11番街の核心競争力として位置づけられている。 特に「Appleブランド館」をはじめとするデジタル商品と早い配送を好む顧客を中心に急速に規模を拡大している。
来月にはプレミアム市場を攻略する新規名品バーティカルサービスと上半期中にLFFC(Local Fresh Food Center)基盤の生鮮食品バーティカル領域のサービスを完成させる予定である。

出典:https://www.11stcorp.com/pr/detail?contentId=1396&title=%ec%8a%88%ed%8c%85%eb%b0%b0%ec%86%a1

光州公共配達アプリの売上高228億ウォン突破〜通販・ネット通販業界動向〜

光州公共配達アプリ「 Wemakepo 」が着実な成長傾向を見せている。光州広域市(市長カン·ギジョン)は光州公共配達アプリWemakepoが2023年4月24日基準で228億ウォンの売上高実績を記録したと明らかにした。

Wemakepoは地域小商工人の仲介手数料負担緩和と売上増大のために2021年7月に発売した配達サービスだ。 1年10ヵ月で加盟店8700ヵ所余り、91万2000件余りの累積注文数を記録した。

アプリ活性化による小商工人の売上増大を狙い光州市は割引クーポン発行、ペイバック、フランチャイズ提携割引などのイベントを積極的に行ったことが効果的であったと考えられる。

出典:https://www.gwangju.go.kr/boardView.do?boardId=BD_0000000027&pageId=www789&searchSn=15332

カーリー、史上初の売上2兆ウォン突破〜通販・ネット通販業界動向〜

カーリーの昨年2022年の売上が初めて2兆ウォンを超えたことを発表した。2022年の売上は2兆335億ウォンであり、2021年1兆5579億ウォンよりも約5000億ウォンもの増加を見せた。

カーリーは2015年に「食品」カテゴリーのオンラインショッピングを開始した。2022年には新たにビューティーに特化したサイトを立ち上げ、新事業にも積極的である。

現在のオンライン食品産業において食品調理、包装技術の発達などにより多様な要素が複合的に作用し、eコマース産業内でも食品産業が急速に成長が見込まれると話しながら、今後の企業の売上にも成長も見込まれると言及した。

出典:https://www.gwangju.go.kr/boardView.do?boardId=BD_0000000027&pageId=www789&searchSn=15332

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2021-2022年 韓国の通販・ネット通販業界

ネイバー、ブランドストアを拡大〜通販・ネット通販業界動向〜

ネイバーが2021年第2四半期の実績報告を行った。その中でeコマース部門では取り扱うブランドストアが450余りに拡大したと述べた。

ブランドストアの拡大により、取引額は昨年比の5倍に膨らみeコマース部門の2021年4~6月期の売上は3653億ウォンに成長した。昨年よりも42.6%の伸び率である。特にショッピングライブの成長が著しく昨年比の17倍の成長をみせ業界をリードしている。

企業全体でも全事業部門の業績向上により企業売上高は1兆2760億ウォンで昨年度比30.4%の増加とあった。今回でネイバーは5期連続の成長率増加を記録しており今後の成長が期待されている。

出典:https://www.navercorp.com/navercorp_/ir/earningsRelease/2021/2Q21%20Naver_Earnings_Kor_final.pdf

クーパンと提携企業、前年同期比154%増加〜通販・ネット通販業界動向〜

クーパンは2021年第2四半期、クーパンと契約を結んでいる中小商工人数が前年同期対比154%増加したと2021年9月2日に明らかにした。実際にクーパンの中小商工人数増加率はクーパン全体販売者数増加率をはるかに上回る速度で急速に増えている。

全国7つの地方自治体に所在する中小商工人を対象にキャンペーンの実施、中小商工人専用のページを作るなど中小商工人の販売を促進する施策が今回の増加に繋がったといわれている。

新型コロナウイルス感染症が長期化し、全国的に中小商工人の成長が委縮する中、さらに注目を集めている。クーパン新事業部門のパク·テジュン代表は今後も中小商工人が事業を行いやすい環境を整えていきたいと述べた。

出典:https://news.coupang.com/archives/10166/

ムシンサ、昨年比より51%売り上げ増加〜通販・ネット通販業界動向〜

オンラインファッションサイトのムシンサが昨年2020年に前年比51%増加した3319億ウォンの売り上げを達成したと発表した。


昨年「ダムシンサランヘ」TVキャンペーンを皮切りにブラックフライデーなど攻撃的なマーケティング活動で再訪問比率が増え、売上上昇につながったと見られる。今年3月末基準でムシンサ入店ブランドは6000個を超え、2019年対比2020年会員数は40%以上増加し、現在計840万人である。

2021年、ムシンサは取引額1兆7000億ウォンを目標に入店ブランドの売上を極大化するための支援活動を強化するとしている。 特に、年間売上50億未満の中小ブランドを対象に、ソウル市内の3地域で運営している屋外広告支援比率を年間40%まで拡大する計画だ。

出典:https://newsroom.musinsa.com/newsroom-menu/2021-0414

11番街、ファッション/レジャー取引が2倍に増加〜通販・ネット通販業界動向〜

11番街は2021年11月17日、ファッション・レジャーなど外出関連カテゴリーの取引額が平均2倍増加したと発表した。

2021/10/25~11/14の3週間の間、11番街内の「登山/アウトドア」カテゴリー取引額は前月(9/24~10/14)対比140%、「スポーツファッション」カテゴリー取引額は80%と格段に増えた。また、ビューティー/ファッションカテゴリーにおいても 「メイクアップ(色調化粧品)」カテゴリー取引額は前月比43%、コート·アウターなど冬物衣類に対する需要増加で「ブランドファッション」カテゴリー取引額は80%増加した。

11番街は熱気が冷めないよう来週に行うブラックフライデー行事に加えて、12月クリスマス、年末シーズンまで相次いで行事を行う予定であると話した。

出典:https://www.11stcorp.com/pr/detail?contentId=1209

現代ホームショッピング、営業利益が増加〜通販・ネット通販業界動向〜

現代ホームショッピングは2021年第1四半期(1~3月)の営業利益が411億ウォンを超えたと発表した。昨年同期より42.1%増加の大幅な増加である。さらに売上高は5790億ウォンで昨年同期比7.8%の増加、純利益は484億ウォンの36.4%増であった。

売り上げの内訳を見てみると、建築資材の製造及び販売2766億ウォン、続いて放送販売が1685億ウォン、インターネット販売が857億ウォンの順で高かった。

現代ホームショッピングは今後の展望について、2019年2月付で現代百貨店グループに系列編入されたことに伴い、オン・オフライン流通網、特にホームショッピングやデパートなどが保有するものを活用し、販売チャンネルの拡大を計画していると話した。

出典:https://company.hmall.com/html/investment/investment_irreport.html

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