【今後の市場拡大に期待】フィリピンのドラッグストア業界の最新トレンド

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インドにある製薬会社ではフィリピンの医薬品市場を今後のニーズが拡大する市場であると見込み、進出を推し進めています。

今回は、そんなフィリピンのドラッグストア業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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フィリピンでドラッグストア業界大手のマーキュリードラッグ、最優秀薬局チェーン賞を受賞

薬局チェーン大手のマーキュリードラッグは、タイのバンコクにて開催された2018年のアジアで最も信頼されるブランドに贈られる〈Most Trusted Pharmacy Chain〉において最優秀賞を受賞した。

この賞は、メディア・リサーチ・グループ(MRG)が行った包括的な調査に基づき、 IBCコンサルティング〈International Brand Consulting Corporation USA〉から授与されたものである。

調査では最も信頼されるブランド、最もユーザーの多いブランド、トップ・オブ・マインド・ブランド(消費者の心の中に占めるブランド占有率)などの項目に沿って、ブランドの総合力を確かめるリサーチが行われた。

フィリピンのドラッグストア業界大手Southstar Drug、障がい者採用プログラムが好評

大手ドラッグストアチェーンSouthstarが2016年からUnilab Foundation財団と共同で実施している障がい者の採用プログラムについて、障がい者が独立し生産活動に携わるという点で大きな可能性を秘めているとして高い評価を受けた。

プログラムにより雇用が決まれば障がい者は試用社員として業務をスタートする。そして評価プロセスに合格すると正社員契約に切り替わる可能性がある。現在に至るまで20人以上の障がい者従業員がプログラムに参加しており、そのうち5人は本社に配属され、その他にも支店勤務の機会が付与されている。

障がい者を雇用することで従業員に新たな発見や気づきをもたらし顧客獲得につなげる。経営陣は障がい者採用プログラムを通じて総合的に顧客サービスにおいて著しい改善が見られたことを報告した。

philippines-drugstore(フィリピン 薬局)

ドラッグストア業界牽引のWatsons、女性のためのウェルネスキャンペーンをフィリピンで実施

3月1日~8日にわたる女性の健康週間や3月8日の国際女性デーに向けて、大手ドラッグストア企業Watsonsは女性のためのウェルネスキャンペーンを実施した。同イベントは “BE RADIANT”キャンペーンと名づけられ、女性のウェルネス・ヘルスケア需要に応えた製品を提供する。

キャンペーンでは女性セレブリティ・インフルエンサーを起用。期間中にInstagramで“BE RADIANT”のテーマに沿った情報を共有したり、フォロワーに影響を与えるストーリーを共有した。さらにキャンペーン強化のために、女性向けウェルネスイベントにゲストとして登壇した。

キャンペーンの裾野を広げるため、SMモール各店舗にてイベントを同時開催した。 Watsonsで取り扱うBelo、Cosmo、Mosbeau、Capsinesis、Watsons Genericsなどのブランドが、イベント中に無料相談、ウェルネスサービス、特別割引、プロモーションを提供した。

フィリピンのPHARMEXCIL、比市場での医薬品展開拡大へ〜ドラッグストア業界事情〜

インドの医薬品輸出促進協議会(PHARMEXCIL)が率いる23社の代表団が、フィリピンの流通業者とパートナー企業のためにミニエキスポと独占的なビジネスマッチングセッションを開催した。

PHARMEXCILはインド市場における医薬品の販売・輸出の促進を目的としてインド政府の下に設立された業界団体。PHARMEXCILはフィリピンを手頃な価格で質の高い医薬品のニーズが拡大する可能性がある市場として位置づけている。

この一連のイベント、「India Biz Connect:」は、PHARMEXCILとマニラのインド大使館、フィリピンの貿易産業省、およびフィリピン商工会議所の支援を受けて開催された。イベントを通して潜在的なビジネスマッチングを発掘する機会となることが期待される。

まとめ:フィリピンのドラッグストア業界

障がい者の積極採用を行うことにより従業員同士の相互理解を深め、今後雇用形態にも新たな変化をもたらすことになりそうです。また健康に関連するイベントをドラッグストア業界と結びつけることで国民の健康意識も高まっていくと予想されます。

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