【相次ぐ新規投資】成長著しいタイの海運業界

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タイの海運業界は、軒並み著しい成長を遂げています。各企業は、事業拡大を目的に大型船舶を次々に購入しています。世界的な海運大手企業もタイの海運業界に注目しています。今後もタイの海運業界の成長は続いていくのでしょうか?

今回は、そんなタイの海運業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

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目次

2022年 タイの海運(運輸・物流)業界

PRM、サービス拡大に向船舶3隻を調達〜海運業界動向〜

タイの海運大手Prima Marine PLC. (PRM)は2022年第4四半期以降のサービス拡大のため、浮体式LNG貯蔵設備(FSU)、国内向けの石油運搬船、石油化学製品運搬船の3隻への新規投資を発表した。

それぞれ、FSUは投資額14億バーツ、石油運搬船は積載量5,000載貨重量トン(DWT)で2億バーツ、石油化学製品運搬船は5,000DWTで2.8億バーツであり、計19億バーツの投資となる。FSUは2023年第1四半期に、残り2隻は2022年第4四半期中に稼働する。

また、PRMはタイ石油大手タイ・オイル社との10年間の定期船契約に基づき、3隻目の大規模輸送船のサービス開始へ準備を進めている。

出典:shorturl.at/ahvL6

RCL、12,000TEUの貨物船2隻を調達〜海運業界動向〜

2022年11月2日、タイの海運大手RCLは新たに2隻の大型貨物船を購入したと発表した。同社の運搬能力を増強し、次の段階への事業拡大につなげる。

2隻の船は日本の大手造船会社と今治造船により製造され、それぞれSantiBhum、ThayaBhumと名づけられた。運搬能力はともに12,000TEU、長さ333.90mの大型船。また、国際海事機関(IMO)の要件に沿った排ガス浄化システムを備えている。購入価格は計88億バーツであった。

RCLは同2隻の運航に関して、ZimIntegrated Shipping Services Ltd.と5年間のリース契約を締結した。

出典:https://www.rclgroup.com/PressReleaseArticle/NEWS1270

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Triple I、マレーシアの海運企業を買収〜海運業界動向〜

2022年5月17日、タイの海運大手Triple Iは子会社のAsia NetworkInternational (ANI)社を通じて、マレーシアの同業ASIA GSA (M)SdnBhdを総額55億バーツ以上で買収したと発表した。

今回の買収を通じて、Triple Iは中国や香港を含むアジア10か国へサービス範囲を拡大できるほか、ヨーロッパや北米、オーストラリアへもアライアンスを通じてアクセスが可能となった。

Triple Iは中長期計画の中で”Logistics and Beyond”というコンセプトの元、旅客、貨物ともに陸海空を網羅したサービスを提供し、アジアの物流におけるリーダーを目指している。

出典:shorturl.at/IUX13

PSL、運搬能力増強のため中古船2隻を調達〜海運業界動向〜

2022年5月31日、タイの海運大手Precious Shipping PLC. (PSL)は中古のばら積み貨物船2隻の購入を発表した。

それぞれM. V. Nordic SeoulとM. V. Nordic Busanの名称であり、2017年と2018年に中国にて製造。ともに積載量は35,882DWTとなっている。購入価格は合計で約17億バーツである。

購入の背景として、足元の海運市場の堅調な状況を鑑み、より燃料効率の良い船を導入するという同社の経営戦略に則ったとしている。今回の2隻の購入により同社の所有する貨物船は計38隻となり、積載量は計166万DWTとなる。

出典:https://www.preciousshipping.com/wp-content/uploads/SETDisclosure/2022/20220531-SETDisclosure-E.pdf

TTA、電動客船の運行を開始〜海運業界動向〜

2022年3月2日、タイの海運大手ThoresenThai Agencies PLC. (TTA)は子会社のTTAチャオプラヤ・エクスプレス・ボート社を通じ、バンコク都庁がセンセブ運河で運行する公共ボート路線に電動客船を導入することを発表した。

この電動客船は波の発生や走行時の騒音を抑えるほか、運河の汚染につながる物質を排出しないため、環境負荷を抑えて公害の防止に貢献できるとしている。

同客船はバンコク東部のミンブリ地区の路線に導入される。平日は朝5時30分から夜8時30分、土日祝日は朝6時から夜7時の運行となる。

出典:https://www.thoresen.com/storage/updates/news-business/2022/03/20220302-tta-news1-en.pdf

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2021年 タイの海運(運輸・物流)業界

タイのPrima Marine、日本郵政と戦略的業務提携へ〜海運業界動向〜

2021年5月5日、タイでオイルおよびオイル製品の海上輸送を行うPrimaMarineは、日本郵政と戦略的業務提携を締結したと発表した。

この業務提携により、日本郵船からPrima Marineの子会社であるProtea社へ約30万DWTのVLCC船の10年間リース契約が行われる。

日本郵政からリースするVLCC船は、国際石油輸送サービスを行うPrimaMarineの子会社であるThai Oilへ石油を供給する。これにより、ThaiOilの業績が大幅に拡大すると見られている。また、Thai Oilへ2隻のVLCCが2022年までに追加される予定である。

出典:Prima Marine https://investor-th.primamarine.co.th/news.html/id/2332205/group/newsroom_press

タイ港湾局、スマートシティ開発に投資拡大〜海運業界動向〜

2021年4月14日、タイ港湾局はタイの海上ロジスティックを強化するために投資を拡大すると発表した。

バンコクの海上輸送の要所であるチャオプラヤー川付近には、タイ政府が承認している不動産開発プロジェクト「スマートシティ」の建設が予定されている。

スマートシティは、ショッピングセンター・コンベンションセンター・医療センター・ホテル・スポーツ施設で構成され、同国を代表する観光港になると見られる。スマートシティは商業エリア・ビジネスエリア・ホテルなどの不動産エリアに区分されて開発が行われる。

出典:BSAA http://www.thaibsaa.com/index.php/news/230-2021-04-19-05-06-56Thailand

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MSC、タイで新しいコンテナ輸送サービスを開始〜海運業界動向〜

2021年3月10日、海運物流を手掛けるMSCは、東南アジアとアメリカ西海岸を結ぶ新たな太平洋横断コンテナ輸送サービスを導入すると発表した。

この輸送サービスによりタイ・シンガポール・ベトナムなどの国とアメリカとの貿易が促進されると見られる。

輸送航路はシンガポール港-タンジュンペラパス港(マレーシア)-レムチャバン港(タイ)-ブンタウ港(ベトナム)-ロングビーチ港(アメリカ、カルフォルニア)-上海港(中国)-厦门港(中国)となっており、2021年4月上旬よりサービスが開始される予定である。

出典:MSC https://www.msc.com/tha/news/2021-march/msc-bolsters-trade-between-southeast-asia-and-u-sThailand

タイのRCL、タイと中国南部を結ぶシャトルサービス開始〜海運業界動向〜

2021年5月14日の発表によると、タイを拠点とするコンテナ船会社であるRCLは、パートナー企業であるMariana Express Linesと共同でタイと中国南部を直接つなぐシャトルサービスを開始した。このサービスに「RBS」と名付けブランド化を行っている。

RBSは、タイのレムチャバン港-南沙港-蛇口港を週2回の頻度で航海する。

レムチャバン港-南沙港までの輸送期間は5日となっており、従来の海上輸送より迅速な輸送サービスを提供する。2021年6月5日よりサービス開始予定となっている。

出典:RCL https://www.rclgroup.com/PressReleaseArticle/NEWS1232Thailand

タイ初のブロックトレインサービスが開始〜海運業界動向〜

2020年10月22日、総合ロジスティックサービスを行うCMACGMは、レムチャバン港とラートクラバン区を結ぶタイ初のブロックトレインサービスを開始すると発表した。

このサービスではレムチャバン港に到着したコンテナを直接鉄道に接続するため、シームレスにラートクラバン区への運送ができる。

ラートクラバン区は工業地域であるため、ブロックトレインサービスにより原材料を効率的に輸送することが可能になる。また、完成品の輸出にも利用することができる。

出典:CMACGM https://www.cma-cgm.com/local/thailand/news/153/thailand-first-block-train-service-connecting-laem-chabang-and-lat-krabangThailand

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2020年 タイの海運(運輸・物流)業界

タイのThaioil Group、投資計画を発表〜海運業界動向〜

2020年8月10日、Thaioil Groupは2020年第2四半期の業績およびプロジェクトを発表した。同社とその子会社は、2020年から2024年までに総投資額3,513百万ドルの投資計画を立てており、その殆どは「Clean Fuel Project」の費用3,292百万ドルで構成されている。

また、石油および石油化学の海上輸送を行うThaioil Marine(TM)が報告した海上輸送事業の業績は、売上収益187百万バーツ、連結純利益48百万バーツ、さらにEBITDAは81百万バーツとなり、前四半期から70百万バーツ増加した。

2020年第2四半期の海上輸送事業は、TMの稼働率の向上からより高い収益を記録した。さらに、TOP-NYK MarineOneや、TOP-NTLへの投資による利益の増加を記録し、より高い連結純利益をもたらした。

出典:https://investor.thaioilgroup.com/mdna.html

世界最大のコンテナ船の1つがタイに初寄港〜海運業界動向〜

2020年7月31日、世界有数の海運会社MSCによると、世界最大のコンテナ船の1つであり、23,656TEUの容量を持つ「MSC MINA」が、2020年7月30日にタイのレムチャバン港にあるHutchison Ports Thailandに初寄港した。

23,000TEUを超える大型コンテナ船がタイに入港したのはこれが初となる。これは、東南アジアのMSCにとって重要な港であるレムチャバン港が、ターミナルの効率な運営と巨大な船舶にサービスを提供する能力を明確に示すことになる。

MSCは、2001年からタイで事業を展開しており、長年にわたり現地市場への投資と存在感の拡大を続けている。また、2019年11月にはレムチャバン港に新しく拡張されたオフィスを開設し、地元の荷主に幅広い商業サービスを提供した。

出典:https://www.msc.com/tha/agency-news/2020-july/msc-mina-sets-milestone-as-largest-container-s-1?lang=ja-jp

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タイのPrima Marine、売上総利益77.1%増〜海運業界動向〜

2020年8月11日、Prima Marineは2020年第2四半期の業績を発表した。売上総利益は前年同期比77.1%増となる711.4百万バーツに大幅増加した。また、売上総利益率は前年同期の31.7%から47.6%に向上した。

売上総利益の増加は、主に2019年後半以降に合計8隻のFSU船を保有したことによる浮体式貯蔵設備事業(FSU事業)の拡大が起因する。したがって、FSU事業の収益および売上総利益はそれぞれ前年同期比98%および156.9%と大幅増加した。

総収益は1,494.6百万バーツとなり、FSU事業が総収益の56%を占めた。さらに純利益は前年同期比61.7%増となる491.2百万バーツに大幅増加した。また、2020年6月30日現在の総資産は13,245.9百万バーツに相当する。

出典:https://www.primamarine.co.th/en

タイのTriple i Logistics、総収益51.3%減〜海運業界動向〜

2020年8月13日、Triple i Logisticsが発表した2020年第2四半期の純利益は、前四半期比39.8%増の31.5百万バーツとなった。前四半期より高い純利益を生み出したのは、コスト管理計画の実行と合弁会社の卓越した業績によるものである。

一方、2020年第2四半期の総収益は前年同期比51.3%減の346.6百万バーツ、粗利益は前年同期比40.2%減となる70.5百万バーツに大幅減少した。また、2020年6月30日現在の総資産は、3ヶ月前より6.4%減少して2472.6百万バーツとなった。

さらに海上貨物および内陸輸送事業による2020年の6ヶ月間の収益は、同社の主要な船会社であるRizhao shippingが2020年1月以降に事業を停止したことから、前年同期比47.6%減となる22.8百万バーツに大幅減少した。

出典:http://investor.iii-logistics.com/en/home

SC Group、タイにガソリンスタンドを建設〜海運業界動向〜

2019年11月5日、SC Groupの事業開発およびジョイントベンチャーグループは、Bangchak Corporationと提携して、Bangna-Trad道路に同社初のガソリンスタンドを建設することを発表した。

現在、タイで3番目にガソリンスタンドを所有しているBangchakは、他の石油トレーダーと比較して非常に良い取引を提供していることから、同社はBangchakブランドでのガソリンスタンドの建設を決定した。

ただし、ガソリンスタンド経営に適した土地を探すのが困難なことから、現時点ではガソリンスタンドを増設する予定はない。また、同社はコンビニエンスストアおよび喫茶店併設型ガソリンスタンドを展開していく方針だ。

出典:https://www.scgroupthai.com/news-detail/217/2/SC-GROUP/news

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2019年 タイの海運(運輸・物流)業界

タイの港湾当局がブロックチェーン利用開始〜海運業界動向〜

2019年8月30日の発表によると、タイの税関はIBMのブロックチェーンソリューション「TradeLends」を使用して同国の港湾から出荷されるコンテナの追跡を行うとのこと。ブロックチェーンプラットフォームによってコンテナの追跡や情報共有の効率化を目指す。

TradeLendsはIBMと物流大手のA.P. Moller-Maerskによって開発された国際貿易プラットフォームで、タイでの導入はASEANの中ではシンガポールに次ぐ2番目となる。

タイ税関はTradeLendsによって変更不可能なトレーサビリティツールを提供し、エコシステムメンバー間のリアルタイムな情報共有ができる。これにより、さらに安全で透明性が高い効率的で簡素化されたワークフローになる。

出典:https://www.ibm.com/blogs/blockchain/2018/01/digitizing-global-trade-maersk-ibm/
http://thai.logistics-manager.com/2019/03/13/blockchain-in-logistics/

ONEはタイ寄港船最大サイズの船舶を導入〜海運業界動向〜

2019年1月24日の発表によると、Ocean Network Express (ONE)は、タイと欧州を結ぶ航路に20フィートコンテナを1万4000個積載可能な大型船CYGNUSを就航させた。CYGNUSはタイに寄航するコンテナ船で最大となり、大型化で輸送効率と価格競争力を高められると期待される。

CYGNUSはタイ・レムチャバン港に寄港し、その後Hong Kong – Xiamen – Kaohsiung – Yantian – Rotterdam – Hamburg – Antwerp – Le Havre –London Gateway – Singapore の航路をとる。

ONE CYGNUSは、貨物の積載効率を最適化する船体を採用し、機械、自動車部品、食品、衣料などを双方向に運ぶ。主にタイで組み立て生産される自動車メーカーもこの航路を利用する。

出典:https://th.one-line.com/sites/g/files/lnzjqr776/files/2019-07/EN_Press_Release%20-%20Delivery%20of%2014%2C000-TEU%20Containership%20%E2%80%9CONE%20CYGNUS%E2%80%9D_5.pdf

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タイ最大の貿易港!世界最先端のコンテナターミナルとは?〜海運業界動向〜

バンコクの南東130キロに位置するタイ最大の貿易港、レムチャバン港(チョンブリ県)は現在、タイ政府の推進するThailand4.0プロジェクトにとっての最重要港となり拡大開発プロジェクトが進められている。

A~Cまでの3つのターミナルからなっていたが、2019年1月に一部稼働を始めたターミナルDは遠隔操作のクレーンなど自動化技術を完備した、世界でも最先端のコンテナターミナルの1つとなる。

Hutchison Ports Thailandはタイで最大の港湾運営会社で、2019年1月よりターミナルDでの取り扱い貨物量は20フィートコンテナ換算で計600万個となる見通し。

出典:http://laemchabangportphase3.com/files/Presentation/02Presentation.pdf
https://hutchisonports.co.th/terminal-d/
http://laemchabangportphase3.com/

TNSCタイによるContainer Liner Award〜海運業界動向〜

Thai National Shippers‘ Council(TNSC)はタイ国内の国際貿易管理を行っており、荷主と運送業者間での運賃、料金、費用、およびさまざまな条件を決定するための協議と調整を行う。

また、Best Container Liner Awardとして、タイで操業する運送業者に関する顧客満足度、社会への貢献度、品質の面での相応しいサービスを行っている業者の表彰も行っている。2018年度にはOOCL社が受賞した。

さらにHapag-Lloyd社は、特に品質の面で高い評価を受け、ヨーロッパ航路での同賞を受賞した。運送能力に関しても9000TEU~13000TEUの貨物輸送能力を持ち、レムチャバン港から北ヨーロッパの主要港への輸送時間をほぼ1週間短縮することに成功した。

出典: https://www.tnsc.com/wp-content/uploads/2019/07/TNSC-Newsletter-March-2019.pdf
https://www.tnsc.com/

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2018年 タイの海運(運輸・物流)業界

タイのTriple i、中国海運企業との連携でさらなる成長を目指す〜海運業界動向〜

海運ロジスティック会社のTriple iは、2017年に強化した航空事業との協力を強化して年間20%の収益成長率を維持すると発表。同年の収益は22億9,500万バーツと、前年同期比では37.2%となる数値だった

同社はタイ・エアアジアとタイ・エアアジアXを主要パートナーに選定、2億バーツ以上の予算を組んで航空貨物事業の拡大を図った。1月にはバンコク・ドンムアン空港内に約5000㎡の倉庫を建設。市場シェアの約80%を占めることが予想される。

さらに海運業での年間成長率は約30%が見込まれている。中国山東省日照市の国営企業、Rizhao Shipping Line のタイにおける単独代理店に選ばれており、中国 (山東省)・ベトナム (ホーチミン)・タイ(レムチャバン港) を結ぶ航路を展開する予定だ。

出典:http://www.iii-logistics.com/iii-%e0%b8%a2%e0%b9%89%e0%b8%b3%e0%b9%80%e0%b8%9b%e0%b9%89%e0%b8%b2%e0%b8%a3%e0%b8%b2%e0%b8%a2%e0%b9%84%e0%b8%94%e0%b9%89%e0%b8%9b%e0%b8%b5-61-%e0%b9%82%e0%b8%95-20-%e0%b9%80%e0%b8%94%e0%b8%b4-2/

タイのJWD、尼海運大手SAMUDERAと提携発表〜海運業界動向〜

ロジスティック大手の JWD は、インドネシア海運大手の Samudera と提携してインドネシア国内に統合物流会社を設立、ASEAN域内のコールドチェーンで事業拡大を図る。

780万米ドルを投じて合弁会社 PT. Samudera JWD Logistics を設立(JWD社が株式の49%、残りをSamudera社が保有)。倉庫内の管理はインドネシアロジスティクス企業 Adib Cold Logisticsが行い、スタート時に60%の倉庫利用率は80~90%が見込まれている。

JWDはASEAN地域への投資拡大の機会を窺っており、2020年までにベトナム、フィリピン、シンガポール、マレーシアに拠点を置き、最終的にはブルネイを除く9つのASEAN加盟国で物流網の構築を目標としている。

出典:http://investor-th.jwd-group.com/news.html/id/617305/group/newsroom_press

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タイのSAHATHAI、2年連続で業績拡大〜海運業界動向〜

SAHATHAI TERMINAL は海運ロジスティックの根幹となる港湾のオペレータ・サービスを提供する企業。主にレムチャバン港内で、国際フィーダー輸送、バージ輸送、コンテナ管理などを行っている。

日本の海運会社 Mitsui O.S.K. Lines と2015年に提携し合弁会社の Bangkok Barge Terminal (BBT) を設立。バージ輸送用の港湾事業拡大を進めている。

営業収益は2015年の8.4億バーツから10.8億バーツ (2016年)、13.4億バーツ (2017年)と年々上昇を続けている。また2016年には24,000㎡の倉庫をレムチャバン港内で建設し、取り扱い可能量が42万TEUから50万TEUに拡大している。

出典:https://sahathaiterminal.com/wp-content/uploads/2018/03/SAHATHAI-TERMINAL_AR2017-edit1-smaller-2.pdf

タイで石炭輸出のAGE、海運事業の拡大が進む〜海運業界動向〜

タイの石炭輸出企業 Asia Green Energy(AGE)は海運事業を拡大しており、2017第2四半期に4隻の船舶を配備、2018年には10隻の船舶を追加する予定である。ロジスティクス事業からの売上高は全体の20〜25%を占め、収益は総額の5%に達した。

2018年においても陸上運送・海運輸送の両物流事業からの収益が全体入の5%を達成することを目指している。

同社の海運事業では、農産物を金額ベースで15〜18億バーツ、総重量で約6,000万トンの輸送を行っており、全体の60%を占める。残りは石炭などの輸送を主に取り扱っている。

タイ国内の海運企業が海外の海運企業と連携図ることでASEAN諸国のネットワークが網羅でき、今後諸外国がビジネスチャンスを掴みやすくなっていきます。日本企業もタイ国内企業と連携をとり航路拡大につなげられるといいですね。

出典:http://www.agecoal.com/ir_finance.php

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