【グローバル化社会にむけて】フィリピンの資格・社会人教育業界

フィリピンでは国際競争力の向上と、経済発展のために必要な人材を迅速に育成することを目的に、 TESDA(雇用技術教育技能教育庁)が設立されています。2022年度も、IT、建築、ビジネス、貿易など様々な分野で、国内外の企業や学校と連携したプログラムが新設されました。

今回は、そんなフィリピンの資格・社会人教育業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

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目次

2022年 フィリピンの資格・社会人教育(教育)業界

MCL、ビジネスカレッジオブアテネと提携〜資格・社会人教育業界動向〜

2022年8月18日の発表によると、Malayan Colleges Laguna, AMapua School(MCL)は、アテネのビジネスカレッジ(BCA)との提携により、高等教育の分野で世界的に競争力のある海運業の実務人材を輩出し続けているとのこと。

海運業の理学修士号は、MCLが提供する海事教育訓練大学(CMET)とそのパートナー企業であるPhilippine Transmarine Carriers Inc.(PTC)のプログラムを提供している。

新人の士官候補生のための既存のカリキュラムを強化するこのパートナーシップは、非常に競争の激しい海運業界でのキャリアを求める個人に門戸を開くだけでなく、卒業生に、より深く没入型で柔軟な学習経験の機会を提供している。この取り組みを通じて、MCLは、Industry4.0をリードできる世界的に競争力のある専門家を育成するという継続的な取り組みをすすめている。

出典:https://www.mcl.edu.ph/mcl-sets-sail-in-furthering-higher-education-in-partnership-with-business-college-of-athens/

AMA大学、IT分野のキャリア機会の創出へ〜資格・社会人教育業界動向〜

2023年3月の発表によると、フィリピンのIT教育機関であるAMA大学とITソリューション企業であるKOIテクノロジーパートナーズは、フィリピンの学生にIT分野での優れたキャリア機会を提供するためのパートナーシップを締結した。

このパートナーシップは、AMA大学のコンピューターサイエンス、IT、情報システム管理の学生に対し、KOIテクノロジーパートナーズが提供するインターンシッププログラムや就職機会を提供することを目的としている。

両社は、学生たちに対して、実際の業界での経験や技術的なスキルを磨く機会を提供することで、フィリピンのIT業界に貢献する人材育成を目指している。このプログラムにより、学生はプロジェクト管理、ソフトウェア開発、データ解析など、IT業界で求められる様々な分野のスキルを習得が期待される。

出典:https://news.amaes.edu.ph/2023/03/ama-and-koi-partnership-paves-way-for.html

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National University 、環境計画プログラムの監査〜資格・社会人教育業界動向〜

幅広い学術プログラムを提供している国立大学(National University)は、環境計画プログラムの検査対象となる最初の教育機関として、専門規制委員会(PRC)の環境計画委員会によって監視対象となった。2023年1月27日にBS環境計画プログラムの検査/監視が実施された。

建築大学(COA)は、2021年の開始以来、40人にまで受講者が増加した。また、開発計画が立てられ、システムユニットのアップグレードやソフトウェアのインストールが行われた。

National Universityは、環境を重視する建築家、プランナー、デザイナーの育成が期待されている。理事会は、マニラ首都圏を超えた機関の拡張開発を称賛し、相互承認協定を通じて質の高い教育を提供するために、さまざまな機関からの協力を求めている。

出典:https://national-u.edu.ph/thenational-news/nu-first-institution-to-be-inspected-for-environmental-planning-program/

Access MBA、最適な学校選択の機会提供へ〜資格・社会人教育業界動向〜

2023年3月11日の発表によると、Access MBAマニラは、MBAを希望する学生に最高のビジネススクールと出会う機会を提供するために、参加者がビジネススクールの代表者と直接会い、彼らが提供するMBAプログラムについて詳細を知れるイベントを開催する。

個別のカウンセリングやパネルディスカッションを通じて、参加者は自分に合ったMBAプログラムやビジネススクールを見つける手助けを受けることができた。

Access MBAマニラは、参加者が自分のキャリア目標に合ったプログラムを見つけることができるようサポートする。事前にプロフィール登録を行うことで、参加者は自分に適したビジネススクールとの個別面談が組み込まれるとのこと。

出典:https://www.accessmba.com/events/city/manila

国家安全保障の促進におけるビジネス部門の役割〜資格・社会人教育業界動向〜

2023年2月23日の発表によるとアジア経営学会(AIM)と持続可能な開発のためのビジネス(BSD)は、国家安全保障における民間部門の役割フォーラムを初開催した。

国際競争が激化し、安全保障の内外両面が密接に関連する現代において、貿易や投資の流れ、技術革新、民主主義の拡大が自由や繁栄をもたらす一方で、新たな安全保障上の課題も生じている。

この不安定な状況下で、国の主権を守り、領土を保全するために、社会のあらゆるセクターが協力してフィリピンの国家安全保障政策を策定することが求められていると見解した。

出典:https://aim.edu/news/aim-and-bsd-discuss-role-business-sector-fostering-national-security

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2021年 フィリピンの資格・社会人教育(教育)業界

フィリピンのTESDA、ダイキン社と提携〜資格・社会人教育業界動向〜

ダイキン社はフィリピンの技術教育技能開発局(TESDA)と覚書(MOA)に正式に署名した。暖房、換気、空調(HVAC)セクターのフィリピン人研修生と労働者に対し、TESDA複合施設内に設置される最新の施設を提供する。

同社は今後TESDAと協力して、最新の設置トレーニングプログラムを開発し、国家認定資格として義務付ける。また、TESDAトレーニング施設を改修し、高品質の設置ツールを研修生に提供する。

この提携により、同社は多くのフィリピン人労働者の技術向上を支援し、労働市場のギャップを埋めるのに役立てる。また最新のエネルギー効率の高い技術を利用し、フィリピン人をスキルアップすることで顧客に高品質なサービスを提供する。

出典:https://www.tesda.gov.ph/Gallery/Details/12366

フィリピンのNYK-TDG出身者初のフィリピン人船長誕生〜資格・社会人教育業界動向〜

日本郵船がフィリピンのトランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ(TDG)と共同運営する商船学校であるNYK-TDG MARITIME ACADEMYは、卒業生であるフィリピン人船員を船長に登用したと発表した。

船長へ登用されたNTMAの卒業生は2007年の開校以来初となる。この卒業生はNTMAでの3年間の基礎教育や操船シミュレーターなどを用いた研修の後、同社訓練船で1年間の実習を終えて、2011年に同校を卒業した。

NTMAは、優秀なフィリピン人船員の育成を目的に、設立以来、独自のカリキュラムと乗船訓練でフィリピン海技国家試験における合格率100%を維持してきた。開校から13年が経過した現在、1100人を超える卒業生を輩出し、その殆どが同社グループの運航船舶で活躍している。

出典: https://www.lnews.jp/2021/04/n0412301.html

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フィリピンの2021年のCAREER4SEA教育賞〜資格・社会人教育業界動向〜

2016年に設立され、フィリピンとアジア太平洋地域で最高の海事高等教育機関であるMOLMagsaysay Maritime Academy(MMMA)は、SAFETY4SEAのCAREER4SEA教育賞を受賞した。

CAREER4SEA教育賞は、高度な海事教育を受けた大学、海事、またはその他の機関に与えられる賞であり、若い世代を育成する業界リーダーを賞賛するものである。

SAFETY4SEAは毎年、教育やその他の機会を通じて海事産業の成長と発展に貢献している優れた組織を表彰している。今年の表彰はオンラインで開催され、新しい船員を惹きつけ支援する優れた機関が表彰された。

出典:http://mmma.edu.ph/article/news-and-updates/1/mmma-wins-career4sea-educational-award

フィリピンのDualtTech Center、TESDAと共同でイベント開催〜資格・社会人教育業界動向〜

1982年に設立された貧困層出身者を対象とした私立職業学校であり、同国でドイツのトレーニングシステムを初めて採用したDualtTech Centerは、TESDAとラグナ商工会議所(LCCI)と協業しTVET関連イベントを開催した。

TVETとは雇用のための知識とスキルを提供する教育とトレーニングのこと。今回産業および教育セクターが参加するTESDAの地域ベースおよび需要主導型のTVETアプローチプログラムは、技術職業教育を再考し、将来のロードマップの作成を目的としている。

今回作成されたロードマップは戦略的な内容となっているとのこと。

出典: https://www.dualtech.org.ph/tesda-technical-training-institutions-and-industries-jump-start-area-based-and-demand-driven-tveta/

フィリピンの“K” Line、Covid-19のワクチン接種会場提供〜資格・社会人教育業界動向〜

川崎汽船株式会社のフィリピンにおけるビジネスパートナー企業であるRayomarグループが、同社の海事技術者研修施設である“K” Line Maritime Academy Philippinesの一部スペースを使用してCovid-19のワクチン接種会場を提供する。

フィリピン保険省(DOH)およびPasay市からの承認を受け、同グループ社員および当社研修施設のスタッフへのワクチン接種を開始した。ワクチン接種は、フィリピンで同社船員向けに医療サービスを提供している“K”Line Clinicが主体となって実施している。

フィリピンではワクチン接種が遅れているといわれているが、生活インフラを支える海上輸送を決して止めないという目標がある。安定的な船員の確保のため、今後は同社の乗組員の他、関係会社に勤務するスタッフへのワクチン接種を進める予定。

出典:https://www.hellenicshippingnews.com/providing-the-space-for-vaccination-site-in-philippines/

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2020年 フィリピンの資格・社会人教育(教育)業界

フィリピンのTESDA、TVETを前進!パートナーシップの強化へ〜資格・社会人教育業界動向〜

フィリピン国内での雇用支援のための専門的教育と技術の向上を行う技術教育技能開発局(TESDA)は、技術および職業教育訓練(TVET)を推進し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の企業および産業とのパートナーシップを強化することを発表した。

フィリピンは最近、2020年から2022年にかけてASEAN TVET評議会(ATC)の初代議長に任命された。これをTESDAが主導する。ATCの設立に伴い、政府、企業、業界、アカデミー、訓練機関など、スキル開発のすべての主要機関の政策立案とプログラムの実施が具体化される。

ATCは特に、今日のASEANの優先事項である政策の改革、TVETシステムの革新、地域全体の研究、スキルの予測と強化、地域全体でのスキルと資格の相互認識などを追求することで、労働力に直接利益をもたらすことができると考えられている。

出典: https://www.pna.gov.ph/articles/1115918

フィリピンのSKILLS、ヘルスケア人材の奨学生を募集〜資格・社会人教育業界動向〜

建設業界の人材不足に対処するため、セブの建設会社が2008年に非営利組織として創設した技術職業訓練機関であるSchool of Knowledge for Industrial Labor, Leadership and Service(SKILLS)は、ヘルスケア人材における奨学生の募集を開始した。

これは2020-2021年度にGRADE11を卒業する学生を対象としたSKILLS SCHOLARSの5次募集となる。本奨学制度に合格しヘルスケアプログラムに進むと、2年間の授業料だけでなく、雑費や実験室費、介護NCIIトレーニングを無料で受けられるなど多くの特典がある。

SKILLS奨学生は、卒業後に卒業証書と国家資格である介護NCII証明書を受け取る。また、提携関係でもあるマアヨメディカルとサンルーカスメディカルセンターでの即時雇用の支援を受けられる。

出典:https://www.skills.com.ph/become-a-health-care-professional/

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フィリピンのTEVSAPHIL、新たな課題への積極的な対応を要請〜資格・社会人教育業界動向〜

TESDAの統治下でプログラムを提供する教育訓練民間機関の協会と、技術的な職業教育および訓練プログラムを提供する個々の民間機関で構成されているTEVSAPHILは、協会メンバーにCOVID-19パンデミックの深刻さを軽視することなく新たな課題に対して積極的な役割を果たすよう要請した。

同協会の会長はまた、コースの運営、オンライン配信の合理化、トレーニングマニュアルの考案、TESDA地方事務所との良好なパートナーシップ確立の観点において、技術者を採用することの重要性を強調した。

これは協会メンバーに向けて開催されたウェビナー総会で議論されており、本ウェビナーにはフィリピン全土のさまざまな民間職業訓練機関(TVI)から78名が参加した。TEVSAPHILメンバーに、危機におけるリーダーシップを示し、質の高い教育を提供し続ける必要性が共有された。

出典:https://cite.edu.ph/tevsaphil-readies-members-schools-for-new-reality/

商船学校として好評を得るフィリピンのNTMA〜資格・社会人教育業界動向〜

日本郵船が、フィリピンのトランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ(TDG)と共同運営する商船学校であるNYK-TDG MARITIME ACADEMY(NTMA)の卒業生は、今年卒業した第9期生119人を含め、累計で1,100人を超えた。

NTMAは、日本の海運他社に先駆け、質の高いNYK Qualityの船員の育成を目指して2007年に開校し、今年で創立12周年を迎えた。開校当初から独自の奨学金制度を設け、大学への進学が困難な家庭環境の学生に就学の道を提供している。

卒業後のフィリピンの海技国家試験合格率が100%であることに加え、2011年8月に日本の国土交通省が創設した機関承認制度で海外における日本初の船員教育機関校として認定を受けるなど、商船学校として高評価を得ている。

出典:https://www.nyk.com/english/news/2019/20191126_01.html

フィリピンTMP Techの卒業生、カタールのAABに採用決定〜資格・社会人教育業界動向〜

トヨタが運営する自動車整備教育期間であり、教育の充実度が国内随一のToyota Motor Philippines School of Technology (TMP Tech)は、4人の卒業生が、カタールのAbdullah Abdulghani&Bros。Co。W. L. L.(AAB)に自動車サービスの専門家として採用されたと発表した。

これは、中東のトヨタの公式販売代理店の1つであるAABと提携して実施されている「TMP Tech – AABクイックサービストレーニング(QST)プログラム」と呼ばれる学校の雇用トレーニングプログラムの下にある。

TMP Techの2年間のトヨタ一般職自動車サービスコースに興味のある卒業生は、QSTプログラムに申し込み可能。このプログラムでは、高速車両のメンテナンスとサービスの専門知識を開発するために、4か月のトレーニングを受け、さらにABBでの本採用前に国内でのOJTを受ける必要がある。

出典:http://tmptech.edu.ph/?p=2408

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2019年 フィリピンの資格・社会人教育(教育)業界

中等教育卒業生に平等な機会を提供、フィリピンのTESDA〜資格・社会人教育業界動向〜

2019年9月24日、電動設備・保守、機械整備、CNCオペレーション、配管工、自動車サービス、縫製など 16 コースを提供している職業訓練校のTESDA Cebuは、それぞれの技術および職業コースを修了する式典を実施し、約500名の奨学生がトレーニング証明書を受け取った。

奨学生は主に貧困家庭出身者である。無料の技術および職業教育とトレーニング(TVET)プログラムを持続させることは、大学に進学しないことを選択した中等教育卒業生に平等な機会を与えており、卒業生は国内外の雇用機会を獲得するスキルを享受した。

政府はドゥテルテ政権の開始以来、すでに10,172,576人の学生を訓練し、TESDAの卒業生7,073,373人を認定している。新しい高度なコース開設により、政府がTVET卒業生の雇用可能性を大幅に向上させた。

フィリピンのTWC、国際プロジェクトのパイロット機関に選出〜資格・社会人教育業界動向〜

2019年9月25日の発表によると、日本の無償資金協力で建設された女性のエンパワーメントのための職業訓練校であるTESDA WOMEN CENTER(TWC)は、 イノベーションハブスキル(i-hubs)のパイロット機関の1つとして国連教育科学文化機関-技術および職業教育と訓練のための国際センター(UNESCO-UNEVOC)から選出された。

i-hubsプロジェクトはドイツのボンで昨年3月に開始された。TWCは、特に起業家精神、デジタル化、緑化の分野での実績と革新的な成果が注目された。同プロジェクトにおいて全世界では10機関、アジアでは3機関が選ばれている。

i-hubsプロジェクトの全体的な目標は、この10のパイロットi-hubs機関から得られた経験と教訓を通じて、世界各国の職業訓練校(TVET)を「イノベーション、社会的包摂、起業家文化の推進者」に変えるため開発することである。

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世界クラスの教育を提供、フィリピン初スクールABEの取り組み〜資格・社会人教育業界動向〜

フィリピン初のビジネススクールであり、業種ごとの資格取得のための学習が可能なABE International Business Collageは、2019年10月4日、公式Facebookページにて国際インターンシッププログラムを紹介した。

国際インターンシッププログラムに参加すると、渡航における航空運賃が無料なだけではなく、滞在中の宿泊費や勤務中の食事が無料で、月給+残業手当も支給される。

学生に世界クラスの教育を提供し、将来のキャリアに備えるためのABEの取り組みの一環として、同校はフィリピン高等教育委員会(CHED)認定の2つの国際実習プログラム(IPTP)企業と協力し、グローバル競争力を高めるために学生をさまざまな施設で働ける環境を整えた。

フィリピン代表者を輩出 AMA Education System〜資格・社会人教育業界動向〜

2019年9月の発表によると、情報系の教育を強みとし、様々な資格を取得可能なAMA Education Systemの学生が、マレーシアのクアラルンプールで開催される東南アジアDSCサミット2019で、フィリピンを代表する代表者の1人に選出された。

Developer Student Club (DSC)はGoogleによって組織されており、開発スキルを学びたい学生を対象とした活動を行っている。学生の学習体験の一環として、地元の企業、NGO、その他の組織を含む地元の利害関係者と協業している。 DSCは、インパクトのあるプロジェクトを作成するための教育と学習を重要視している。

フィリピンはIT分野の優秀な人材の多い国として知られ、英語力とテクノロジーの技術力により、グローバルな雇用市場で競争する能力を有する。同国際サミットでは学生の専門家チームと協力して、有用なプロジェクトの構築を目指す。

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2018年 フィリピンの資格・社会人教育(教育)業界

フィリピンのTESDA、建築学の新コース開設〜資格・社会人教育業界動向〜

2018年10月、フィリピンで教育と人材開発を管轄する機関である労働雇用省職業訓練開発局 (Technical Education and Skills Development authority; TESDA)は、新たに建築物のタイル張りや床作り/修理を学ぶための認可職業訓練コースを開講した。

同コースへの履修登録をした学生は、TESDA認定スクールとTESDAトレーニングセンターにてTESDA認定の「タイル工法NC II職業訓練コース」を学べる。コースの修了に必要な最低訓練期間は82時間。

このTESDA認定コースは技術職業教育訓練プログラムの下で提供されるコースのリストに含まれており、建築学の基礎知識、スキル、望ましい作業姿勢などを重点的に学べるよう設計されている。

シンガポールでTESDAが実施!フィリピンのオンサイト評価プログラムが成功〜資格・社会人教育業界動向〜

2018年11月11日の発表によると、シンガポール国内でフィリピン労働雇用省職業訓練開発局 (Technical Education and Skills Development Authority; TESDA)が実施したオンサイト評価プログラム (On-Site Assessment Program; OAP)において、国家認定者数が過去最高に上った。

OAPは主に海外フィリピン人労働者 (Overseas Filipino Worker; OFW)の技能向上を目的とし、フィリピン国外 (中東や東南アジア)で実施されるプログラム。シンガポールでは主に家事労働など家庭内サービスに従事する労働者が対象。

シンガポールでのOAPの国家認定者は326名で、2015年のOAP実施開始以来最高の結果。前年に同国で実施されたOAPと比較すると、250%以上の増加である。今回の結果をもって同国でのOFWの雇用促進と需要増加につなげるねらい。

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フィリピンのFindWork、「ビルド、ビルド、ビルド」プログラムに参加〜資格・社会人教育業界動向〜

モバイルアプリ等の媒体でジョブマッチングサービスを提供するFindWorkは、現在フィリピン政府主導で進められている「ビルド、ビルド、ビルド」政策の先駆けとしてTESDAと提携したことを発表した。TESDAの公式パートナーとして、高度人材の紹介など特定の求人に適した応募者を提供する。

Findworkは2018年9月現在、2,000以上の企業と提携して人材サービスを展開しており、フィリピンのブルーカラー労働者や熟練労働者に雇用機会を提供している。

TESDAが今後開催する予定のジョブフェアにおいて、FindWorkがスポンサーとして代理店を支援し、TESDA認定プログラムのすべての卒業生がFindWorkのサービスへアクセスできる仕組みづくりを進める。

東南アジアのTech-Voc関係者がフィリピンのTMP Techを訪問〜資格・社会人教育業界動向〜

2018年9月18日、東南アジア (SEA)の閣僚と代表は第4回東南アジア技術職業訓練教育フォーラム (HOM on SEA-TVET)の一環として、トヨタモーターフィリピン工科大学 (TMP Tech)を訪問した 。

技術教育訓練機関 (TESDA)と教育省 (DepEd)によってフィリピンで共同開催されるこの年次フォーラムは、東南アジアの技術職業訓練教育 (TVET)を改善するための地域政策の方向性について議論される。

TMP Techは設立以来5年間にわたりトヨタ社の国際ネットワークを活用し国内外の有能な卒業生と雇用機会を創出する指針を示し、自動車訓練学校の世界的な展望を見据えている。

まとめ:フィリピンの資格・社会人教育業界

TESDAは発足以来、各産業界のニーズに対応した職業訓練プログラムと、十分な資金を提供しています。このような制度と利用者のトレンドに注目することで、資格・社会人教育業界は多くのビジネスチャンスを見つけられるのではないでしょうか。

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