ベトナムは新興国マーケットの中心地としてアパレル製品の製造・販売を担っていくと期待されています。
そんな中、2022年10月にはベトナムのアパレルブランドHanosimex社が韓国の会社と協定を結び、2050年までに適用されるEUの規制に対応するために環境に優しい製品を作るなど、グリーンファッションを増やしていくと計画しています。
今回は、そんなベトナムのファッション業界に関する最新情報をお届けします!
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2022年 ベトナムのアパレル(流通・小売)業界
Viet Tien社が2,000億VND以上の利益を達成〜アパレル業界動向〜
4月28日、Viet Tien Garment社は2023年の年次株主総会を開催した。今回の年次株主総会で同社は2023年~2027年の取締役会及び監査役会のメンバーの選出を行った。
2022年はベトナムを含めた世界の経済状況がより一層厳しくなり、賃金コストの上昇や市場及び顧客の縮小等により業績に影響したが、同社は前年に設定した目標を達成した。
具体的には、売上額は約8兆4,620億VND(計画比:30%増、同期比:40.9%増)となり、税引前利益額は約2,090億VND(計画比:39.5%、同期比:8.5%)、従業員の平均賃金は約1,130万VND/1人/月以上(前年同期比:22.6%増)を達成した。
2023年の同社の売上額目標は約8兆300億VND(2022年比:95%)、税引前利益額は約2,000億VND(2022年比:96%)、従業員の平均賃金は約1,150万VND/1人/月以上の水準を目標としている。
出典:https://bit.ly/3WBqQAz
Hanosimex社がリサイクル生地プロジェクトの協定を締結〜アパレル業界動向〜
2022年10月11日の午後、ハノイ市内でVinatex社及びHanosimex社、Hansae Group(韓国)は、リサイクル生地プロジェクトに関する戦略的かつ、特別な協力関係構築に関する協定に署名した。
本協定では3社は糸から繊維及び染料、リサイクル製品専用の縫製に至るまでの完璧なサプライチェーンを構築し、ベトナムの繊維業界の「歴史的」転換点を生み出す最初の企業となる。
2050年までにEUで環境に優しい製品に焦点を当てた繊維製品に対する新たな規制が設けられるため、 Hanosimex社及びHansae Group(韓国)は戦略的協力を締結し、リサイクル生地を利用したニットウェア製品及び環境に優しいグリーンファッション製品の量・割合を増やしていく計画である。
今後、EU市場向けに約4,000トンのリサイクル生地の生産及びリサイクル生地を使用した糸及び生地製品のサンプルの生産が計画されている。その後、編物及び織物の分野でアメリカや日本、その他の市場開拓し、Hanosimex社及びHansae Group(韓国)の売上高を2025年までに5億USD、2030年までに10億USDにすることを目指している。
出典:https://bit.ly/43eHU1GVietnam
Vinatex社の代表が伊藤忠商事関係者の来社を歓迎〜アパレル業界動向〜
2023年5月22日の朝、伊藤忠商事(日本)関係者がVinatex社を訪問し、会談が行われた。両社の幹部はVinatex社及びVinatex社の大株主である伊藤忠商事グループとの間の良好な関係構築について以下のようなコメントした。
伊藤忠商事グループは、Vinatex社との協力関係及び情報交換を強化し、Vinatex社が希望しているリサイクル繊維材料の生産に関する分野での協力促進や最新の環境技術を活用した持続可能な開発及び生産活動への投資について情報交換した。また、伊藤忠商事はVinatex社との協力分野をスポーツファッションのみに限らず、水着やスキー用品などを含めた様々な分野で関係を広げて強化したいと考えている。
Vinatex社では、伊藤忠商事グループとの戦略的協力関係を強化し、生産規模の拡大や品質改善、最新設備・技術の導入し、環境責任を満足した生産能力を確保した製品を製造し、日本等の海外市場へ供給し、市場シェアを拡大したいとコメントした。
出典:https://vinatex.com.vn/tong-giam-doc-vinatex-tiep-va-lam-viec-voi-doan-cong-tac-cua-tap-doan-itochu-nhat-ban/
Viet Thang社、1兆2,000億VNDの収益目標を設定〜アパレル業界動向〜
2023年5月17日、Viet Thang Garment社は2023年の年次株主総会を開催した。 2022年、同社は国内外の市場や政治情勢が大きく変化し、ベトナム国内の特に繊維産業への影響を速やかに分析・評価しながら事業を展開した。また、上記のような活動を通じて生産活動の方向性や解決策を決定し、事業場の困難を克服しながら2022年の業績目標の達成に取り組んできた。
具体的には2022年の年間売上額は約1兆6,060億VND(計画比:118.44%増、前年比:122.57%)、税引前利益額は約722億9,000万VND(前年比:65.57%)、従業員の平均賃金は約1,130万VND/1人/月以上という実績を達成した。
世界的なコロナの感染時期を含めて長期間市場が厳しい状況に直面している事を踏まえて、同社の取締役会及び執行委員会は2023年は年間売上額を約1兆2,000億VND、税引前利益額を約350~500億VND、従業員の平均賃金は約1,110万VND/1人/月以上という目標を掲げている。
出典:https://bit.ly/42bBnU4Vietnam
Thanh Cong Group社がホーチミン市から表彰〜アパレル業界動向〜
ベトナムの大手繊維メーカーであるThanh Cong Group社は世界中のマーケットの変化や動向に合わせて長年継続的な企業競争力を向上させ、生産及び事業活動を行ってきた。
しかし、2020年~2022年はベトナムを含めた世界中の経済が新型コロナウイルスの感染拡大やエネルギー危機、インフレ、通貨のボラティリティーによる景気後退リスクに直面し、非常に厳しい経営環境が続いた。ベトナムでも特に貿易を伴う事業を行う企業への影響が大きく、ThanhCong Group社の生産及び事業活動にも大きな影響を及ぼした。
今回、ホーチミン市人民委員会は新型コロナウイルスの感染拡大による困難な状況の克服に取り組み、業績を回復させた典型的な企業としてベトナム有数の繊維・アパレル企業である同社を高く評価し、2022年10月13日に表彰した。
出典:https://bit.ly/43ufX5zVietnam
2021年 ベトナムのアパレル(流通・小売)業界
コロナ禍後のベトナム衣料品業界FDI〜アパレル業界動向〜
ベトナムはCovid-19流行の制御を成功させたことが、国際社会から高く評価され、投資環境がますます改善されていることから、Covid-19パンデミック後の多くの外国資本の流入先と見られている。
繊維・衣料産業は輸出に400億米ドル近く貢献し、数十億ドルの外国直接投資(FDI)を引き付けているが、多くの評価によれば、繊維産業におけるベトナムへの投資資本の流れはあるものの、まだ本格的ではない。
2019年と比較して、同業界のFDIは大幅に減少しており、主要なプロジェクトが減少している。いくつかのプロジェクトはあるものの、依然として市場の見通しは立たないままだ。
出典:https://www.nhabe.com.vn/eng/news-events/news-from-nbc/fdi-is-cautious-in-textiles-and-apparel-1566.html
ベトナムのViettien、モダンと伝統〜アパレル業界動向〜
近年、ベトナムのファッションは、画期的な天然素材の出現により、世界のトレンドに追いつくために大きな変化を遂げた。それは企業文化における新しい波であるだけでなく、将来的な持続可能性へのトレンドでもある。
現在ベトナムの衣料品業界は、環境とユーザーに優しいグリーン素材のトレンドを迎えている。これまでの歴史の中でも天然のシルクを利用して風通しのよい素材を作ってきたように、これはベトナムの伝統文化にも通じるものだ。
ベトナムのファッションでは、その伝統的、本質的な価値を継承した新しい天然素材が出現している。環境に優しい素材で、柔らかく風通しが良く、洗濯に時間がかからないといった機能を備えている。
出典:http://www.viettien.com.vn/vi/tin-tuc/tin-viettien/bo-suu-tap-so-mi-sen-va-bach-dan-ban-hoa-tau-giua-truyen-thong-va-hien-dai
ベトナムのCANIFA、マスク生産に貢献〜アパレル業界動向〜
CANIFAではCovid-19の流行拡大の防止に貢献するために、布製マスクの生産に力を入れている。
全世界でCovid-19の流行が拡大する中で、何百人ものCANIFAスタッフがマスクの生産、流通に貢献した。 マスクの生産と流通を増やし、コミュニティへ提供するため、CANIFAおよびオンラインストアにおいて、1つ9,000 VNDという非営利価格の抗菌ファブリックマスクを顧客に提供した。
CANIFA抗菌布マスクは再利用可能で、30回の洗浄後も抗菌性能は機能する。 CANIFAはマスクの供給が需要を満たしていないことに触れ、顧客には、必要十分な数量の購入を求めている。
出典:https://canifa.com/blog/khau-trang-vai-khang-khuan/
VINATEX、ビジネス マネジメント研修を実施 〜アパレル業界動向〜
2020年12月10日、 2020年の労働力訓練計画に基づきVINATEXグループの人材管理委員会は、研修コース「ビジネスマネージャースキル」を開催した。同グループの従業員など91人が研修生として参加した。
研修コースの開会式では、取締役会の議長であるLe Tien Truong氏が、グループ企業のほとんどがUPCoMまたは証券取引所に上場しており、コーポレートガバナンス強化の重要性が高まっていることを説明した。
コースは3日間続き、コースの最後に、参加者はオンラインテストを受験し、要件を満たしている場合は証明書が発行される。
出典:https://vinatex.com.vn/vinatex-khai-giang-khoa-dao-tao-nghiep-vu-kiem-soat-vien-doanh-nghiep/
ユニクロ、ベトナム・ハノイに2号店オープン〜アパレル業界動向〜
ユニクロは、ハノイ初の店舗を2020年3月6日にオープンする。2019年12月にホーチミン市にオープンしたベトナム1号店に続き、ハノイでより多くの顧客に、ユニクロのシンプルで高品質・高機能、そして快適なLifeWear(あらゆる人々の生活におけるニーズを満たし、完璧な服づくりを目指すユニクロのコンセプト)を提供する。
ユニクロのベトナム2号店となる店舗は、ハノイで最も人気のあるショッピングセンターのひとつ、ビンコムセンター・ファムゴックタックにオープンする。
東南アジア最大級となる店舗の売場面積は、約760坪。2フロアからなり、メンズ、ウイメンズ、キッズ商品を展開する。
出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/corp/press-release/2020/02/20022511_store.html
2020年 ベトナムのアパレル(流通・小売)業界
アパレル業界大手のユニクロ、ベトナムに初店舗オープン
2019年10月17日、ユニクロは、ベトナム1号店をホーチミン市1区のドンコイ(Dong Khoi)通りにオープンすることを正式に発表した。
同店舗がオープンするのは、1区ドンコイ通りの「パークソン・サイゴンツーリスト・プラザ(Parkson Saigon Tourist Plaza)」。店舗は3フロアに渡り、総面積は3000㎡に及ぶ。
商品はレディース、メンズ、キッズなどを幅広く取り扱う。ユニクロのベトナム現地法人「ユニクロ・ベトナム(UNIQLO VIETNAM)」は、ファーストリテイリング・シンガポール(Fast Retailing (Singapore))が75%、三菱商事株式会社(東京都千代田区)が25%出資し、合弁により設立されている。
出典:http://www.uniqlo.com/vn/corp/pressrelease/2019/10/uniqlo_chinh_thc_cong_b_v_tri.html
L&Fグループ、ベトナムでアパレル業界大手のNBCと今後協力の可能性
2019年11月19日、ベトナム訪問中のL&Fグループの30レベルの上級代表団が、Nha Be Garment Corporation(NBC)を訪問した。L&Fはアパレル、小売、金融投資の分野における世界的なリーディングカンパニーである。NBCにとっては、同社と協力関係を築く絶好の機会となった。
同日開かれた会議では、両社リーダーがそれぞれのビジョンと戦略、将来の発展見通しを紹介した。
NBCはスーツ、シャツ、スカートなど幅広い商品を生産しており、L&F社のニーズを満たせると考えている。F&L社もNBCの生産体制と製品品質を評価しており、今後の協力の可能性が高いと考えている。
出典:https://www.nhabe.com.vn/eng/news-events/news-from-nbc/senior-leaders-of-li-fung-group-visited-and-worked-at-nbc-1227.html
ベトナムのViettien、研究開発施設をオープン〜アパレル業界動向〜
2019年10月12日、Viettienはベトナムホーチミン市タンビン区にDuong Long Research and Development Center(Duong Long R&D)を正式に設立した。
Duong Long R&Dは、バリューチェーン開発における重要な拠点である。国内および輸出市場におけるブランドの競争力を確かな物にすることで、ブランドの持続可能性における戦略的な鍵となることが期待されている。
同施設は3,000㎡の広さを持ち、創造的なデザインや縫製技術等の研究を行いながら、製品の生産へ繋げる機能を提供していく予定だ。
出典:https://www.viettien.com.vn/vi/tin-tuc/tin-viettien/khanh-thanh-trung-tam-nghien-cuu-va-phat-trien-mau-duong-long-rd
ベトナムのVINATEX労働組合、年次総会を開催〜アパレル業界動向〜
2020年1月11日、ベトナムの繊維・衣料産業の発祥地であるナムディン市で、ベトナム繊維衣料組合(CDDMVN)は、2020年の計画と2019年の結果を議題として年次総会を開催した。
2019年は繊維業界にとって困難の多い年であったが、労働者が協調して仕事に取り組む精神で、適切な活動を維持し乗り切ることができた。
同組合は、Facebookやライブストリーミングも取り入れた広報活動、労働が困難になったメンバーへのサポート、メンバー間の懇親を深めるためのイベント開催、貢献度の高かった社員の表彰、などを主な活動として取り組んでいる。
出典:https://vinatex.com.vn/cong-doan-det-may-viet-nam-tong-ket-cong-tac-cong-doan-nam-2019/
2019年 ベトナムのアパレル(流通・小売)業界
CANIFAがベトナム・ハナムに出店〜アパレル業界動向〜
CANIFAは「あらゆる顧客がファッションを身近に感じられる」という理念のもと、ベトナム全国で店舗の拡大を続けてきた。同社はウェブサイト上で記念すべき2019年の出店1店舗目はハナム(Ha Nam)になった。
ハナム店の出店を記念して2019年1月11日から13日にかけて秋冬物や幅広いアクセサリーを対象としたセールを開催された。
セール内容は500,000 VND以上の買い物をした顧客への特典の贈呈や、2商品購入ごとに同額かそれ以下の商品をもう1商品を無料でプレゼントする、といったものだ。CANIFAは既にベトナム全土に300店舗以上を出店しており、今後も拡大を続けていく見込みだ。
出典: https://canifa.com/blog/khai-truong-canifa-ha-nam/
ベトナムのVINATEX、2019年の課題〜アパレル業界動向〜
国営繊維企業グループVINATEXは、「ベトナム縫製業の2018年における実績は素晴らしいものであった」とし、輸出高は361億ドル以上を計上するなど予想をはるかに上回ったことを報告した。
2010年から2012年にかけてベトナムの縫製業の輸出高は年間平均成長率15%〜16%と著しい成長を見せたが、その5年後には同8%〜10%へと落ち込んだ。2018年も同様に10%程度の成長率と想定されていたが結果的には16%を記録した。
今後も高い成長率の維持を狙う一方で、中国と米国の貿易摩擦などのリスクも残っている。また、ベトナムは他の新興国市場と比較して依然6.7%と高い経済成長率を誇っているものの、この水準をいつまで維持できるのか、といった課題を抱えている。VINATEXは、こうしたリスクを乗り越えて事業を成長させていくには、労働環境の整備や、オペレーションの改善、イノベーションの導入といった方策を取り入れていく必要があるとしている。
出典: https://vinatex.com.vn/buc-tranh-dmvn-hien-tuong-2018-va-thach-thuc-2019/
ベトナムでアパレル業界大手のNBC、事業に関する受賞多数
Nha Be Garment Joint Stock Company(NBC)は2018年10月13日、HCM シティ・ビジネス協会より“ホーチミン市企業賞2018”を受賞したことを報告した。
NBCは今回の受賞を、多様な事業における生産、管理、法令遵守、予算の達成、経済社会の発展に寄与してきたことの結果と位置づけている。
同社は今回の受賞に先立って、ベトナムのブランドTop10にも選定されている。このランキングは偽造品の流通を防止してブランドを保護するというコンセプトのもと展開されており、テレビでも生中継されるほど注目度も高い。同社は今後も高品質な商品、サービスを提供していくために、人材や技術に投資していく方針だ。
出典: https://www.nhabe.com.vn/eng/news-events/news-from-nbc/nbc-is-constantly-honored-with-many-great-awards-in-2018-882.html
ベトナムのNBG労働組合、2018年上半期を総括〜アパレル業界動向〜
2018年8月16日、NBC労働組合は2018年の上半期を総括する会議を開催した。NBCはこのランキング会議の目的を、労働組合の活動を評価して、今後の方向性や計画を立案することとしている。
経済状況が好調とは言えない中、NBCは従業員の100%雇用維持に同意しており、ベトナムの労働基準に基づき社会保険、健康保険や、失業保険も完備している。
同社は一連の従業員支援策により、各従業員が職務に専念し同社の事業に貢献することを期待している。また、こうした取り組みは従業員の生活を改善するだけでなく企業として持続的に発展していく上でも不可欠であると述べている。
出典:https://www.nhabe.com.vn/eng/news-events/news-from-nbc/the-nbc-trade-union-summed-up-the-first-six-months-of-2018-829.html
2018年 ベトナムのアパレル(流通・小売)業界
アパレル業界大手のH&M、ホーチミンにベトナム1号店をオープン
スウェーデンのアパレルメーカーH&Mは、2017年9月9日にベトナム1号店をホーチミン市内のショッピングモールであるビンコムセンター・ドンコイにオープンした。オープン当日には、早朝から4,000名以上が行列を作り、中には前日の夜から並ぶ客もいた。
H&Mの東南アジアカントリーマネージャーであるFredrik Famm氏は顧客の熱狂的な反応に謝意を述べ、またプレオープニングイベントパーティーや限定トートバッグ・ギフトカードのプレゼントが行なうことでH&Mは感謝の意を伝えた。2フロア・面積2,000㎡を超えるこの旗艦店は、2017年末には世界同時展開のコレクションも導入される。
出典:http://about.hm.com/en/media/news/general-2017/HM-first-store-vietnam.html
ベトナム史上最大のファッションイベント開催〜アパレル業界動向〜
2018年4月19日から22日にかけて、「ベトナム・インターナショナル・ファションウィーク」がホーチミン市のベンタイン区で行なわれる。ベトナムのファッション業界のパイオニアのひとつであるMultimedia JSCとFIDé Fashion Weekにより共催される。広範囲に渡るラインナップのファッションが披露される予定だ。
期間中には、ベトナムのデザイン業界をリードしているデザイナーに加えて、アジア、世界で活躍しているデザイナーも登場する。なお、本イベントは国際基準で開催されるものとしてベトナム史上で最大規模のファッションイベントとなる。
出典:http://vietnaminternationalfashionweek.com/en/about-us
ベトナム繊維業界のリーディングカンパニーVINATEX〜アパレル業界動向〜
ベトナム大手の国営繊維企業であるVINATEX(Vietnam Texistile and Garment Group)は2018年3月23日に、知的財産の効果的な利用と開発をテーマとしたプロジェクトの開始を祝うイベントを行なった。開会のスピーチはベトナム科学技術省副大臣のPham Cong Tac氏が述べ、「ここ30年のベトナムの繊維業界の目覚ましい発展を遂げてきた。しかし、次のステージに進むには知的財産効果的な利用と開発の強化が欠かせない」と強調した。
VINATEXはここまで急速な成長を遂げてきたが、今後は世界市場でライバル企業との厳しい競争が待つ。そうした競争に勝ち抜くためには、無形資産の有効活用を進め、世界市場でのブランド価値を高めていくことが重要となる。
出典:http://www.vinatex.com/Portal/Detail.aspx?Organization=vinatex&MenuID=72&ContentID=14874
ハイエンド向けスーツのS.PEARL、ベトナム・ハノイに新店舗〜アパレル業界動向〜
2018年4月3日、Duc Giang Garment Corporation(Dugarco)は、同社が手がけるファッションブランドであるS.PEARLの新店舗をハノイにオープンした。S.PEARLは近年ベトナム国内で高く評価されており、同店舗のオープンによってスマートスーツ・テーラーショップのさらなる拡大を図る。
日本式の顧客サービスと高品質なラインナップにより、S.PEARLのテイラーメードサービスは起業家や政治家などの顧客を急速に惹きつけてきた。オーダーは生地、そして原材料レベルまで選ぶことができる。高品質で、洗練されたカスタムメードのスーツにより、ハイエンド製品、高付加価値商品を求める顧客のニーズを満たしている。
まとめ:ベトナムのアパレル業界
大手海外メーカーの新たな参入はベトナム国内にどのような影響をもたらすのでしょうか?また日本のメーカーは日本式のサービスや品質を提供することでベトナムでの盛り上がりをみせてほしいですね。国内メーカーもますますの規模拡大に向けて今後どのような動きをみせるのか楽しみですね。
ハノイ在住のベトナム人。名古屋大学で文部科学省奨学金の日研生として留学経験有り。日越の翻訳、通訳などが得意で、日本語教師の経験有り。ハノイで日系IT企業に入社後、主に総務・人事、日本親会社との取引業務を約3年経験し、その後長野県で日本企業で勤務。