インドネシアの旅行業界はエキゾチックな自然や文化が魅力で、急速な成長を遂げています。美しいビーチ、歴史的な寺院、そして豊かなジャングルが訪れる観光客を引き寄せ、多彩なアクティビティが提供されています。国内外の投資や戦略的な提携が積極的に進み、新たな観光プロジェクトが展開されている一方で、伝統とモダンな魅力が融合し、旅行業界をさらに魅力的にしています。
今回は、そんなベトナムの旅行業界に関する業界情報をお届けします。
読了時間の目安:5分
2023年 ベトナムの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
旅行業界で圧倒的な存在感!Saigontouristがベトナム国内で2.3兆VNDの売上を達成>
ホーチミン市人民委員会傘下企業でベトナム最大級の大手旅行代理店Saigontourist社は、2022年12月26日に2022年の年間売上額が約2.3兆VND以上を達成したと公表した。同社では上記売上額を達成できた背景には同社の柔軟な経営戦略やコロナ対応での長いロックダウン後の段階的な経済回復に対応する事業展開の成果である。
同社では、2022年になってから規制が緩和されてベトナム国内の観光業が再開されたが、Saigontourist社は国内外の51万人以上の顧客にサービスを提供している。上記顧客の中には国内外の32万人以上のMICE旅行者、1,500以上のツアーグループが含まれている。
同社はベトナム国内のMICE市場の80%以上(2022年)のシェアを獲得しており、国内で開催されたMICEでの人気の目的地はフーコック、ダナン、ニャチャン、ブンタウ、ハロンであった。また、ベトナムの顧客が海外で行うMICE活動では韓国、シンガポール、インド、ヨーロッパ、オーストラリアが人気が高かった。
出典:
https://saigontourist.net/vi/chi-tiet/626/lu-hanh-saigontourist-dat-doanh-thu-2300-ty
ベトナム観光の新展開!BenThanh Tourist社×シンガポール政府観光局(STB)が締結した戦略的協力>
2023年7月17日にBenThanh Tourist社は、シンガポール政府観光局(STB)と観光開発を目的とした戦略的協力協定を締結した。本協定はベトナム人向けのシンガポール観光マーケットの強化及び個人や団体を対象にした高品質なツアーを企画する事を目的としている。
また、両社は共同での旅行商品開発やマーケティング/キャンペーン活動、ブランド広告活動等を含めた幅広い分野でも制限なく協力していく予定である。 BenThanh Tourist社は、今後インバウンドやアウトバウンド、MICEの3つの分野でシンガポールとの取引を拡大するチャンスやメリットが得る重要な機会となった。
BenThanh Tourist社は、シンガポールを東南アジア地域の中でも戦略的に重要なマーケットとして考えており、シンガポール政府観光局(STB)との協定締結は同社及びベトナムの消費者に多くのメリットが提供されるとコメントしている。
出典:https://benthanhtourist.com/tin-tuc/benthanh-tourist-va-stb-ky-ket-hop-tac-chien-luoc
Vietravel社、ビンディン省との画期的な提携!観光開発と投資促進で手を組む>
ベトナム最大の国営旅行会社であるVietravel社は、2023年2月25日にビンディン省人民委員会本部でビンディン省との戦略的協力協定を締結した。本協定はビンディン省の観光開発やビンディン省の観光プロモーション、ビンディン省への投資促進などを含めた包括的な協定となっている。
本協定に基づきVietravel社は、ビンディン省の政府機関等と連携し、ビンディン省の観光開発戦略の策定やビンディン省の観光開発に向けたサービスや製品の構築に向けたサポートやアドバイスを提供していく。
また、Vietravel社では同社と取引している世界中の大手旅行代理店等と協力し、ビンディン省が行う観光プロモーションやマーケティングをサポートし、ビンディン省の観光分野の人材向けの研修等も行う。国内外の投資家と連携し、ビンディン省が目指している観光分野への投資プロジェクトに関する調査などにも協力していく。
旅のプロが集結。Hanoitourist社が贈るITE 2023での魅力的な旅行プラン
ハノイ市に本社を置く大手旅行会社Hanoitourist社は、ホーチミン市で開催された第17回ホーチミン市国際観光博覧会(ITE 2023)でハノイ投資・貿易・観光促進センターと共同でハノイの共同でブースを開設した。今回のイベントへの参加は、ベトナムの様々な観光業界関係者に同社のブランドや旅行商品等を紹介し、ビジネスを発展させる重要な活動となった。
ITE 2023のブースでHanoitourist社は、国内外の様々な旅行者向けのインセンティブプログラムやプロモーションを行った。同社の旅行商品で特にユニークなツアーは、ハノイ市の聖なる痕跡を感じるツアー、タンロン城塞ナイトツアー、聖なる夜のツアーなどのプログラムを紹介した。また、ベトナム航空と協力し、専用機を使用した北海道ツアーなどの海外ツアープログラムも紹介した。
同社関係者は、ITE 2023は国内外の旅行愛好者が同社の商品等を直接知る/体感する事が出来る貴重な機会であり、今回のイベントを通じて顧客とより親密な関係を構築したいと考えているとコメントした。
出典:https://hanoitourist.vn/blogs/hanoitourist-su-kien/hoi-cho-du-lich-quoc-te-ite-2023
健康と観光の調和:TSTtourist社が贈るホーチミン市メディカルツーリズムの魅力
2023年6月13日にホーチミン市観光局は、ホーチミン市内のレックスホテルサイゴンで国内外の顧客を対象にしたホーチミン市の医療観光プログラム(メディカルツーリズム商品)を発表会を開催した。ホーチミン市に本社を置くベトナムの大手旅行会社であるTSTtourist社はホーチミン市観光局や病院/医療機関、その他関連企業の関係者と共に本イベントに参加した。
TSTtourist社は本プログラムの商品企画立案及びプログラムの実施をコーディネートする役割を担っており、今回同社はホーチミン市内の評価の高い病院や医療施設、エステサロン等のプログラムの協定を提携した。
TSTtourist社では、今回のプログラムを通じて国内外の顧客がホーチミン市で旅行と健康管理を最良の方法で体験できるようなプログラムの実施に向けたサポートしていく。
2021年 ベトナムの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
ベトナムのBen Thanhツーリスト、2020年の総括〜旅行業界動向〜
2021年1月18日、BenThanh TouristはVien Dongホテルで2020年の活動を総括し、2021年の目標を設定する会議を開催した。
会議では、2020年の同社の事業活動についての概要報告も承認された。報告書によると2020年は困難な年であり、 Covid-19が同社の多くの事業分野の収益に大きな影響を与えた。
一方で、同社の取締役会と従業員が状況に適した対応策を模索し続けた結果、事業損失の削減に貢献したことが評価された。2021年には事業の状況も改善し、収益も好転する見通しだ。
出典:https://benthanhtourist.com/tin-tuc/benthanh-tourist-to-chuc-hoi-nghi-tong-ket-hoat-dong-nam-2020
FLCグループ、ベトナム・ハザン省にエコリゾートオープン〜旅行業界動向〜
2021年3月20日、FLCグループは、ハザン省のモネオ山でリゾートの起工式を行った。
モネオ山はハザン市のチャンフーとミンカイの2つの区に位置する。FLC Ha Giangのエコリゾートは海抜約500mの高度に位置し、Ha Giang市を一望できる。
プロジェクトは2段階に分かれている。1日に約2,000人の観光客を受け入れる規模で、山の斜面に沿って5つ星ホテル、インフィニティプール、国際会議場、バンガローリゾートなど多くのハイエンドな施設を集めている。宿泊サービス、エコツーリズム、リラクゼーション、食事、エンターテイメントなど、様々なサービスを組み合わせることで、FLC Ha Giangは観光客にリゾート空間でのユニークな体験を提供する。
出典:http://www.vietnam-tourism.com/index.php/news/items/24418
ベトナム旧正月の国内旅行、増加の見込み〜旅行業界動向〜
2021年の旧正月の連休は最大7日間で、Covid-19の感染は基本的にコントロールされているため、観光市場が回復する条件が整っている。
また、海外の旅行が一時的に閉ざされているため、この休暇中は、観光客にとって国内観光が唯一の選択肢となる。旅行会社の評価によると、国内観光客の数は昨年に比べて急増している。
国内観光の中心地であるハノイでは、旧正月の休暇に多くの観光客が訪れ、観光や遊び、買い物を楽しむことができる。この旧正月には、観光事業者や観光地は積極的に準備を行い、増えるであろう観光客を迎え入れる準備をしている。
出典:http://www.vietnam-tourism.com/index.php/news/items/24274
ベトナム・ハノイ市、旅行には引き続き安全に配慮〜旅行業界動向〜
ハノイ市観光局は、観光におけるCovid-19の防疫の効果的な実施に関するオフィシャルレターNo.160 / SDL-QLCSLTを発行した。
それによると、市内のCovid-19の流行は基本的に制御下にある。市人民委員会は、経済活動を再開するにあたり、観光における安全性を引き続き確保するよう求めている。
具体的には、QRコードによる医療申告、Bluezoneアプリケーションの使用、体温測定の実施、公共の場や受付、観光施設での消毒液の手配など。観光地では同時に多数の人が集中することを制限し、定期的に観光客の健康状態をモニタリングする。
出典:http://www.vietnam-tourism.com/index.php/news/items/24407
ベトナム国内観光は促進、入国制限は継続〜旅行業界動向〜
ベトナム政府は、2020年5月15日の新型コロナウイルス対策会議において、国内観光を促進する方針を示した。
観光サービスは同年1~4月の売上高が前年同期の半分近くまで減るなど、新型コロナウイルスの影響による打撃が大きい中、感染が収束しつつある国内の需要を喚起し、国内旅行を奨励する方向にかじを切った。
スポーツ・文化・観光省は旅行会社などと連携し、ベトナム人向けの観光プロモーションを6月から12月末まで実施する。ベトナム北部・ハロン湾の観光地は、入場料を5月14日から6月1日まで無料とし、6月2日から7月にかけては半額にする。また、ベトナムの航空各社は、再開する国内路線を増やすとともに、航空券の割引販売などプロモーションを発表している。
出典:https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/05/4b83406cdb6c96f1.html
2020年 ベトナムの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
旅行先にベトナムが選ばれる理由とは?〜旅行業界動向〜
世界的に有名な旅行会社のKuonioは、ベトナムを2020年の世界で8番目に豪華な旅先にランク付けした。
ランキングの上位をみてみると、モルディブが1位で、モーリシャス、タイ、スリランカが僅差で続いている。インドネシアのバリ島は、世界的に新婚旅行の目的地として有名だが、ランキングでは5位へ落ちており、近年起きた地震により観光客が減少していることが原因と言われている。
Kunioの調査によると、近年では、プロのツアーガイドをつけた小規模なグループでのツアーが人気で、こうしたツアーの市場成長率は10%程度。こうしたツアーの需要に合致した結果ベトナムは順位を上げている
出典:http://www.vietnam-tourism.com/en/index.php/news/items/15685
HISベトナム、アオザイレンタルサービスの狙い〜旅行業界動向〜
HISベトナムはアオザイのレンタルサービスを行っている。旅行者にカラフルで美しいベトナムの伝統的民族衣装であるアオザイを着てベトナムの街歩きを体験することで、よりベトナムの文化を感じてもらうと同時に、思い出にも残してもらうことが狙いだ。
用意しているアオザイは300着。女性に限らず、子供用や男性用も用意している。
また、写真撮影場所として、観光都市として有名なホイアンをイメージした背景や道具が揃えられた写真撮影場所や、小物や髪飾り、ノンラー(円錐型をしたベトナムの伝統的な帽子)なども用意している。
出典:https://www.his-discover.com/vietnam/aodai/hcm/
ベトナム・ホーチミン市、外資系ホテルの進出ラッシュ〜旅行業界動向〜
ホーチミン市で、外資系ホテルの進出が相次いでいる。背景にあるのは、外国人訪問者の増加だ。ホーチミン市の2019年第1四半期外国人訪問者数は約225万人と、全国の約450万人の半分を占め、観光収入は約39兆8,700億ドンに上る。
特に同市1区は、ビジネス街や観光スポットが集中して交通アクセスも良いため、日系をはじめ複数の外資系ホテルの建設および開業が予定されている。
日系企業のホテルでは、ホテルオークラが、サイゴントレーディンググル―プと「サイゴンタックストレードセンター」跡地に「オークラプレステージサイゴン」を2022年に開業するのをはじめとし、向こう数年で複数の大型ホテルが開業予定だ。
出典:https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/1cd3597c58b6b27b.html
ベトナムの新型コロナウイルス対策〜旅行業界動向〜
新型コロナウイルス感染防止のための国家指導委員会は2020年3月6日、ベトナムへの入国者全員に対し、7日午前6時から医療申告を義務付けることを発表した。
医療申告は、入国時に記入するか、事前にオンラインで提出する。既定のフォーマットがあり、過去14日間の健康状態や渡航歴、ベトナムでの電話番号と滞在先などを記入しなければならない。そのほか、搭乗フライトの座席番号や予防接種歴を記入する欄も設けられている。
ベトナムでは、中国とのフライトに続き、韓国とのフライトも3月7日以降、運航が一時停止になるなど、外国から感染者が入国しないよう警戒を強めている。
出典:https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/03/fc17740150d068a5.html
ベトナムのBen Thanh、日本政府観光局から表彰〜旅行業界動向〜
2020年3月19日の発表によると、BenThanh tourist service(ベンタインツーリスト)は、日本政府観光局(JNTO)によるベトナムジャパンツーリズムアワード2019の“Impressive Incentive Travel Agency”として表彰を受けた。
同アワードは、JNTOが毎年実施している恒例の表彰で、日本の観光振興活動において顕著な業績をあげた観光企業などを称えるものだ。
2018年に同社は、“Bestselling Travel Agency”を受賞しており、今回はそれに続く受賞となる。日本は同社が長年に渡って関心を持ってきた観光先だ。同社は日本へ定期的に数百人規模のツアーを開催しており、品質とリーズナブルな価格を強みとしている。
出典:https://benthanhtourist.com/tin-tuc/benthanh-tourist-nhan-giai-japan-tourism-award-in-vietnam-2019
2019年 ベトナムの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
ベトナム中部のダナン、バリ島のライバルに〜旅行業界動向〜
英国のツアーオペレーターによると、ベトナム中部のダナンでは観光客の驚異的な増加が続いている一方で観光客のバリ島への関心失は弱まりつつある。
バリの宿泊施設の収容規模はダナンの30倍であり、今後もバリ島への観光客数がダナンを大幅に上回る状況は続くと思われるが、バリ島の発展は伝統や持続性への配慮が十分でない。そのためダナンの観光客数は今後も急増する一方で、バリ島では今後観光客数が減少するとみこまれている。
一方で、ダナンには観光客向けのカフェやバー、レストランがバリ島に比べて十分にないと言った点が今後の課題となりそうだ。
ベトナム・ダナンと台湾、観光で提携〜旅行業界動向〜
2019年4月19日、台湾高雄市のFullon Kaohsiung Hotelにて、ダナンの観光商品やサービスの宣伝、高雄市とダナンの観光会社の連携、および設立の促進などを目的として、Da Nang観光ロードショーが開催された。
台湾はダナン向け観光における主要地の1つと見なされている。2018年には、ダナンに36,400人を超える台湾の観光客が訪れ、2017年と比較して30%増加した。
2019年の第1四半期にはダナンは14,219人を超える台湾の観光客を迎え入れた。この傾向に合わせて、Jetstar Pacific航空は、2019年8月10日から1週間に3便、高雄 – ダナン新ルートを運航することを計画している。
ベトナムの旅行セクター、高単価の客の惹きつけに注力〜旅行業界動向〜
2019年5月6日の発表によると、ベトナム民間セクター経済フォーラム2019の一部として、高単価および長期滞在の観光客を引き寄せるためのワークショップが2日間に渡りハノイで開催され、参加者は観光セクターを発展させるための様々な方策を提案した。
ベトナムへの外国人旅行者は滞在期間は長い一方で、近隣地域の他の国々への旅行者よりも支出が少ない傾向がある。
外国人観光客はベトナムで1日当たり96ドルを支出する。旅行客の支出を高めるためには高支出市場の開拓と、ツアーを利用しない個人旅行客の割合を高めることに注力する必要がある。
ベトナム官房長官、ヨーロッパの5カ国からの観光客はビザ免除を延長〜旅行業界動向〜
2018年5月4日の政府の記者会見でマイ・ティエン・ズン(Mai Tien Dung)官房長官は、英国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアからの観光客は、2021年6月まで引き続きビザの免除を受けられることを明らかにした。
この提案は複数の省庁からなされたもので、5月3日の政府会議でグエン・スアン・フック(Nguyen Xuan Phuc)首相の承認を得た。
ベトナム観光アドバイザリーボードによると、これら西ヨーロッパ5カ国からの観光客のビザ免除は2015年半ばに導入され、それによりこれらの国からの観光客数は10.1パーセントまで増加しているという。
2018年 ベトナムの旅行(エンタメ・IT・個人サービス)業界
ベトナム・ダナンに新ナイトマーケットがオープン〜旅行業界動向〜
2018年4月下旬、ダナンのハン川(Hang River)沿いに2つの新しいナイトマーケットがオープンした。営業時間は午後5時半から午前2時まで。販売されるのは土産物などで、食品の扱いはない。これは、マーケットに利用されるエリアを汚さないようにとの配慮から。マーケットに出店する事業者は、営業時間終了後は利用したエリアを清掃して返却することが求められている。
また、本マーケットのオープンの背景には観光事業者によるサポートも大きかった。マーケットオープンに伴い、観光客の増加だけでなく雇用の増加にもつながることが期待されている。
ベトナム・ダナンとハノイ、観光プロモーションで提携〜旅行業界動向〜
2018年5月25日、ダナン市とハノイ市は、観光プロモーションを効率的に促進することを目的とする覚書を交わした。同意された内容は、同日から2022年まで実施される。
同覚書によると、2つの市は定期的な観光プロモーションに関する情報交換、国内外へのプロモーションの共同実施、新たな観光資源の開拓などを共同で行なっていく。
また、両市は航空会社とも提携し、低価格のツアーを提供することで新たな顧客を取り込み地域の魅力を伝えていく。覚書に関する活動として2018年には、KOTFA、 ITFM TOP Resa(フランス)、JATA(日本)といった組織によるイベントへの参加も予定されている。
ベトナムの北中部自治体、ラオスと連携で観光促進〜旅行業界動向〜
2018年5月21日、ベトナム北部・中部のゲアン省(Nghe an)、ハティン省(Ha Tinh)、クアンビン省(Quang Binh)の文化・スポーツ・観光局は、共同でラオスでの観光促進プログラムを開催した。
プログラムには同省内の観光関連団体や、企業・政府関係者・両国メディア関係者が出席した。同プログラムを通じて、参加した3省における観光ポテンシャルをラオスにアピールするとともに、観光開発における協働を目指す。
ラオス – ベトナム間という国単位での協力関係に加え、省レベルでの個別の協力関係を築くことで観光開発を促進していく狙いだ。イベントでは、ラオスとベトナム3省に属する観光産業関連企業や団体が情報を交換し、協働プログラムへの署名も行われた。
ベトナム・フンイェン省、フーイェン遺跡を観光の目玉に〜旅行業界動向〜
フンイェン(Hung Yen)省は観光におけるブランディングにおいては自省をハノイへの玄関口としつつ、文化的なエリアや観光資源を活用することで観光客を引きつけようとしているベトナム北部の省である。
直近に同省人民委員会にて承認された観光開発計画によると、フーイェン(Phu Yen)遺跡とホン(Hong)川がフンイェン省観光のトレードマークとして挙げられている。
ターゲットとなるマーケットは、ハノイをはじめとする国内観光客に加えて、欧州・オーストラリア・北アメリカや ASEAN地域といった諸外国からの集客も見込んでいる。同省は観光開発計画の一環としてフーイェン遺跡の修復にも力を入れ、歴史的価値のある遺跡を活かして観光へのテコ入れを図りたい考えだ。
まとめ:ベトナムの旅行業界
観光業は経済基盤を支えることに重要な役割をしています。理由として雇用機会の増加や観光地の発展などが挙げられます。今後観光地を新しく開拓することによりベトナム国内の経済の発展につながると思われます。
ジャカルタ在住のインドネシア人。観光ガイドと通訳者を務め、インドネシアの観光地を日本語で案内している。日本語学科の大学を卒業し、邦人対応観光ガイド・国際イベントでの日本代表団担当連絡係員・通訳者・日本領事事務所長の地元アシスタントを経験。