ベトナムの携帯電話業界における最新トレンドは、最高人民検察院とVNPTグループの連携によるデジタルトランスフォーメーションの推進です。検察部門がテクノロジーを積極的に導入し、管理や執行指導において前進することで、ベトナム政府の支援を受けながら業界のリーダーシップを確立しています。また、公安省との協力により、国家データベースの効率的な管理・運用が進み、DX化が進む中で経費削減など多岐にわたる成果が生まれています。これらの取り組みにより、携帯電話業界は急速に進化し、先進的なテクノロジーの導入が進むことが期待されています。
今回は、そんなベトナムの携帯電話事業者業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
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2023年 ベトナムの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界
FPT Telecom、AIソリューションを出展
ベトナムの民間大手企業グループ(FPT Corporation)傘下の大手通信会社FPT Telecom社は、2023年9月21日~22日にかけてベトナム政府(科学・技術省)及びVN Express社が共催し、ホーチミン市内で開催された「Power for Life」をテーマとしたAI4VNテクノロジーフェスティバル2023に参加した。
同イベントではAIサミット、AIワークショップ、AIエキスポ、ジョブフェア、ベトナムで最高のテクノロジーを持つ企業の表彰等が行われた。同社が同イベントに出展した製品の中で“FPT Cameraの商品ラインナップ”が来場者から注目を集めたのが、特に人材管理や時間管理に利用できる人物検出機能が特に来場者から多く注目を集めた。
同社関係者は“本イベントは同社製品をベトナム市場に紹介する良い機会になり、FPT CameraとFPT SmartHome製品は来場した様々な企業から関心を集めており、今後同社はAI製品を更に多くの顧客に届けたい”とコメントしている。
最高人民検察院とVNPTグループがDX協定締結
検察部門の最高機関である最高人民検察院は、検察院の管理や執行指導、専門知識にデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)を導入する役割及び重要性を感じており、テクノロジーの強みを理解し、テクノロジーの利用に関して検察部門が遅れをとらないように支援していく事を目的にベトナム政府傘下の国営大手通信会社VNPTグループとDX協定を締結した。また、今回の協定はベトナム政府が推進する”一般的な開発傾向と国家デジタル変革に関する政策”に従った行動でもある。
最高人民検察院とVNPTグループのDX協定調印式で党中央委員会委員で人民最高人民検察院所長のレ・ミン・トリ氏は“VNPT社の経験や高い専門性を高く評価しており、国家デジタル変革プロセスに向けた両社の2か月間にわたる協力の結果である。同時にデジタル変革を実行する決意及び協定の成功に自信を持っている”とコメントしている。
また、VNPTグループのトゥ・ズン・タイ取締役会会長は“VNPTグループが検察業界のデジタル変革の実施に向けて全ての資源を集中し、責任を果たす”とコメントしている。
出典:https://onl.sc/zJA7tRN
MobiPhone、 MobiEduでMobiEnglishサービス開始
ベトナム政府傘下の大手通信会社MobiPhone社は、2023年10月2日午前に同社が運営するmobiEduデジタル教育エコシステムで提供されているオンライン英語学習ソリューション(MobiEnglish)のサービス開始イベントをハノイ市のチャン・ズイ・フン中等学校で開催した。
MobiPhone社の関係者は、“MobiEnglish”は小学生向けの英語教育の質を向上させたいと考えており 、学生が英語の4スキル(読む、書く、聞く、話す)の全ての学習ができ、学習だけでなく実生活でも流暢な英語が使用できるように支援したい“とコメントしている。
“MobiEnglish”は「英語が得意なベトナム人を」という使命の達成を目指しており、同社では最初のステップとして“MobiEnglish”は2,300万人以上のベトナム人学生向けのサービス提供に注力しており、同時に同オンライン英語学習ソリューションがベトナムでの主要なスーパーアプリになることを目指している。
GTEL、ベトナム政府のDX推進へ協力
ベトナム政府(公安省)傘下で政府機関や企業、個人向けに通信やIT、プライバシー及びネットワークセキュリティ、システムインテグレーションなどの分野で高品質のサービスを提供しているGTEL社は、公安省を含めたベトナム政府と協力し、デジタル変革プロジェクト06/CPに協力している。
2013年7月12日午後にデジタル変革国家委員会委員長のファム・ミン・チン首相が、デジタル変革(DX)プロジェクト06/CPを実施するための委員会及び作業部会 第6回会議が開催され、2023年上半期のプロジェクトの進捗等に関する報告等が行われた。
同社は公安省傘下企業として、人口やセキュリティクリアランス、身分証明書、電子認証に関する国家データベースの管理・運用等に関わっており、各分野のDX化に伴い大幅な経費削減等に貢献している。
VIETTEL、空港での優先受付サービス拡大
国防省傘下でベトナム最大の通信事業者VIETTEL社傘下のVITTEL Telecom社は、同社顧客の中でダイヤモンドおよびゴールドステータスを持つ個人および法人クライアント向けに空港での優先受付サービス拡大すると発表した。
同社がサービスを提供しているのはノイバイ空港、タンソンニャット空港、カムラン空港、ダナン空港、フーコック空港の 5 つの空港の国内線および国際線ターミナルで、対象顧客に対してアテンドスタッフが優先チェックインや優先搭乗、優先席の手配、VIPラウンジなどのサポートを行う。
同社専用アプリで同社顧客向けの数千アイテムの様々な特典を提供しているカスタマーケアサービス(Vittel++)又は同社ホットラインから申し込みを行うと同サービスが利用できる。
2021年 ベトナムの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界
ベトナムのViettel、モバイルマネー導入条件満たす〜携帯電話事業者業界動向〜
Viettelは、モバイルマネー導入の準備を進めている。同社は首相の要求を完全に満たすためのインフラとリソースを事前に準備しただけでなく、グループ内4万人の社員へのモバイルマネーの展開に成功した。
2018年に開始されたViettelPayデジタル金融エコシステムは、同社がモバイルマネーを展開するための100以上の機能、ユーティリティ、インフラを備えている。
これは、Viettel Digital Service Corporation(Viettelのモバイルマネー構築に特化したユニット)の重要なミッションでもある。ベトテルペイは現在、1,000万人以上の顧客にサービスを提供しており、技術認証や国際的なセキュリティ基準によって保証されている。
出典:https://viettel.com.vn/vi/post/viettel-san-sang-trien-khai-tien-di-dong-dap
ベトナムのMobiFone、5Gサービスを開始〜携帯電話事業者業界動向〜
2020年12月17日以降、ホーチミン地域のMobiFone加入者は、スマートモバイル機器で5Gネットワークを利用できるようになっている。
5Gネットワークを利用するためには、まず、5Gに対応したモバイル機器が必要となる。モビフォンはNSA(Non-Standalone Access)技術を採用している。
この技術は、4Gのような古いネットワークのインフラ上に5Gネットワークを展開することを可能にする。これにより、ユーザーは新しくSIMを変更する必要がなくなる。5Gネットワークに対応したデバイスで、既存のモビフォンのパッケージを用いてサービス利用の登録をすれば、5Gネットワークを体験することができる。
出典:https://www.mobifone.vn/wps/portal/public/gioi-thieu/tin-tuc-chi-tiet/thue-bao-mobifone-can-lam-gi-de-su-dung-mang-5g
ベトナム、5G導入に積極姿勢〜携帯電話事業者業界動向〜
情報通信戦略研究所の調査によると、5GのGDP成長への貢献度は、2025年には7.34%に達すると予測されている。世界銀行の調査でもブロードバンド加入者が10%増えるごとに、GDPが0.1%増加することが判明している。
そのため、「2021年~2030年の社会経済発展戦略」や「2021年~2025年の社会経済発展計画」では、経済発展におけるICTサービスの役割が繰り返し確認されている。
ベトナムは2030年には高中所得国、2045年には高所得工業国の仲間入りを果たす見通しだ。情報通信省も、世界と歩調を合わせて、ベトナムでの5G商用展開に積極的に取り組むことを決意した。
出典:https://english.mic.gov.vn/Pages/TinTuc/146792/Viet-Nam-se-di-cung-nhip-voi-the-gioi-va-chu-dong-trong-trien-khai-thuong-mai-5G.html
ベトナムのMobiFoneの発展戦略〜携帯電話事業者業界動向〜
MobiFoneとEYベトナムは、2030年を見据えた2025年までのMobiFone発展戦略構築プロジェクトをキックオフした。
同社は、国内外の市場で強力に発展するための機会をつかむ準備を整えるために、世界有数のコンサルティング会社であるEYベトナムを選んび、2021年から2025年までの発展戦略を構築する。
2021年から2025年における同社の目標と計画は、強力でダイナミック、効率的で持続可能な企業として発展することである。また、国内外での競争力を持つこと、公共的な任務を十分に果たすこと、社会経済、国防、安全保障の推進に貢献すること、モバイル通信市場で重要なビジネスの役割を維持することも目指している。
出典:https://www.mobifone.vn/wps/portal/public/gioi-thieu/tin-tuc-chi-tiet/mobifone-ey-viet-nam-tu-van-chien-luoc-phat-trien-2025
ベトナムのVinaphone、顧客向けに詐欺対策を強化〜携帯電話事業者業界動向〜
消費者サポートセンターと商工省消費者保護局などによると、インターネットやSMSを使った、スパムや詐欺行為による苦情や相談を数十件受けているとのこと。
電話のSIMを盗むことでOTP情報を盗み、消費者の電話番号に基づいて消費者ローンやオンライン注文の支払いを行うといった行為が発生している。詐欺師はCovid-19などを理由にリモートでのSIM更新を持ちかけ、言葉巧みに個人情報を取得している。
こうした状況のもと、VinaPhoneモバイルネットワークは、4G SIMカードを交換するための電話やメールが来た際には注意することを呼びかけている。
出典:https://vinaphone.com.vn/tin-tuc/vinaphone-khuyen-cao-khach-hang-canh-giac-truoc-hanh-vi-lua-dao-thay-sim-4g.html
2020年 ベトナムの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界
ベトナムで携帯電話事業者業界大手のVinaphone、5Gサービス運用テストに成功〜携帯電話事業者業界動向〜
Vinaphoneは第5世代移動通信システム(5G)サービスのテストを実施し、通信速度は2.0Gbps超に達したと発表した。これは現4Gの10倍の速度に相当し、遅延もほぼ0だった。
同社は情報通信省の許可を得て、ハノイ市とホーチミン市でVinaphon 5Gの運用テストを実施してきた。今回の結果は、国際水準に非常に近い数値であり、これまでにベトナム国内の通信会社が行ってきた5G運用テストの中で最も良い数値とされている。
ベトナムは2019年に5Gの運用を試験的に開始し、2020年に商業ベースでのサービスを開始する予定。実現すれば5Gサービスを展開する世界で最初の国の一つになる見通し。
出典:https://vinaphone.com.vn/tin-tuc/vnpt-thu-nghiem-vinaphone-5g-dat-toc-do-2-2gbps.html
4Gサービス料金、ベトナムは世界で10番目の安さ〜携帯電話事業者業界動向〜
cable.co.ukは世界の第4世代移動通信システム(4G)サービス料金に関する年次調査報告を発表した。それによると、ベトナムの4Gサービスの料金は世界で10番目の安さとなる。
この報告では、世界228の国・地域を対象にして4Gサービス料金を調査している。同調査によると、ベトナムは1GB当たりの料金が0.57USDとなっており、世界で10番目の安さであった。
地域別でみると、北米の4Gサービス料金は1GB当たり平均14.71USDで、世界で最も高くなっている。アジア地域の平均は2.28USDで、ベトナムの約4倍となっている。
出典:https://www.cable.co.uk/mobiles/worldwide-data-pricing/
ベトナム携帯電話事業者業界大手3社、代理店でのSimカード販売を終了〜携帯電話事業者業界動向〜
Viettel、Vinaphone、MobiFoneの携帯通信大手3社は2020年6月1日より、代理店を通じたSIMカードの新規販売を終了した。
これは、長期間使用されていない、またはイタズラ電話や迷惑メッセージの発信に使われているケースが多い「休眠番号」に対する取り締まりを強化するためである。3社は今後、直営店でのSIMカードの販売とそれに伴う契約者の情報の登録を徹底していく。
遠隔地の住民の利便性を考慮して、移動型店舗を設置するほか、利用者がインターネットで正確な情報を登録することで、企業からSIMカードを送付する販売体制も整備していく計画だ。
出典:https://mobifonedata.com.vn/viettel-vinaphone-mobifone-dung-ban-sim-hoa-mang-tai-cac-dai-ly/
ベトナムで携帯電話事業者業界大手のViettelのデータセンター、世界レベルの認証を取得
Viettel傘下のベトテルネットワーク総公社(Viettel Networks)は、同社のホアラック・データセンターが米国のUptime Instituteによるデータセンターの技術設計に関する格付け基準である「Uptime Tier 3」の認証を取得したと発表した。
Uptime Instituteは、データセンターの安全性や信頼性などを格付けする世界唯一の機関で、格付けはティア1からティア4(最高レベル)で評価されている。
ベトナム国内のデータセンターの格付けとしては、今回のティア3認証が最高となる。Viettelは子会社がEnterprise Products Integrationからも認証を取得しており、今回の認証は国際認証機関からの2つ目の認証となる。
出典:https://vietteltelecom.vn/tin-tuc/chi-tiet/viettel-tro-thanh-nha-mang-dau-tien-tai-viet-nam-dat-chung-nhan-cua-2-to-chuc-uy-tin-nhat-the-gioi-ve-trung-tam-du-lieu/11176276/
高い評価を受けるベトナムで携帯電話事業者業界大手のViettelのITサービスとは?
ベトナム軍隊工業通信グループ(Viettel)は世界のIT企業を表彰する「ITワールドアワード 2020(IT World Awards 2020)」にて、ノミネートされた全部門で受賞に至った。
同社の提供する、教育や電子金融、電子政府、サイバーセキュリティなどのデジタルトランスフォーメーション分野の商品が高い評価を受けた。また、同社は最も多くの賞を獲得した企業の一つとしても表彰された。
受賞した商品・サービスとしては、ドキュメント管理システム(mOffice)、ラオスでの戸籍管理システム、不正通話ブロックシステム、電子ウォレット「ユーマネー(U-Money)」など。
出典:https://networkproductsguide.com/winners/2020-it-world-awards/
2019年 ベトナムの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界
ホーチミン市で5Gの試験運用を開始、ベトナムのViettel〜携帯電話事業者業界動向〜
2019年9月21日、国防省傘下の大手情報通信企業Viettelは、ホーチミン市全域で5G(第5世代移動通信システム)の試験運用を実施した。ベトナム国内において広範囲における5Gの試験運用が行われたのは今回が初となる。
5Gの導入により移動端末での通信速度が大幅に改善することで、これまで通信速度がネックとなっていたバーチャル・リアリティ、高解像度の動画視聴や、IoTを活用したサービスの拡大が期待される。
現時点で5Gの商業運用に成功しているのは、韓国、日本、中国、米国、オーストラリア等の約10か国に留まっており、Viettelは世界で最も早く5Gの運用に成功した通信事業者50社に入るという。
ベトナムで携帯電話事業者業界大手のViettel、国内初のeSIM提供業者に認定
2019年8月23日の発表によると、Viettel Groupは米Apple社からeSIMサービスを提供する通信事業者として認定された。現在40余りの国・地域の60社の通信事業者が同サービスを提供しているが、ベトナムでは同社が初となる。
eSIM(Embedded SIM)は物理的なSIMカードではなく電子的に組込まれたSIMのこと意味し、iPhoneXS、XSMax、XRに同機能が追加されている。同機能により複数の電話番号を利用できるほか、SIMカードの破損や紛失のリスクが無くなる。
同社は今年2月から試験的にeSIMサービスを提供しており、現時点までに6万人近くの顧客が利用している。
ベトナムで携帯電話事業者業界大手のMobiFone、5Gサービスの試験提供へ
2019年4月23日、情報通信省は同省傘下の携帯通信大手のMobiFoneに対して、試験的に5G(第5世代移動通信システム)のサービス展開をすることを許可した。
同社は2019年4月23日から2020年4月22日までの1年間、ハノイ市、ダナン市、ハイフォン市、ホーチミン市の4都市で5Gサービスを試験的に提供する。
該当する利用者は超高速モバイル通信(eMBB)の5Gサービスを無料で利用できる。同社は5Gだけでなく、4Gの対象範囲の拡張も続けており、2019年の第一四半期だけで4,500の基地局を設置している。今年中に30,000の基地局を設置予定。
ベトナムで携帯電話事業者業界大手のVNPT、スマートシティモデルを発表
2019年8月29日と30日に、ハノイイノベーションサミット2019が開催された。これはハノイ人民委員会や計画投資省等が共同で開催した国際フォーラムである。VNPTは、フォーラムのゴールドスポンサーとして参加した。
VNPTは同フォーラムにおける通信環境の提供といったITサービスに加え、ブースではVNPTスマートエコシステムによって何千人もの参加者の注目を集めた。
同社は電子文書管理ソフトウェアシステムや医療、教育、都市管理にITを活用したシステムの構築を進めている。これまで20を超える都市等を対象にコンサルティングを行い、戦略を構築している。
2018年 ベトナムの携帯電話事業者(エンタメ・IT・個人サービス)業界
ベトナムで携帯電話事業者業界牽引のVietnamobile、通信費が無料になる新プラン
Vietnamobileは「Unbelievable Freedom (信じられないほどの自由) 」と題した通信料無料キャンペーンを発表した。今回通信料金無料となるのは「Thanh Sim」というSimカードを利用したプラン。
通信料無料の条件は、毎月20,000 VNDをチャージすること。同Simカードの価格は40,000 VNDで通話料金も680 VND/分と、格安でのサービス提供を実現している。
同社はベトナム国内で唯一、外国投資を受け入れている通信会社である。同社が持つ外国企業との繋がりは、通信事業における専門知識の給源、国際的な知名度やビジネスパートナーシップを提供し、同社の強みの1つになっている。
ベトナムのViettel、電話番号を11桁から10桁へ移管〜携帯電話事業者業界動向〜
Viettel Telecom Corporation (Viettel) は2018年9月11日、同社携帯電話サービスの電話番号を11桁から10桁へ移管する準備を完了した。従来の携帯電話番号のうち、0162や0169で始まる4,300万以上の番号が変更の対象となる。
移行期間は、9月15日から10月7日まで。同期間中、移管計画に基づきいくつかのグループ分けで段階的に処理する。切り替え後の電話帳更新などは、同社が提供するアプリ My Viettel を通じて自動的に行われる。
この変更は、利用者の利便性、IoTやスマートインフラストラクチャのトレンドに沿ったもので、ベトナム情報通信省との協力に基づいて実施される。
ベトナムで携帯電話事業者業界大手のMobifone、最新ITソリューションを公開
2018年7月12日と13日の2日間、ハノイ市人民委員会は中央経済委員会の協力の下、Industry 4.0 Summit 2018を「ビジョンと戦略、第4次産業革命における発展のブレークスルー」のテーマで開催した。
イベントにはグエン・スアン・フック首相も出席し、Mobifoneは自社技術をブースにて展示した。
展示された技術は中小企業向けにデザインされたものが主で、オンラインのビデオ会議ソリューション、物流ソリューションや商品販売ソリューションなどで、過去にITプロダクトトップ10を受賞したものも含まれる。同社はこうした先端技術を駆使することによって顧客に新しい問題解決手段を提供し続けていきたい考えだ。
ベトナムでBinh Dinh省初となるITパーク起工式が開催〜携帯電話事業者業界動向〜
TMA Binh Dinh Information Technology Park の起工式典が、ベトナム中部に位置するビンディン(Binh Dinh)省のクイニョン(Quy Nhon)市で2018年8月28日、開催された。
同パークは市内の Quy Hoa科学教育都市に位置し、ソフトウェアの生産・輸出、研究・実用化、データサイエンス、人工知能研究などにおいて中心的な役割を果たすことが期待されている。
同パークの建設は2つのフェーズに分けて行われ、3年後の運営開始を目指している。TMAはクイホア(Quy Hoa)に投資した初のソフトウェア企業であり、現地政府側もTMAの投資を活かして第4次産業革命の潮流に乗りたい考えだ。
まとめ:ベトナムの携帯電話事業者業界
大手携帯キャリアの新たな動きにより、革新的な動きが続いているベトナム通信業界。海外企業とつながりを持つことで、市場の拡大になっていくといいですね。また先端技術の導入は今後ベトナム社会の発展につながっていくのでしょうか?
ハノイ在住のベトナム人。名古屋大学で文部科学省奨学金の日研生として留学経験有り。日越の翻訳、通訳などが得意で、日本語教師の経験有り。ハノイで日系IT企業に入社後、主に総務・人事、日本親会社との取引業務を約3年経験し、その後長野県で日本企業で勤務。