フィリピン国内には国際腺、国内線路線含め様々な航空会社が存在しています。それぞれどのような特徴があり、どのように成長してきたのでしょうか?
今回は、そんなフィリピンの空運業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
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2024年 フィリピンの空運(運輸・物流)業界
フィリピン航空、アメリカン航空と新たなコードシェア提携を開始
フィリピン航空(PAL)とアメリカン航空とコードシェア提携を開始した。PALは「PR」コードを設定し、ロサンゼルスとアメリカの7つの都市(アトランタ、デンバー、ヒューストン、ラスベガス、マイアミ、オーランド、ワシントン D.C.)を結ぶ。
PAL最高商業責任者は「このパートナーシップにより、アジア-アメリカ間を旅行する顧客により多くの選択肢を提供できる」と述べ、「旅行者がフィリピンの素晴らしさを発見できる機会を増やせることを楽しみにしている」とした。
アメリカン航空の顧客はコードシェア便のチケットをaa.comで予約できるようになり、ホノルルやグアムからマニラへの飛行機も利用可能である。
セブパシフィック、国際運用能力を63%増加させた
フィリピンの大手航空会社セブパシフィック航空は、国際輸送能力を昨年比63%増加させ、世界展開を強化させている。2023年の国際線座席数は昨年より70万席以上多い結果となり、12月7日よりベトナムのダナンに就航を始めた。
CEB最高マーケティング兼カスタマー エクスペリエンス責任者は「セブパシフィックでは、最初の瞬間を実現することが大切だと信じている。事業を拡大し、お客様との素晴らしい思い出の一部であり続けることを願っている」と述べた。
増加する航空需要に応えるため、すでに納入した12機に加えて2023年末までに7機の納入を予定している。さらなる機材拡充により、低運賃の旅行オプションを提供できるようになる。
エアアジアフィリピン、APACおよび中東の100以上の国際都市を結ぶ
アジア有数の格安航空であるエアアジアフィリピンは、親会社が25カ国165以上の目的地にサービスを提供している。現在、ニノイアキノ国際空港とアジア太平洋および中東の130以上の目的地をフライスルーで結んでいる。
エアアジアの通信・広報担当カントリー責任者は「他の航空会社と比較して、中東を含むアジア太平洋地域の130以上の目的地への前例のない接続性を提供している。年間を通じてお客様に幅広い旅行先の選択肢を提供する」と述べた。
エアアジアのフライスルーはメガハブ指数により、2023年に世界で15番目に国際的に接続されている格安航空会社空港メガハブとして、最近表彰されたNAIAをさらに高めることが期待されている。
greater Bay航空、マニラへの初便の乗客を歓迎
グレーターベイ航空(GBA)は11月8日、フィリピン・マニラへの定期便を開始した。関係者らは香港国際空港で初便の乗客を温かく出迎え、記念品としてお土産パックと初飛行証明書が各乗客に贈られた。
さらに機内では、乗客にインペリアル・パティスリー主催のサクサククッキーやパルミエも配られた。マニラへの定期便はGBAネットワークの7番目の目的地開発であり、香港マニラ間を週5便運行予定である。
香港からマニラへは日曜・火曜、マニラから香港へは月曜・水曜を除き毎日運行する。予約の際はGBA公式ウェブサイトまたはアプリ、旅行会社よりアクセス可能。
STARLUX航空、フィリピン第3路線を開設
スターラックス航空は、2023年8月15日から台北とフィリピン・クラーク間の新路線を開設すると発表し、航空券の発売も開始された。スターラックスにとってクラークはマニラ・セブに続き3番目の目的地となる。
クラークフリーポートゾーンはかつてアジア最大の米軍基地であり、アメリカ文化が多く保存されている。また、クラーク線はフィリピン北部への移動時間を大幅に短縮でき、北米の交通市場におけるスターラックスの競争力を高めることが期待されている。
エアバスA321neoで運航し、8席のビジネスクラスと180席のエコノミークラスが配置されている。現在スターラックスは17都市に就航しており、保有機数も増加している。
2021年 フィリピンの空運(運輸・物流)業界
フィリピンのPhilippine Airlines、キャッシュレス導入〜空運業界動向〜
フィリピンのナショナル・フラッグ・キャリアとしてThe World‘s4-Star Airlinesの認定を得ているPhilippine Airlinesは、貨物、チケット売り場、空港のチェックイン取引の支払いをより便利にするキャッシュレスによる支払いを導入した。
これによりすべての直接貨物、チケット売り場、空港カウンターの取引で、GcashとPayMayaを介した支払いが受け付けられるようになり、貨物の荷送人はQRコードをスキャンして、GcashまたはPayMayaアカウントで支払うことが可能になる。
同社は対面取引を希望する顧客のニーズに応えるために、全国に40の発券オフィスを持っている。GCashとPayMayaを介して、超過手荷物、サービスクラスのアップグレード、シート選び、セキュリティリスクアイテムなどの支払いをできる。
出典:https://www.philippineairlines.com/en/aboutus/newsandevents/cashless-cargo
フィリピンのCebgo、業務を最適化し貨物業務を強化〜空運業界動向〜
セブパシフィック航空傘下の格安航空会社であるCebgoは、貨物サービスの需要の高まりを考慮し、滑走路の短い国内空港間の貨物業務を強化するために、2番目のATR貨物飛行機を調達した。
同社のCEOは記者会見で、「このCovid-19のパンデミックは、当社の事業を再調整し、顧客のニーズに対応するために業務を最適化する機会と見なし、専用貨物機の導入により、より効率的な方法で対処する」と述べた。
ATR貨物飛行機は2019年8月に同社にて最初に導入された。この貨物機には大きな貨物ドアが装備されており、最大8トンのパレット貨物を収容できる。また、2機のATR貨物船とは別に、A330航空機の1機を全貨物構成に変更し、メインデッキで貨物を運ぶことができるように座席を削除した。
出典: https://www.pna.gov.ph/articles/1126539
AirAsiaフィリピン、HRRACと提携〜空運業界動向〜
世界最大のLCC会社であり、クラーク空港を中心にフィリピンから国際線・国内線を展開するAirAsiaは、空の旅や観光業を再建するためにセブのホテル・リゾート・レストラン協会(HRRAC)と提携し、公式航空会社パートナーとなった。
この合意により、両者はセブを世界クラスの観光地として宣伝するという共通の目標を掲げる。AirAsiaはHRRACとの協業で、セブの観光産業を再起動させる。
同社とHRRACによるイニシアチブは、観光産業再建に向けた解決策を見つけて需要を刺激し、苦戦している旅行および観光業界を大いに支援するという業界パートナーの観点から、幅広い影響を及ぼすことが期待されている。
出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1145055
フィリピンのPAL Express、マニラのターミナル割り当てを変更〜空運業界動向〜
フィリピン航空の子会社であり、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)をハブに国内にルートを展開するPAL Expressは、親会社のPhilippine Airlinesと併せてマニラのターミナル割り当て変更を発表した。
NAIAの第1ターミナルではリハビリテーション工事が行われているため、2021年7月25日より、マニラからグアム、ホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークへのPAL国際線は、NAIAのターミナル2から出発することとなる。
中東(ドーハ、ドバイ、リヤド、ダンマーム)からのNAIAターミナル1への到着便は大きな変更はなく、その他のすべてのNAIAターミナル2に到着するPAL国際線およびすべての国内線の出発/到着は、引き続きNAIAターミナル2を使用する。
出典: https://www.philippineairlines.com/AboutUs/newsandevents/advisory-covid19-15jul21-192
フィリピンのCebu Pacific、中国からのワクチンを空輸〜空運業界動向〜
フィリピンのセブ、マニラを拠点とし、フィリピン最大のシェアを誇る航空会社で、JGサミットホールディングスの子会社であるCebu Pacificは、中国から150万個の追加のCovid-19ワクチンを空輸した。
保健省(DOH)と協力して、北京から5J671便でシノバックワクチンを安全に輸送した。これは同社による2回目の出荷となり、政府と民間部門の協力的な提携により実現した。
同社はフィリピン国内においても、1週間で50万回分以上のシノバック、アストラゼネカ、ガマレヤスプートニクVワクチンをマニラからさまざまな州に輸送した。2021年3月以来、フィリピンは中国から1150万回分以上のワクチンを購入し、現在21の州に300万回分以上のワクチンを空輸している。
出典:https://www.cebupacificair.com/pages/about/press-releases/2021-Cebu-Pacific-airlifts-another-batch-of-1pt5-million-vaccines-from-China
2020年 フィリピンの空運(運輸・物流)業界
フィリピンで毎週1500人限定でLSIとOFWの送還を許可〜空運業界動向〜
パナイ島の大都市であるイロイロ州知事は、大統領令128-Cに署名し、イロイロ国際空港において毎週1,500人限定で現地に孤立した個人(LSI)と海外フィリピン人労働者(OFW)の国内線乗客を許可した。
LSIおよびOFWへの航空券の販売は、海外労働者福祉局(OWWA)の管轄外のため、居住、市民権、または職業を示す有効な政府発行の身分証明書が必要になる。またLSIとOFWも、搭乗券の発行前に診断書の提示が必要となる。
知事はまた、リスクの高い地域からOFWとLSIを送還する場合は、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)テストを実施し、14日間の検疫にかけることができると述べた。航空会社またはフィリピン民間航空局 (CAAP)は、フライトの少なくとも2日前に州にフライトマニフェストを提供する。
出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1106517
フィリピン航空、安全対策を変更〜空運業界動向〜
フィリピンのナショナル・フラッグ・キャリアでありフィリピンの航空会社として唯一、The World‘s 4-Star Airlinesの認定を得ているPhilippine Airlinesは、7月15日以降すべての国内線のDistancing Seatオプションを一時停止し、限られた国内線の席数を解放できると発表した。
Distancing Seatオプションは、乗客の物理的な距離を保つため席を限定したもの。代わりにマスクなし搭乗禁止ポリシー、航空機の洗浄と消毒計画、客室の空気循環など、乗客の健康と安全を保護するためにすべてのフライトで厳格な安全対策を講じる。
これにより現地に孤立した個人(LSI)と海外フィリピン人労働者(OFW)の送還や、仕事上の重要な理由がある乗客の目的地への到着を支援する。しかし依然フライトまたはルートの数が制限され、スケジュールの変更、フライトのキャンセル、小型航空機へのダウングレードが発生する可能性を示唆した。
出典:https://www.philippineairlines.com/AboutUs/newsandevents/advisory-covid19-08jul20-90
フィリピンのCebu Pacific、トラベルファンドの有効期限を延長〜空運業界動向〜
フィリピンのセブ、マニラを拠点とする格安航空会社(LCC)であるCebu Pacificは、Covid-19の世界的なパンデミックによるフライトスケジュールの変更に柔軟に対応するため、トラベルファンドの有効期限を当初の1年から2年に延長した。
トラベルファンドは一度購入したフライトがキャンセルになった際に、その支払金額をファンド(基金)として保有しておき、次回の旅行時にそのまま現金の代わりに使用できるシステム。同社としては払い戻しのリスクを軽減し、顧客をつなげておくメリットがある。
トラベルファンドシステムにより再予約や変更手数料を支払うことなく、フライトの無制限の再予約を利用できるようになった。状況により旅行計画を先送りしたい、または新しいフライトを予約したい人は、フライトを何度でも再予約可能。
出典:https://cebupacificaircorporate.com/pages/news.aspx?id=1278
フィリピン・クラーク空港、5千人の帰国OFWを収容〜空運業界動向〜
フィリピン第三の国際空港になりつつあるクラーク国際空港(CRK)は、中央政府の本国送還プログラムのために、合計24便の国際線を提供し、5,000人以上の帰国OFW(海外フィリピン人労働者)を帰国させた。
2020年6月5日にエミレーツ航空の商業便が再開されて以来、ドバイに駐留していたOFWはドバイ-クラーク便を経由してフィリピンに帰国。その他フィリピン航空は、バルバドスからカリブ海付近の船員の本国送還便の運航を開始し、カタール航空もドーハから2便の特別便を運航させた。
クラーク国際空港を管理するルソン国際プレミア空港開発(LIPAD)は、すべての乗客がシームレスに到着できるよう基地変換開発局(BCDA)、Clark Development Corporation(CDC)、検疫局、外務省(DFA)、観光局(DOT)、海外労働者福祉局(OWWA)、フィリピン国家警察(PNP)、および内務省(DILG)との協力体制を整えている。
出典: https://www.pna.gov.ph/articles/1107638
AirAsia、インドからフィリピンへのフライトで過去最長飛行〜空運業界動向〜
クラーク国際空港に拠点を置く世界最大のLCC会社であるAirAsia Philippinesは、インドからフィリピン人125人の乗客を本国に帰還させる任務で、これまでで最長の飛行を記録した。
インドのグジャラート州からマニラまでの往復14時間の飛行は、OFWである船員が数週間にわたって立ち往生していた5つの地方機関によって調整され実現した。飛行時間を考慮し、航空機はインドのネタジスバスチャンドラボース国際空港で給油するための技術的な停止を行った。
同社が運航する商用国際片道フライトの平均所要時間は3時間。このフライトの前のエアアジアフィリピンの最長往復フライトは、同年6月12日のミャンマー国民152人を運ぶマニラとヤンゴン間の8時間の特別便であった。
出典:https://newsroom.airasia.com/news/2020/7/20/airasia-repatriates-filipinos-from-india-sets-its-longest-flight-record
2019年 フィリピンの空運(運輸・物流)業界
フィリピン航空、ロンドン、米国へのフライトを維持〜空運業界動向〜
フィリピンのナショナル・フラッグ・キャリアであるPHILIPPINE Airlines(PAL)は、長距離路線を廃止するための航空シンクタンクからの推奨にもかかわらず、マニラとロンドン間のフライトを維持し、サービスを米国に拡大することに取り組んでいる。
米国とヨーロッパへの新しいルートの開設が好評であり、検討段階ではあるものの、PALはネットワークの拡大、フリートの近代化、サービスの革新を中心としたプログラムの実装に注力している。米国とマニラの直行便は、ビジネスやレジャーの旅行者やフィリピンのバリクバヤン(フィリピン系移民)に人気がある。
PALは現在、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、バンクーバー、ホノルル、トロントのゲートウェイを経由して、北米への週57の長距離便を運航している。また、ロンドンヒースロー空港には週5回のフライトがある。
フィリピンのPAL Express、定刻での飛行性能が向上〜空運業界動向〜
2019年7月12日の発表によると、フィリピン航空の子会社であるPAL Expressを含む航空会社は、 定刻での飛行性能が大幅に改善され、航空および空港セクターの改善へのコミットメントが達成された。
オペレーショングループのPALシニアバイスプレジデントは、旗艦航空会社の月間平均オンタイムパフォーマンス(OTP)が2019年4月の60%未満から6月には80%近くに改善したとDOTrに報告した。PALの現在の平均OTPは今年7月までに82%である。
PAL、エアアジア、セブパシフィック、エアアジア、PALエクスプレス、CEBGoは、マニラ国際空港局(MIAA)、フィリピン民間航空局(CAAP)、および民間航空委員会(CAB)による航空部門の改善への取組を支援することを約束し、 ニノイアキノ国際空港(NAIA)の混雑解消に尽力している。
フィリピンのCebu Pacificの重要トピック、マティ市便〜空運業界動向〜
フィリピンのセブ、マニラを拠点とする格安航空会社であるCebu Pacificは、 商業運転用の空港開発が開始されるとすぐに、ダバオオリエンタル州の州都マティ市へのフライトの実行可能性を示唆した。
マティへの就航はCebu Pacificの重要トピックとなっている。しかし現時点では、空港が100%完成しているわけではないため、プロジェクトはまだ具体的ではない。加えて、商業便に使用するには、まだ多くの技術が必要であると同社は述べている。
数年前にCebu Pacificが実施したオンラインキャンペーンにおいて、旅行者の間でマティ市便への関心が示されていた。 マティ市長は、行政が滑走路の拡張に着手し、商業便のために利用が開始できるように、空港に関連する土地所有権の問題に取り組んでいる。
フィリピンのCebgo、Cebu Pacific初の専用貨物機を運用開始〜空運業界動向〜
2019年8月6日、Cebu Pacific航空の完全子会社であるCebgoは、 親会社であるCebu Pacificが改造中の2つの旅客機のうち、最初の貨物機を運用することが決まったと発表。
乗客用から貨物用に改造されたATR 72-500航空機はすでに納入済。フィリピン初のこの貨物機は、ターボプロップだけが離着陸できるような、短い滑走路を備えた空港が運航する目的地に、貨物を届けることを可能にする。
ATR航空機には大型貨物ドア(LCD)が装備されており、最大7個のLd3航空貨物コンテナまたは5個のPBJパレットを積載可能で、最大8トンの貨物を運ぶことができる。 2番目のATR 72-500貨物機は、2019年後半に納入予定。
2018年 フィリピンの空運(運輸・物流)業界
環境への意識も高いフィリピンのLCC:Cebu Pacific〜空運業界動向〜
Cebu Pacific は1996年にフィリピンのLCC (ロ―コストキャリア) として開業。現在は国内37、国際26の路線を運用する航空会社に成長した。
7月28日、同社はエアバス社から5機のA320neoを2019年に導入する予定であると発表した。最大6,300キロメートル飛行可能でありながらも使用燃料は約20%少なくなっているため、コスト削減が期待されている。
また7月31日には、観光省と共同で、旅行者が環境に与える影響を軽減するためのSustainable Tourism Program (持続可能な観光プログラム)を開始することを明らかにした。同社が1日に運行する約400のフライトでは、およそ18,500のプラスチック製品が使用されているが、10月1日以降はそれらを環境にやさしい素材のものに変更する予定だ。
小回りが利くフィリピン国内線エア: Sky Jet Airline〜空運業界動向〜
Sky Jet Airline はマニラ・バスコ間を結ぶ国内線の航空会社として設立。シャルガオ島、コロン島、ボラカイ島などのフィリピンで人気のリゾート地を結ぶ交通手段として事業を展開している。
同社は2018年7月6日から8日までの期間、SMモール・オブ・アジアで開催された Travel Madness Expo 2018に参加。ブースで自社国内線フライトのプロモーションを行った。
また7月27日、同社は東南アジアを中心に展開しているRCBC銀行との提携とプロモーション開始を発表。RCBC銀行が発行するクレジットカードでの航空券予約時にディスカウントが適用される。
東南アジアの空の覇者:エアアジアフィリピン〜空運業界動向〜
AirAsia Philippines は、マレーシアの AirAsia Group と現地投資家とのジョイントベンチャーの形で設立。
2018年8月19日、Xiamen Airline によるオーバーランを原因としてニノイ・アキノ空港では滑走路が長時間の閉鎖に追い込まれた。各航空会社に多大な影響を与えたが、AirAsia Philippines もフライトのキャンセルが38件、遅延が77件発生するなど、対応に迫られた。
また同日、同社はダバオ市で開催された Kadayawanフェスティバルで行ったプロモーションについて言及。ダバオ市は「競争力の高い都市トップ3」に選出され、貿易省が企業誘致を積極的に進めている都市である。官民一体となってそのポテンシャルを有効活用したいと考えており、同社もダバオのPRに一役買った形だ。
人気リゾート路線を押さえるフィリピン国内専門エア: AirSWIFT〜空運業界動向〜
AirSWIFT は、フィリピンの大手デベロッパー Ayala Land が運営する航空会社である。小型旅客機を使用した国内線のみで事業規模は小さいが、フィリピンの人気リゾート地パラワン島のエルニドには同社が空港を建設、直行便を運行している。
同社は6月22日から24日にかけ、観光省主催の Travel and Trade Expo 2018 に出展。同社がフライトを運行する、世界No.1ともいわれるリゾート地パラワンのプロモーションを行った。
また7月11日には、同社にとって2機目となる ATR72-600 の空港到着に合わせてセレモニーが開催された。
まとめ:フィリピンの空運業界
多くの島が点在しているフィリピンは飛行機は移動手段として必須です。低価格で利用できるLCCは観光客にとっては利便性が高く、気軽に利用でき今後も需要があると思われます。多数の航空会社があるからこそ他社とは異なるサービスを提供していく必要があります。
マニラ在住5年目の日本人。法政大学経済学部卒業後、2010年4月よりWeb業界を目指す社会人向けのスクールのインストラクターとして主にコーディングソフトや画像編集ソフトの授業を担当。2015年より海外での生活とキャリア形成を目的に、青年海外協力隊に参加。