インドネシアの空運業界は、旅行需要の回復とともに様々なプロモーションや新サービスの導入を進めています。主要航空会社は国内外でのネットワーク拡大やパートナーシップの強化を図り、競争力を高めています。
今回は、そんなインドネシアの空運業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
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2024年 インドネシアの空運(運輸・物流)業界
Garuda、独立78周年記念特別プロモーション実施
インドネシアの国有航空会社のPT Garuda Indonesia (Persero) Tbkはインドネシア共和国独立78周年を記念して、特別プロモーションを実施していることをアナウンスした。
このプロモーションは、2023年8月11日から17日までの予約に有効で、2024年7月30日までの旅行期間に適用される。
garuda-indonesia.com WebサイトおよびMERDEKAプロモーションコードを使用して FlyGaruda アプリケーションを介してアクセスできる。また、BNI、BRI、Bank Mandiri、Citibank、Permata、digibank、TMRW by UOB、TMRWPAY、Maybank、Danamon、UOB などの銀行パートナーの顧客は、魅力的なチケット価格だけでなく、最大 IDR780,000 の追加割引を受けるチャンスもあるということ。
Transnusa、Clarity TTSとコラボパッケージ発表
インドネシアの民間航空会社Transnusa Aviation Mandiriが2023年9月22日、TransNusa と旅行会社のClarity Travel Technology Solutions (ClarityTTS)とが戦略的パートナーシップを通じて、特別な旅を求める旅行者向けにパーソナライズされた旅のためのダイナミックパッケージを発表した。
ダイナミックパッケージの導入によりTransnusaの旅行者は幅広いオプションにアクセスすることで、より充実した旅行体験を楽しめるようになる。
個人の好みや予算に合わせて幅広いホテル宿泊施設から選択できる。乗客は特定の旅行ニーズに合わせてレンタカーをシームレスに手配できる。そして、旅全体を通して利便性とモビリティを確保できるようになるとのこと。
出典:https://transnusa.co.id/newsflash/349-transnusa-claritytts-en
Lion Air、インドネシアーマレーシア直行便が便利
インドネシアの航空会社Lion Mentari Airlinesが2023年8月9日、Lion Air グループがインドネシア8都市とマレーシア4都市を直接結ぶメリットを紹介した。
Lion Air グループ(Batik Air、 Lion Air、 Batik Air Malaysia と Wings Air)は、インドネシアの8都市 (ジャカルタ、メダン、ペカンバル、バタム、ジョグジャカルタ、スラバヤ、バリ、マカッサル) からマレーシアの4都市 (クアラルンプール、スバン、ペナン、マラッカ) までの国際線を運航している。
Lion Airを利用すると、1. 乗り継ぎ空港の選択肢が豊富、2. 幅広い飛行ルートが利用可能、3. 待ち時間が最小、4. より良いフライト接続性、5. 良好な航空施設、6. 観光業拡大、7. 経済発展、8. 社会革新と進歩への貢献で利点がある。
Sriwijaya Air、債務支払い義務延期で再建に
インドネシアのLCC航空会社の一つSriwijaya Airが2023年7月12日、中央ジャカルタ地方裁判所の民事法廷で未決の債務支払い義務の延期手続きにおいて債権者のほぼ100%の承認を得たことを明らかにした。
Sriwijaya Airが提示した再建案に債権者である銀行、ビジネスパートナーを含むすべての関係者の投票で承認されたとのこと。この結果に基づき、2023年7月13日に開催される議会審議会議で、中央ジャカルタ地方裁判所の民事法廷判事団によって正式に承認される予定だとのこと。
2003年に設立された民間航空会社であるSriwijaya Airは、財政難でほかの多くの航空会社が消え去る中で、生き残ってインドネシアおよび海外で航空サービスを提供し続けることができる。
出典:https://www.sriwijayaair.co.id/News/detail/siaran-pers-sriwijaya-air
AirAsia Indonesia、ジャカルターパース就航
インドネシアの外資系航空会社PT AirAsia Indonesia Tbkが2023年3月30日、AirAsia Indonesiaが2023年6月2日から初めてジャカルタ~パース線を就航すると発表した。
運賃はAUD179 / IDR1,299,000 からで本日発売された。西オーストラリア政府観光局とパース空港の支援により、この直行便は当初週4便で運行され、毎週1,400名の観光客を輸送し需要に応じて拡大する予定。
インドネシア・オーストラリア間は、飛行時間が便利なことや、ショッピング、食事、冒険、ビーチ、教育など双方の目的地が魅力的なことから人気の路線。インドネシア共和国大使館によると、オーストラリアにいるインドネシア人留学生数は今年だけですでに2万人以上に達しており、前年より増加している。
出典:https://newsroom.airasia.com/news/airasia-now-flies-directly-from-jakarta-to-perth#gsc.tab=0
2021年 インドネシアの空運(運輸・物流)業界
インドネシアのGaruda航空、ブルバードタクシーと提携〜空運業界動向〜
2021年6月10日、インドネシア最大の国有航空会社PT Garuda Indonesia Tbkは、空港間の統合輸送サービスの新機能を発表した。これは国内最大のタクシーグループのブルーバードと提携したものである。
この新機能によりガルーダインドネシア航空の顧客は「Fly Garuda」アプリケーションでブルーバードとシルバーバードのタクシーを予約できる。乗車場所と行先を入力すると料金の見積金額が自動表示される。また、予定されているピックアップ時間の少なくとも15分前に予約ができる。
一方、ブルーバードの顧客も「MyBluebird」アプリケーションを介してガルーダインドネシア航空のチケットを注文できるようになる。両社の相互補完によるシナジー効果が期待されている。
出典:https://www.garuda-indonesia.com/id/id/news-and-events/garuda-indonesia-jalin-kemitraan-dengan-bluebird-group
AirAsiaインドネシア、「AirAsia Beauty」事業を開始〜空運業界動向〜
エアアジアグループは2020年のパンデミック以来、デジタルトランスフォーメーションを加速している。マレーシアではエアアジアショップやエアアジアフードなどのeコマースサービスを開始している。
インドネシアにおいては、インドネシアで数百のスキンケア製品、化粧品、香水を提供する美容eコマース「エアアジアビューティー」を立ち上げた。これは、同国におけるデジタル業界と美容業界が非常にダイナミックな市場であることを受けたものである。
すべての顧客に手頃な価格の飛行体験を提供するという取り組み同様に、eコマースサービスも簡単で手頃な価格のデジタル体験を提供していく。
出典:https://newsroom.airasia.com/news/2021/4/21/airasia-beauty-kini-hadir-di-indonesia-tawarkan-diskon-hingga-80-dan-gratis-ongkir
インドネシアの航空管制公社、2020年の管制件数前年比57%〜空運業界動向〜
政府が100%株式を保有するインドネシア航空管制サービス公社(Perum LPPNPIあるいはAirNav Indonesia)は、2021年2月3日に2020年度の航空管制件数を発表した。
2020年の年間管制件数は1,202,749機で前年比57%であった。2020年3月にCOVID-19ウイルスが広がり始めて以降、パンデミックに対応するための移動制限措置の影響を受けた。4月は前年比34%、5月は前年比16%、6月は前年比28%と大幅な落ち込みとなった。その後ゆっくり回復し、12月は前年比66%まで戻った。
同社は、2021年はさらに航空業界が回復すると楽観視している。そのための厳格な健康プロトコルとキャンペーンを一貫して実施し続けるとしている。
出典:https://airnavindonesia.co.id/cfind/source/files/siaran-pers/2020/sp.006%20airnav%20mencatatkan%2012%20juta%20pergerakan%20pesawat%20udara%20pada%202020_resize.pdf
インドネシアのLionAir、コロナ抗原検査のサービスセンター追加〜空運業界動向〜
2021年6月8日、インドネシアの航空会社PT Lion Mentari Airlinesは、ジャカルタにおいてCovid-19迅速抗原検査のためのサービスポイントを追加した。
LionAirグループでは医療法人PT Daya Dinamika Sarana Medika(DDSM)の協力をもとに、計27か所のCovid-19迅速抗原検査サービスポイントを提供している。サービス時間は、毎日7:00-21:00で祝祭日も運営している。
乗客はチケット購入時にCovid-19迅速抗原検査バウチャーを購入する。デジタル化プログラムにより、検査結果の証明書は電子的に受け取ることができる。
出典:https://www.lionair.co.id/tentang-kami/newsroom/2021/06/09/pulihkan-perekonomian-negeri-kerjasama-antigen-lion-air-group-dan-daya-dinamika-sarana-medika-(ddsm)-%E2%80%9Cpenambahan-1-lokasi-di-jakarta%E2%80%9D-terakhir-diperbarui-08-juni-2021-15.00-wib-(gmt-07)
インドネシアのスシエアー、ワクチン接種促進のための取り組み〜空運業界動向〜
インドネシアの国内線航空会社PT Asi Pudjiastuti Aviation(Susi Air)は2021年6月8日、従業員にCOVID-19ワクチン接種の機会を提供することを明らかにした。
これは政府が目指すワクチン接種の加速を支援するために、スシエアーの本社所在地のパンガンダラン保健局の協力を得て乗組員と従業員にワクチン接種を行う。スシエアーでは約76人がこのワクチン接種に参加する予定。
今回、ワクチン接種施設を提供しているパンガンダラン政府は、国民集団免疫を達成するために、国民一人一人の免疫を高めるという政府のプログラムに沿って協力している。
出典:https://www.susiair.com/news/susiair-vaccinate-covid-19-2021
2020年 インドネシアの空運(運輸・物流)業界
インドネシアのガルーダ航空、黒字転換達成の理由は?〜空運業界動向〜
PT Garuda Indonesia(Persero)Tbkは、2020年6月5日に株主総会を開催したことをホームページで報じた。
株主総会はガルーダインドネシア本社管理棟の講堂で開催されたが、Covid-19 プロトコルに従って、株主はe-システムを通じて議決権を行使できた。これにより、総株主の90.2%が参加する中で株主総会が行われた。
2019年の売上高は45億7千万USDで前年比106.6%であった。営業利益は1億4,700万USD、純利益は698万USDであった。前年まで赤字だった営業利益と純利益を黒字転換し、増収増益が達成できた。これは人・プロセス・技術に基づく全社を挙げた販売拡大戦略とコスト構造の見直しによる収支改善の取り組みの結果である。
https://www.garuda-indonesia.com/id/id/news-and-events/garuda-indonesia-laksanakan-rapat-umum-pemegang-saham-tahunan-2020
https://www.garuda-indonesia.com/content/dam/garuda/files/pdf/investor-relations/report/Annual%20Report%202019.pdf
コロナ対策、インドネシア運輸大臣規則で最大座席数50%に制限〜空運業界動向〜
2020年4月15日、インドネシア航空会社協会(INACA)は、2020年運輸大臣規則第18号に規定されている乗客数の制限を受けて、航空運賃改定の予定があることを明らかにした。
コロナウイルスの感染を抑え込んだ後、交通省はCovid-19 感染防止に関する2020年運輸大臣規則第18号を発令した。ポイントになるのは、第14条で、政府が座席数を最大50%に制限したこと。
この50%制限により、コロナウイルスパンデミックの期間にのみ有効な上限運賃の調整計画が打診された。また、この件に関して、インドネシア最大の航空会社であるガルーダインドネシアも政府の取り組みとリーダーシップに前向きに対応したと伝えられているとのこと。
出典:https://inaca.or.id/rencana-revisi-tarif-pasca-pembatasan-penumpang-di-respon-positif-inaca-dan-maskapai/
インドネシアのLionグループ、チケット価格について説明〜空運業界動向〜
2020年6月24日、インドネシアの航空会社グループLion Air Group(Lion Air、Wings AirとBatik Air)は、ホームページに飛行機のチケット価格に関する説明を掲載した。
ライオンエアーグループでのチケット価格の設定は「2019年第106号交通大臣規則:国内線のエコノミークラス旅客運賃について」に基づいている。この規則には、上限運賃(TBA)を超えず、下限運賃(TBB)を下回らないことが規定されている。
航空券の販売価格の構成要素は、次の4つ。
①運賃(上限と下限の間の価格)
②航空税(運賃の10%)
③IWJR保険料
④乗客サービスチャージ(PSC)…金額は空港によって異なり、PSCに変更がある場合、チケット価格に影響する。
出典:http://lionair.co.id/about-us/newsroom/2020/06/25/lion-air-group-explanation-about-airline-ticket-pricing-on-domestic-scheduled-passenger-flights
インドネシアのCitilink、Covid-19 ラピッドテストサービス提供〜空運業界動向〜
2020年6月9日、インドネシアの航空会社PT Citilink Indonesiaは、BetterFly Citilink モバイルアプリでCovid-19のラピッドテストサービスを提供していることを案内した。
飛行機のチケットをモバイルアプリあるいはWebサイトで購入する際、同時にCovid-19 ラピッドテストサービスが購入できるというもの。支払い後、ラピッドテスト番号が通知される。
乗客は出発の最大12時間前に最寄りの契約クリニックでテストを受ける。テスト結果は約10分で出る。結果が陽性であれは病院へ、陰性であれば健康診断書を受け取り飛行機のチェックインができる。健康診断書は最大3日間有効である。テストを受けなかった場合は払い戻しされる。
出典:https://www.facebook.com/citilink/photos/a.85344088541/10157643100338542
https://www.citilink.co.id/rapid-test/?utm_source=Landing%20Page&utm_medium=Facebook&utm_campaign=Rapid%20Test&fbclid=IwAR0xko0i4MjrjTXe0AHMkKKjDuAewK4RZ1SJJs828RqWLYBnLRd5jSUg23k
インドネシアのSRIWIJAYAグループ、無料荷物重量追加サービス〜空運業界動向〜
インドネシアの航空会社グループSRIWIJAYA AIR グループ(SRIWIJAYA AIRとNam Air)は2019年クリスマスと2020年新年に実施して大変好評であった無料荷物重量追加サービスを、2020年1月10日より継続することをホームページで通知した。
無料の追加重量は、ジェット機の場合:20㎏、プロペラ機の場合:10㎏。国内線や国際線、年齢を問わず、全てのスリウィジャヤエアグループの顧客が利用できる。
また、このサービスは、より多くの手荷物を必要とする顧客の要望に対するスリウィジャヤエアグループとしての回答であり、顧客に対して、より高い利便性を提供する。
出典:https://www.sriwijayaair.co.id/new/news/detail/sriwijaya-air-group-add-more-free-baggage-allowance-to-customers
2019年 インドネシアの空運(運輸・物流)業界
AirAsiaインドネシア、国内路線を強化〜空運業界動向〜
インドネシアの上場航空会社であるPT AirAsia Indonesia Tbkは2019年7月20日、同社ホームページ上で国内線のコネクティビティの向上について発表した。
その内容として、ジャカルタからソロン、スマランへの2つの新しい直行路線の開設と、ジャカルタからロンボクへのフライト頻度の増加を挙げている。ジャカルタ-ソロンとジャカルタ-スマランは2019年9月1日から運行予定。一方、ジャカルタ-ロンボクのフライトは2019年9月1日より、週11便から週14便に増える予定。3ルートとも180席のエアバスA320を使用。
就航記念特別価格として、ジャカルタ-ソロンはRp.2,700,000、ジャカルタ-ロンボクはRp.634,000、ジャカルタ-スマランはRp341,000から始まる。
ガルーダ、インドネシア・ジャカルター名古屋直行便就航〜空運業界動向〜
インドネシアの国有航空会社PT Garuda Indonesia (Persero) Tbkは2019年3月23日、ジャカルタ-名古屋便が新たに就航すると発表した。
機体はエアバス330。座席数はビジネスクラス36席とエコノミークラス席186席の合計222席。ジャカルタから名古屋への直行便が運航される。フライトは週4便。火曜日・金曜日・土曜日・日曜日。
ジャカルタ-名古屋直行便は、政府のプログラムを支援するもので、日本からインドネシアへの製造業への投資を増やそうという目論見がある。また、2019年に2000万人の外国人観光客がインドネシアを訪問するという政府の目標を達成すために、特にインドネシア-日本へのアクセスを便利に最適化している。
インドネシアのライオンエアー、オンタイム率を大幅改善〜空運業界動向〜
インドネシアの航空会社PT. Lion Mentari Airlinesは、2019年5月6日、2019年4月切のオンタイムパフォーマンス(OTP)の結果を発表した。
4月は一日当たり400便から420便の離発着の頻度で、月間12,300便が国内外の51以上の都市から往来した。2019年4月のOTPは85.2%。2018年同月の69.2%、2017年同月の64.9%と比較して大幅に改善されている。また、2019年の1Q(1月-3月)のOTPは85.78%。2018年1Qは65.3%、2017年1Qは64.6%と、四半期ベースで比べても飛躍的に改善されている。
グランドサービス、操縦だけでなく、メンテナンスも含めた運行時間の正確さを向上するための数々の運行管理の改善が結果につながっている。
インドネシアのTransNusa、カリマンタン・スラウェシに新路線〜空運業界動向〜
2019年2月23日、インドネシアの航空会社PT TransNusa Aviation Mandiriは、2019年4月1日よりカリマンタン島とスラウェシ島の間に新たな路線を開設することを案内した。
これは、カリマンタンとスラウェシの二つの地域での経済と観光の開発を支援することを目的としている。
バリクパパン(東カリマンタン)-バンジャルマシン(南カリマンタン)-コタ・バルー(マレーシア)、バリクパパン-タラケン(北カリマンタン)、バリクパパン-マカサール(南スラウェシ)、マカサール-ラブアン・バジョ(東ヌサ・テゥンガラ)、マカサール-モロワリ(中央スラウェシ)、マカサール-パロポ(南スラウェシ)の6路線が4月1日より就航する。
2018年 インドネシアの空運(運輸・物流)業界
AirAsia インドネシアの2017年度決算発表〜空運業界動向〜
LCCの AirAsia を運営するPT Indonesia AirAsia の親会社、PT AirAsia Indonesia Tbk は2018年4月5日、2017年度の連結決算を発表した。
2017年の売上は3.82兆ルピア (約294億円)。前年度実績の3.89兆ルピアからほぼ横ばいに終わった理由は、第4四半期に発生したバリ島のアグン山噴火の影響である。
しかし、税引前利益は3,002億ルピア (約23億円)で、前年度の924億ルピアに対しておよそ225%の増益に。これは、前年度に3.7兆ルピア (約285億円) であった営業費用を2017年は3.43兆ルピアまで削減することができたためである。様々な経営合理化の取り組みが実を結んだ形だ。
AirAsia Xインドネシア、ジャカルタ・成田間の直行便就航〜空運業界動向〜
2月1日、エアーアジアX がジャカルタ・成田間の直行便の就航を発表した。運行は5月1日以降、1日1便で開始している。機体は Airbus 330-300を使用し、座席数は377席 (うち12席がプレミアムフラットベッド採用)。
同社のCEOは、日本を訪れるインドネシアの観光客数が前年比で30%増えていることから、インドネシア人の日本訪問の機会を手軽な価格で実現すること、また日本からのインドネシア訪問者が増えることを期待していると述べた。
既に運航されているタイ AirAsiaXの札幌・バンコク便や AirAsia Japanの国内線を含めると、AirAsiaグループが運航する日本関連路線はこれで10路線となった。
インドネシアのLion Air、新型航空機エンジンを積極的に導入〜空運業界動向〜
Lion Airはインドネシア最大の格安航空会社であり、Malindo Air、Wings Air、Batik Air そして Batik Air Thailand といったエアラインをグループに抱えている。
同社は、Airbus A320neo / A321neo に搭載するための LEAP-A1エンジン 380機のオーダー (55億米ドル相当) を、2000年以来の取引先である CFMインターナショナル社との間で締結した。
Lion Airはこれに加え、Boeing 737 MAX8 / MAX9 / MAX10機用のLEAP-1Bエンジンも購入した。金額は13.4億米ドル相当で、同社は世界最大のLEAPエンジン導入企業となった。
Garudaインドネシア、Skytraxから世界初となる5年連続受賞〜空運業界動向〜
Garuda Indonesia は、1950年設立のインドネシア国有航空会社。傘下には LCC の Citi Link を抱える。同社は7月17日、世界的な航空会社格付け機関である Skytrax から、ベストキャビンクルー賞を5年連続で受賞した。5年連続での受賞は、Garuda Indonesia が世界で初となる。
また、同社はベスト・エアラインのランキングでトップ10入りを続けており、2015年から5つ星を取得し続けている。世界中の航空会社の中で、5つ星を取得しているのは、わずか10社しか存在ない。
子会社の Citi Link も別会社を運営する有名旅行サイトで表彰を受けており、同社グループのホスピタリティが高く評価されている。
まとめ:インドネシアの空運業界
インドネシア国内の災害の影響により空運業界自体の売上は前年度と変わることはありませんでしたが、その他最新エンジンの導入やホスピタリティの向上などにより今後は成長していくと思われます。また日本への直行便数も増加していくといいですね。
ジャカルタ在住のインドネシア人。観光ガイドと通訳者を務め、インドネシアの観光地を日本語で案内している。日本語学科の大学を卒業し、邦人対応観光ガイド・国際イベントでの日本代表団担当連絡係員・通訳者・日本領事事務所長の地元アシスタントを経験。