インドネシアのホテル業界は急速に変化しており、2022年には政府による規制緩和が重要な影響を与えました。この変革により、ホテルでは多くの会議、インセンティブ、コンベンション、展示会(MICE)活動が増加し、その結果、2022年のホテル空室率は前年比で11%減少しました。特に、2022年10月に始まった急増の波がホテル稼働率を押し上げています。
この急激な変化により、売上高の増加が見られ、社会的制限の解除に伴いコミュニティの移動も増加しました。ホテルの稼働率および一日あたりの賃貸料の上昇は、業界に新たな活気をもたらしました。
今回は、そんなインドネシアのホテル業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
さらに、この記事の途中では、業界地図のダウンロードが可能です。現地在住の調査員が厳選した情報が詰まった業界地図で、ホテル業界の最新のトレンドや展望をひと目で把握できます。是非、業界の最前線を知りたい方は業界地図をダウンロードして、未来の投資やビジネス展望にお役立てください。
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2023年 インドネシアのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界
サンティカホテルが開催するサンティカ42周年記念セール詳細解説
インドネシアのホテルチェーンPT Grahawita Santikaが2023年8月12日、フェースブックで「サンティカ42周年記念セール」について案内した。
期間は、2023年8月14日~22日。期間中、サンティカホテルを予約すると特別会員価格で休暇を計画し、さまざまな魅力的な賞品を獲得できる。特別会員価格は2名分の朝食付きで1泊あたり正味IDR 236,000から。予約可能な期間は2023年12月22日まで。
会員特別価格の適用を受けるために、このプロモーションに参加するには、MyValue 会員として登録することを忘れないでくださいとのこと。また、トランザクションを増やして、ホテルサンティカまたはサンティカプレミアに2泊無料で宿泊するチャンスをGetしようとのこと。
インドネシアのホテル空室率11%減少、MICE活動がけん引する成長の要因は?
インドネシアの上場ホテル会社のPT Jakarta International Hotels & Development Tbk(JIHD)が2023年4月28日に2022 Annual Reportを公表した。
2022年の売上高は、1兆2,670億ルピアで前年比140%と二桁増収であった。事業分野別には、ホテル事業が4,695億ルピアで前年比158%、不動産事業が5,576億ルピアで前年比143%、通信事業が2,375億ルピア7で前年比110%であった。
ホテル事業は、政府による規制緩和により多くの会議、インセンティブ、コンベンション、展示会(MICE)活動がホテルで開催されるようになり、2022年のホテル空室率は、2021年と比較して11%減少。ホテル稼働率の急増は2022 年10月に始まり、52.31%を記録したとのこと。
出典: http://jihd.co.id/wp-content/uploads/2023/05/AR-2022.pdf
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202304/5c82bdc7da_f1a20a8c47.pdf
SHIDが牽引するインドネシアホテル業界:2022年の急増収と飲食部門の躍進
インドネシアの上場ホテル会社のPT Hotel Sahid Jaya International Tbk(SHID)は2023年5月2日、2022 Annual Reportを公表した。
2022年の売上高は、902億ルピアで前年比130%と二桁増収であった。SHIDの事業はGrand Sahid Jaya Hotelのホスピタリティ事業のみで、客室部門の売上高は321億ルピアで前年比101%、一方、食品飲料部門は465億ルピアで前年比231%と大幅な伸びを記録した。
2022年の売上高の増加は政府による社会的制限の解除に伴って発生したため、コミュニティの移動も増加した。現在、Grand Sahid Jaya Hotelでは、Bengawan Solo, Andrawina, Golden Dragon Seafood, Bushido と Solo Loungeの 5軒のレストランが営業して飲食部門を拡大している。
出典:https://www.pthsji.com/_files/ugd/033ce4_8e4afce0736947a5bacc9b4af6d289ae.pdf
https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202305/7b43d1ec0b_474c30b055.pdf
JSPTが驚異の成績を達成!2022年、インドネシアのホテル部門が前年比309%の増収
インドネシアの上場ホテル会社のJakarta Setiabudi Internasional Tbk(JSPT)は2023年4月28日、2022 Annual Reportを公表した。
2022年の売上高は、1兆3,766億ルピアで前年比249%と大幅増収であった。事業部門別には、ホテル部門が8,771億ルピアで前年比309%、レジデンス部門が3,813億ルピアで前年比311%、オフィス部門が813億ルピアで前年比74%であった。
ホテル部門の増収の要因は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに適応する上での政府の規制緩和と中央統計庁(BPS)のレポートより2022年のインドネシアへの外国人観光客訪問者数が547万人と前年比251%増加し、ホテルの稼働率の上昇と一日あたりの賃貸料の上昇にプラス影響をもたらしたこと。
出典: https://en.jsi.co.id/assets/uploads/media/AR-SR_JSI_2022.pdf https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202304/36ebcc30bf_d7023370f0.pdf
アクシア夏祭り2023:インドネシアで楽しむ日本の夏体験
日系のサービスアパートメントAXIA SOUTH CIKARANGが2023年8月4日、インスタグラムで「第1回 アクシア夏祭り 開催決定!」と報じた。
日時は8月26日(土)&8月27日(日)の両日11:00~20:00、場所はアクシアTower3の中庭、雨天でも決行するということ。インドネシアで日本の「夏」を感じませんかということで、当日は出店やステージでのパフォーマンスもあるということ。夏祭りに合わせたスペシャルステイプランも販売予定!詳細は後日お知らせいたしますので、楽しみにお待ちくださいとのこと。
なお、夏祭りへの参加は、アクシアの入居者・短期滞在者・スペシャルステイプラン利用者向けとなり、外部の方はご入場いただけないとのこと。
出典:https://www.instagram.com/p/CvhgnXyvINh/?img_index=1
2021年 インドネシアのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界
2020年、インドネシアの宿泊施設の名目GDP前年比75.3% 〜ホテル業界動向〜
インドネシア中央銀行(BI)が公表している宿泊施設の名目GDPによると、2018年の96.6兆ルピアに対して2019年は99.2兆ルピアと前年比102.7%の増加を記録した。
しかし、2020年は74.7兆ルピアで前年比75.3%と大幅な減少であった。中央統計局(BPS)のデータによると、2020年年間のインドネシアへの外国人入国者数は402万人で前年同時期の1,611万人の25.0%に激減している。
従って、2020年の宿泊施設の名目GDPが大幅に減少している主要因の一つは、Covid-19 パンデミックの影響で外国人旅行者が激減したことによる。これに加えて、国内の移動も制限されたことがもう一つの要因だと考えられる。
出典: https://www.bi.go.id/
インドネシアのSahid Jaya、2019年は前年比82%の減収〜ホテル業界動向〜
ジャカルタの有名ホテルの一つHotel Sahid Jayaを運営するPT Hotel Sahid Jaya Tbkの2019年の売上高は1,558億ルピアで前年比82%と減収であった。
売上高の内訳は、①ホテル部門が1,459億ルピア(前年比:82%/構成比:93%)、②アパート部門:10億ルピア(前年比:52%/構成比:1%)、③ホテル運営部門(子会社であるPT Sahid International Hotel Management&Consultantによって運営):89億ルピア(前年比:82%/構成比:6%)であった。
ホテルは売上高の減少を周辺地域での競争の激化によると分析している。ホテル部門の売上高で6,217億ルピアは飲食関係。前年比80%と大幅に減少しており、減収の大きな要因であった。
出典: https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202006/66900094cc_dbe098db97.pdf
インドネシアのRed Planet、競争激化で2019年売上高前年割れ〜ホテル業界動向〜
フィリピンに9つ、インドネシアに7つ、タイに4つと日本に2つのホテルを持つRed Planetホテルグループのインドネシア現地法人PT Red Planet Indonesia Tbkの2019年の売上高は682億ルピアで前年比90%と減収であった。
7つあるホテルの売上高の前年比は、①Pasar Baru Jakarta:89%、②Bekasi:87%、③Solo:97%、④Surabaya:87%、⑤Palembang:78%、⑥Pekanbaru:91%、⑦Makassar:92%とすべてのホテルで前年を下回った。
実際、全ホテルの客室稼働率は、2019年:69.7%、2018年:75.3%と前年より低下している。ホテルによると、オンライン旅行社を通して宿泊客を獲得する競争が厳しくなったことによる減少とのこと。
出典: https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202006/30cf5b9762_59fc5d33b9.pdf
インドネシアのSetiabudi、2019年ホテル部門で二桁増収〜ホテル業界動向〜
インドネシアの不動産投資会社PT Jakarta Setiabudi Internasional Tbk(JSPT)の2019年売上高は1兆2,957億ルピアで前年比84%と減収であった。
一方、Hyatt、Mercure、IBIS Budget、POP!などの11軒のホテルの売上高は9,636億ルピアで前年比116%、構成比84%を占めるJSPTの主力事業である。
バリのリゾートホテルは、需要と供給の不均衡で競争は激化しているが、戦略的なロケーション、強力なブランディング、優れたサービス基準により、業界平均より高い客室稼働率を上げている。一方、シティーホテルはメルキュールコンベンションセンターをイベントが開催できるように改修したように、付加価値を高めることで増収を果たしているとのこと。
出典: https://www.idx.co.id/StaticData/NewsAndAnnouncement/ANNOUNCEMENTSTOCK/From_EREP/202006/75ae5cb5e3_670f579620.pdf
インドネシアのTauzia、保険会社WE+と新しい旅行保険を提供〜ホテル業界動向〜
Harrisを始めとする複数のホテルブランドと120以上のホテルを経営するインドネシアのホテルチェーンTauzia Hotel Managementが2020年11月24日、マイクロ保険のデジタルプラットフォームが特徴の保険会社WE+とパートナーシップを結んだことを発表した。
Tauziaの顧客に「心配のない滞在体験のためのプロテクション保険」を提供することを目的としている。このパートナーシップの下、旅行のキャンセル、手荷物や身の回り品の紛失、事故による死亡や恒久的な障害を含む保障、チェックインからチェックアウトまでの完全なプロテクションを提供する。
これはWE+アプリを介して、ライフスタイルと保険ニーズを1つのプラットフォームに統合したものである。
出典: https://www.tauziahotels.com/en-US/About-Us
2020年 インドネシアのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界
インドネシアの5つ星ヘルミタージュホテル、黒字化が課題〜ホテル業界動向〜
2019年7月2日、インドネシアでHotel THE HERMITAGE経営する上場企業、Menteng Heritage Realty Tbk.が株主総会を開催し、2018年の決算が承認された。
2018年の売上高は607億ルピア(約4億円)で前年比132%。純利益は▲224億ルピアで前年より赤字が70億ルピア削減された。売上の内訳は、飲食が314億ルピアで構成比52%、前年比143%。宿泊が277億ルピアで構成比46%、前年比120%であった。
宴会・イベント開催に力を入れ、飲食と客室稼働をアップする努力が実を結んでいるが、大きな赤字を黒字に転換することが継続する課題である。ヘルミタージュホテルは客室数90室。アールデコ調の洒落たデザインの5つ星ホテルで中央ジャ、カルタのメンテンにある。
インドネシアのスイスベルホテル、チカラン工業団地にオープン〜ホテル業界動向〜
インドネシアでホテルチェーンを展開するスイスベルホテルインターナショナルは、東南アジア最大の工業団地であるチカランのJababeka工業団地にスイス・ベル・イン・チカランを2020年3月1日にオープンすることを発表した。
このホテルは以前Celecton Jababekaで知られていたホテルを、スイスホテルが引き継いだもの。客室数は138室。西ジャワ州ブカシ県チカランにあるこのホテルは、ジャカルタの東35 km、ハリム・プルダナクスマ空港から45 kmの場所にあり、ビジネス旅行者にとっても観光客にとっても便利で手頃な価格で利用できる。
これは今年スイスホテルがインドネシアで立ち上げる9つのホテルの1つ。スイスホテルでは2022年までにさらに3つのホテルを追加する予定である。
インドネシアのホテルチェーンAston、Sidarjoにホテルオープン〜ホテル業界動向〜
インドネシアのホテルチェーンAston internationalは2020年2月20日、Sidoarjoに新しいホテルをオープンしたことを発表した。
シドアルジョは東ジャワ州の都市で州都スラバヤに近い。Kahuripan Nirwana Regency住宅地の商業地区に位置するアストン・シドアルジョシティ・ホテル&カンファレンスセンターの近くにはショッピングセンターやシドアルジョスタジアムなどがあり、便利なロケーションである。
宿泊は120室の客室と2室のプレジデンシャルスイート。付帯施設にはスイミングプールやフィットネスセンターなどが揃っている。カンファレンス機能として最新設備と最大700名のゲストを収容できるボールルームを備えた3つの会議室もある。
インドネシアのパラダイスプロパティー、ハイアットと初の協業〜ホテル業界動向〜
2019年8月30日、インドネシアで不動産開発を行う上場企業PT Indonesian Paradise Property Tbkは、2022年にHyatt Place Makassarを開業するために、Hyatt Hotels Corporationと管理契約を締結したことをホームページで発表した。
マカッサルは南スラウェシ州の州都。Hyatt Place Makassarはインドネシアで初めてのHyatt Placeとなる。3,494㎡の敷地に、145室のホテルとサービスアパートメントが建設される。マカッサルで最も高いビルになる予定。
傘下にSheraton Bali Kuta ResortやKeraton at the plaza hotelを所有するパラダイスプロパティーは、Hyatt Placeとの協業についてもハイアットの革新性、創造性、優れたサービスに非常に高い関心を寄せている。
インドネシアでホテル業界大手のSahid Jaya、2018年は増収増益〜ホテル業界動向〜
インドネシアのホテル運営会社PT. Hotel Sahid Jaya International, Tbkは2019年6月28日にパブリック・エクスポーズを行った。
2018年の売上高は、1,898億ルピア(約14億円)で前年比112%。純利益は17億ルピアで前年比118%と増収増益であった。
グランド・サヒドジャヤの実績は、客室数:575室、稼働日:365日、総日室数:209,875室、延宿泊室数:90,242室で、ホテル平均稼働率は43%。グランド・サヒドジャヤの売上高は1,496億ルピア(全体の79%)。平均ルームレートは790,679ルピア(約5,800円)であった。一方、サービスアパートメントは、売上高は24億ルピア、経費が8億ルピアなので、差額は16億ルピア。売上高は大きくないが収益性の面では非常に高い。
2019年 インドネシアのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界
インドネシアのAXIA South Cikarang、AXIAバザール開催〜ホテル業界動向〜
日本のおもてなし×インドネシアの寛ぎをコンセプトに日本語での各種案内、慣れ親しんだ日本の味、日本人好みの大浴場やサウナなど、異国の地にいながら、もう一つの我が家で暮らすようなくつろぎを提供するホテルAXIA South Cikarangは、2019年3月16日と17日の両日にかけて恒例のAXIAバザーを開催することを案内した。
バザーには、西ジャワ州のチカランやジャカルタエリアはもちろん、バリからも美味しいものと人気の品を取りそろえた人気店が出店している。
出店しているのは、Hatten Wine、Inti Bali、Mulia Frame、Balistar Coffee、Al-zheefa / Lombok Art、Aziroo Leather、Sisi Original Bag、Kafe Topi、Throb Shopなど。
インドネシアのArchipelago International、Agodaより受賞〜ホテル業界動向〜
インドネシアのホテルチェーンAston Internationalを傘下に収めるホスピタリティマネジメント会社、Archipelago Internationalは2019年2月1日、同社ホームページ上において、近年世界で最も急成長を続けているオンライン旅行予約プラットフォーム、Agodaより傘下の26のホテルがカスタマーレビュー賞を受賞したことを報じた。
このカスタマーレビュー賞は市場で競争力のある価格設定をし、世界中でより早くより簡単に予約できるシステムを構築するために旅行代理店と一緒に意欲的に取り組んでいるホテルに贈られるもの。
インドネシアでは500のホテルがこの栄誉ある賞を受賞しているが、そのうちの26がArchipelago Internationalの傘下のホテルである。
インドネシアでホテル業界大手のTAUZIA HOTEL、Traveloka賞受賞
インドネシアで120以上のホテルを運営するTAUZIA HOTELは2018年10月30日、同社ホームページ上で傘下の9つのホテルが2018年におけるTraveloka賞を受賞したことを報じた。
Travelokaはインドネシアのユニコーン企業の一つで、ネット販売の旅行代理店である。2017年から開始されたTraveloka Hotel Awardsは、昨年2年目を迎えた。表彰式は、2018年10月19日にタンゲランに位置するインドネシア・コンベンション・エグジビションセンター(ICE BSDシティー)で開催された。賞の評価基準はカスタマーレビューに基づく。
2018年はベスト・サービス部門で3つのホテル、ベスト・クリーンネス部門で5つのホテル、ベスト・ゲストエクスペリエンス部門で1つのホテルと合計9つのホテルが受賞した。
インドネシアでホテル業界大手のSantika Hotel、ラマダンプランを案内
インドネシアのホテルチェーンSantika Indonesia Hotels and Resortsは2019年4月23日、同社が運営するInstagramアカウントを通じて、ラマダーンの時期に家族や親しい友人とホテルで共に過ごすプランを提案した。
宿泊料金は一泊正味料金で235,200ルピアから。二人分のタジル(ラマダン明けの軽食)とサフール(夜明け前の食事)は無料でサービス。また、MyValueメンバーにはポイントをダブルで進呈。
予約期間は4月22日~6月16日。宿泊期間は5月6日~6月16日。予約はMySantikaアプリあるいはsantika.com、amarishotel.comで。ビーチリゾートBelitungへの2泊3日の無料旅行券と12室の無料バウチャーが当たるチャンスがあると案内している。
2018年 インドネシアのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界
インドネシアのFOUR SEASONS HOTEL 、断食明けシーズンに備える〜ホテル業界動向〜
Four Season Hotel Jakarta は、Four Season Hotel and Resorts によって1960年にインドネシアにて設立したホテルである。ジャカルタの中心地に位置し、バティックやチーク家具といったジャワの伝統を生かした内装が人気である。
同ホテルは、2018年5月から6月頃の断食月(ラマダン)に合わせて様々なイベントを実施している。断食明けには職場や家族の仲間と一緒に過ごすことが多く、その際にホテルが利用されることが少なくない。
Four Season Hotel Jakarta では、断食明けの食事のために、最大1000名収容可能な宴会会場を準備している。料理はインドネシア料理・中東料理などのビュッフェを、また断食月に食される伝統的な菓子やデーツなども取り揃えている。
インドネシア観光省、オランダ人観光客の獲得を目指す〜ホテル業界動向〜
2017年にインドネシアを訪れた外国人観光客数は205,744人で、2016年に比べて2.82%増加している。
インドネシア観光省は、2018年5月30日から6月5日にかけてアムステルダムとアイントホーフェンのオランダの二都市で、観光プロモーションのイベントを開催した。このイベントの主な目的は、オランダからインドネシアへの観光客を獲得することであった。
ジョコ・ウィドド大統領からは、インドネシアの観光地の中でも、特にトバ湖、ボロブドゥール、マンダリカ、ラブアン・バジョに焦点を当てるようにとの指示があった。観光省の担当者は、マンダリカがリゾートやゴルフ、また国際クラスのサーキット場としても利用できる可能性をもつと、同地が持つ魅力を強調した。
インドネシアにフィットネスと融合したホテル?〜ホテル業界動向〜
Grand Kemang Jakarta 南ジャカルタに位置するホテル。設立44周年を記念して「Grand Kemang Fest」というイベントを開催した。このイベントでは、GOFIT と名付けられたスポーツ・フィットネスハブとのコラボレーションが展開された。
GOFIT は、インドネシアに健康的なライフスタイル、特に運動の習慣化することを目指して、様々な仕掛けを含んでいる。Grand Kemang Jakarta は、フィットネスクラスで様々なゲームを交えながら運動ができるイベントを準備している。また子供向けのイベントも同時に開催し、子供の心配をすることなく大人が運動できる環境を提供するとしている。
Sultan Hotel、インドネシア旅行・観光賞を受賞〜ホテル業界動向〜
The Sultan Hotel & Residence Jakarta はジャカルタの中心部に位置する5つ星ホテルで、 Indonesia Leading Green Hotel Award を5年連続で受賞している。この賞はインドネシアの財団 Indonesia Travel & Tourism Awards によって授与される賞で、国内の旅行・観光産業のすべてのセクターを対象である。
その選考にあたっては、オンラインによる投票や Indonesia Travel & Tourism Awardsの委員会による評価がなどが組み合わされる。評価基準にはホテルサービスの質やブランドイメージなどが含まれ、旅行・観光産業において提供されるサービスの質が重要であることの喚起とブランド力強化を奨励することが目的となっている。
まとめ:インドネシアのホテル業界
観光地として有名なインドネシア国内。観光施設としての役割だけでなく、複合施設として今後どのような業界を取り入れて発展していくのか楽しみですね。リゾート地ならではの特性を生かしどのように規模拡大をしていくのでしょうか?
ジャカルタ在住のインドネシア人。観光ガイドと通訳者を務め、インドネシアの観光地を日本語で案内している。日本語学科の大学を卒業し、邦人対応観光ガイド・国際イベントでの日本代表団担当連絡係員・通訳者・日本領事事務所長の地元アシスタントを経験。