【リゾート業が活発化】フィリピンのホテル業界

philippines-hotel

フィリピンのホテル業界は着実に成長し、注目すべきトレンドが輝きを増しています。

AREITが前年比26%の収益増加を達成し、オカダマニラがFTGから3年連続で5つ星を授与されたことは、業界の健全な発展を象徴しています。同時に、SOSの成功事例やメガワールドの新たなホテルオープン予定、そしてNewport World Resortsのエンターテインメント提携は、今後の成長の期待を高めています。

今回は、そんなフィリピンのホテル業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!

さらに、この記事の途中では、業界地図のダウンロードが可能です。現地在住の調査員が厳選した情報が詰まった業界地図で、ホテル業界の最新のトレンドや展望をひと目で把握できます。是非、業界の最前線を知りたい方は業界地図をダウンロードして、未来の投資やビジネス展望にお役立てください。

読了時間の目安:5分

フィリピンのホテル業界 業界地図はこちら!
目次

2023年 フィリピンのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界

2023年のフィリピン証券取引所上場3周年:AREITの総収益が前年比26%増加

AREITは総収益が29億7000万ペソ、利息・税・減価償却費・償却前利益が21億ペソとなり、それぞれ前年比26%および23%増加した。純利益は前年同期比27%増の20億4000万ペソである。​

AREITは2023年6月、総額224億7,969万7,060ペソに相当する旗艦オフィスとモールを含む注入に関する交換証書をSECに提出した。これらの資産は主にマカティCBDにあり、これとは別にパンパンガ州アンヘレスのマーキー・モールもある。​

2023年8月でフィリピン証券取引所に上場して3周年を迎えた。一貫して成長を遂げ、過去3年間で配当金は89%増加する結果となった。​

出典:https://www.ayalaland.com.ph/areit-1h23-net-income-up-27-to-p2-04b-declares-dividends-of-p0-53-share-from-2q23-operations/

オカダマニラが3年連続5つ星獲得!フィリピンのホテル業界が躍進するトップニュース

オカダマニラは、フォーブストラベルガイド(FTG)より2022年のスター賞として3年連続となる5つ星を授与された。FTGは高級ホテル、レストラン、スパを対象とした世界的に認められた唯一の評価システムである。​

ホテル運営担当者は「3Tキャンペーンが業界で称賛された」とコメントした。FTGのリストには900以上の項目があり、75%がゲストのエクスペリエンス、残りが施設に重点を置いている。​

また、同月に開催されたWTTCグローバルサミットでは外国人観光客への門は開かれていることを世界に示したため、このタイミングでのFTG5つ星獲得は絶好のチャンスと見られている。​

出典:https://www.okadamanila.com/blog/news/okada-manila-receives-3rd-forbes-travel-guide-five-star-award​

9月のSOSイベント:フィリピンのホテル業界が3,680万ペソの売り上げ目標に挑む

ホテル販売マーケティング協会(HSMA)が主導して9月1〜30日にホテルやリゾートのオンラインセール(SOS)が行われるが、今年は80以上が参加すると発表された。​

SOSはパンデミック中にホスピタリティ業界を支援するために設立され、2020年は1,410万ペソ、2021年は2,960万ペソの売り上げを見せている。今年は3,680万ペソの売り上げを目標値に設定している。​

SOSにはホテル宿泊以外にも飲食、宴会取引、その他のホスピタリティ商品が対象であり、最大70%割引とお得なセールである。ボホール島やセブ島はパンデミック以前よりも成長しており、クリスマスシーズンに向けて期待が高まっている。​

出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1208521​

セブ島の新たな宝石、メガワールドが誇るベルモントホテルマクタンが2023年にグランドオープン!

メガワールドは、2023年第4四半期までにセブ島ラプラプ市内に2つ目の自社開発ホテル、メガワールドホテルズ&リゾーツとしては12番目のホテル施設となる「ベルモントホテルマクタン」をオープンする予定である。​

ベルモントホテルマクタンは20階建ての中に550の客室とスイートがあり、ほとんどの客室からヒルトゥガン海峡の眺めを楽しめる。マクタンニュータウンビーチと間もなくオープン予定のマクタンニュータウンビーチウォークモールから徒歩数分のところにある。​

マクタンセブ国際空港から15分と近く、ホテルのすぐ近くにはレストランやカフェ、食料品店もあり立地も良い。正式に開業すると、朝食付き1泊(2人)を3,800ペソで提供予定。​

出典:https://www.allianceglobalinc.com/news/megaworld-open-first-belmont-hotel-mactan-cebu​

フィリピン旅行業界の注目:Newport World ResortsがCornerstone Entertainmentとのパートナーシップで4つのコンサートを開催予定

Newport World Resortsは世界レベルのスリルとエンターテインメントをさらに高めるため、Cornerstone Entertainmentとの提携を発表した。​

2023年後半には4つのコンサートが予定されている。8月4日にはOPMレジェンドのレイ・ヴァレラとシンガーコメディアンのKブロサスのデュオ、9月23日までアジアのソウルスプリームKZタンディガンのボーカルが歌う予定である。​

10月20日にはピオロ・パスクアルが入り中のパフォーマンスで観客を魅了し、12月22日にはリチャードプーンが時代を超越する曲を歌い上げる予定だ。​

出典:https://www.newportworldresorts.com/press-releases/newport-world-resorts-inks-partnership-cornerstone-entertainment​

フィリピンのホテル業界 業界地図はこちら!

2021年 フィリピンのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピンのAyala Land、カーボンニュートラルを91%達成〜ホテル業界動向〜

アラヤ財閥の子会社であり、2012年のEl Nido Resortsの買収以降急速に売上を増加させているAyala Land Hotels and Resortsは、現在91%カーボンニュートラルであり、2022年のゼロフットプリント達成に向けて順調に進んでいる。

これは、化石燃料の使用によるアヤラランドのモール、オフィス、ホテル、リゾートから排出されるすべての温室効果ガスが、再生可能エネルギーに切り替わり、カーボンフォレストとして指定された586ヘクタールを育成および保護することにより、2022年末までに完全に温室効果ガスの削減および相殺を意味している。

同社は、2017年に二酸化炭素排出量を5年間でゼロにするという大胆なプログラムに着手した。これは、気候変動に取り組む世界的な取り組みの一環として、2030年に温室効果ガス排出量を70%削減するという国の目標を支援するものとなっている。

出典:https://www.ayalaland.com.ph/ayala-land-now-91-carbon-neutral-on-track-for-zero-footprint-in-2022/

フィリピンTravellers internationalの2020年上半期の業績〜ホテル業界動向〜

同国最大の統合リゾートであるResorts World Manilaを所有、運営し、シェラトンやヒルトンと提携しているTravelers International Hotel Groupは、2020年上半期の報告書を公開した。

グループ全体(Alliance Global)としての2020年上半期の売上は614億PHPとなり、2019年同時期に記録した828億PHPから26%の減少となった。Travelers単体としては97億PHPとなり、2019年の137億PHPから38%減少した。

その要因として、カジノ運営が一時的に停止したことによる売上の減少や、強化されたコミュニティ検疫(ECQ)機関の限定的なホテル運営、減価償却費の増加による支出の増加や利息の増加が挙げられている。

出典: https://www.allianceglobalinc.com/sites/default/files/2020-09/AGI_ResultsBriefing_1H20_final.pdf

Philippines-hotels

フィリピンのバドック島、投資家にリゾート開発誘致〜ホテル業界動向〜

イロコスノルテ州のパグサナハンエリアの海岸から約1kmのところにある小さな無人島のバドック島が、現在投資家の資本を募集しており、ビーチに直接アクセスできる高級リゾートの本拠地として開発される可能性があると州知事が述べた。

この島はフィリピン北部で人気のダイビングとサーフィンのスポットであり、アクティビティとして、シュノーケリング、フリーダイビング、​​スキューバダイビング、​​サーフィン、ボートなどが楽しめる。

この地域の観光活動を補完するために、州政府はバドック島を見下ろすラ・ミラグロサコーブ(入り江)の観光施設の改善を進めており、トイレやシャワールームの建設や、道の舗装などを行っている。

出典: https://www.pna.gov.ph/articles/1132093

フィリピンの観光省、GCQエリアのホテルに証明書の確保を通知〜ホテル業界動向〜

観光省(DOT)は、一般的なコミュニティ検疫(GCQ)下にある地域のすべてのホテルに、レジャーでチェックインするゲストを受け入れる前に、まずステイケーションホテルとして運営するための証明書を確保するように通知した。

2021年1月5日時点で、マニラ首都圏にステイケーションホテルとして運営されている認定宿泊施設(AE)は15か所のみとなっている。リストにない他のAEは、検疫ホテルとして運営されており、レジャーのためのゲストの受入れが禁止されているか、現時点では運営されていない可能性がある。

同省は、4つ星または5つ星の宿泊施設はすべてステイケーションホテルとして運営できるという誤解を払しょくし、レジャー目的のゲストを受け入れたい宿泊施設は、健康と安全のガイドラインと厳格な検査に合格して、対策とシステムが実施され、日常的に実践されていることを確認する必要があると述べた。

出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1126464

フィリピン国内で安全な「ステイケーション」がトレンドに〜ホテル業界動向〜

COVID-19のパンデミックを受け、外出する最良の方法としてステイケーションが注目されている。パンデミックの最中に遠くまで旅行することに抵抗があるとしても、ステイケーションを通じて家族がイベントを共有できることが人気の要因である。

ステイケーションは”滞在“を意味する「ステイ」と、”休暇”を意味する「バケーション」を組み合わせて作られた造語であり、近場のホテルなどに滞在することを意味する。一部の地域では検査が必要であるが、健康プロトコルが滞在者によって守られている限り、実行可能で安全な手段である。

GCQエリアの場合、宿泊者はチェックインの同じ日に抗原検査を受け、宿泊先の規則と規制に従う必要がある。また手洗いの徹底とマスクの常時着用、他の滞在客とのソーシャルディスタンスを保持し、施設スタッフと協力して感染対策を徹底する必要がある。

出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1117950

フィリピンのホテル業界 業界地図はこちら!

2020年 フィリピンのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピンの内閣官房長官、ホテルの運営を制限〜ホテル業界動向〜

内閣官房長官は、Covid-19の感染拡大を防ぐため、ルソン島全体のコ ミュニティ検疫強化中は、ホテル、リゾート、および同様の施設の運営は 制限される旨の記者会見を行った。

ホテルは2020年3月17日以降、既存の予約が完了している外国人、既存 の長期リースを利用しているゲスト、および検疫を免除されている従業員 のみを収容できる。ただし、ホテルは新しい宿泊予約を受け入れることが 禁止される。

 また、ホテルの運営は、ゲストへの基本的な宿泊施設の提供に限定され、 オンラインギャンブル会社が閉鎖されることも繰り返し表明した。同様 に、オフショアゲームオペレーター(POGO)はコミュニティ検疫強化期 間中の運用が許可されている施設には含まれないとし、娯楽施設の閉鎖を 要請した

出典: https://www.pna.gov.ph/articles/1096964

フィリピンにも進出のShangri-Laグループ、キャンセルを無料に〜ホテル業界動向〜

シンガポールに設立し、現在は香港に拠点をおき、世界各国に100以上 のホテルを持つShangri-Laグループは、最近のCOVID-19の発生を考慮 し、中華圏のホテルに滞在予定、および中華圏と韓国から同グループの いずれかのホテルを予定している顧客のキャンセル料免除ポリシーを拡 張した。

このキャンセル料免除ポリシーの拡張により、2020年3月1日より前に 行われた予約の予約チャネルに関係なく、グループはキャンセル料を免 除することを発表した。

同グループはまた、独自のロイヤルティプログラムであるゴールデン サークルにおける、ダイヤモンドとジェイドのメンバーのステータスを グローバルに拡大した。この拡張により、ゴールデンサークルダイアモ ンドとジェイドのすべてのメンバーは、2021年12月31日まで現在のス テータスと特典を維持可能となる。

出典:https://www.shangri-la.com/group/media/media_post?post=Feb26_GC%20extension

philippines-hotel

フィリピンにも進出のHYATT REPORTS、攻めの新規開店〜ホテル業界動向〜

世界各国にリゾートホテルを持ち、マニラにも店舗を構えるHYATT REPORTSは、2019年第4四半期の決算を報告し、記録的な新規開店によ り、2019年の客室数は7.4%増加したことを発表した。

同グループの純利益は、2018年第4四半期の4,400万ドル、希薄化後1株 あたり0.40ドルに対し、2019年第4四半期は3億2,100万ドル、希薄化後 1株あたり3.08であった。2019年はグループ全体で90の新しいホテルが 開業し、過去最高を記録した。

東南アジア、中華圏、オーストラリア、韓国、日本、ミクロネシア (ASPAC)のセグメントにおいては、香港での政情不安により影響を受 けたものの、日本や韓国での売上で相殺された。総客室数は2018年第4 四半期と比較して11.2%増加した。

出典:https://s2.q4cdn.com/278413729/files/doc_financials/2019/q4/Q4-2019-Earnings-Release.pdf

フィリピンでホテル業界大手のSeda Hotels、アパートメントをオープン

アラヤ財閥の子会社であるAyala Land Hotels and Resortが手掛けるブランドであるSeda Hotelsは、ホテルグループからは最初のサービスアパートメントでもあるSeda Residences Makatiをマカティにオープンした。

SedaResidences Makatiは、Seda Hotelsにとって国内で10番目の物件となる。ホテルブランドの最初のサービスレジデンスとして、企業部門の長期滞在クライアントをターゲットにしている。長期滞在(30日以上)向けに設計されているため、通常のホテルとは部屋が異なり全室スイートとなっているのが特徴。

同ホテルグループはエルニドに今年最初のリゾートをオープンしたことから、着実に成長している。今後の展開として、セブに2つ目のレジデンスホテルがオープンする予定である。

出典: https://www.ayalaland.com.ph/seda-hotels-opens-first-serviced-apartments-in-makati/

フィリピンでホテル業界大手のTravelers International 純利益6憶ペソ達成

同国最大の統合リゾートであるResorts World Manilaを所有、運営するTravelers International Hotel Groupは、 2019年第2四半期の未監査の連結決算を発表した。第2四半期の純利益は、財務費用の増加と減価償却費の増加により、前年同期と比較して52%減少し、5億9,900万ペソとなった。

滞在客の娯楽・エンターテインメントでの総収入は、VIP以外のセグメントとVIPセグメントの持続的な成長に牽引され、66億ペソとなった。一方、それ以外の収益は14億ペソに達した。

マリオットホテルマニラ、マキシムズホテル、ヒルトンマニラ、ホリデイインエクスプレスマニラニューポートシティ、2019年1月にオープンしたシェラトンマニラを含む5つのホテルの平均稼働率は、747のホテルの部屋が追加された関係で前年同期の81%から77%に低下した。

出典:http://www.travellers.com.ph/travellers-2q-19-net-profit-reached-p599m/

フィリピンのホテル業界 業界地図はこちら!

2019年 フィリピンのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピンのLio、持続可能な観光トップ100に選出!〜ホテル業界動向〜

Ayala Landは、ベルリンで開催された世界最大の観光展示会であるITBにおいて、運営するパラワンのリゾート「Lio」が「持続可能な観光地」としてトップ100企業に選出されたことを2019年3月18日に発表した。

現在、Lioはフィリピン初の「生態学的に持続可能な観光地」として世界の旅行者をターゲットにし、環境に溶け込むよう設計された4つのホテルを提供している。また地元のパラワンの住民がこの地域の経済成長に参加できるよう販売エリアを施設内に設置し、コミュニティの生計向上にも貢献している。

この賞は非営利のGreen Destinationsが主催し、世界の観光地の開発における革新と優れた実績を表彰するもの。 同組織は、持続可能な観光に焦点を当てた組織、企業、学術機関のグローバルなパートナーシップをリードしている。

フィリピンのTravelers International、17%の収入増〜ホテル業界動向〜

Resorts World Manila(RWM)の所有者であり運営会社であるTravellers International Hotel Group、Inc.(TIHGI)は、2019年3月29日、カジノ収益と非カジノ収益により総売上高がいずれも17%増加し、247億ペソとなったことを発表した。

カジノ収入は、すべてのカジノセグメントの持続的成長に支えられて17%の増加となった。同様に、カジノ以外の収益は17%増加し、過去最高の47億ペソとなった。 所有する4つのホテルの平均滞在率は79%で、総客室数は1,811となり、 1日当たりの滞在者数は11%増加した。

現在同社は3つの国際的な高級ホテルを新規にオープン、または建設している最中である。すべてのホテルの建設が完了すると、フィリピン国内で最も多くの部屋数を誇るホテルを所有することとなる。

philippines-hotel

フィリピンのShangri-La、中国にてWechatでの決済が可能に〜ホテル業界動向〜

Shangri-La Groupは現在、オフラインのモバイル決済を展開し、中国のホテルでWechatを使用した代金決済の提供を開始した。これにより、中国でWechatでの決済機能を提供する最初のホテルグループとなった。

WeChat決済サービスは、中国でモバイル決済の圧倒的な人気を博している。チェックインの際にWeChat Payを利用しフロントデスクでデポジットを支払い、ゲストのWeChatアカウントを通して取引を確認可能。チェックアウトの際、デポジットは部屋以外の費用を差し引いた後、WeChatアカウントに返金される仕組み。

デポジットと客室料金を統合することにより、Shangri-Laは、チェックイン/チェックアウト時の時間を節約し、ホテルの業務効率を向上させる。またホテル側はゲストのデポジットの確認をリアルタイムで行うことができるため、取引トラブルのリスクを軽減できる。

2019年度Freddie Awardを受賞したフィリピンのホテルは?〜ホテル業界動向〜

フランス・パリを本拠地とし、フィリピンではマニラに展開する国際的ホテルチェーンのAccor Hotels Group は、2019年4月26日、Freddie Awardsの“Best Hotel Program of the Year”部門で受賞したと発表。同社は5年連続での受賞となる。

1988年に創設されたFreddie Awardsは、ロイヤルティプログラム会員が投票資格を持つ。メンバーは、ヨーロッパ/アフリカ、中東/アジア/オセアニア、アメリカの3つの地域で、お気に入りのロイヤルティプログラムにオンラインで投票する仕組み。

同社はホスピタリティ分野ならではの柔軟性を重要視しており、メンバー限定で日付や空室状況の制限なしに世界中のポイントを利用できる唯一のホテルロイヤルティプログラムなどが高評価となり今回の受賞につながった。

フィリピンのホテル業界 業界地図はこちら!

2018年 フィリピンのホテル(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピンを代表するホテル・リゾート事業: Ayala Land〜ホテル業界動向〜

Ayala Land Inc は、フィリピンを代表する財閥系グループ企業である。主に不動産、都市住宅、ショッピングモール、ホテルとリゾートホテルを展開している。2018年第1四半期は、グループ全体の収益が前年比で17%増加し、計369.8億ペソに達した。

同社が運営している Seda hotel は国内8店舗ある。2018年5月16日の記事にて、新しく Seda hotel に782部屋を増設するとともに、Sicogon島にあるリゾートに新しく72部屋を増設することを公表。2018年5月25日、トリップアドバイザーは同ホテルBGC店において顧客満足度の高いホテルとして選出した。

同社はリゾート開発にも着手しており、El Nido Resourts は4島を所有している。2017年10月19日、Pangulasian 島がアジアで一番のリゾートと称される Readers’ Choice Awards を受賞した。

フィリピンでカジノリゾート事業に注力: Waterfront Philippines〜ホテル業界動向〜

Waterfront Philippines Inc (WPI) はフィリピン国内4ヶ所(マニラ、セブ、ダバオ)にてホテル・カジノ複合施設を展開している。

ペットを連れ宿泊の需要が多いフィリピンで、同社は2018年2月22日にペットと一緒に過ごせる部屋を完備し、サービスを開始した。また、フィリピンの長期祝日であるホーリーウィーク期間(2018年3月28日~4月1日)に合わせ、2泊した場合1泊分を無料で宿泊できるプロモーションを開始。顧客のニーズと動向に合わせたプロモーションを続けている。

2018年2月9~11日に開催された、政府団体による観光産業の発展を目的としたPTAA Travel Tour Expo 2018 では、同社も出店ブースを催して自社PRに努めた。

philippines-hotel(フィリピン ホテル)

フィリピンで巨大カジノリゾート複合事業: Travellers International Hotel Group〜ホテル業界動向〜

Travellers International Hotel Group, Inc は、Alliance Global Group と Genting Hong Kong の共同出資により、2013年11月に設立した。ニノイ・アキノ国際空港第3ターミナル直近にある巨大カジノリゾート複合施設、Resort World Manila を運営している。施設内には、主となる3つの高級ホテル(MAXIMS Hotel、MARRIOTT Hotel Manila、BELMONT Hotel Manila)が存在する。

2018年5月11日、同社の純利益は前年比でおよそ2倍の 2億7,850万ペソ を達成した。また、カジノ経営などによる収益は約4%増加の45億ペソとなった。 

CEO の Kingson Sian 氏は「各ホテルに隣接するカジノのGrand Wing が収益のメインであり、引き続き成長の基盤となる」と述べた。またGrand Wing は今後建設予定である国際的なホテル(Hilton Manila、 Sheraton Manila Hotel、Hotel Okura Manila)にも参入予定である。

フィリピンにも進出の世界的高級五ツ星ホテル: MARRIOTT Hotel〜ホテル業界動向〜

Resort World Manila の施設内には、高級五ツ星ホテルの MARRIOTT Hotel がある。同ホテルは、全世界127ヶ国でビジネスを展開、6,500以上の施設を運営している。Resort World Manila 内の同ホテルは全342部屋、フロア総面積が約34,768㎡となっている。

同ホテル内の CRU Steakhouse は World Luxury Restaurant Awards にノミネートされたレストラン。

2018年5月1日、イロイロ市にフィリピン国内2ヶ所目となる Courtyard by Marriott Iloilo が新規オープン。オープニングセレモニーでは、4月5日より募集を開始した特別価格での宿泊者(1泊3,888ぺソ) 先着100名で賑わいを見せ、夜には打ち上げ花火で夜空を彩った。

まとめ:フィリピンのホテル業界

フィリピンのホテル業界の躍進は目を見張るものであり、これまでの実績と将来展望は業界の力強い成長を告げています。2023年では、AREITの26%の前年比収益増加やオカダマニラの5つ星獲得などがその象徴です。記事の中で探求するSOSやメガワールドの計画、そしてNewport World Resortsのエンターテインメント提携は、未来への興奮を駆り立てます。
特筆すべきは、各ホテルに併設されたカジノの巨額な収益と、財閥系企業がリゾート地の開発に注力している点です。フィリピンの一部の島がアジアで最も注目すべき場所になる可能性もあります。他の島々でも開発が進む中、業界の最新情報は重要です。

是非、業界地図を手に入れて、未来の投資やビジネス展望にお役立てください。

フィリピンのホテル業界 業界地図はこちら!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次