【広告のデジタル化】フィリピンの広告業界

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フィリピンの広告業界における広告宣伝費は年平均9.2%で推移しており、安定して成長しています。成長の背景には国内消費の拡大があり、各企業顧客の獲得や誘致を図っています。

今回は、そんなフィリピンの広告業界に関する最新情報をお届けします。

読了時間の目安:5分

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目次

2023年 フィリピンの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

DOT、ビデオ問題で広告会社との契約を終了

観光省は、「Love the Philippines」のプロモーションキャンペーンに関するPRビデオを制作した広告会社DDBフィリピンとの契約を終了したことを発表した。​

DDBはプレゼンテーションでフィリピンの場面であると称しながら、非オリジナル映像やストック映像を使用していた。現在はビデオは削除されておりDDBは謝罪済みだが、契約不履行として支払いは行われていない。​

プレゼンテーションは6月30日にSNSで公開され、7月2日に削除された。ブロガーのサス・サソット氏がFacebook上で指摘し、観光省が徹底調査を行ったところ、非オリジナル映像やストック映像の使用が発覚した。​

​出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1204798​

Campaign Brief Asia、2023年のクリエイティブエージェンシーを発表​

Campaign Brief Asiaが2023年のクリエイティブランキングを発表し、1位に選ばれたGIGILフィリピンはCampaign BriefのTHE WORK2023と2022で優秀な成績を収め、アジア全体で2位と3位となった。​

2位となったLeo Burnett Manilaはマクドナルドのキャンペーンで成功し、ニューヨークフェスティバルでは5個のメダルを獲得した。3位はBBDO Guerreroフィリピン、4位はプロペル・マニラが選ばれた。

今年のクリエイティブランキングで昨年から大きく順位を上げたのはLeo Burnett Manila・BBDO Guerrero・プロペルマニラである。​

​出典:https://campaignbriefasia.com/2023/09/06/campaign-brief-asia-creative-rankings-2023-gigil-ranks-1-in-the-philippines-with-leo-burnett-bbdo-guerrero-propel-making-up-the-top-4/​

マーケティング優秀賞、最終候補者が発表される​

2023年10月13日にマーケティング優秀賞2023の授与式が予定されているのに伴い、受賞の最終候補者が発表された。今年は42のカテゴリーにわたり、成功を収めているマーケティングのプロフェショナルを祝う。​

広告の優秀賞最終候補者はネスレフィリピン、PepsiCo-Gatorade、Villarica Pawnshopであり、この中の一つがマーケティング優秀賞2023の広告優秀賞部門を獲得する。​

デジタルマーケット部門では、Colgate-Palmoliveフィリピン、Fonterra Brandsフィリピン、SM Supermalls、Teleperformanceフィリピン、Villarica Pawnshopが選ばれた。​

​出典:https://awards.marketing-interactive.com/marketing-excellence-ph/2023-finalists/​

ジョリビー、電通をフィリピンの統合メディア記録機関に任命​

ジョリビーフーズコーポレーション(JFC)は、電通をフィリピンの統合メディア記録機関に任命した。JFCは1975年に設立され、18のブランドと6300店舗以上を展開している世界で最も急速に成長しているレストラン会社の一つである。​

JFCのグローバル最高マーケティング責任者は、「電通チームと協力し、共有メディアツールやシステムを活用してカスタマージャーニーを加速することを楽しみにしている」とコメントした。​

電通はJFCブランドに機敏性と効率性を提供することを約束し、国内ブランドだけでなくMerkle Singaporeなどのグローバルなテクノロジーソリューション業務にも関わることが期待されている。​

​出典:https://www.facebook.com/dentsuph/​

農業省、農水産業セクターにデジタルマーケティングの導入を促す​

出典:https://www.pna.gov.ph/articles/1205089​

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2021年 フィリピンの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピン・WPP、Tik-tokとの提携を発表〜広告業界動向〜

世界第1位のグローバル広告代理店であるWPPは、フィリピンの若者を中心に大人気のTikTokと、初めてのグローバルエージェンシーパートナーシップを発表した。

WPPは、パートナーシップ契約により開発中の広告製品に早期にアクセスできるようになり、TikTokが次の製品を開発する際に、同社とそのクライアントが最前線の情報を享受できるようになる。

TikTokはまた、才能のあるクリエイターコミュニティと協力して、WPPと提携するクリエイターの多様なネットワークを構築し、様々な広告主とのコラボレーションの独占的な機会を促進する。

出典: https://www.wpp.com/news/2021/01/wpp-and-tiktok-announce-first-of-its-kind-global-agency-partnership

フィリピンのGREYのキャンペーンアジアにおいて受賞〜広告業界動向〜

オンライン広告に強く、P&Gなどを顧客にもつGREYは、ECD(エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)のグラハム・ドリューが、キャンペーンアジアにおいて、東南アジアクリエイティブパーソンオブザイヤーに選出されたと発表した。

GRAYがキャンペーンブリーフアジアマレーシアクリエイティブランキングを上回ったのは史上初。WWFの「YourPlasticDiet」キャンペーンは、受賞に重要な役割を果たし、カンヌライオンズ、ワンショー、キャンペーンブリーフのTHE WORK、AdFestで同社への賞が授与された。

キャンペーンブリーフアジアは2020年のクリエイティブランキングの国別結果を発表した。キャンペーンブリーフアジアクリエイティブランキングは、1995年に導入され、世界および地域のトップアワードショーでの2年間の受賞歴に基づいて、アジアで最もクリエイティブなエージェンシーと個々のクリエイティブをまとめている。

出典: https://www.grey.com/en/news-detail/graham-drew-named-south-east-asia-creative-person-of-the-year-by-campaign-asia

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フィリピン・Dentsu Jayme Syfu、TOYOTA PHの動画制作〜広告業界動向〜

日本の大手広告代理店である電通のグループ会社であり、フィリピンの総合デジタルエージェンシーのDentsu Jayme Syfuは、TOYOTA フィリピンのキャンペーン動画である、フィリピン人が家にいることを奨励する2本のオンライン映画を作成した。

Covid-19の蔓延を防ぐために、マニラ首都圏で強化されたコミュニティ検疫(ECQ)が実施されたとき、TOYOTAは、政府の要請に従い人々が家にいることを望んだ。これはモビリティビジネスを構築しているグローバル企業にとって、非常に皮肉なメッセージである。

映画ではマニラ首都圏の空いている道を特集し、トヨタ車を運転しないように人々に求めている。モビリティのメッセージに反しているように見えるが、この映画で前進する唯一の方法は、今日の移動を停止することであると強調している。

出典:https://dentsujaymesyfu.com/2020/04/campaign-spotlight-toyota-ph-calls-the-nation-to-stop-moving-today-in-new-films-by-dentsu-jayme-syfu/

フィリピンのSVEN、PANAアワードの銀賞に選出〜広告業界動向〜

2008年に設立され、サムスンなどを顧客に持つSVENは、非株式組織PANA(Philippine Association of National Advertizers)のPANAta Awards 2020において、フィリピン航空とのタイアップ広告により銀賞を受賞した。

受賞したキャンペーンはフィリピン航空の「Ultimate Travel Feels」。ミレニアル世代を対象とした一連のソーシャルエクスペリエンスをコンテンツとして提供することで、フィリピンでの売上とWebアクセスを増やした。

PANAtaアワードではエントリーを募集し、半年間をかけて受賞者が選定される。広告業界のレベルを高めることを目的とし、国造りへの卓越性と揺るぎないコミットメントのために多くのブランド広告を結集している。

出典:https://www.facebook.com/SVEN.digital/posts/5693853450640389

ASEANのジェネレーションZ世代の調査〜広告業界動向〜

博報堂のグループ会社である博報堂生活総合研究所ASEAN(HILL ASEAN)は、ジェネレーションZ世代のアセアン生活者の意識・行動に関する調査・研究結果と、マーケティングへの示唆を発表する「アセアン生活者研究2021」を実施した。

アセアンにおけるZ世代とは、1997~2012年生まれの世代を指している。アセアン地域の人口に占めるZ世代の割合は約24%を占めると推計されるなど、社会や経済に影響を与える世代になってる。

アセアン6か国における定量/定性調査の結果、アセアンZ世代は、スマートフォンを介して世界中の情報やニュースに触れ、上の世代の言動を冷静に俯瞰する中で、「自分、家族、周囲を同等に大切にし、互いに違いを認め合い調和することで、上の世代が引き起こした社会問題を自分達の世代で解決していきたい」と考えていることが判明した。

出典:https://www.hakuhodo-global.com/news/hill-asean-presents-asean-sei-katsu-sha-studies-2021.html

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2020年 フィリピンの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピンのDentsu Jayme Syfu、サマーピッチで優勝〜広告業界動向〜

2015年にフィリピンの総合デジタルエージェンシーJaymeSyfuGroupと提携し設立されたDentsuJaymeSyfuは、大手旅行予約プラットフォームの1つであるKLOOKが主催した夏のキャンペーンで優勝し、2つのコマーシャルと2つのデジタル映画をリリースした。

2019年、KLOOKはフィリピンの観光市場における成長、可視性に焦点を当てようと検討している。同社の調べによると、現在フィリピン人の65%が、フライトやホテルをモバイル経由で事前予約し、特に香港、シンガポール、日本、韓国を主な目的地にしている。

KLOOK(「Keep Looking」の略)は、2014年に設立された、世界をリードする旅行アクティビティとサービスの予約プラットフォーム。毎日250を超える目的地で80,000を超えるサービスを提供し、シームレスなウェブサイトとアプリで多くの受賞歴を持つ。

出典:https://dentsujaymesyfu.com/2019/05/5178/

広告業界大手のWPP、COVID-19発生後の状況を公表。フィリピンは?

世界第1位の広告代理店であるWPPは、自社ホームページにてCOVID-19による影響を踏まえた同社の状況を公表した。危機が始まって以来同社の最優先事項は、人々の安全と福祉であり、コミュニティへのパンデミックの影響を制限するためにできることを行うと明記した。

また同社の2番目の優先事項としては、クライアントへのサービスを維持することが挙げられる。同社はビジネスの大部分がリモート作業に成功しており、約11万人の従業員の95%近くがオフィスを離れて働いていると説明した。

同社は国際保健当局と協力して効果的な手洗いを推進しており、同社の提供するWavemakerを通じて、内閣府がWhatsAppでコロナウイルス情報サービスを立ち上げるなど、英国での取り組みを支援するために英国政府にリソースを提供している。

出典:https://www.wpp.com/news/2020/03/update-re-covid-19

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広告業界大手の博報堂、フィリピンのアテネオ大にて広告業界の知識共有

日系大手広告代理店の博報堂が運営するIdeasXMachinaAdvertising,Inc.(IXM)は、有名私立大学であるアテネオデマニラ大学の行うパートナーシッププログラムを実施した。

プログラムは同大学のCoSA(Collegiate Society of Advertising)のメンバーが対象。彼らの主力プロジェクトである年次Ad Expoのため、IXMを訪れ、クリエイティブディレクターやCEOが主催するセッションを通じて、広告業界についての知識を共有した。

IdeasXMachinaは2009年に設立された。ローカルおよびグローバルのクライアント向けに、創造的で効果的な統合マーケティングコミュニケーションを考案、設計、および作成する。同社はキャンペーンアジアの年間アワードで3回のフィリピン独立エージェンシーオブザイヤーを受賞している。

出典:https://bit.ly/3534n4k

フィリピンにも展開!広告業界大手のSVEN、Vega Digital Awardsで7つの賞を獲得

2008年に設立され、フィリピンとシンガポールにオフィスを持つ広告代理店のSVENは、International Awards Associates(IAA)が主催する2019 Vega Digital Awardsで7つの賞を獲得したことを公式Facebookページ上で報告した。

SVENはフィリピン航空の『UltimateSeatSale』のプロモーションやSMモールの『#SMoments』キャンペーンなどを手掛け、総合して2つのプラチナ賞と3つのゴールド賞、2つのローズゴールド賞を受賞した。

Vega Digital Awardsは、デジタルメディアのクリエイティブ分野における一流の専門家を評価するために作成された国際的なコンテストである。2019年は世界35か国から1,550件を超える応募があり、IAAの業界をリードする厳選されたパネルによって審査された。

出典:https://bit.ly/2S07wN1

フィリピンのGREY、P&G・TikTokとコラボ〜広告業界動向〜

オンライン広告に強く、P&Gなどを顧客に持つGREYは、P&G、TikTokとコラボし、COVID-19の蔓延を阻止するため募金を募る『#DistanceDance』キャンペーンを実施した。

キャンペーンリリース後、この#DistanceDanceはアメリカにおいて、有名人、大学のマスコット、スポーツリーグ、インフルエンサー、一般市民などから、80億回以上の視聴回数と170万回の模倣ダンス動画を獲得している。

P&Gは最初の300万本の動画による収益をFeeding AmericaとMatthew25に寄付することを約束している。キャンペーンの次のフェーズは他のソーシャルプラットフォームで展開され、COVID-19から命を救うために発信を続ける。

出典:https://www.grey.com/en/news-detail/pandg-tiktok-and-grey-make-a-difference-with-distancedance-campaign

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2019年 フィリピンの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピンで広告業界大手のCampaigns & Grey、新たにコンサルティングファームを設立

広告代理店のCampaigns & Greyの親会社であるGrey Groupは、同社が現在手がけるコンサルティング業務を独立で運用するための機関を新たに設立すると発表した。当社がすでに専門知識を有しているイノベーション、デジタル変革、ビジネスおよびブランドデザインの3つの柱に焦点を当てる。

ビジネスを展開する上でネックとなる特定分野に関する豊富な知識を持った専門家に対し顧客より要請があったことから、すでに150以上のエンジニア、ストラテジスト、その他政府機関のネットワーク内に勤務する従業員を選出し、コンサルタント業務の下で再配置する計画。

同社の保有するデータおよび分析機能を成長させて運用し、それらを有機的に創造的な仕事に統合することを目指す。そのために主要な才能と専門知識を特定し、従業員を異なる地域でトレーニングし、その専門知識をネットワーク全体に広めることが重要となる。

フィリピンで広告業界牽引のPHD、未来のマーケティング業界を予想

マニラで開催されたAdobo第4回アイディアフェスティバルにおいて、共同セッションで大手広告代理店PHDシンガポールの戦略責任者、ロニー・トーマスが登壇し「Merge」を発表した。集まった学生やクリエイティブな専門家たちは、業界リーダーの多様な考え方を学んだ。

Mergeでは、1950年代からテクノロジーと人間の進化がどのように進歩してきたか、そして今後25〜35年間のテクノロジーの進歩が社会とマーケティング業界をどのように再形成するかを明らかにしたドキュメンタリーを上映した。

ドキュメンタリーに続いて、トーマスはすべてのビジネスが知っておくべき8つの技術的な機会についてディスカッションを行った。またブランド、エージェンシー、メディアが、将来のビジネスに備えて今できることについての視聴者向けガイダンスを提供した。

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フィリピンにも進出!広告業界大手の電通グループ、スパイクスアジア2018において各部門で賞を受賞

世界各国で展開する電通グループは、アジア太平洋地域を代表する広告賞スパイクスアジア2018で、グランプリを含む計46の賞を受賞し、イノベーション部門ではオーストラリアのグループ会社BWM電通が最高賞であるグランプリとなった。

同期間に開催されたYoung Spikes(現地で出された課題に対して、若手クリエーターがソリューションやアイデアを競う大会)では、電通はPR部門で優勝、デザイン部門で2位になったほか、フィリピンのグループ会社「ASPAC」がインテグレーテッド部門で優勝した。

スパイクスアジアは、アジア太平洋地域における高いクリエーティビティーを讃えることを目的に、毎年9月にシンガポールで開催されるAPAC最大級の広告コミュニケーションフェスティバル。26カ国・地域から全21部門に4,056作品のエントリーがあった。

広告業界大手のHavas Ortega、イノベーションの鍵とは?フィリピンでイベント開催

世界75ヵ国、316の拠点を持つアメリカの広告代理店であるHavas Ortegaは、マカティで開催されたVital Healthcare Marketing Conferenceにおいてヘルスケアマーケティングとイノベーションのためのマインドセットを作成した。

フィリピンの医薬品医療協会(PHAP)とフィリピン全国広告主協会(PANA)の支援を受けてFierade Manilaが主催したこのイベントは、今日フィリピンの医療業界の問題に直面したマーケティング実務家が議論するための貴重な機会となった。

当イベントでは国内外の業界リーダーがゲストスピーカーとして、地元のヘルスケア業界のトップエグゼクティブで構成されたパネルを展開した。各講演者は、イノベーションのトピック、およびヘルスケアマーケティング担当者がターゲットオーディエンスとどのように有意義につながることができるかについて独自の考えを述べた。

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2018年 フィリピンの広告(エンタメ・IT・個人サービス)業界

フィリピンのローカル広告代理店:Guerrilla Advertisin Design(GAD)〜広告業界動向〜

Guerrilla Advertisin Design (GAD) は2004年に設立し、ローカル広告代理店としてマカティー市で活動している。主なクライアントとしては、ローカル食品企業の KING SISIG、主にソースの製造販売を行う食品企業のNutri Asia が挙げられ、積極的な広告キャンペーンやイベントを展開している。

2018年1月8日、同社はフィリピンの道路上に見られる巨大なビルボード (広告掲示板) を利用して、クライアントである Nutri Asia の広告活動に着手した。

また4月26日には、音楽教室を運営する YUPANGCO と新たにクライアント契約を結んだ。今後はデザインやデジタルマーケティング面でサポートをしていくと予想される。

フィリピンで活躍する日系広告代理店:Dentsu Jayme Syfu〜広告業界動向〜

日系広告代理店Dentsuのフィリピン進出は2001年で、マカティー市にDentsu Jayme Syfu 支店を設立した。78のクライアントを持ち、TVコマーシャルなどの映像製作を主な業務としている。

2018年3月26日、Nestlé はフィリピンを中心とした東南アジアの著しい経済成長に着目、将来的なマーケット拡大を睨み同社とパートナーシップを締結すると発表した。今後はフィリピンを皮切りにタイ、インドネシアに進出予定。

また、5月9日には、同社がダイレクトマーケティング・デザインの分野でMerit Awards を受賞した。この賞はデザイン性やクリエティブ性のある広告を作り出した企業に贈られ、同社の環境問題をテーマにした2分弱の動画が選出された。

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フィリピンにも進出!グローバル広告代理店グループの躍進:DDB〜広告業界動向〜

DDB グループは世界最大級の広告代理店グループで、1958年にフィリピンへ進出した。同社はフィリピン国内シェア第1位の通信事業社 Smart とパートナーシップを組み、そのプロモーションなどを手掛けている。

今後展開が予定されているキャンペーンの例としては、Smart社のsimカードを購入した人を対象に Youtube を1時間無料でデータ通信できるサービスが挙げられる。

2018年5月31日、同社は広告活動において最も成果を挙げた企業に贈られる Gold Advertising Marketing Excellence を受賞した。2017年からパートナーである JFC とともに200以上のキャンペーンを実施してきたことが評価された。

フィリピンで広告業界最大手のDDBグループ、系列企業の2018年トレンド

2月27日、フィリピン最大手のファーストフード企業 Jollibee のベストセラー商品「TUNA PIE」の広告宣伝を同社が担当し、多数のメディアを集めてスポーツイベントを開催した。

3月21日、DDB グループの Ripple 8 は Jollibee と協働で新商品のプロモーションを開始したと発表 l6月14日、DDBグループの TRAIBAL  WORLDWIDE PHILIPPIN がフィリピン国内広告代理店のベストパフォーマンスを決める Campaign Brief Asia のコンテストで第5位に入賞した。

4月26日、国内インターネット通信を手がける PLDT と通信テレコム企業 SMART が初のコラボショップを BGC に設立。同社はオープニングセレモニーの運営に携わり、多くのメディアを集めた。

まとめ:フィリピンの広告業界

海外の広告代理店だけでなくローカルの企業も様々な対策のもと発展を続けています。その国にあわせた宣伝方法でどこまで成長できるのかが重要性を帯びている広告業界。SNS流行の波に乗ることはできるのでしょうか?

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