消費者にとって支払い方法は商品購入の上で大切な要素であり、プロモーションやポイントカードがつくことによってふたたび来店するきっかけになります。
今回は、そんなインドネシアのファストフード業界に焦点を当て、最新の業界情報をお届けしていきます!
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2020年 インドネシアのファストフード(飲食・食品メーカー)業界
インドネシアでファストフード業界大手のCFC、前年比117%成長の理由とは?
2019年5月9日、フライドチキンのチェーン店CFC(California Fried Chicken)を展開をするPT. Pioneerindo Gourmet International,Tbkはホームページに、株主総会を開催し2018年決算が株主によって承認されたことを報じた。
2018年度の販売は6,268億ルピア(約50億円)で前年比117%、利益は197億ルピアで前年比193%となり、増収・増益を達成した。なお、2018年のPT. Pioneerindo Gourmet International, Tbkの売上の94.6%はCFCによるもの。
前年から増加した売上16.8%のうち、6.2%は2018年に開店した新規店の販売貢献で、その他は既存店の販売増となっている。CFCでは従業員教育に力を入れており、店長に規律・品質・サービス・清潔さの徹底を図っている。
増収増益!ファストフード業界大手のKFCインドネシア、2018年度決算
2019年6月10日、フライドチキンのチェーン店KFC (Kentucky fried chicken)を展開をするPT FAST FOOD INDONESIA Tbkは、株主総会を開催し2018年決算が株主によって承認されたことを報じた。
2018年度の売上は6兆175億ルピア(約485億円)で前年比113%、利益は2,120億ルピアで前年比127%と、増収・増益を達成した。2018年度の売上6兆175億ルピアのうち、5兆9,452億ルピアは飲食物で、98.8%を占める。残りの1.2%は委託販売とデリバリーサービスである。
なお、2018年のPT FAST FOOD INDONESIA Tbk の売上原価は、2兆2,774億ルピアで、売上原価率は37.8%であった。前年の売上原価率が37.4%なので、ほぼ横ばいであった。
ファストフード業界大手のマクドナルドインドネシア、新店舗で新たな試み
インドネシアマクドナルドは2020年1月13日、ホームページで、バンドンのキングスショッピングセンターに218番目のマクドナルドレストランをオープンしたことを伝えた。
この新しい店舗には、マクドナルドの最新技術セルフオーダーキオスク(SOK)が設置されており、顧客はこのマシンで直接注文し、クレジットカードまたはデビットカードを使ってマシンで直接支払うか、レジで現金での支払いを選択できる。また、注文と支払いを別々のカウンターで行うデュアルポイントシステム(DPS)を採用しているので、長い列を作って待つ必要がない 。
さらに、この店は24時間営業で、マクデリバーや無料のWi-Fiアクセスも利用でき、顧客に便利さと快適さを提供している。
ファストフード業界牽引の博多一幸舎、プラザインドネシアに出店
インドネシアでラーメンチェーンを展開する博多一幸舎は、2019年8月31日、Plaza Indonesiaに出店したことを報じた。
これはインドネシアで15店目の出店となり、鶏販売の店としてオープンする。現在インドネシアにある15店の内訳は、Jabodetabek(ジャカルタ首都圏)に8店、中部ジャワ(ジョグジャカルタ・バンドン・スマラン)に5店、スマトラ島(メダン)に1店とバリに1店である。
また、今回進出したプラザインドネシアには現在、16軒の飲食店が出店している。同じく日系のファーストフードチェーン店ではPepper Lunchが出店している。
2019年 インドネシアのファストフード(飲食・食品メーカー)業界
ファストフード業界大手のKFCインドネシア、ランチタイムの顧客が多いと示唆
ケンタッキーフライドチキン・インドネシアは2019年1月8日、同社Twitter上で、「皆さんがケンタッキーフライドチキンを楽しむ時間帯はいつですか?ケンタッキーでは朝、昼、夜といつでも皆さんに楽しんでいただけるよう様々なメニューを用意しております」と、投票機能のついたメッセージを投稿した。
これに対して175名のフォロワーから回答があり、朝食と回答したのが3%、昼食と回答したのが62%、そして夕食と回答したのが35%であった。
ランチライムに同社製品を楽しんでいると答えた回答者が圧倒的多数を占めていた。ファーストフードチェーンの強みは手軽かつ便利に、できたての食べ物を楽しめること。食事時間が限られたランチタイムに店を訪れる顧客が多いことを示している。
ファストフード業界大手のマクドナルドインドネシア、マックコインを発行
マクドナルド・インドネシアは2018年7月30日、同社ホームページ上で、ビックマック発売50周年を記念して、オリジナル通貨であるマックコインを発行することを発表した。これは世界50カ国以上のマクドナルドの各店舗で同時に開催される大規模なイベントで、2018年末までの間、世界中のマクドナルドでマックコイン1枚につきビックマック1個と交換できる。
マックコインは2018年8月2日から入手可能で、全世界およそ620万枚に上る通貨の発行が予定されている。インドネシアでは65,800枚が発行予定で、ビックマックセットを買うごとにマックコイン1枚が付与されるシステム。
マックコインには5種類のデザインがあり、70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代を代表する芸術、音楽、ポップカルチャーをモチーフとした模様があしらわれる。
インドネシアのバクソーチェーンMister Baso、Go-payプロモーションを実施〜ファストフード業界動向〜
全国に展開するバクソーチェーン、Mister Basoは2018年12月13日、同社Facebook上で、Go-payに関するプロモーションを行なった。これは2018年9月7日から12月31日までの間、全国のMister Basoの各店舗でBaso KomplitとNasi Goreng Originalの購入時、決済手段にGo-payを用いると、5,000ルピア(約40円)の特別価格で購入できるというもの。
Go-payはMister Basoについて、2010-13年まで4年連続でバクソー部門のトップブランドに選ばれたことを紹介している。
プロモーションの条件は、①Go-payで支払う②一日一回限り③イートイン・テイクアウトが選択可④税サービス料は含まれない⑤各日数量限定販売⑥プロモーションは予告なく変更することがある、とされている。
インドネシアでファストフード業界大手のCFC、子供向けメニューとデリバリーサービスにより増益
2018年5月9日、フライドチキンのチェーン店CFC(California Fried Chicken)を展開をするPT. Pioneerindo Gourmet International, Tbkは同社ホームページ上で、今年度の株主総会において2017年決算が株主によって承認されたことを報じた。
2017年度の販売は5,364億ルピア(約41億円)で前年比113%。利益は102億ルピアで前年比227%。2年連続増収・増益を達成している。なお、2017年PT. Pioneerindo Gourmet International, Tbkの売上の94.3%はCFCによるもの。
収益増の要因としては、CFC Box、CFC Box Comboや子供向けに導入したFun Meal Packagesなどのプロモーションを成功させたこと、Go-Foodとの提携によるGo-Foodアプリを通した注文数が増加したこと、Go-Foodによるデリバリーが堅調であることなどが挙げられる。
2018年 インドネシアのファストフード(飲食・食品メーカー)業界
ファストフード業界大手のKFCインドネシア、ランチタイムの顧客が多いと示唆
ケンタッキーフライドチキン・インドネシアは2019年1月8日、同社Twitter上で、「皆さんがケンタッキーフライドチキンを楽しむ時間帯はいつですか?ケンタッキーでは朝、昼、夜といつでも皆さんに楽しんでいただけるよう様々なメニューを用意しております」と、投票機能のついたメッセージを投稿した。
これに対して175名のフォロワーから回答があり、朝食と回答したのが3%、昼食と回答したのが62%、そして夕食と回答したのが35%であった。
ランチタイムに同社製品を楽しんでいる、との回答が圧倒的多数を占めていた。ファーストフードチェーンの強みは手軽かつ便利に、できたてのフードを楽しめること。食事時間が限られたランチタイムに店を訪れる顧客が多いことを示している。
ファストフード業界大手のマクドナルドインドネシア、マックコインを発行
マクドナルド・インドネシアは2018年7月30日、同社ホームページ上で、ビックマック発売50周年を記念して、オリジナル通貨であるマックコインを発行することを発表した。これは世界50カ国以上のマクドナルドの各店舗で同時に開催される大規模なイベントで、2018年末までの間、世界中のマクドナルドでマックコイン1枚につきビックマック1個と交換できる。
マックコインは2018年8月2日から入手可能で、全世界およそ620万枚に上る通貨の発行が予定されている。インドネシアでは65,800枚が発行予定で、ビックマックセットを買うごとにマックコイン1枚が付与されるシステム。
マックコインには5種類のデザインがあり、70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代を代表する芸術、音楽、ポップカルチャーをモチーフとした模様があしらわれる。
インドネシアでファストフード業界大手のMister Baso,Go-payプロモーション
全国に展開するバクソーチェーン、Mister Basoは2018年12月13日、同社Facebook上で、Go-payに関するプロモーションを行なった。これは2018年9月7日から12月31日までの間、全国のMister Basoの各店舗でBaso KomplitとNasi Goreng Originalの購入時、決済手段にGo-payを用いると、5,000ルピア(約40円)の特別価格で購入できるというもの。
Go-payはMister Basoについて、2010-13年まで4年連続でバクソー部門のトップブランドに選ばれたことを紹介している。
①Go-payで支払う②一日一回限り③イートイン・テイクアウトが洗濯可④税サービス料は含まれない⑤各日数量限定販売⑥プロモーションは予告なく変更することがある、とのこと。
インドネシアでファストフード業界大手のCFC、引き続き増収益の計上を報告
2018年5月9日、フライドチキンのチェーン店CFC(California Fried Chicken)を展開をするPT. Pioneerindo Gourmet International, Tbkは同社ホームページ上で、今年度の株主総会において2017年決算が株主によって承認されたことを報じた。
2017年度の販売は5,364億ルピア(約41億円)で前年比113%。利益は102億ルピアで前年比227%。2年連続増収・増益を達成している。なお、2017年PT. Pioneerindo Gourmet International, Tbkの売上の94.3%はCFCによるもの。
収益増の要因としては、CFC Box,CFC Box Comboや子供向けに導入したFun Meal Packagesなどのプロモーションを成功させたこと、Go-Foodとの提携によるGo-Foodアプリを通した注文数が増加したこと、Go-Foodによるデリバリーが堅調であることなどが挙げられる。
まとめ:インドネシアのファストフード業界
ファストフードに来店するきっかけは時短、低価格といった要素があげられます。支払方法の変化によって時短や低価格が実践でき、顧客も定着していきます。大手チェーンのマクドナルドのようなオリジナル通貨が拡大すればブランドが社会全体に定着していくことにつながります。
ジャカルタ在住のインドネシア人。観光ガイドと通訳者を務め、インドネシアの観光地を日本語で案内している。日本語学科の大学を卒業し、邦人対応観光ガイド・国際イベントでの日本代表団担当連絡係員・通訳者・日本領事事務所長の地元アシスタントを経験。